ITパスポートの学習サイトといえば「過去問道場」が定番ですが、「ほかにも無料の試験対策サイトが色々あるけど、どれがおすすめなのかわからない」「各サイトの内容を比較したいけど、違いがよくわからない」と思っている方も多いのでは?今回は、ITパスポートの過去問が解ける6つの無料サイトについて詳しく解説。初心者におすすめの参考書や問題集、空いた時間に学べるスマホアプリのほか、最短で合格するためのコツも紹介します。
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最終更新日:2022年6月15日
目次
「無料の学習サイトを活用して、今すぐにITパスポート試験の対策勉強をはじめたい」
そんな方に向けて、無料で過去問が解ける学習サイトを6つ紹介します。各サイトの特徴・活用するメリット・出題範囲について詳しく解説しますので、ぜひご自身に合ったサイトを見つけてみましょう。
■ どんなサイト?
ITパスポート試験を実施している「情報処理推進機構(IPA)」が運営している公式のサイトです。
過去10年分以上の問題が掲載されており、サイトからは問題冊子と解答例のPDFをダウンロードできるので、過去問を網羅的に学習できます。実際のITパスポート試験で出題された問題を解けるため、「本番試験の傾向を知りたい」という方におすすめです。
■ 出題される過去問の範囲
■ このサイトを活用して試験対策するメリット
• 情報処理推進機構(IPA)公式の過去問サイト
• 幅広い年度の過去問が網羅されている
• 実際のITパスポート試験で出題された問題に挑戦できる
■ どんなサイト?
こちらも「情報処理推進機構(IPA)」が運営している公式のサイトです。本番のITパスポート試験会場で操作することになる、受験画面の体験ソフトウェアをダウンロードできます。
ただ過去問を解くだけではなく、受験者番号や利用者IDの入力、試験結果画面の確認などもできるので「ITパスポート試験で実際に問題を解くイメージをしておきたい」「本番さながらの試験対策がしたい」という方に向いているでしょう。
ソフトウェアの動作環境は「Windows 8.1」と「Windows 10」であるとされているため、使用するにはWindowsのパソコンが必要となります。
■ 出題される過去問の範囲
■ このサイトを活用して試験対策するメリット
• 実際の試験で操作する画面を疑似体験できる
• 情報処理推進機構(IPA)が公開しているソフトなので、安心して利用できる
• 試験本番のように画面を操作しながら過去問を解ける
出典:ITパスポート過去問道場|ITパスポート試験ドットコム
■ どんなサイト?
ITパスポートの過去問サイトのなかでも、特に有名なサイトです。幅広い年度の過去問を網羅しているだけではなく、各問題には丁寧な解説がついています。
さまざまな出題方法に対応しており、分野・試験回を指定しての出題や模擬試験形式での出題などが可能です。また、不正解だった問題のみを再度解くこともできるので、復習にも役立ちます。
パソコンはもちろん、スマホやタブレットにも対応しているので、スキマ時間を有効に活用しながら試験対策に取り組めるでしょう。
■ 出題される過去問の範囲
■ このサイトを活用して試験対策するメリット
• さまざまな形式での出題が可能で、「選択肢をランダムに並べ替える」などのオプションも設定できる
• 不正解の問題のみを出題できるので、復習にも便利
• スマホやタブレットにも対応しているので、外出時でも学習可
■ どんなサイト?
ITパスポートに関する情報や、短い期間で合格するために役立つ情報などが公開されているサイトです。
ITパスポート試験の概要や合格基準、試験に出てくる用語の解説などを確認できるだけではなく、掲示板から試験勉強をしている人や実際に受験した人などのコメントを閲覧できます。
過去問については、同サイトが運営している「ITパスポート過去問道場」から挑戦可能です。無料のオリジナル予想問題も公開されているので、力試しとして解いてみるのもいいかもしれません。
■ 出題される過去問の範囲
■ このサイトを活用して試験対策するメリット
• ITパスポートに関する情報が豊富
• ITパスポート試験の受験者や合格者などのコメントが閲覧できる
• 無料でオリジナルの予想問題に挑戦できる
■ どんなサイト?
ITパスポート試験の過去問を、一問一答形式でランダムに出題してくれるサイトです。
サイトの画面は「問題」と「回答の選択肢」というシンプルな構造となっているので、過去問サイトを初めて使う人でも簡単に操作できるでしょう。回答するごとに正解数や不正解数、正答率、合格圏内かどうかといった項目が表示されます。
自身が苦手だと感じているキーワードを含む問題を絞り込む機能があるので、ピンポイントで克服したい用語などがある場合に役立つでしょう。
■ 出題される過去問の範囲
■ このサイトを活用して試験対策するメリット
• シンプルなサイトなので複雑な操作が不要
•「正答率」や「合格圏内か否か」などが表示されるので、自分の実力を把握しやすい
• 苦手なキーワードが含まれている問題を重点的に学習できる
出典:過去問.com
■ どんなサイト?
「令和〇年度」といった試験回ごとの過去問に挑戦できるサイトです。それぞれの問題には解説や解き方の参考などが用意されているので、過去問を解きながら理解を深めていけるでしょう。
ユーザー登録およびログインをすることで、学習の履歴を記録する機能が利用できます。解答履歴の確認や不正解だった問題の出題、分析などが行えるようになるので、効率的にITパスポートの試験対策を進められるでしょう。
■ 出題される過去問の範囲
■ このサイトを活用して試験対策するメリット
• 問題には解説や解き方の参考がついている
• ユーザー登録をすれば学習履歴機能が利用できる
• 過去の解答状況をもとにした分析も可
さまざまな過去問サイトを紹介しましたが、より万全に対策をするなら無料サイトの過去問を解くだけでなく、自分に合ったテキストを一冊用意しておきましょう。
ここでは、IT未経験の方におすすめしたい入門参考書&問題集を6冊厳選して紹介します。
ITがまったくの未経験で「イチから知識をインプットしたい」という方は、上記のうち「参考書」に近いテキストがおすすめです。ある程度学習を進めていて知識が身についていると感じるのであれば、「問題集」に近いテキストを用意してアウトプット学習に取り組むとよいでしょう。
「スキマ時間にスマホアプリを使ってITパスポートの試験対策がしたい」と思いつつも、「とはいえ、どのアプリが一番自分の学習スタイルに合っているだろうか?」とお悩みの方も多いでしょう。
そんな方に向けて、ITパスポートの試験対策ができるおすすめのアプリを13種類厳選した一覧表がこちら。対応OS・価格・アプリの評価とレビュー件数についても独自に調査し、比較してみました。
※スマホからは横スクロールしてご覧下さい。
基本的には過去問&問題集をベースとしたアプリで、ほとんどが無料で利用可能。ですが、中にはiOSまたはAndroidのどちらかにしか対応していないアプリもあるので、選ぶ際は対応OSについても確認しておきましょう。
特に初心者の場合は、アクティブなユーザーが多そうなものを使うのがおすすめです。理由は、ユーザー数が多ければ多いほど、不明点などをネット検索した際に答えが見つかる可能性が高くなるためです。
利用者が少なくても良いアプリはたくさんありますが、特に初心者のうちは、一緒に楽しんでいる仲間が多いと心強いという一面があります。なので、もしどちらを選ぶか迷った場合は、レビューやコミュニティの書き込みが新しく活発に更新されているアプリがおすすめです。
プログラミングが学べる無料アプリについて知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
ITパスポート試験は、学習の方法を工夫することで1か月で合格することも可能です。ここでは、独学でITパスポート試験に1か月で合格するためのコツを3つ紹介します。
独学1か月で合格するには、苦手分野に時間をかけないようにしましょう。
試験範囲すべてをパーフェクトにしようと思うとかなりの時間と労力がかかりますが、「合格基準を満たす点数分だけ勉強しよう」と割り切れば勉強時間を大幅に削減できます。ITパスポートの合格基準は、以下のように比較的低めです。総合得点で6割、各分野別の得点も3割を満たせば合格することが可能なのです。
合格基準 | ▸ 総合評価点 600点以上(1,000点満点) ▸ 分野別評価点 ※総合評価点が600点以上でも、分野別評価点のいずれかが300点未満の場合は不合格となります |
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実際に筆者がITパスポートの試験を受験したときも、苦手で時間のかかる計算問題はほとんど対策せずに試験に臨みました。その分、得意な部分の学習に時間を充てられたので本番では基準をクリアし、なんとか合格することができました。
苦手な分野の克服に時間をかけるより、覚えやすい用語の暗記や過去問への挑戦などに力を入れたほうが効率的に試験対策ができるでしょう。
1か月という短い期間でITパスポートに合格するには、スキマ時間を有効に活用することも重要です。
電車での移動中やお風呂に浸かっている時間、起床後、就寝前の数分などの空いた時間を活用すれば、まとまった勉強時間を確保できなくても少しずつ試験対策を進めることができます。今回紹介したような過去問サイトやアプリなどを使用することで、「今ちょっと時間がある!」といった時にすぐ勉強ができるので、ぜひ活用しましょう。
また空いた時間を有意義に使うためには、あらかじめ大まかなスケジュールも立てておくのもおすすめ。前半2週間はインプット学習をして後半は試験に向けて過去問をひたすら解くなど、プランを決めておくことでスキマ時間を持て余してしまうことがなくなるため、効率よく学習できるでしょう。
1か月でITパスポートの合格を目指す場合は、「インプット(テキストで知識を覚える)」と「アウトプット(覚えた知識を過去問などで実践する)」をバランスよく繰り返すことが大切です。
インプットのみだと本番の試験で「見たことない問題ばかりで解けない」と困惑してしまいますし、逆にアウトプット学習だけでは「知らない用語ばかりで問題文が理解できない」という事態を招く恐れがあります。
そうならないためにも、IT未経験者の場合は、まずはメインテキストを用意してインプット学習を行いましょう。したがって、テキストを1周か2周読み終えたら、たとえわからないことがあってもアウトプット学習に移るのがおすすめです。同時に、問題集や過去問も併用しながら対策を進めると、苦手な問題や理解しきれていない部分などが浮き彫りになるので、その部分を再びインプットして復習しましょう。
インプットとアウトプットのサイクルを繰り返すことで、短期間で本番の試験に通用する知識が身につきやすくなります。
今回はITパスポートの過去問が無料で解けるサイトやおすすめの参考書、試験対策ができるアプリなどを紹介しました。
ITパスポートは1か月ほどの独学で取得することもできるので、IT未経験の人におすすめの資格です。ただ、難易度は比較的低めなため、プログラマーなどに就職したい場合はもう少し高難易度の資格を取得しておくのもよいでしょう。
ITパスポートとプログラミング関連の資格を同時に持っておけば、就職活動で大きなアピール材料となります。
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