IT系の仕事って具体的にはどんなもの?と感じている方向けに、IT系とは何かを詳しく解説。さらに、IT企業の職種や年収、仕事内容、就職に役立つ資格についても解説します。
なお、未経験からITエンジニアを目指したい方には、就職率98.3%の無料プログラミングスクールプログラマカレッジがおすすめです。
最終更新日:2025年3月13日
目次
IT関連の仕事は、IT業界だけでなくどの企業でも必要です。例えば、社内サーバーの保守を行うエンジニアや、業務用のシステムを開発する社内SEは、IT業界に属さない企業でも活躍しています。
IT業界・IT企業とは、インターネットサービスやソフトウェアの開発、通信など、ITに関連する業務をメインで行なっている業界・企業のことを指します。
例えば、検索エンジンをはじめとしたサービスを提供しているGoogleや、ソフトウェアの開発を行うAdobe(アドビ)、通信を提供しているソフトバンクなどが代表的な企業の例です。
各業界の特徴や主な商材、および主な職種は、次のとおりです。
業界名 | どんな業界? | 主な商材 | 主な職種 |
---|---|---|---|
情報処理サービス業界 | データ処理やシステム運用、ITコンサルティングを提供する業界 | データセンターサービス、クラウドコンピューティング、ビッグデータ解析、ITコンサルティング、システムインテグレーション | SE、プログラマー、ネットワークエンジニア、セールスエンジニアなど |
インターネット/Web業界 | ウェブサイトやオンラインサービスの開発・運営を行う業界 | オンライン広告、ソーシャルメディアプラットフォーム、Eコマースサイト、ストリーミングサービス | Webエンジニア、Webデザイナー、Webディレクター、動画クリエイターなど |
ソフトウェア業界 | アプリケーションやシステムソフトウェアの開発・販売を行う業界 | OS、オフィススイート、セキュリティソフトウェア データベース管理システム、ゲームソフト |
SE、プログラマー、ネットワークエンジニア、ITコンサルタントなど |
ハードウェア業界 | コンピュータや電子機器の設計・製造・販売を行う業界 | パソコン本体、スマートフォン、プリンター、サーバー | ハードウェアエンジニア、組み込みエンジニア、セールスエンジニアなど |
通信業界 | 電話やインターネットなどの通信サービスを提供する業界 | モバイル通信プラン、インターネット接続サービス、Wi-Fiルーター、衛星通信システム | 営業職、企画職、技術職、カスタマーサポート、総務・人事・経理など |
IT業界の分類について、詳しくは以下の記事で解説しています。
令和6年の情報通信白書によると、日本における情報通信産業の経済規模は54.7兆円で、IT業界は全産業の10.1%を占めています。
出典:ICT市場の動向|総務省
さらに、IT市場は今後も持続的な成長が見込まれています。
国内のIT業界の成長を牽引している要因は、企業や政府のデジタル化、テレワークやオンライン教育の普及、5GやIoTの拡大などさまざまなものが考えられます。
こうした要因により、IT業界は今後も持続的な成長が見込まれ、経済全体の効率化と競争力の向上が期待されているのです。
IT業界にどのような職種があるのか把握し、自分が目指したいと思える職種を見つけてみてください。
プログラマーとは、システムエンジニアなどが作成した仕様書(設計書)をもとに、プログラム言語を用いて、さまざまなシステムやソフトウェアをつくるエンジニアのことです。
プログラミング専任のポジションの場合、別名でコーダーと呼ばれる場合もあります。プログラミングスキルは必須となるので、未経験者の場合は自己学習やスクールなどで勉強しておくことがオススメ。プログラマーに資格は必須ではありませんが、IT未経験者であれば「ITパスポート試験」でITに関する基礎知識を固めてから、「基本情報技術者試験」に挑戦したり「応用情報技術者試験」などを取得しておくと役立つでしょう。
就職する企業によって必要とされるプログラミング言語は異なるため、事前にしっかりとリサーチした上で就活や言語学習を進めましょう。
将来的にはシステムエンジニア、プロジェクトリーダーなどといった職種へのキャリアパスが考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約463万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:
• コーダー/マークアップエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• オープン系SE・プログラマフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• スマホアプリエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
システムエンジニアは、クライアントにヒアリングをおこないながら、いただいた案件に対して最適な仕様となるシステムを開発することが主な仕事です。プログラミングの設計士的存在といったところでしょうか。プログラマー同様、プログラミングスキルは必須。プログラマーよりも上流の工程を担当するめ、技術的スキルはもちろん、コミュニケーション能力やドキュメント作成能力などが必要となります。
まずはプログラマーとして働いたのち、ステップアップとして目指すとよいでしょう。必要な資格は特にありませんが、まずは「基本情報技術者試験」にチャレンジしたり、「応用情報技術者」などさまざまな資格に挑戦すると、仕事の幅が広がり、スキルアップや年収アップにつながる可能性があります。
【必要なスキル】
【年収】
約493万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
Webエンジニアとは、Web上で動作するさまざまなシステムやアプリなどの設計・開発・運用・保守を担当するエンジニアです。(webシステムに関わるシステムエンジニアやプログラマーを相称した呼び方となります。)設計したサービスを元にシステム開発をおこなうことが多く、Webディレクター、Webデザイナーなどと同じチームで仕事を進めていきます。「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」に分けて仕事をする場合もありますが、両方のスキルを兼ね備えたマルチプレイヤーな人が多いことも特徴です。「HTML5プロフェッショナル認定試験」などの資格は必須ではありませんが、Webエンジニア未経験者が最初にチャレンジする資格としては、フロントエンドエンジニアに関する知識を深められるためオススメです。
キャリアパスとしては、まずはプロジェクトマネージャーを目指し、その後システム開発の中軸となるITアーキテクトやITスペシャリストへのステップアップが考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約480万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
フロントエンドエンジニアは、私たちがよく目にするWebサービスやアプリケーションにおいて、ユーザーが『目に見える部分』『画面越しに触れる部分』の設計や構築をおこなう職種です。Webエンジニアの役割を細分化した仕事になり、Webデザイナーのデザインをもとにコーディングする作業を担当します。
「Webクリエイター能力認定試験」、「HTML5プロフェッショナル認定試験」などの資格を有するとキャリアアップの際に役立ちますので、挑戦してみても良いでしょう。また、フロントエンドエンジニアのベースラインとなるJavaScriptの知識に特化した資格「CIW JavaScript スペシャリスト」も取得価値が高い資格のひとつと言えるでしょう。
Webクリエイター能力認定試験
HTML5プロフェッショナル認定試験
CIW JavaScript スペシャリスト
【必要なスキル】
【年収】
約560万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:フロントエンドエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
バックエンドエンジニアは、プログラムの開発、データベースやwebサーバーの環境整備など、webサイトにおけるユーザーの目には見えることのない部分を担当するエンジニアです。フロントエンジニアと同じく、Webエンジニアの役割を細分化した仕事になります。
ITに関する基礎知識「基本情報技術者試験」は、浅く広くIT業界に関する知識習得ができるためおすすめです。また、「応用情報技術者試験」でデータベースやアルゴリズムに関する知識を積極的に身に付けたり、「ORACLE MASTER」の資格取得に挑戦すると、スキルの証明が高まるため評価が上がることもあるでしょう。
キャリアパスとしては多くの可能性がひらけている職種でもあり、ITコンサルタントやプロジェクトマネージャー、フルスタックエンジニアなどの道が考えられます。
基本情報技術者試験
応用情報技術者試験
ORACLE MASTER
【必要なスキル】
【年収】
約660万円(出典:マイナビエージェント)
※2025年3月調べ
▶ 参考:
• サーバーサイドエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• フルスタックエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
制御・組み込みエンジニアとは、スマホやAV機器、自動車、家電製品などのハードウェアに使用される制御システムと、その中に組み込まれるソフトウェアを開発するエンジニア。日常生活で実際に使用している身近な製品に携われる仕事です。
「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」といった資格が役立つ資格となりますが、初心者向けの資格ではないため、経験を積んでからチャレンジするとよいでしょう。
AIやIoTなどの急速な発達により、慢性的に人手不足。非常に需要が高い職業です。プログラマーが開発したプログラムをテスト・デバッグする「テスター」や「デバッガー」として働いたのち、設計・開発・評価などの専門性を高めていくことでキャリアアップが可能となります。
【必要なスキル】
【年収】
約495万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:制御・組み込みエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
テストエンジニアとは、ソフトウェアや家電製品、自動車や電子機器、アプリなど、さまざまな製品において、システムが正常に動くかどうか、不具合などないかなどのチェックをおこなうエンジニアです。QAエンジニア・品質管理エンジニアと言われる場合もあります。消費者に安心・安全なサービスや製品をお届けできるよう、商品が世に出る前に設計ミスやエラーを発見することが主な仕事であり、品質向上に欠かせない存在です。
「基本情報技術者試験」にチャレンジしたのち、「JSTQB認定テスト技術者資格」、「IT検証技術者認定試験(IVEC)」などの資格を取得すると、品質を高めるスキルが身につき、キャリアアップの際も有利です。
キャリアパスとしてはプロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャー、品質コンサルタントなどの道が考えられます。
基本情報技術者試験
JSTQB認定テスト技術者資格
IT検証技術者認定試験(IVEC)
【必要なスキル】
【年収】
約444万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:QA/テストエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:テストエンジニアとは?求人から資格、必要なスキル、年収まで調査しました|プロエンジニア
ITシステムを安全&快適に利用するための基盤を作るインフラエンジニアのなかでも、ネットワークの設計、構築、運用保守を担当するエンジニアをネットワークエンジニアと呼びます。私たちが普段パソコンからデータを当たり前のように送受信できているのも、快適な通信環境を構築し、守っているネットワークエンジニアの存在があるからです。
ネットワーク関連の資格ではシスコ技術者認定の「CCNA」などが評価を得やすい資格です。経験を積んだのち、ネットワークエンジニアとしての高い能力を証明できる「CCNP」「CCIE」、また国家資格「ネットワークスペシャリスト試験」を取得すると、昇進などの際に役立つでしょう。
キャリアパスとしては、ネットワークのスペシャリストを目指す、ネットワーク以外のITインフラ全般を対応出来るインフラエンジニアを目指すなどの道が考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約488万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:
• ネットワークエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• インフラエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
ネットワークエンジニアと同じく、インフラ関連のエンジニアに属しており、システム構築におけるサーバーの設計・構築や運用・保守などを担当しているサーバーエンジニア。インターネット時代に欠かすことのできない職種です。
OS関連の資格では「マイクロソフト認定資格プログラム」、クラウド時代においてLinux技術者に求められる技術力を証明できる「LinuC(リナック)」などが評価を得やすい資格です。
将来的にはAWS、Azure、GCPなどのクラウド系に関わるインフラエンジニア、またメンバーを束ねるマネジメント職への道がキャリアパスとして考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約513万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:クラウドエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
セキュリティエンジニアとは、情報セキュリティに特化した専門のエンジニアです。サイバー攻撃や情報漏えいを防ぐためのシステムを設計・構築・運営します。
必須資格ではありませんが、「CompTIA Security+」や「シスコ技術者認定」などの資格が役立ちます。
セキュリティアナリストやセキュリティコンサルタントとして、将来は専門性をより高めていくキャリアパスが考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約528万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考記事:セキュリティエンジニアとは?仕事内容はきつい?資格・将来性も解説|プロエンジニア
データベースエンジニアとは、膨大なデータをうまく管理するためのデータベースを設計・開発・管理・運用する専門職です。企業の情報システムを支えるために必要不可欠なエンジニアであるため、技術者としての市場価値も高い職種です。システムインフラを担うエンジニアのため、データベースの知識はもちろん、周辺領域の知識も必要。
「データベーススペシャリスト試験」や「ORACLE MASTER」などの資格を取得しておくと評価されやすいでしょう。
将来は大規模データを扱うデータベースエンジニアや、コンサルティング業務を目指すことも可能です。
【必要なスキル】
【年収】
約500万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:データベースエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:そもそもデータベースとは?基礎から分かるデータベース入門|プロエンジニア
サポートエンジニアとは、システムやIT製品に対する問い合わせ(操作方法、故障についてなど)やトラブルに対して、原因を特定して解決する仕事です。別名ヘルプデスクとも呼ばれます。主に電話やメール、チャットなどで顧客やユーザーに対応するため、IT関連の知識の他に接客スキルが必要とされる点が特徴的です。
「基本情報技術者試験」などの資格の他に、接客マナーに対する知識などを深めておくことをオススメします。
システムエンジニアがステップアップとして目指す職種でもあり、専門知識を必要とする高度なサポートエンジニアを目指すとさらなる高収入を期待できます。
【必要なスキル】
【年収】
約422万円(出典:doda)
※2025年3月調べ
▶ 参考:ヘルプデスクフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:ヘルプデスクの仕事で必要なスキルとは?業務内容から求人まで解説|プロエンジニア
フィールドエンジニアは、ITシステムでトラブルが発生した場合に現場を訪れ、問題を解決することが主な仕事です。別名カスタマーエンジニア。IT業界の場合は製品納入維持に設置や配線、インストール、運転指導などを担当。電子精密機械業界の場合は設置や稼働確認のほか、定期点検や修理までを担当します。問題発生時は昼夜を問わず対応することもあり、会社の顔的役割も担っています。
フィールドエンジニアは基本的に自社製品をサポートする立場なので、自社製品にまつわる資格を取っておくと対応能力が高まります。
未経験スタートも可能なフィールドエンジニアの仕事は、エンジニアの登竜門的な仕事。製品への知識を深めた後は、開発エンジニアやシステムエンジニア、営業職とさまざまなキャリアパスがあります。
【必要なスキル】
【年収】
約389万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:カスタマーサクセス/サポートフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
文字通り、社内の情報システム部で働くシステムエンジニアのこと。主に自社のネットワーク管理、システムやサーバーの運用保守、社員へのサポートなど、自社のビジネスを円滑にするためのあらゆる仕事を担当します。
ITエンジニアの基礎知識を身につけられる「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」などの資格を有していると、業務を効率よくこなすことができるでしょう。
知識量を活かして、転職で会社の規模を大きくしていくことがキャリアアップの道としてオススメです。
【必要なスキル】
【年収】
約585万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:社内SEフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:社内SEとは?仕事内容から必要なスキル、転職活動での志望動機、資格まで解説|プロエンジニア
クリエイティブと聞くと、アイデアやセンスが求められるイメージですが、IT業界のクリエイティブ系職種は、どんなデザインやシステムが見やすく、使いやすいのかをユーザーやクライアント目線で物事を考える力が重視される分野です。
Webデザイナーは、Webサイトにおけるデザイン全般を担当します。デザイン力はもちろん、ユーザーが見やすく、使いやすいサイトを意識してサイトを構成する力が求められます。独学でデザイン技術を身につけることも可能ですが、Webスクールなどに通って基本的なスキルを学習すると、未経験者でも就職しやすい職種です。
資格よりWebそのものに関する知識やデザインセンスなどが重視されますが、厚生労働省が認定する「ウェブデザイン技能検定」や「Webクリエイター能力認定試験」などを有していると、実務的な能力を明らかにすることができるでしょう。
キャリアパスとしては、サイトの制作や進行、運営に関する責任者であるWebディレクターやWebプロデューサー、UIデザイナーなどの道があります。
【必要なスキル】
【年収】
約432万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:Webデザイナーフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
Webサイトの画面上で見られるデザインを担当するUI(ユーザーインターフェイス)と、商品やサービスに触れて、ユーザーが感じる体験や経験を構築するUX(ユーザーエクスペリエンス)を担当するUI・UXデザイナー。商品の魅せ方から検索ツールまで、ユーザー目線にたったサイト構築能力が求められ、マーケティングやアクセス解析、SEOなどサイトの情報設計の仕事を担当します。
「Adobe認定エキスパート」や「ウェブデザイン技能検定」などの資格が役立つでしょう。
Webデザイナーからのステップアップとして人気の職種です。
【必要なスキル】
【年収】
UXデザイナー:約657万円(出典:求人ボックス 給料ナビ)
UIデザイナー:約645万円(出典:求人ボックス 給料ナビ)
※2025年3月調べ
▶ 参考:UI/UXデザイナーフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
IT業界では、一般的な中間管理職の他に、開発に関わる管理職が存在します。ITに関する専門的な知識と、プロジェクトをまとめる力の両方が求められます。
プロジェクトリーダーは、開発チームのメンバーをリーダーとして率いる現場責任者。プロジェクト全体の工程を把握し、進捗を管理する役目を担います。 プロジェクト全体の進行を管理するプロジェクトマネージャーに次いで、プロジェクトリーダーは現場のリーダーとして開発チームを支えます。チームを取りまとめるリーダーシップと、チームメンバーへの業務指示や技術フォローができるような高いITスキルが必要となります。
システムエンジニアとして、プロジェクトの一員として働いたのち、プロジェクトリーダー、そしてプロジェクトマネージャーへとキャリアアップするケースが一般的です。
応用情報技術者試験
プロジェクトマネージャー試験
PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)
【必要なスキル】
【年収】
約631万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
プロジェクトマネージャーとは、プロジェクト全体の進行を管理し、円滑にプロジェクトを推進させる管理者のことです。開発プロジェクト全体の責任者であり、予算や品質、納期、クオリティに対して全責任を担います。
システム開発プロジェクトのマネジメントスキルを証明する「プロジェクトマネージャー試験」や「ITストラテジスト試験」「PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)」など資格を有していると、プロジェクトを統括する力を証明しやすいです。
プロジェクトリーダー 同様、プロジェクトの一員として働いたのち、プロジェクトリーダー、そしてプロジェクトマネージャーへとキャリアアップするケースが一般的です。
プロジェクトマネージャー試験
ITストラテジスト試験
PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)
【必要なスキル】
【年収】
約520万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:プロジェクトマネージャーフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:プロジェクトマネージャーの役割とは?PMBOKによる定義とプロジェクトリーダーとの違いも解説|プロエンジニア
Webディレクターとは、Webサイトの構築というプロジェクトにおいて編集・デザイン・SEなどの製作スタッフを取りまとめるリーダー的役割を担う職種です。クライアントとの打ち合わせ、企画の取りまとめ、スタッフの選定、ディレクション、品質管理など仕事内容は広範囲に渡ります。
「Webディレクション試験」や「Webリテラシー試験」などの資格が役立つでしょう。育てる意識のある企業と出会えれば、IT未経験でもWebディレクター見習いとして働くことが可能です。
キャリアパスとしてはWebプロデューサー、Webプランナー、Webマーケターの道が考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約568万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:Webディレクターフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
ブリッジシステムエンジニアとは、海外の開発会社や海外子会社にIT開発をアウトソースする際、日本企業と海外企業の開発者を繋ぐ橋渡し的役割を担うコミュニケーターの事を言います。海外で仕事をする場合は管理業務をメインに、国内で仕事をする場合はプロジェクトの進捗管理やメールなどのやりとりが中心となります。実務経験が重要視される職種のため、まずはサポート業務やとプログラマーとしての経験を積むなど下積みが必要となります。
プロジェクトマネジメントに関する国家資格「PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)」を取得しておくと、海外でも知られている資格のため、海外企業から認めてもらいやすくなります。また、外国人とやり取りができる語学力は必須となるので、英語力の資格であればTOEICに挑戦してみるのもオススメです。
【必要なスキル】
【年収】
約558万円(出典:プロエンジニア)
※2025年3月調べ
▶ 参考:ブリッジSEフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:ブリッジエンジニアとは?仕事内容、求められる役割やスキルまで徹底解説!|プロエンジニア
IT系の営業は、営業力はもちろん、IT知識や経験も求められる、やりがいのある分野です。クライアントや社内スタッフとのコミュニケーションを取る機会が多く、人と関わることが好きな人に向いています。
IT営業は、ITビジネスに関連する営業活動を担当する職種です。取扱商品やサービスに対する専門的な知識が求められるので、一般的な営業職に比べ、専門性が求められます。特に自社製品や自社サービスについての専門知識は深めておく必要があるでしょう。
「ITパスポート」、「基本情報技術者」、「ITコーディネータ」の資格にチャレンジすれば、ITの基礎知識を深められたり社内の開発チームとの連携も取りやすくなり、オススメです。外資系IT企業でのキャリアを望む場合、TOEICなどで英語力を高めておくものよいでしょう。
キャリアパスとしてはIT営業の管理職としてステップアップするか、外資IT企業への転職するなどの道が考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約489万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
IT営業とともにクライアントの元へ訪問し、自社が手掛けるITサービスに関しての技術面での説明を担います。システム開発経験のあるエンジニアが、キャリアパスのひとつとして選択することが多い職種でもあります。営業としてのコミュニケーション能力はもちろん、テクニカルスキルやプログラミングに関する知識が必要。そのため、技術的なスキルと営業スキルの証明となる資格を有しておくと役立つでしょう。「セールススキル検定」や「応用情報技術者試験」「ITストラテジスト試験」などがオススメです。
より経営の視点を必要とするITコンサルタントや、開発チームをまとめるプロジェクトマネージャーなどへのキャリアパスが考えられます。
セールススキル検定
応用情報技術者試験
ITストラテジスト試験
【必要なスキル】
【年収】
約431万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:プリセールスフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:プリセールス・セールスエンジニアとは?意味や仕事内容・適性を解説|プロエンジニア
ITを切り口としたコンサルティングサービスで、クライアントの抱える問題を解決するコンサルティング系職種。IT業界ならではの深い専門知識が必要とされます。
ITコンサルタントは、クライアントが抱えているさまざまな課題を、ITを活用して解決する専門家です。IT戦略の策定やシステム開発の提案・最適化を通じて、顧客へコンサルティングサービスを提供します。プロジェクトの進捗管理や運用テストにも関わるなど、仕事内容は多岐にわたり、高いITスキルが必要とされます。
「ITコーディネータ」や「プロジェクトマネージャー」などの資格を持っていると役立つでしょう。
システムエンジニアやプログラマーのステップアップとして考えられる職種で、キャリアパスとしてはフリーのITコンサルタントとして独立するなどの道があります。
【必要なスキル】
【年収】
約709万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:ITコンサルタントフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:ITコンサルタントに役立つ資格と求められるスキルとは?|プロエンジニア
ビジネスにおいて、売り上げアップのための調査や宣伝、分析などをおこなうマーケティングはとても重要な分野です。ここではIT業界ならではのマーケティング系職種をご紹介しましょう。
データアナリストは、大量のデータを収集・分析して、専門的に分析したり調査したりする職種です。別名データサイエンティストとも呼ばれます。主にビッグデータを取り扱っており、売上データや顧客データ、気象データ、SNSの書き込みなど、多様なデータを対象としています。
データベースに関する「ORACLE MASTER」、統計学に関する「統計検定」を持っているとスキルアップにもつながり、役立ちます。
データエンジニアとして働いたのち、キャリアアップとしてデータアナリストを選択することをオススメします。
【必要なスキル】
【年収】
約524万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:データサイエンティストフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:データサイエンティストが取得したい資格、概要や難易度、必要なスキルが学べる講座まで解説|プロエンジニア
Webマーケターは、Web上で出来るマーケティング業務に携わる職種です。WebサイトのPV数を上げたり、Webサイトのコンテンツ企画、サイトの設計を考えるのもWebマーケターの仕事です。Webの特性への理解を深め、マーケティングの分野に応用してクライアントの利益アップを目指します。
スキルアップに役立つ資格として、情報分析能力を高めるなら「ウェブ解析士」、集客方法についての知識を高めるなら「マーケティング・ビジネス実務検定」などの資格がオススメです。
将来は広告代理店やマーケティング会社、事業会社のマーケティング部門に転職するなどのキャリアパスが考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約457万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
IT業界にも他の業界と同じように事務系職種が存在します。未経験からでもチャレンジしやすい分野ですので、ぜひ検討してみてください。
ITサポート事務は、一般的な事務の仕事をおこないつつ、システム開発の現場で発生する庶務を担当します。現場で働くエンジニアがスムーズに仕事に取り組めるよう、ネットワークの設定やデータ入力、議事録の作成などをサポートします。
未経験からでも挑戦することができ、働きながらITスキルを身につけることが可能。特に資格は必須ではありませんが、WordやExcelなどをマスターしていると証明できる「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」や「ITパスポート」「ビジネス実務マナー検定」などを有していると面接時や就職後に評価してもらいやすいでしょう。
将来のキャリアパスとしては、マネジメント職やインフラ系エンジニアといった道が考えられます。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
ITパスポート
ビジネス実務マナー検定
【必要なスキル】
【年収】
約471万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
経理や人事、総務などの仕事は、他の業界と同様、それぞれの分野の専門性があればIT未経験者であっても挑戦できる職種です。
ITスキルや知識なども必要ではありませんが、一般的なIT知識があると証明できる「ITパスポート」は持っていて損はない資格でしょう。
キャリアパスについては、それぞれの部署で上位職に就く、企業の規模を広げ転職などが考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約374万円(出典:求人ボックス 給料ナビ)
※2025年3月調べ
ここでは、IT未経験者でも転職できる職種や必要なスキルについて詳しく解説します。
IT業界には多くの職種がありますが、未経験の場合にはチャレンジできる職種が限られます。未経験であれば、プログラマーやシステムエンジニアは比較的目指しやすい職種だといえるでしょう。
以下で、未経験者でも転職できる職種と就職難易度を紹介します。
表内の△・〇・◎の記号は、それぞれ未経験者のとっての就職難易度を示していますが、ーについては、未経験からの応募は難しい職種です。
開発・クリエイティブ系職種 | 主な仕事内容 | 未経験可 | ポイント |
---|---|---|---|
プログラマー | プログラミング言語を活用して、ソフトウェアやシステムを作成 | 〇 | プログラミングスクールに通った人であれば未経験でも採用される可能性あり |
システムエンジニア | 顧客へのヒアリングをもとに、課題を解決するための仕様書の作成、システムの設計を行う | △ | プログラミングスキル、コミュニケーションスキル、業務管理のスキルなどが求められる |
インフラエンジニア | サーバーやネットワークなど、ITサービスを利用するための土台となる部分の設計、構築、運用、保守、管理を担当 | ◎ | 運用監視・運用・保守は未経験OKの求人が多い傾向 ネットワークエンジニアはCCNAがあれば場合により未経験可あり |
Webデザイナー/コーダー | Webサイトの構成やレイアウト、デザインまでをWebデザイナーが担当、HTMLやCSS、JavaScriptなどを用いての実装をコーダーが担当 | △ | 特にコーダーは未経験でも就職しやすい。ただし就職における競争率が高い。 |
社内SE | 自社の業務効率化のため、IT戦略を立案しシステムの開発や管理、運用を行うシステムエンジニア | △ | テクニカルサポートやヘルプデスクとしての採用であれば就職できる可能性あり。ただし全体として非IT企業の情報システム部は求人自体が少ない。 |
マネジメント系職種 | 主な仕事内容 | 未経験可 | ポイント |
Webディレクター | プロジェクトの指揮をとり、クライアントの求めるWebコンテンツを作成する際の責任者 | △ | 未経験可の会社もあるが、営業やWebデザイナーやWebプログラマーとして実務経験を積んでからのステップアップとしてオススメ |
プロジェクトマネジャー | 顧客の要望を満たすためのシステム開発の計画を立て、スケジュール調整などを行う責任者 | – | プログラマとして経験を積んでからの、ステップアップとしてオススメ |
営業・コンサルティング系職種 | 主な仕事内容 | 未経験可 | ポイント |
営業 | 自社製品の販売、Webコンテンツ作成の提案を担当 | 〇 | 別業界でも営業の経験や、高いコミュニケーション力があれば可能性あり |
セールスエンジニア | 顧客企業への製品の販売、システム開発の提案、システム導入やその後のサポートを担当 | △ | エンジニアとして業務経験を積み、そこからセールスエンジニアを目指していきましょう |
ITコンサルタント | 顧客企業の課題を分析し、それを改善できるシステムを提案する仕事 | △ | プログラミングスキル以外にも、経営的視点や適切に課題を解決する能力を経験しながら目指しましょう RPAコンサルタントであれば場合により可能 |
マーケティング・事務系職種 | 主な仕事内容 | 未経験可 | ポイント |
Webマーケティング/広告運用 | インターネット上の広告出稿に関する方針を決定したり、集客のためのコンテンツ作成方針を決定したりする仕事 | △ | リスティング運用ポジションであれば可能性あり。ただし、戦略立案、広告配信先の選定、KPI管理等の業務は未経験では困難。 |
人事・経理・事務職 | 一般的な会社と同様の人事・経理・事務職。事務の仕事をしながらプロジェクトに関わる場合もある。 | △ | ITに関するスキルが求められない場合が多いが、その他のスキルが必要となる。また、事務職は就職における競争率が高いのが特徴。 |
IT系の仕事をする場合にはプログラミングスキルが欠かせません。プログラミングスキルとは、プログラミング言語を利用してコンピューターにやるべきことを伝えられるスキルのことです。IT系全ての職種がプログラミングを行うというわけではありませんが、ITへの理解を深めるという意味では、大きなメリットとなります。
慢性的な人手不足から未経験者採用を積極的におこなっていますが、企業側もある程度IT知識を有している人材が欲しいのが本音です。実務経験がなくとも、プログラミングに関する知識を身につけておくと、知識はもちろん、前向きな意欲も評価され、内定を獲得しやすくなるでしょう。プログラミング学習方法は、主に「独学」と「プログラミングスクール」の2種類です。
プログラミングは、独学でも習得できるスキルです。主な手段として、次の3つが考えられます。
• 書籍
• 学習サイト
• アプリ
基礎から体系的にプログラミングを学習したい場合には、書籍を利用するとよいでしょう。安価で購入可能な点も、独学に書籍を利用するメリットです。
学習サイトとは、プログラミングの学習教材を集めたサイトのことです。動画やスライドなどさまざまな方法で教材を提供しているので、自分に合うサイトを探してみてください。
おすすめの学習サイトについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
スマートフォンにダウンロードして利用できるアプリもあります。ゲーム感覚でプログラミングを学習できるため、楽しみながらスキルを身につけたい方におすすめです。
おすすめのプログラミング学習アプリについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
未経験から最速でプログラミングスクールを身につけたいのであれば、プログラミングスクールを活用しましょう。
プログラミングスクールでは、独自の経験やカリキュラムを用いて未経験者でも少しずつ理解できるようレッスンを進めます。また、不明点があればすぐに質問し解決できるのも、プログラミングスクールを利用するメリットです。
さらに、就職支援を実施しているプログラミングスクールも多くあります。プログラミングスキルを習得して就活に役立てたいと考えているのであれば、スクールの利用を検討してみましょう。
就職に失敗しないプログラミングスクールの選び方については以下の記事を参考にしてみてください。
▶ 就職できないをなくす!プログラミングスクールの選び方を紹介|ライフハンティング
プログラマカレッジでは、動画やテキストで予習・復習ができる環境を準備しています。どちらか、自分に合う方法を選んで研修前後の学習に利用してみてください。
また、構文の使い方やアルゴリズムのパターンを覚えるのに最適な写経も取り入れています。
学習中に不明点が発生した場合には、zoomの個別ルームを活用して講師に質問可能。わからないところを放置せず、解決してから次に進むことで挫折を避けられます。
気になること、解決できないことがあればzoomの個別ルームにて講師と1対1でのやり取りができます
プログラマカレッジ プログラマーコース受講風景
さらに、プログラマーとして就職するのに有利と思われる場合、「Oracle Certified Java Programmer Silver SE11」の資格を取得した後に就職活動を行っているのも特徴です。
受講料はプログラマカレッジが負担しますので、就活前に資格を取得しておきたいという方にもおすすめです。
未経験からIT業界への転職を目指すのであれば、転職エージェントを利用するのもひとつの方法です。
転職エージェントを利用すると、希望に合った求人の紹介や書類の添削、面接対策などのサポートを受けられます。
企業との交渉も代行してくれるため、プロのサポートを受けつつ選考に集中したい方は、ぜひ転職エージェントを活用してみてください。
弊社が運営する就活サポート付きの無料プログラミングスクール「プログラマカレッジ」には、未経験からITエンジニアに転職した卒業生が多くいます。
実際にプログラマカレッジで学び、未経験からITエンジニアに転職した卒業生の声を紹介します。
ご家族の看病をきっかけに退職し、次のキャリアとしてIT業界に興味を持った篠塚さん。
一度は自分一人で未経験からIT業界への転職を考えたものの、自分自身で企業を見つけるのが難しかったといいます。さらに「未経験向けに求人を出している企業はブラック企業が多い」という話を聞き不安になったことで、ITの知識を身につけるべきだと感じたそうです。
プログラマカレッジでの学習・就活を経て、最終的には「働きやすい環境」と感じられる企業への就職に成功しています。
【Q】就職活動自体は、新卒の時と合わせて2回目になりますよね。 就職活動に移った際、不安などはありませんでしたか?
キャリアアドバイザーの方がとても親身に対応してくれ、応募先企業の紹介や面接の手配、面接の練習など手厚くサポート頂いたので、心強さがありました。
もちろん始まる前は不安がゼロだったとは言えないですが、実際に就活が始まると内定の獲得までスムーズでしたね。
篠塚さんへのインタビュー全文は、以下の記事に掲載しています。
一度未経験からプログラマー職を目指して転職活動をしたものの、未経験でスキルもなかったことからうまくいかず、結果的に事務職に転職した水田さん。
悪くない環境ではあったものの、仕事でITに触れる中で再度プログラマーになりたいと考えるようになり、未経験で転職できる最後のチャンスだと考えプログラマカレッジの受講を決意しました。
最終的には「安定して働けそうだ」と感じられる企業への転職に成功しています。
【Q】面接対策はどのくらいしましたか?
面接練習は1回行いました。そのうえで、面接は10社ほど受けました。
1週間に3〜4社ほど受けるペースで、今思い返すとこの時期は結構ハードでしたね。ただ、うまくスケジュールを組んでいただけたので、ハードな中でも順調に就職活動を進めていけたのはすごく良かったと思います。
【Q】たくさんの企業の面接を受けたんですね。紹介された企業の質に関してはいかがでしたか?
最初はベンチャー企業さんを多く紹介いただいていたのですが、聞いたことがない会社が多かったこともあり「将来的に長く働きたいか」という観点から見ると不安が大きかったのも事実です。
キャリアアドバイザーさんは、そうした私の不安にも寄り添ったうえで、紹介する企業を選んでくださったと思います。
水田さんへのインタビュー全文は、以下の記事に掲載しています。
研究者を目指していたものの、壁にぶつかったことで大学院を中退した渡部さん。大学院を中退したことで、急遽就職活動を行わなければならなくなりました。
趣味でサーバーに触れた経験から、インフラエンジニアとして働けるのではないかと考えるようになったといいます。すぐに就職しなければならない事情もあり、独学ではなくエンジニアカレッジの受講を決意しました。
最終的には、インフラエンジニアとしての就職に成功しています。
【Q】学習が終わるといよいよ就職活動が始まります。まず実際に、エンジニアカレッジにて就活を行った感想を教えてください
「自信をもって就活に臨めた」というのが素直な感想です。
自分は学習よりも、元々就活に強い不安がありました。研究者の道を目指していた時は一度も就活のことなんて考えなかったので……。
そのため、エンジニアカレッジに入ってからはとにかくキャリアアドバイザーさんのところに通い詰めました。面接で予想される質問を洗い出していただいたり、面接練習をしていただいて、自信をつけてから就職活動を進められたのがとてもありがたかったです。
渡部さんへのインタビュー全文は、以下の記事に掲載しています。
ここでは、未経験者におすすめの資格を3つ紹介します。
就職活動に役立てるために資格を取得する場合、ここで紹介する資格に加えて仕事内容に合わせた資格も取得しておくとよいでしょう。
転職におすすめの資格については、以下の記事で詳しく紹介していますのでぜひご覧ください。
Microsoft Office Specialistは、オフィス製品に関する知識や利用スキルを測る試験。Microsoft社がリリースしている、WordやExcelなどのMicrosoft Office製品のスキルを客観的に証明できる資格です。
これだけでITに関する資格や知識が十分にあると示せるものではありませんが、日常的な各種資料の作成に役立つ場面もあります。そのため、IT系の職種を目指すかハッキリ決まっていない、他の職種を目指す可能性がある人にもおすすめです。
対象者 | 世界のさまざまな企業で働く従業員や学生 |
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合格率 | 非公開 |
問題形式 | マルチプロジェクト形式 |
問題数 | 5個~10個の「小さなプロジェクト」で構成、ひとつのプロジェクトには1~7個の小問が含まれる |
試験時間 | 各科目50分 |
合格ライン | 1000点満点中、700点以上が目安 |
受験日程 | 全国一斉試験:毎月1回~2回 随時試験:ほぼ毎日 |
受験料金 | 一般レベル:各10,780円(税込) 上級レベル:各12,980円(税込) ※学割あり |
勉強時間の目安 | 初心者の場合、毎日2、3時間で1ヶ月程度 パソコンに慣れている場合、2週間程度 |
▶ 公式サイト:マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験。ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき知識のほか、企業活動、経営戦略、会計や法務など、ITを活用する上で前提となる幅広いスキルをバランス良く習得できます。
ITをまったく勉強したことがない人であれば、まずはITパスポートの取得を目指しましょう。情報処理の知識がないところから勉強を始めても、3ヶ月程度で取得できます。
対象者 | ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生 |
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ITスキル標準(ITSS)※ |
レベル1 |
合格率 | 49.8% (2024年4月度~2025年1月度) |
問題形式 | CBT(選択問題) |
問題数 | 100問 |
試験時間 | 120分 |
合格ライン | 総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること |
受験日程 | 全国各地のプロメトリック認定会場で随時実施 |
受験料金 | 7,500円(税込) |
勉強時間の目安 | 情報処理の知識がある場合、約30時間程度(1日3~4時間で2週間程度) 情報処理の知識がない場合、約180時間程度(1日2時間で約3ヶ月ほど) |
▶ 公式サイト:ITパスポート
基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門とも言われている王道資格。未経験からITエンジニアになりたい方は、ぜひこの資格からトライしてみましょう。しっかりとした基礎を身につけることにより、その後の応用力の幅が格段に広がります。試験は科目A試験と科目B試験に分かれており、両方の対策が必要です。
ITエンジニアとして就職すると、最初の数年で基本情報技術者試験を受けるよう指示されることもあるほど、エンジニアに必須の資格として知られています。ただし、まったくのIT初心者が取得を目指すにはやや難易度が高いのも事実です。これまでITの勉強をしたことがないのであれば、まずはITパスポートから始めるのがおすすめです。
対象者 | 高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身につけたい者 |
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ITスキル標準(ITSS)※ |
レベル2 |
合格率 | 40.0%(2025年1月) |
問題形式 | 科目A:四肢択一式 科目B:多肢選択式 |
問題数 | 科目A試験:60問 科目B試験:20問 |
試験時間 | 科目A試験:90分 科目B試験:100分 |
受験日程 | 通年(任意の日程で受験可能) |
合格ライン | 60% |
受験料金 | 7,500円(税込) |
勉強時間の目安 | 情報処理の知識がある場合、50時間程度(1日3~4時間で2週間程度) 情報処理の知識がない場合、100~200時間程度(1日5~6時間を週3~4日で2ヶ月程度) |
▶ 公式サイト:基本情報技術者試験
IT系の仕事の魅力は、高収入が期待できる点や、最新技術を学びながらスキルアップできる点にあります。また、社会に大きな影響を与えるシステムやサービスの開発に携われるのも魅力です。一方で、大変さもあります。技術革新が早く、常に学び続ける必要があり、プロジェクトの納期や品質管理のプレッシャーが大きいことも。さらに、残業が多くなることもあるため、ワークライフバランスの確保が課題となる場合もあります。
IT系職種への転職を目指すなら、転職エージェントやスクールを活用するとよいでしょう。
転職エージェントを利用すると、希望に合った企業の紹介を受けられます。エージェントを利用した人にしか公開されない非公開求人もあるため、求人サイトなどを利用した場合よりも自分に合う企業に巡り会える可能性が高まります。
また、キャリア面談や面接対策、書類の添削といったサポートを受けられるのもメリットです。
一方で、スクールに通うとプログラミングやITスキルを学び、実践的な技術を身につけられるため、未経験者でも効率的にスキルを習得し、転職成功率を高められます。
未経験からITエンジニアを目指す場合には、こうしたプロのサポートを上手に活用しましょう。
未経験からITエンジニアを目指すなら、就職サポート付きの無料プログラミングスクール「プログラマカレッジ」がおすすめです。
プログラマカレッジでは転職に必要なスキルを身につけられるだけでなく、面接対策や書類の添削、スキルや希望に合わせた企業の紹介などの就職サポートも実施しています。
企業ごとの面接対策やキャリアカウンセリングも、1対1で就活のプロ(アドバイザー)が対応します
プログラマカレッジ 就職サポート風景
就職率は98.3%と高いため、スキルを身につけて確実にエンジニアとしての就職を目指したい方におすすめです。
また、プログラマカレッジでは受講生全員が「Oracle Certified Java Programmer Silver SE11」の資格を取得してから就職活動を行います。受験料は全額プログラマカレッジが負担するため、資格を取得して就職活動に役立てたい方も、ぜひご検討ください。
IT業界は、人手不足なこともあり未経験者を多く採用しています。ただし、IT業界には多くの職種があり、すべての職種に未経験でチャレンジできるわけではありません。
まずは未経験でも就職しやすい職種にチャレンジし、経験を積むことから始めましょう。
IT業界への就職を目指すのであれば、基礎的なスキルや知識を身につけておく必要があります。
無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」では、プログラミングスキルを身につけられるだけでなく、就職活動のサポートも実施しています。
未経験からIT業界への就職を目指したい方は、ぜひ一度無料カウンセリングにご参加ください。
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