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ITコラム

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【IT系資格】初心者向けのおすすめ11選とその特徴を徹底解説

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プログラマカレッジ編集部

未経験からプログラマーになりたいと考えてる皆さまに、プログラミング言語の基礎知識や、プログラマーとしての転職ノウハウ、転職に役立つ資格、IT業界情報など、お役立ちコラムを配信しています。

初心者向けのIT系資格に挑戦したい人のために、比較的簡単なおすすめの資格を一覧で紹介します。さらに、各試験の特徴や取る順番も解説します。資格を取得して有利に就職活動を進めたい方必見です。なお、完全未経験からITエンジニアを目指したい方は、就職率98.3%の無料プログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。

最終更新日:2024年1月24日

目次

1. IT系資格取得の必要性とは

IT系の職種に就職したいと考えています。資格は絶対に必要でしょうか?資格を取得すれば就職に有利になりますか?
ITエンジニアとして働くうえで、資格は必須ではありません。しかし、資格は自分の知識やスキルを客観的に示す指標となるため、持っていれば就職活動を有利に進められます。また、企業によっては資格手当を支給している場合もあります。

特にAIやクラウドについては、多くの経験や実績を持ったエンジニアが少ないのが現状です。そのため、資格によってスキルや知識をアピールできれば、採用される可能性が高まるでしょう。

また、未経験からIT業界を目指そうと考えている人の場合には、今までの経験や実績、スキルとして提示できるものがありません。そのため、資格を取得しておくことが重要です。

IT系 資格 初心者 プログラマカレッジ

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2. 主なIT系資格2種類

IT系の資格には、主に国が定める国家資格と、商品を販売している企業が実施するベンダー資格の2種類があります。それぞれの特徴を、メリット・デメリットとともに解説します。


2-1. 国家資格

国家資格とは、国が責任を持って基準を定める資格のことを指します。IT系の国家資格の場合には、経済産業省の責任と権限で管理する、独立行政法人情報処理機構が各種試験を実施・運用しています。

各分野の基礎的な知識や業務の流れなど、エンジニアとして働くうえで基本となる知識を問われるのが国家資格の特徴です。どの資格を目指せばよいかわからない場合には、まず国家資格の取得から目指してみるとよいでしょう。


2-1-1. 国家資格のメリットとデメリット

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国家資格は、1度取得しておけば資格の有効期限が切れることはありません。受験料が比較的安価である点もメリットです。資格の認知度が高いため、就職活動の際には多くの企業に対してのアピールに役立ちます。

国家資格のデメリットは、取得のために幅広い知識が必要な点。しかし、取得できれば幅広い知識を持っていることを示せます。

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2-2. ベンダー資格(民間資格)

ベンダー資格とは、企業が自社製品に関する知識やスキルを証明するための資格です。各資格を認定するのは企業であり、国家資格に対して民間資格と呼ばれることもあります。


2-2-1. ベンダー資格のメリットとデメリット

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ベンダー資格のメリットは、製品の使い方などを中心に、実務にすぐ活用できる知識を得られることです。資格の対象となる製品は限定的ですが、現場で使われている製品の資格であれば、国家資格より高い評価が得られる可能性もあります。

ベンダー資格のデメリットは、受験料が高く資格に有効期限があることです。そのため、有効期限が切れる前に再度受験が必要となり、資格を維持するためには手間とお金がかかります。

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3. 初心者におすすめのIT系資格一覧

IT系の職種は種類が多く、資格によって難易度も異なります。初心者は、まず簡単なものから取得に挑戦するのがおすすめです。

初心者におすすめのIT系資格を一覧表にまとめました。難易度を判断するためITスキル標準、ITSS(各種IT関連サービスの提供に必要とされる能力を明確化・体系化した指標)も掲載していますので、ぜひ参考にしてください。

資格種類
(国家資格/ベンダー資格)
資格試験名称 どんな人におすすめ? ITスキル標準(ITSS)
ベンダー資格 MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト) パソコンスキルを客観的に証明したい人
国家資格 ITパスポート ITを利用する全ての人 レベル1
国家資格 基本情報技術者試験 高度IT人材になるための基礎知識を持つ人 レベル2
ベンダー資格 Ruby技術者認定試験Silver Rubyを学ぶ学生など レベル1
ベンダー資格 Python3エンジニア認定基礎試験 Pythonの基礎を身につけたい人 レベル1
ベンダー資格 Oracle認定Javaプログラマ Silver 初級Javaプログラマー レベル1
ベンダー資格 PHP技術者認定 初級 PHPの基礎知識を身につけたい人 レベル1
ベンダー資格 ORACLE MASTER Bronze データベースの基礎を学びたい人 レベル1
ベンダー資格 Linux技術者認定試験 LinuC レベル1 サーバーエンジニアを目指したい人 レベル1
ベンダー資格 AWS認定資格 ITやクラウドの経験がない人 レベル1
ベンダー資格 ITILファンデーション試験 ITサービスマネジメントを学びたい人 レベル1

出典:ITスキル標準(ITSS)

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4. IT未経験者がチャレンジしやすいIT系資格

IT系資格の選び方で迷っています。取る順番はどのように決めたらよいのでしょうか?
IT初心者であれば、まずは以下3つのうちのどれかからチャレンジするのがおすすめです。各試験の概要や特徴、勉強時間の目安を紹介します。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
ITパスポート
基本情報技術者試験

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4-1. MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

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Microsoft Office Specialistは、オフィス製品に関する知識や利用スキルを測る試験。Microsoft社がリリースしている、WordやExcelなどのMicrosoft Office製品のスキルを客観的に証明できる資格です。

これだけでITに関する資格や知識が十分にあると示せるものではありませんが、日常的な各種資料の作成に役立つ場面もあります。そのため、IT系の職種を目指すかハッキリ決まっていない、他の職種を目指す可能性がある人にもおすすめです。

対象者 世界のさまざまな企業で働く従業員や学生
合格率 非公開
問題形式 マルチプロジェクト形式
問題数 5個~10個の「小さなプロジェクト」で構成、ひとつのプロジェクトには1~7個の小問が含まれる
試験時間 各科目50分
合格ライン 1000点満点中、700点以上が目安
受験日程 全国一斉試験:毎月1回~2回
随時試験:ほぼ毎日
受験料金 一般レベル:各10,780円(税込)
上級レベル:各12,980円(税込)
※学割あり
勉強時間の目安 初心者の場合、毎日2、3時間で1ヶ月程度
パソコンに慣れている場合、2週間程度

▷ 公式サイト:マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)|株式会社 オデッセイ コミュニケーションズ

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4-2. ITパスポート

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ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験。ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき知識のほか、企業活動、経営戦略、会計や法務など、ITを活用する上で前提となる幅広いスキルをバランス良く習得できます。

ITをまったく勉強したことがない人であれば、まずはITパスポートの取得を目指しましょう。情報処理の知識がないところから勉強を始めても、3ヶ月程度で取得できます。

対象者 ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生
ITスキル標準(ITSS) レベル1
合格率 51.6%
(2022年4月度~2023年3月度)
問題形式 CBT(選択問題)
問題数 100問
試験時間 120分
合格ライン 総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること
受験日程 全国各地のプロメトリック認定会場で随時実施
受験料金 7,500円(税込)
勉強時間の目安 情報処理の知識がある場合、約30時間程度(1日3~4時間で2週間程度)
情報処理の知識がない場合、約180時間程度(1日2時間で約3ヶ月ほど)

▷ 公式サイト:ITパスポート|独立行政法人情報処理推進機構

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4-3. 基本情報技術者試験

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基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門とも言われている王道資格。未経験からITエンジニアになりたい方は、ぜひこの資格からトライしてみましょう。しっかりとした基礎を身につけることにより、その後の応用力の幅が格段に広がります。試験は科目A試験と科目B試験に分かれており、両方の対策が必要です。

ITエンジニアとして就職すると、最初の数年で基本情報技術者試験を受けるよう指示されることもあるほど、エンジニアに必須の資格として知られています。ただし、まったくのIT初心者が取得を目指すにはやや難易度が高いのも事実です。これまでITの勉強をしたことがないのであれば、まずはITパスポートから始めるのがおすすめです。

対象者 高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身につけたい者
ITスキル標準(ITSS) レベル2
合格率 56.4%(2023年4月)
問題形式 科目A:四肢択一式
科目B:多肢選択式
問題数 科目A試験:60問
科目B試験:20問
試験時間 科目A試験:90分
科目B試験:100分
受験日程 通年(任意の日程で受験可能)
合格ライン 60%
受験料金 7,500円(税込)
勉強時間の目安 情報処理の知識がある場合、50時間程度(1日3~4時間で2週間程度)
情報処理の知識がない場合、100~200時間程度(1日5~6時間を週3~4日で2ヶ月程度)

▷ 公式サイト:基本情報技術者試験|独立行政法人情報処理推進機構

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5.【カテゴリ別】初心者向けIT系ベンダー資格

IT系ベンダー資格には、主にプログラミング系、インフラ系、マネジメント系の3種類があります。以下の図は、IT系のベンダー資格を難易度別に示したものです。

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※難易度は、経済産業省が定めた「ITSS」のレベルに基づいて分類

この中から、初心者におすすめのレベル1に該当する資格を、概要や主な特徴、勉強時間の目安とともに紹介します。ぜひ、興味があるものからチャレンジしてください。

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5-1. Ruby技術者認定試験Silver(プログラミング言語系)

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Ruby技術者認定試験は、「Ruby技術者」としてのスキルを認定する試験。Rubyベースのシステムを設計・開発・運用するエンジニアやRubyでシステム提案を行うコンサルタント、Rubyを教える講師などを対象とした認定試験制度です。Ruby技術者認定試験は「Gold」「Silver」の2種類ありますが、Rubyエンジニアを目指す方には「Silver」がおすすめ。Rubyの基礎的な技術内容を問う資格なので、これからRubyを学ぶ方にとって最適なレベルと言えるでしょう。

Rubyは、Web開発などの現場で使うことが多い言語です。Web業界を目指している方には特におすすめの資格です。

対象者 Rubyを教える講師及びRubyを学ぶ学生など
ITスキル標準(ITSS) レベル1
合格率 非公開
問題形式 CBT(選択問題)
問題数 50問
試験時間 90分
合格ライン 75%
受験日程 全国各地のプロメトリック認定会場で随時実施
受験料金 16,500円(税込)
※学割あり
勉強時間の目安 50~100時間ほど

▷ 公式サイト:Ruby技術者認定試験|一般財団法人Rubyアソシエーション

▶ 参考記事:

Ruby技術者認定試験とはどんな資格?難易度から受験方法までまとめました|プロエンジニア

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5-2. Python3エンジニア認定基礎試験(プログラミング言語系)

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Python3エンジニア認定基礎試験は、2017年6月にスタートした、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が主催の民間試験。Pythonの文法基礎を問う試験で、テストはCBT方式で行われ、主教材の内容をメインに一般的な内容からも出題されます。受験料には学生割引制度があるため、学生のうちに受けておきたい試験でもあります。

Pythonは、Webアプリケーションの開発やデータ分析に適した言語です。Web業界や、機械学習、AIなどに興味がある人は、ぜひチェックしておきましょう。

対象者 Pythonの基礎を身につけたい人
ITスキル標準(ITSS) レベル1
合格率 75~80%
問題形式 CBT(選択問題)
問題数 40問
試験時間 60分
合格ライン 7割
受験日程 随時
受験料金 11,000円(税込)/学割価格 5,500円(税込)
勉強時間の目安 約30時間前後

▷ 公式サイト:Python3エンジニア認定基礎試験|一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会

▶ 参考記事:

【2022年最新】Python試験とはどんな資格?概要から勉強方法までまとめました|プロエンジニア

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5-3. Oracle認定Javaプログラマ Silver(プログラミング言語系)

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Oracle認定Javaプログラマ(Oracle Certified Java Programmer)は、日本オラクル社が主催するJavaプログラマー向けのベンダー資格。「Bronze」「Silver」「Gold」の3種ありますが、日本国内でのみ有効な「Bronze」は自宅受験ができるかつ難易度が低め。したがって就活でも評価対象になりにくいため、就職や転職に活用するなら「Silver」がおすすめです。Javaアプリケーション開発に必要な基本的なプログラミング知識を持ち、上級者の指導のもとで開発作業を行うことができることを示す初心者向け資格なので、未経験からでも十分に狙えるでしょう。

Javaは幅広い分野で開発に使われている言語です。需要が高い言語でもあるため、取得しておけば就職活動を有利に進められるはずです。

対象者 初級Javaプログラマー
ITスキル標準(ITSS) レベル1
合格率 非公開
問題形式 CBT(選択問題)
問題数 80問
試験時間 180分
合格ライン 63%
受験日程 全国のピアソンVUE公認試験会場で随時実施
受験料金 37,730円(税込)
勉強時間の目安 未経験者は80~100時間程度(1日2時間で約3ヶ月)
経験者は20~30時間程度(1日2時間で約2週間)

▷ 公式サイト:Java SE 11 認定資格|Oracle University

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5-4. PHP技術者認定 初級(プログラミング言語系)

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PHP技術者認定試験とは、PHP言語のスキルを証明するための唯一の資格です
試験の難易度は、「初級」「上級」「認定ウィザード」の3種がありますが、プログラミング未経験者には「PHP7初級試験」がおすすめです。

PHPは、Webサイトを開発する際に使われることが多い言語です。サーバーサイドで使われる言語であるため、特にバックエンドエンジニアを目指したい人は、取得しておくとよいでしょう。

対象者 学生や社会人1、2年目の人
ITスキル標準(ITSS) レベル1
合格率 70%程度
問題形式 選択式(複数または単一選択)
問題数 40問
試験時間 1時間
合格ライン 70%
受験日程 全国のプロメトリック試験会場で、希望日に受験可
※全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンターでも可
受験料金 12,000円(税抜)
※税込価格は13,200円
勉強時間の目安 プログラマーとして2年ほどの実務経験がある人が「初級」を受けるなら、大体10時間程度

▷ 公式サイト:PHP技術者認定試験|一般社団法人BOSS-CON JAPAN

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5-5. ORACLE MASTER Bronze(インフラ系)

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ORACLE MASTERとは、「日本オラクル社」が公式に運営する「Oracle Database」シリーズを扱う技術力を認定する資格です。試験範囲を勉強することで、リレーショナルデータベースの仕組みやSQLの基礎を一通り身につけることができます。オラクルマスターの資格には、「ORACLE MASTER Bronze DBA」「ORACLE MASTER Silver DBA 2019」「ORACLE MASTER Gold DBA 2019」「ORACLE MASTER Silver SQL 2019」の4種がありますが、未経験の方は「ORACLE MASTER Bronze DBA」からトライしましょう。

ORACLE MASTERは、データベースを扱うスキルを示すのに適した資格です。データベースエンジニアを目指すなら、要チェックです。

対象者 すべてのITエンジニア
ITスキル標準(ITSS) レベル1
合格率 非公表
問題形式 CBT(選択問題)
問題数 70問
試験時間 120分
合格ライン 65%
受験日程 全国のピアソンVUEの公認試験会場で随時実施
受験料金 37,730円(税込)
勉強時間の目安 目安は40時間(1日2時間で約1ヶ月)

▷ 公式サイト:ORACLE MASTER|日本オラクル社

▶ 参考記事:

オラクルマスターとはどんな資格?難易度から受験料までまとめました|プロエンジニア

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5-6. Linux技術者認定試験 LinuC レベル1(インフラ系)

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LinuCとは、クラウド時代におけるLinux技術者に必要な技術力を測る認定資格。正式名称は「Linux技術者認定試験 LinuC」(Linux Professional Certification:リナック)です。LinuCには、「LinuC-1」「LinuC-2」「LinuC-3」の3つのレベルがありますが、最も難易度が低いのは「LinuC-1」です。

LinuC-1には、[101試験][102試験]の2つの試験があり、その両方に合格して初めてレベル1に認定されます。なお、受験する順番は問われません。

Linuxは、サーバー用のOSとして使われることが多いため、サーバーエンジニアを目指したい人は、ぜひチェックしておきましょう。

対象者 全てのIT技術者
ITスキル標準(ITSS) レベル1
合格率 非公開
問題形式 CBT(選択問題)
問題数 101試験:約60問
102試験:約60問
試験時間 101試験:90分
102試験:90分
合格ライン 不明
受験日程 全国のピアソンVUE公認試験会場で随時実施
OnVUE受験により自宅や職場からの受験も可能
受験料金 1試験あたり16,500円(税込)
勉強時間の目安 1ヶ月~3ヶ月程度

▷ 公式サイト:Linux技術者認定試験 LinuC|特定非営利活動法人エルピーアイジャパン

▶ 参考記事:

「LinuC」とは?システム構築・管理のスキルを示すLinux技術者認定試験|プロエンジニア

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5-7. AWS認定資格(インフラ系)

IT系 資格 初心者 プログラマカレッジ

AWS認定資格は、Amazon Web Servicesを利用したクラウドの専門知識を認定する資格です。3つのレベルと5つの専門分野に分かれて、全部で11種類の資格が提供されています。近年クラウド関連のIT資格保有者が増えてきていることもあり、注目しておきたい資格です。

AWSを利用している企業は非常に多く、扱えれば重宝されるでしょう。クラウドエンジニアになるためには経験が必要ですが、AWS認定資格を持っていれば、クラウドに関連する仕事を任せてもらえる可能性が高まります。

対象者 ITやクラウドの経験がない非エンジニア
AWSクラウドの基本的な知識が必要な人
ITスキル標準(ITSS) レベル1
合格率 非公開
問題形式 択一選択問題
複数選択問題
問題数 65問
試験時間 90分
合格ライン 70%
受験日程 随時
受験料金 12,100円
勉強時間の目安 20~60時間

▷ 公式サイト:AWS 認定–AWS クラウドコンピューティング認定プログラム

▶ 参考記事:

AWSの資格って?資格の種類・難易度について解説します|プロエンジニア

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5-8. ITILファンデーション試験(マネジメント系)

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ITIL(アイティル)ファンデーション試験とは、PeopleCertが提供する、ITサービスマネジメントに関する知識やITIL(Information Technology Infrastructure Library)についての知識を証明するための世界共通資格です

システムの運用・管理に関する知識やスキルを証明する資格で、顧客満足度の高いシステムを効率良く運用するための知識を得られます。未経験者がエンジニアとして働く場合、保守・運用からスタートする企業も多くあります。そうした企業への入社を目指すのであれば、取得しておいて損はありません。

対象者 ITサービスマネジメント及びITILの基本的な知識を身につけたい人
ITスキル標準(ITSS) レベル1
合格率 非公開
問題形式 多項選択式(4択)
問題数 40問
試験時間 60分(母国語以外での受験は75分)
合格ライン 65%
受験日程 随時
受験料金 オンライン試験:65,550円
プロメトリック試験センター:67,793円
(2023年5月現在。為替の変動で変更の可能性あり)
勉強時間の目安 20~40時間

▷ 公式サイト:ITILファンデーション認定資格とは

▶ 参考記事:

ITILファンデーションとはどんな資格?受験料から難易度までまとめました|プロエンジニア

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6. 初心者がIT系の資格取得をするメリット

ITエンジニアにとっての資格の必要性については、すでに冒頭でお伝えしました。ここでは、特に初心者がIT系の資格取得をするメリットを3つ紹介します。

スキルを体系的に身につけられる

知識や技術の証明・努力の姿勢をアピールできる

エンジニアとしての適性を知ることができる

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6-1. スキルを体系的に身につけられる

資格取得のための学びは、エンジニアに必要とされる知識の習得に繋がっています。そのため、資格取得のために学習することで、スキルを体系的に身につけられるというメリットがあります。

特に、実務経験がない未経験者の場合には、どんなことをどの程度学習したらよいかわからないケースも多いため、資格の取得をひとつの目標とすると学習をすすめやすくなるでしょう。

実務経験ゼロからエンジニアを目指すのであれば、資格取得を目指すことで基礎的な技術や知識をしっかり身につけられます。

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6-2. 知識や技術の証明、努力の姿勢をアピールできる

資格は知識や技術の証明となるだけでなく、努力のアピールにも利用できます。
IT業界はトレンドの変化が早く、就職や転職をしたあとも継続的に学習することが求められる業界です。資格を取得していると、スキルの証明とともに、目標の達成に向けて地道に学習をコツコツ続けられる能力があることを示せます。

採用の場では、資格の難易度よりも資格取得までの一連のプロセスを評価してもらえることも多いため、資格取得は転職にとても有効です。

「プログラミングスクール卒業」などの経歴は、スクールによってレベルに差が出てしまいがちなため、評価に繋がりにくいケースもあります。その点、資格取得は合格していることで一定の基準を満たしていることを証明しやすく、採用担当者にスキルを有していることをアピールしやすいのです。

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6-3. エンジニアとしての適性を知ることができる

興味を持ってエンジニアになったものの、いざ仕事を始めてみたら楽しいと感じない、勉強が辛くて挫折してしまうという可能性もあります。

しかし、事前に資格取得のための勉強をしていれば、その時点でエンジニアとしての適性がわかります。勉強を進めても辛くてなかなか前向きになれない、自分はエンジニアに向いていないと感じたら、その時点で別の職業を目指すなど方向転換が可能です。

未経験からエンジニアを目指すのであれば、資格の勉強を事前にしておくことで、失敗を防げる可能性があります

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7. IT系資格取得を目指す初心者におすすめの勉強方法

ITの知識やスキルをつけるためには、インプットだけでなくアウトプットも重視する必要があります。アウトプットを行いつつ学習できる、初心者におすすめの方法は次の3つです。一例としてITパスポートの学習方法もご紹介していますので是非参考にしてみてくださいね。

初心者向けの書籍で勉強する

学習サイトで勉強する

IT系スクールで資格取得を目指す

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7-1. 初心者向けの書籍で勉強する

IT関連の資格取得に向けた、初心者向けの書籍は数多く発行されています。書籍を使って学習を進めるメリットは次の2つです。

比較的安価
体系的に学べる

書籍は、高くても1冊数千円程度で購入できます。参考書と問題集を購入しても、1万円程度で収まることが多いでしょう。資格取得に向けて勉強をする方法としては、比較的安価だといえます。
また、書籍を利用すると体系的に学べる点もメリットです。すでにITの勉強をしたことがあっても、書籍を最初から読み進めると、自分の知識不足に気付くことがあります。
ただし、書籍の場合は読んでいるだけではなかなか知識を身につけられません。ある程度学習したら、パソコンを使って実際本に書いてあることを試してみるなど、手を動かしながら学習してください。

例えば次の図のように、ITパスポートの書籍だけでもさまざまなものがあり、それぞれ掲載されている情報の密度や書籍のタイプが異なります。

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どんなタイプの書籍なら活用しやすいか考えながら、自分に合った書籍を見つけましょう。

☑ ITパスポート取得に向けて勉強するためのおすすめ書籍は、次の記事で紹介していますのでぜひご覧ください。

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7-2. 学習サイトで勉強する

学習サイトを使って、IT系の資格取得に向けた学習を進めることもできます。学習サイトとは、オンラインでプログラミングをはじめとしたITスキルを学習できるサイトのことです。動画形式の講義や演習問題方式など、さまざまなスタイルの学習サイトがあります。
スマートフォンに対応しているサイトを選べば、移動中などの隙間時間でも学習できます。無料で試せるサイトも多いため、自分に合ったサイトを探してみてください。

学習サイトのひとつでもある「【ITパスポート試験】CBT疑似体験ソフトウェア」は、「情報処理推進機構(IPA)」が運営しているITパスポートの公式学習サイトです。

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出典:CBT疑似体験ソフトウェア

ITパスポートの過去問に挑戦できるだけでなく、実際の試験で使われるCBT方式を体験できます。本番に近い環境で学習を進めたい人や、本番前に試験方式に慣れておきたい人におすすめです。

☑ ITパスポートの過去問が解けるおすすめの学習サイトは、以下の記事で紹介していますのでぜひご覧ください。

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7-3. IT系スクールで資格取得を目指す

IT系のスクールでも、資格取得を目指せます。講師のサポートを受けながら学習できるため、独学は難しそうだと感じた人や、過去に挫折してしまった経験がある人にもおすすめです。

IT系スクールでは、資格の勉強をするだけでなく、実務に役立つスキルも身につきます。就職サポートを実施しているスクールも多いため、就職のために資格取得を目指す人には特にメリットが大きい方法です。

IT系 資格 初心者 プログラマカレッジ

例えば無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」は、対象の受講生にはJavaの資格である「Oracle Certified Java Programmer Silver SE11」の取得をしてから就職活動を行っています。受験料はプログラマカレッジが負担するため、費用をかけずに資格取得ができる点がメリットです。

また、プログラマカレッジではITパスポート取得のキャンペーンも実施しています。ITパスポート試験を受験し、合格すると受験料7,500円が全額キャッシュバックされます。本気で資格取得を目指すなら、ぜひ活用してください。

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8. IT系の資格取得における注意点

IT系の資格取得においては、次の点に注意しましょう。

初心者向けIT系資格でも容易なわけではない

資格を取得しても必ず就職できるわけではない

資格取得が最優先にならないようにする

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8-1. 初心者向けIT系資格でも容易なわけではない

IT系の資格における「初心者向け」とは、エンジニア経験がない人でも取得可能という意味です。決して、容易なわけではありません

現役でITに関する仕事をしているエンジニアであっても、資格試験の前には勉強をします。初心者の場合には、ある程度まとまった時間を確保する必要があるため、計画的に勉強を進めましょう。

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8-2. 資格を取得しても必ず就職できるわけではない

資格を取得すれば就職活動を有利に進められます。しかし、資格を取得すれば必ず就職できるわけではありません。就職活動を成功させるためには、面接官などに「この人と一緒に働きたい」と思われる何かが必要です。

資格の取得は、採用の可能性を高める手段のひとつです。やみくもに資格を取得するのではなく、応募する職種と関連が高いものを選びましょう

また、これまでのキャリアや身につけたスキルをアピールできるよう準備しておくことも重要です。

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8-3. 資格取得が最優先にならないようにする

多くの場合、企業への就職に資格は必須ではありません。特に年齢が若いうちは、未経験であってもその後の成長に期待して採用してくれる企業も多くあります

資格を取得するのは、就職してからでも遅くありません。例えば、プログラマーとして実務経験を積みながらIT系の資格を取得し、活躍の幅を広げることも可能です。実際に現場で実務を経験しながら勉強をすすめた方が、効率良く短時間で資格を取得できる場合もあります。

資格取得を最優先にするのではなく、あくまでも手段のひとつとして、活用を考えてください。

IT系 資格 初心者 プログラマカレッジ

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9. 完全未経験からITエンジニアを目指したいならプログラマカレッジへ

今回はIT系の資格について紹介しましたが、IT系の企業へ就職するなら、スキルを身につけることが最優先です。

もしあなたが未経験からIT業界への就職や転職を目指しているのであれば、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」で、私たちと一緒に基礎からプログラミングを学んでみませんか?

IT系 資格 初心者 プログラマカレッジ

パソコンにはじめて触る高校生や、デスクワーク経験のないフリーターの方でも大丈夫。パソコンに関する基本知識から実務に対応できるITリテラシーまで、まったくの未経験からマスターすることが可能です。

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さらに業界に精通したアドバイザーや経験豊富なプロの講師陣が未経験からの就職を完全バックアップしてくれるので、スキルの習得や資格取得に専念できるのも嬉しいですね。

未経験者や初心者の方は、ぜひこの機会にITパスポート試験から挑戦し、段階を追って高難易度の資格取得へつなげるための基礎固めを始めてみてはいかがでしょうか。

卒業生インタビュー プログラマカレッジ

【卒業生の声:菊地さん】

在学中にJava Silverの資格に挑戦しました。未経験だったので、就職に有利な資格を保有したいと思ったことがきっかけです。基本的なIT知識を知らずに資格の勉強を独学していたら合格は難しかったと思うので、プログラマカレッジで基本をしっかりマスターしてから挑んで大正解でした。

卒業生インタビュー プログラマカレッジ

【卒業生の声:岡嶋さん】

就職活動中、最終選考のプログラミングテストでJavaの問題が1問解けなかったことがあったんです。それがすごく悔しくてJava silverの資格取得を決意しました。ちょうどプログラマカレッジで資格取得サポートがはじまったことも、チャレンジするきっかけになりましたね。オンラインでJava silverの対策するための部屋が開設されるなど、しっかりしたサポート体制だったので、とても助かりました。

IT系 資格 初心者 プログラマカレッジIT系 資格 初心者 プログラマカレッジ

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10. まとめ

この記事では、IT系の初心者向け資格を紹介しました。

エンジニア経験者でなくても、取得できる資格は数多くあります。また、資格を取得すれば、就職活動を有利に進めることも可能です。

資格には、国家資格とベンダー資格の2種類があります。国家資格は、取得のためにかかる費用が安く、期限もありません。ベンダー資格は、有効期限があるため更新が必要で、受験費用も高い傾向があります。

この記事を参考に、自分の目標に合わせた資格を探してみてください。

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