大学卒業後、ECサイトを運営する会社に入社したものの数か月で退職してしまったという小佐野淳平さん(25歳:プログラマカレッジ受講時点)。
退職後は図書館スタッフのほか、小中学生向けのプログラミングスクールで塾講師のアルバイトをしていたといいます。
もっとも小佐野さん自身にプログラミング経験があったわけではなく、カリキュラムに沿って子どもたちにScratchの使い方を伝えるに過ぎなかったといいます。そうして子供たちにScratchを教える中で「もっと、ものづくりで人の役に立つ仕事をしたい」と考えるようになった小佐野さんが選んだのが、プログラマカレッジの受講でした。
IT業界未経験の小佐野さんが、スキルを身につけてプログラマーに転職した過程をご紹介します。
❶「ものづくりを通して人の役に立ちたい」と感じて決めたITエンジニアへの道
【Q】前職は塾講師のアルバイトをされていたとうかがっています。大卒後、どのようなキャリアを歩んで塾講師になったのでしょう?
大卒後はECサイトの運営会社に入社したのですが、正直、環境や仕事内容が自分の肌に合わない部分が多々あり、すぐに退職してしまいました……。大学時代の就職活動で内定を頂いた会社の社風や働き方をイメージしきれなかった私自身の未熟さも、大きな要因だったと思います。
退社後は正社員転職をせず、アルバイトをしていました。バイトの内容は図書館スタッフであったり、小中学生向けプログラミングスクールのScratch講師です。
【Q】Scratchを教えていたということは、小佐野さん自身にプログラミング経験があったのですか?
いえ、プログラミング経験があったわけではないです。趣味程度でほんの少し学んだことはありますが、それは「経験」にあまり含まれない程度のものだと思います。
Scratchについては勤務先のスクール側が教材を用意してくれていたので、教えるためにその教材に沿って学習しました。
そうしてScratchを学び、子どもたちに教えると「楽しい」「(※カリキュラムに無い内容も)もっとやりたい!」といった感想が出てくるんです。そうしたことが一度や二度ではなかったので、Scratchは子どもたちの役に立っているという実感が得られました。
この原体験があったことで、自分の中に「ものづくりを通して何か人の役に立つ仕事がしたいな」という気持ちが芽生え、プログラマーになりたいと思うようになりました。
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❷ アルバイトのScratch講師が直面した「本格的なプログラミングには何を学べばいいのか」の迷い
【Q】Scratchの学習経験があるならば「本格的なプログラミング学習も独学でできるだろう」とはお考えにならなかったですか?
そうは考えませんでした。そもそも僕の場合は「まずどんな言語を勉強すれば良いのか」というところから迷っていました。
そこでネットで調べると「初めて学ぶならRubyがいいよ」という記事を少なからず見かけました。しかし、参考までにプログラミングスクールの説明会に色々足を運んでみると「Rubyのデメリット」も少なからず見えてきました。学習向けには良いかもしれませんが、中長期的なキャリアも考えながらプログラミングを学ぶならば必ずしも適した言語とは言えないというのが今ならば分かります。
こうして情報を集めるうちに、やはり独学ではなく体系的に学ぶ方が良いであろうと思い、プログラミングスクールの受講を決意しました。
【Q】多くのプログラミングスクールの中から、プログラマカレッジを選んでいただいた決め手はなんだったのでしょうか?
プログラマカレッジに決めた理由は、やはり「無料で受講できる」というのが大きかったですね。プログラマカレッジ以外のスクールは有料のものが多く、受講費用も決して安くは無いです。
あとは卒業生の方のインタビューも、とても参考になりました。
特に無料のプログラミングスクールながら「キャリアアドバイザーの方が親切にサポートしてくれる」「講師の方の教え方も分かりやすい」という内容が印象に残りました。
そうして実際に説明会に参加し、学習内容について質問してみたり、キャリアアドバイザーの方とお話ししてみて「このスクールなら安心して学習できそうだし、その後のキャリアについても心配いらないだろう」と確信が持てたので入校しました。
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❸ 独学でつかみきれなかったオブジェクト指向を習得。プログラマカレッジでのプログラミング学習
【Q】プログラマカレッジのカリキュラムは大きく「研修(学習)」と「就活」に分けられます。まずはプログラマカレッジでの研修(学習)について率直な感想を聞かせていただけますか
先にもお話ししたのですが、趣味程度にプログラミングを学んだことはありました。その際に、全く分からなくて手が止まってしまったのが「オブジェクト指向」です。
そしてプログラマカレッジに入校しても、やはりオブジェクト指向は難しかったです。しかし独学と違うのは、講師の方の存在です。
担当の講師の方に説明していただいたり、解説を頼んだりしながらなんとか習得できました。
【Q】研修を終えるまでにかかった期間はどれくらいですか?
だいたい1ヶ月くらいです。1日に3時間は学習時間を確保できていたので、比較的速いペースで研修を進められたと思います。
【Q】「週に何回研修に参加するか」など自分の中で受講ルールは決めていましたか?
毎日時間があったので、できる時間は参加しようと考えていました。特に最初のうちは、ほぼ毎日研修に参加していましたね。
【Q】プログラマカレッジで学んだ内容を独学で学習していたら、どのくらい期間がかかったかイメージできますか?
プログラマカレッジでは1ヶ月程度で研修を終えましたが、独学だったら3ヶ月から半年くらいはかかったのではないかと思います。
たとえばプログラマカレッジのカリキュラムの中で、最も実践的な内容の1つに「ECサイト開発」があります。カリキュラムがあり、講師の方がいればECサイトを作るのに何が必要かは初心者が自ら要件定義する必要は無いですよね。
でも独学の場合、ECサイトを作るのに「どんな言語とフレームワーク、ライブラリなどが必要か」を精査するだけでもすごく時間がかかりますよね。そこから実際にECサイトを作るのにも、1人だったら研修中のようにスムーズには進められないだろうなと思います。
【Q】学習するなかで「無料だから仕方ない」と感じてしまうような、品質の低い部分はありましたか?
欲を言えば、作ったECサイトを本番環境にアップロードしてみたかったですね!
プログラマカレッジでの研修は「ECサイトを作り終えるところまで」でした。しかし、実際に実務で開発する場合には、テスト環境にアップロードして動かし、そこで問題がなければ本番環境にもアップするという過程があるのではないかと思います。
その部分を体験できなかったことに関しては、少し物足りなさを感じました。今後の個人学習や転職先での実務を通じて、そのあたりの経験は今後も積んでいきたいです。
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❹ 一緒にキャリアプランを考えてくれる「企業」が多かった!未経験からITエンジニアへの転職活動
【Q】研修を終えるといよいよ就職活動が始まりますが、まずキャリアアドバイザーの対応について感想をおうかがいできますか
本当に丁寧に対応してくださって、感謝しています。些細な質問にも、丁寧に回答していただきました。
面接練習が手厚かったのも嬉しかったですね。面接は合計で4回打ち合わせをしました。最初の1回でどのような企業を紹介していただけるのかをうかがい、2回目は想定質問集に対する回答を作ってチェックしていただきました。
その後、3回目と4回目で模擬面接をして、就職活動に臨みました。
【Q】何社くらいの選考を受けましたか?
選考を受けたのは8社です。書類選考を8社受けて、1週間で6社の面接を受けました。キャリアアドバイザーの方のサポートが手厚く、スケジュール調整も無理ない範囲で行ってもらいました。
もしこの記事をお読みの方の中に、プログラマカレッジの受講を検討している方がいる場合「1週間で6社の面接は大変そうだ」と思うかもしれませんね。でもやってみると本当に無理なくできるので、安心してください!
【Q】プログラマカレッジから紹介された企業の質に関してはどのように感じましたか?
まず驚いたのは「応募者の発想ややりたいことを汲み取って、一緒にキャリアプランを考えてくださる企業が多い」ということでした。
正直、このレベルで応募者に寄り添ってくれるあたたかな面接を経験したことがこれまであまり無かったので本当に良い意味で驚きでした。
そして私自身、そういった個人に寄り添うスタンスがある会社に就職したいと考えていたので、紹介していただいた企業はどこも素晴らしいと感じました。
【Q】最終的に株式会社イーゼさんに就職を決めていますが、決め手はなんだったのでしょうか?
「将来的に役立つスキルを得られたり、どんどんステップアップしていける制度がある会社を選びたい」というのを、私は今回、就活の軸として定めていました。その軸に当てはまっていたというのが、一つ目の理由です。
また面接そのものに充実感があったのも大きかったです。実は面接では取締役の方や人事の方と2時間ほどじっくりお話をさせていただきました。2時間もお話しすることができたので会社の雰囲気が掴め、自分の働く姿をイメージしやすかったのも理由のひとつです。
この会社でならすぐに働きたいと思いましたし、そのことを歓迎してくれてすぐに入社できる手筈をプログラマカレッジのキャリアアドバイザーさんも、イーゼさんも整えてくれたのもありがたかったですね。
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❺ プログラマカレッジを受講したい方へのアドバイス
【Q】現在プログラマカレッジの受講を検討されている方に、何かアドバイスをいただけますか?
自分の体験から感じるのは、できる限り毎日勉強の時間を確保した方が良いということです。30分だけでもいいので、とにかく毎日時間を確保した方が、結果的に楽に学習を進められるのではないかと思います。
1日でも間を空けてしまうと、内容を忘れてしまうこともありますし、学習を進めるのがおっくうにもなってしまうんですよね。そういう意味でも、学習を習慣づけるためにも毎日少しずつ勉強するのがいいと思います。
忙しい中で学習時間を確保するのは大変だと思いますが、得られるものは大きいのでぜひ頑張ってみてください!
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今回の担当者は…
キャリアアドバイザー 山口直也
何よりも誠実な対応を心がけております。前職ではホテルにて多くのお客様に寄り添い、丁寧なサービスを提供してきました。この経験から得たホスピタリティ精神を活かし、何よりも皆様との信頼関係を大切にしています。安心してご相談いただける環境を提供し、皆様が満足した就職・転職活動を終えられるように全力でサポートいたします。新しい人生のスタート地点である転職を成功させるために一緒に頑張りましょう!