資格があると、自分のスキルや知識を客観的に示せます。クラウド関連の資格を取得したい方に向けて、おすすめの人気クラウド資格を紹介。クラウドエンジニアをこれから目指す初心者向けと、すでに実務経験がある経験者向けに分けて紹介しています。また、IT初心者の方に向けて、クラウド資格の選び方のポイントや資格取得のメリット、デメリットも解説します。
なお、IT未経験からクラウド資格の取得をしてITエンジニアを目指すなら、LinuCを無料で受験できるプログラマカレッジのクラウドエンジニアコースがおすすめです。
最終更新日:2023年10月26日
アドバイザー
プログラマカレッジ講師 竹本 季史
全くの未経験からIT業界に飛び込むことは勇気がいると思います。ただ、それはあなただけではなく、私自身も同じくそうでしたし、プログラマカレッジを卒業した多くの卒業生も皆始めは全くの初心者でした。プログラマカレッジのクラウドエンジニアコースには初めてITインフラを学ぶ最適な環境が用意されています。あとはあなたが初めの一歩を踏み出すだけです。これからの自分自身に大いに期待してください。
ITを知るためにまずトライしてほしい資格に加え、これからクラウドエンジニアを目指したい人におすすめの「初心者向け」とすでにクラウドの経験がある人向けの「経験者向け」にわけて難易度を紹介します。
【IT全般】 基本情報技術者試験 |
試験内容:ITを活用した製品やサービスを作る人向けの基礎知識 試験方式:多肢選択式 試験時期:随時 受験料:7,500円(税込) |
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基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門ともいわれる試験です。ITエンジニアとして必要なスキルを網羅的に問われます。
幅広い知識を証明できるため、クラウドエンジニア以外のIT職を目指すことになっても役に立つ可能性が高い資格です。まずITに関する基礎知識から身につけたいと考えている人も、基本情報技術者の取得を目指してみると良いでしょう。
【初心者向け】 LinuC レベル1 |
試験内容:仮想環境を含むLinuxシステムの基本操作とシステム管理 試験方式:CBT方式 試験時期:随時 受験料:1試験あたり16,500円(税込) |
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【経験者向け】 LinuC レベル2 |
試験内容:仮想マシン・コンテナを含むLinuxシステム、ネットワークの設計・構築 試験方式:CBT方式 試験時期:随時 受験料:1試験あたり16,500円(税込) |
出典:IT資格といえばLinuC(リナック)|LPI-Japan
LinuCは、システム構築や運用管理に必要なスキルを証明できる試験です。4つのレベルが用意されており、1つずつ学習を進めていくことで初心者から上級エンジニアに必要な知識やスキルまでを身につけられます。
プログラマカレッジのクラウドエンジニアコースでも、LinuCの取得を推奨しています。通常LinuCの受験には1試験あたり16,500円(税込)の受験料がかかりますが、クラウドエンジニアコースの受講生であれば無料で受験可能です。
【初心者向け】 クラウドプラクティショナー |
試験内容:AWS クラウド、サービス、用語の基礎的な分野 試験方式:複数選択または複数応答のいずれか 試験時期:随時 受験料:100 USドル |
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【経験者向け】 ソリューションアーキテクト・アソシエイト |
試験内容:AWSテクノロジーに関する知識とスキル 試験方式:複数選択または複数応答のいずれか 試験時期:随時 受験料:150USドル |
出典:AWS 認定|AWS
AWS認定資格は、クラウド3大資格のひとつでもっともメジャーな資格です。Amazon Web Services(AWS)に関する知識やスキルを問われる試験で、複数の試験が用意されています。
職種や持っているスキルによって適した試験は異なりますが、クラウドエンジニアを目指す初心者には「クラウドプラクティショナー」が、クラウドエンジニアとして働き始めた人には「ソリューションアーキテクト・アソシエイト」がおすすめです。
【初心者向け】 Azure Fundamentals |
試験内容:Microsoft Azure の基礎 試験方式:選択式 試験時期:随時 受験料:12,500円(税込) |
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【経験者向け】 Azure Developer Associate |
試験内容:Microsoft Azureを利用した開発に関する知識 試験方式:選択式 試験時期:随時 受験料:21,103円(税込) |
出典:Microsoft の認定資格|Microsoft Learn
Microsoft Azure認定試験は、3大クラウドのひとつである「Microsoft Azure」に関する知識や技術を問う試験です。Microsoft Azureは、Microsoft社が提供するクラウドサービスで、AWSに次ぐ世界2位のシェアを誇ります。
試験が終了すると、数分程度でスコアを確認できます。不合格となってしまった場合でも、前の受験から24時間以上経過すれば、再度受験可能です。
【初心者向け】 Cloud Digital Leader |
試験内容:Google Cloudに関する基礎知識 試験方式:多肢選択式 試験時期:随時 受験料:99USドル |
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【経験者向け】 Associate Cloud Engineer |
試験内容:Google Cloudの活用と管理 試験方式:多肢選択式 試験時期:随時 受験料:125USドル |
Google Cloud 認定資格は、3大クラウドのひとつである「Google Cloud Platform(GCP)」に関する知識や技術を問う試験です。Google Cloud Platformだけでなく、クラウド全般に関する幅広い知識を示せる資格でもあります。
Google Cloud 認定資格は、高収入を狙える資格としても注目されています。年収の高いクラウドエンジニアになりたい方は、ぜひ取得を検討してみてください。
やみくもに資格を取得しても、必ず役に立つとは限りません。
クラウドエンジニアとしての活躍を目指すのであれば、将来のキャリアについてもあらかじめ考えておきましょう。どのような部分を自分の強みとしたいのか、将来どんな働き方をしたいのか考え、それに合わせて資格を選ぶのがおすすめです。
クラウドエンジニアは将来性が高い職種です。しかし、長く活躍できるクラウドエンジニアになるためには、スキルアップが欠かせません。クラウドの技術は日々進化しているため、常に最新の技術を学びながらスキルを磨かなければ、持っているスキルが時代遅れのものとなってしまいます。
資格を選ぶ際には、市場価値の高いものを選びましょう。市場価値が高いということは、その資格で示せるスキルに需要があるということです。需要のあるスキルを身につけておけば、さまざまな現場で活躍できるでしょう。
クラウド資格の中には、難易度が高いものも存在します。初心者がいきなり難易度の高い資格に挑戦しても、取得するのは難しいでしょう。取得難易度が高い資格の中には、実務経験が必要なものもあります。
まずは自分のスキルを把握したうえで、試験の難易度や合格率を考慮して受験する資格を決めましょう。特に、実務経験が必要かどうかは必ず確認してください。
目指す資格に実務経験が必要なのであれば、まずはクラウドエンジニアになるための学習から始めましょう。
資格を取得すると、その分野で一定のスキルや知識を持っていることを証明できます。そのため、多くの業務に関われる可能性があるのです。場合によっては、資格を持っていることで難易度の高い業務に挑戦できるケースもあるでしょう。
資格がなければ、業務の中で少しずつスキルを見極めていくしかありません。しかし資格があれば、スキルを見極める時間が不要となるため、その分早く本格的な案件に関われる可能性があります。
これから就職や転職を考えている人は、資格を取得しておくと便利です。
面接やポートフォリオである程度の確認はするものの、それだけではなかなか求職者が持っているスキルを知るのは難しいものです。特に未経験者の場合、今までの実績もないためスキルの証明に苦戦することも多いでしょう。しかし、資格があれば持っている知識やスキルを客観的に示せます。
就職や転職活動だけでなく、実際の業務にも資格が役立ちます。
チームを組む際、リーダーはこれまでの実績や持っているスキルを加味しながらメンバーを選びます。これまでに参加した業務の実績が少ないと、その分参加できる案件の幅が狭くなってしまうのです。しかし、これまで経験がない分野でも、資格があればスキルや知識があることを示せます。資格に関連する案件が発生した時に、参加できる可能性が高まるでしょう。
クラウド資格を取得するためには、受験料が必要です。
受験料が高額なものもあり、上位資格は特に高い傾向があります。受験料は試験に合格できないとムダになってしまうため、確実に合格できるくらいまで知識をつけてから試験に臨みましょう。
資格を取得するためには、事前の学習が欠かせません。必要な学習時間は資格の種類や自分が今までに積み重ねたスキル・経験によって異なりますが、非常に長時間の学習が必要なケースもあります。
とはいえ、時間をかけずに何かを習得することはできません。資格取得を目指すと決めたら、できるだけ効率良く学習を進められるよう工夫しましょう。例えば、隙間時間を上手に活用しながらの学習や、問題集を使って自分が理解していない部分を確認してから学習を開始するといった方法があります。
クラウド資格だけでなく、IT系の資格は初心者にとって難易度が高い傾向があります。この記事でIT全般の基礎として紹介した基本情報技術者試験であっても、200時間程度の勉強が必要とされています。1日2時間毎日勉強したとしても、3ヶ月以上の期間が必要です。
クラウドに関連する資格は数多くあります。まずは、自分の目指すキャリアを明確にしたうえで、どのような資格があると目指すキャリアに近付けるか考えてみましょう。資格を取得しておくと、就職・転職活動を有利に進められます。
ただし、クラウド資格は難易度が高いことに加え、受験料も高額な傾向があります。自分のスキルや知識量にあった資格の取得から始めて、少しずつ積み上げていきましょう。
クラウド資格の取得を目指すなら、就職率98.3%のプログラマカレッジのクラウドエンジニアコースがおすすめです。プログラマカレッジは無料で通えてエンジニアを目指せるITスクールで、AWSやLinuxなどクラウドエンジニアに必要なスキルを学べます。クラウドエンジニアコースの受講生はLinuCを無料で受験できるため、資格取得を目指す人にも適しています。
履歴書・職務経歴書の作成支援や面接対策といった就職・転職サポートも実施しているため、これからクラウドエンジニアを目指したい人にもおすすめです。プログラマカレッジでクラウド資格の取得を目指してみませんか?お待ちしています!
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