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ITコラム

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【初心者必見】ITパスポート試験に独学1ヶ月で合格するための勉強方法

この記事を書いた人
プログラマカレッジ編集部

未経験からプログラマーになりたいと考えてる皆さまに、プログラミング言語の基礎知識や、プログラマーとしての転職ノウハウ、転職に役立つ資格、IT業界情報など、お役立ちコラムを配信しています。

「できれば1ヵ月でITパスポート試験に独学で合格したい!」と考えている方に向けて、本記事では、ITパスポートに独学1か月で合格するための勉強方法と、自らも資格保持者であるプログラマカレッジの講師が合格に必要な勉強時間を解説。またIT未経験者の方でも独学にチャレンジできるよう、初心者が独学1ヶ月で合格するためのコツや、独学に向いている方のタイプ、合格者の特徴についても詳しく解説します。

なお、未経験からITエンジニアへの就職に興味がある方や未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。

最終更新日:2024年4月11日

1. ITパスポートとはどんな資格?

ITパスポートとは、ITに関する基礎知識を問う情報系の国家試験

試験対策をおこなうことで、IT業界で働く際に必要な基礎知識が備わるため、特に未経験からプログラマー志望の方にとっては資格取得以上のメリットがある資格です。

近年では社内研修に取り入れる企業も多く、同時に情報処理に関する基礎知識を保持していることも証明できるので、現代の社会人にとって欠かせない「IT力」が証明できる有益な資格試験としても知られています。

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2. ITパスポートの難易度と合格に必要な勉強時間は?

■ ITパスポート試験のレベルと難易度は?

経済産業省が定める「ITスキル標準(ITSS)」によると、ITパスポート試験の認定レベルは最も簡単な「エントリレベル(レベル1)」となっていますが、IT系未経験の方にとっては専門用語や幅広い知識の習得が必要となるため、難易度は少し高めに感じるかもしれません。

ITスキル標準とは:経済産業省が定めるIT関連能力を体系化したスキル指標

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■【講師が解説】ITパスポートの合格に必要な勉強時間は?

では、ITパスポートに合格するためには、どれぐらいも勉強時間が必要なのでしょうか?

「プログラマカレッジ」の講師であり、ITパスポートの合格者でもある河村 佳奈講師に、試験に合格した際に使用した参考書と、初心者の方におすすめしたい参考書について聞いてみましょう。

ITパスポート 独学 プログラマカレッジ

アドバイザー
プログラマカレッジ講師 河村 佳奈


これまでSESのエンジニアとして様々なプロジェクトに携わってきました。私自身も、エンジニアになる前はわからないことだらけで、試行錯誤しながらプログラミングを学んできました。技術面だけではなく、プログラミングを使ってモノづくりをしていく楽しさ、IT業界の話についてもお伝えしながらサポートさせていただきます。

IT初心者の場合、Iパス合格に必要な勉強時間はどれぐらいですか?

未経験者がITパスポートに合格するためには、100時間程度の学習時間が必要だといわれています。

また、初めて学ぶ場合は勉強する範囲が広いので、余裕を持たせて130時間ぐらいを目安に学習する方も多いようです。

IT経験者が試験対策をする場合には、どれぐらいの学習時間が必要ですか?
30~40時間程度です。IT経験者の場合は、参考書を買わずに過去問のみを解く方も多いようです。

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■ ITパスポート試験の合格率は?

ITパスポート試験の合格率は、およそ50%以上。

公式サイトで発表されている統計情報によると、ITパスポート試験合格率の推移は次のとおりですが、年々受験者数が増加すると共に、合格率も上昇しています。

年度 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率(%)
2017年度 84,235 42,432 50.4
2018年度 95,187 49,221 51.7
2019年度 103,812 56,323 54.3
2020年度 131,788 77,512 58.8
2021年度 211,145 111,241 57.5
2022年度 231,526 119,495 51.6
2023年度 128,175 66,072 51.5

出典:ITパスポート試験 統計情報|独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

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3. ITパスポートに独学1か月で合格するための勉強法は?

では、どのような試験対策をおこなえば、独学でも短期間で合格することができるのでしょうか?

ITパスポートに独学1か月で合格するための勉強法』は、次のとおりです。

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STEP1:最初に1ヶ月の学習スケジュールを立てる

独学1ヶ月で合格を目指すには、試験当日までの入念なスケジュールを立てることが重要です。まずは1日何時間勉強するか決め、試験日までに出題範囲のすべてを網羅できるスケジュールを立てましょう。

そして、忘れてはならないのが受験手続きです。1ヶ月後が試験日となるよう、必ず事前に手続きを済ませておいてください

ITパスポート試験は受験日の3か月前から前日まで申し込みが可能ですが、直前に申し込むと希望日が定員オーバーとなっている可能性があります。目標をしっかり定めるという意味でも、「1ヶ月後に合格を目指そう」と決めたその日に中には手続きは済ませておきましょう。

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STEP2:参考書・テキスト・過去問題で知識を培う

ITパスポート試験を独学で合格するためには、参考書と過去問題集の用意が必須です。その際、テキストは参考書と問題集の2冊を最低限購入しておきましょう。

なぜなら、参考書から知識を得てインプットした後に、問題集で試験形式に慣れるアウトプットを繰り返すことが、試験対策には効果的だからです。

オススメの6冊は、こちらのとおり。

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タイトル 【令和5年度】いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集 令和05年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室(情報処理技術者試験) (電子版付き)かんたん合格 ITパスポート教科書&必須問題 令和5年度 情報処理教科書 出るとこだけ!ITパスポート テキスト&問題集 2023年版 キタミ式イラストIT塾 ITパスポート 令和05年 (全文PDF・単語帳&過去問アプリ付)かんたん合格ITパスポート過去問題集 令和5年度 秋期
特徴 「読みやすい、わかりやすい、ていねいの三拍子が揃った参考書&問題集」 「イメージで難しいIT用語を理解できるよう工夫された一冊」 「リーズナブルでわかりやすく、試験に出そうなポイントをおさえた参考書」 「巻頭カラー特集やwebアプリで、試験に出るところだけを楽しく学べる」 「目で見てわかる、イラストベースの解説書」 「親切&わかりやすい解説で、仕上げ学習をサポートしてくれる問題集」
特典 答えを隠せる赤いシート付き カバー裏に試験直前用「重要用語虎の巻」 電子版PDFファイル、スマホで学べるデジタル単語帳「でる語句200」 巻頭カラーページ、webアプリ、答えを隠せる赤いシート付き 答えを隠せるしおり付き スマホで学べるデジタル単語帳「でる語句200」、過去問アプリ、電子版PDFファイル
IT初心者の方は、イラストや図解で分かりやすく説明してあるなど、安心して読み進められるテキストを選びましょう。テキストの選び方については、以下の記事で解説していますのであわせて参考にしてみてください。

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STEP3:ITパスポート試験公式サイトの過去問題を解く

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出典:ITパスポート試験 過去問題(問題冊子・解答例)|独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

参考書にひと通り目を通したら、次は実践問題をひたすら解いていきましょう

書籍の過去問題集と並行して、公式サイトの過去問を解くことをオススメします。公式サイトでは、次の問題が無料で公開されています。

• 平成21~23年度:筆記による方式の試験に出題した試験問題

• 平成24~令和2年度:CBT方式の試験問題のうち、春期及び秋期に実施した特別措置試験で出題した試験問題各100問

• 令和3年度以降:CBT方式の試験問題のうち、実際に出題した試験問題100問

なお、平成24年度春期分以降の公開問題については、本番さながらにCBT試験の受験画面を体験できる疑似体験用ソフトウェア「CBT疑似体験ソフトウェア」で解くことが可能です。

以下のサイトよりダウンロードできますので、試験勉強最後の総仕上げとしてぜひチャレンジしてみてください。

▸ 過去問題(問題冊子・解答例)|ITパスポート試験公式サイト

▸ CBT疑似体験ソフトウェア|ITパスポート試験公式サイト

これらの過去問題集を繰り返し学習することで、自らの苦手分野を洗い出し、克服につなげましょう。

また、ITパスポート試験の過去問を解説している人気のYouTube動画は、こちらです。

▸ 見るだけ合格!ITパスポート(過去問編)|ITすきま教室【ITパスポート.基本情報技術者試験.高校情報科】

Amazon売れ筋ランキングのTOP10にもランクインしている「1週間でITパスポートの基礎が学べる本 動画講義付き」のITすきま教室が解説しているので、独学で過去問を解く際は参考にしてみましょう。

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STEP4:ITパスポート試験用の無料サイト・アプリを活用する

公式サイトの過去問と併用して、ITパスポート試験対策の無料学習サイトやスマホアプリも活用していきましょう。

自らもITパスポート試験の合格者である河村講師がおすすめする学習サイトはありますか?参考書以外に利用したサイトなどがあれば教えてください。

私が試験対策に使ったサイトは、ITパスポート試験ドットコムです。

こちらのサイトは用語の解説も充実していて、過去問も過去24期分おいてあるのでおすすめです。私の場合は、過去10回分を繰り返し行い9割とれるようにしてから受験に挑みました。

インプットに関しては、学習進捗やメモを残せるしかくのいろはもおすすめです。
[ITパスポート試験]独学・無料学習サイト[例題付き!]しかくのいろは

ITパスポートの試験対策ができるおすすめのアプリはありますか?

おすすめのアプリは、以下の2つです。

▸ 全問解説付ITパスポート 一問一答問題集

▸ ITパスポート 全問解説

通勤や通学などの空いた時間にも試験対策をおこないたい方は、スマホアプリを活用した学習もおすすめですので、ぜひ併用してみてください。

ITパスポートの試験対策ができるアプリについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみましょう。

最短でITパスポート試験に合格する勉強方法についての詳細は、以下の記事を参考にしてください。

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4. 独学1か月でITパスポートに合格するためのコツは?

ここからは、「独学1か月でITパスポート試験に合格するためのコツ」について解説します。資格勉強をはじめる前に以下の項目を確認し、日々の学習を心がけるようにしてみてください。

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■ 空いた時間を有効活用して学習を進める

「1か月」という短期スケジュールで合格を目指すには、スキマ時間の有効活用が必須です。

その際、こちらで紹介した無料学習サイトやスマホアプリのほかに、YouTubeなどの動画サイトで学習する方法もおすすめです。たとえば、YouTubeで「ITパスポート」と検索すると、試験の概要や出題範囲、出題傾向などについて詳しく解説している動画がたくさん配信されているので、ご自分に合った動画を視聴しながら空いた時間を使って効果的に情報収集を進めましょう。

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■ インプットとアウトプットを繰り返し行う

ITパスポート試験の対策勉強には、『インプット(基礎知識を習得する)→ アウトプット(覚えた知識をもとに問題を解く)』をバランスよく繰り返すことが重要です。

特に、1か月で合格を目指す場合であれば、インプットとアウトプットにどのくらいの時間をかければ良いのかを考えながら自分に合った学習計画を立てることが合格のカギですが、ベースとなる知識を補うインプットがある程度できていないと、問題を解くことができないため、IT未経験者の場合は、暗記などのインプットに重きをおいた時間配分がよいでしょう。

とはいえ、独学1ヶ月での合格を目指すなら、苦手分野に時間をかけすぎないことも戦略のコツです。各分野別とも、3割程度の得点が取れれば合格できるため、苦手分野のみの克服に集中しすぎることなく、出題範囲全体を網羅的に学習することも、最短コースで合格するための近道であると言えるでしょう。

また、ITに関してある程度の基礎知識がある方は、過去問を解くなどのアウトプットを重点的におこない、間違えた問題や分からなかった部分を後から再度インプットする方法がオススメです。すると、勉強時間を短縮できるうえ、早い段階で問題に慣れることもできるので、より効率よく学習を進められるでしょう。

ITパスポート 独学 プログラマカレッジ

IT未経験者の場合は、準備として、YouTubeで予備知識を身につけたら、前半2週間は、暗記ものを中心に、後半は試験に向けて過去問をひたすら解く方法もおすすめですが、いずれにせよ、あらかじめ大まかなスケジュールを立てておくと、短期間でも効率よく対策することが可能です。

ITパスポート 独学 プログラマカレッジ

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5. ITパスポート試験に合格しているのはどんな人?

ITパスポート試験全体の合格率は、前述したとおり50%前後となりますが、実際にはどんな人が合格しているのでしょうか?その内訳を見てみましょう。

出典:ITパスポート試験 試験結果|独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

こちらは、令和4年4月~令和5年1月におけるITパスポート試験の応募者・受験者・合格者と合格率を表した表ですが、ITパスポートに合格した人のうち、社会人対学生の割合は約6:4でした。

また、合格者の内訳を示したこのグラフを見ると、非IT系の方の合格者が最も多いことがわかります。

出典:ITパスポート試験 試験結果|独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

また、高校生の合格者も20%を超えていることからも、ITパスポート試験はITに関する基礎知識がまったくない方や、社会人経験のない学生の方でもチャレンジしやすい入門資格であることは間違いありません。

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6. ITパスポート試験の独学に向いている人の傾向と特徴は?

ここまで独学1ヶ月でITパスポート試験に合格する方法について解説してきましたが、どのような方がITパスポート試験に独学で合格しやすい傾向にあるのでしょうか?

主な特徴としては、以下の4項目が挙げられます。

• ITに関して何らかの興味を持っている人

• 目的意識を持って資格取得を目指している人

• 独学で資格を取得することに馴れている人

• 計画を立てて勉強することが得意な人

とはいえ、前述の通り、ITパスポート試験は他のIT資格と比べても難易度が低いので、自分に合った学習計画を立てて日々コツコツと勉強さえすれば、どなたでもパスすることは可能です。

特に、パソコンやインターネット、IT機器など、少しでもITに関連することに興味があれば、楽しみながら独学することができる資格なので、この機会に取得したいと思われた方はぜひ積極的にチャレンジしてみてください。

ITパスポート 独学 プログラマカレッジ

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7. 未経験からプログラマーを目指したい方にはプログラマカレッジもおすすめ!

今回は、ITパスポートに独学1か月で合格するための勉強法について解説しましたが、いかがでしたか?

ITパスポート試験を足掛かりに、未経験からプログラマーを目指したい方には、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」もおすすめです。

現在プログラマカレッジでは、ITパスポート試験に合格して入社決定に至ると、受験料金が全額返金となるキャンペーンを実施中。

さらに業界に精通したアドバイザーや経験豊富なプロの講師陣が就職をしっかりとサポートしてくれるので、未経験者でも安心して就職活動に専念することが可能です。

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ぜひこの記事を参考に、ITパスポート試験の一発合格を目指してくださいね。

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