ITコラム

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スキルアップ

2019.10.24

ITパスポート試験は難しい?!難易度からみたおすすめ勉強方法とは?

IT系の情報処理入門国家試験である「ITパスポート」について、難易度や、独学でのおすすめ勉強方法などについてご紹介します。近年のITの急速な普及により、ITパスポートの受験者は年々増加しており、取得するメリットが多くあります。情報処理系入門資格ですが、ITの幅広い知識が問われる試験です。未経験でも、プログラマになりたい!と思っている方は、しっかりと対策して短期間で合格を目指してみてください!

最終更新日:2019年10月28日

目次

1.ITパスポート試験の難易度・合格率と独学での勉強時間
1-1.ITパスポートの難易度と合格率
1-2.独学での勉強時間の目安は?
2.ITパスポートとは?
2-1.ITパスポート試験の概要
3.出題分野と出題範囲
4.合格するための勉強方法
4-1.インプット
4-2.アウトプット
5.ITパスポート受験する際の注意点
6.ITパスポート取得のメリット
6-1.ITの幅広い基礎知識が身につく
6-2.仕事をするうえで役に立つ
7.まとめ

1.ITパスポート試験の難易度・合格率と独学での勉強時間

ITパスポートは、情報処理推進機構(IPA)が運営する情報処理試験の中で、入門試験と位置づけられています。

1-1.ITパスポートの難易度と合格率

下記は、ITパスポート公式サイトから引用した、平成31年4月~令和元年8月のITパスポート試験の合格率となります。

平成31年4月~令和元年8月の合格率
社会人 64.6%
学生 39.8%
平均 55.7%

引用元:ITパスポート公式サイト/試験結果

【IT未経験の場合:難易度「高」】
合格率からもお分かりのように、受験者の2人に1人が不合格となります。ITパスポート試験は、試験範囲が大変広く、また専門用語も多く出題されます。専門用語を覚えないと問題の意味が分かりません。そのため、IT未経験者の場合の難易度は高めといえるでしょう。
そのため、しっかりと試験対策をしないと合格することが難しくなります。しっかり資格対策をすることが重要です。

1-2.独学での勉強時間の目安は?

ITパスポート試験の参考書は多く出版されており、IT未経験でも、独学で充分合格を目指せる試験となります。
ITパスポート試験の勉強時間は、30時間~150時間必要など、様々な意見があります。日ごろパソコンに馴染みがあるかどうかで個人差が出てくる傾向にあります。
勉強を始める前に、「1日3~4時間勉強して、1か月で取得を目指す」など目標を明確に決めて、計画的に学習してみることをお勧めします。

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2.ITパスポートとは?

2-1.ITパスポート試験の概要

正式名称:ITパスポート試験(通称:iパス)とは、情報処理推進機構(IPA)が運営する、経済産業省が認定する国家試験です。ITパスポートの受験者は年々増加し続けています。それは、近年、ITの需要は急速に加速し、どんな職種でもITの基礎知識は不可欠となっているからです。

ITパスポート試験の概要
試験時間 120分
出題数 100問
試験方法/出題形式 CBT方式(四肢択一式)
出題分野 ストラテジ系(経営全般):35問程度
マネジメント系(IT管理):20問程度
テクノロジ系:(IT技術):45問程度
合格基準 ・総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること
総合評価点:600点以上/1,000点中

分野別評価点:
ストラテジ系:300点以上/1,000点中
マネジメント系:300点以上/1,000点中
テクノロジ系:300点以上/1,000点中

受験資格 なし
受験料(2019年10月時点) 5,700円(消費税込み)
受験料支払い方法 クレジットカード・コンビニ決済・バウチャー

データ参考URL:
ITパスポート公式サイト/試験内容・出題範囲
ITパスポート公式サイト/受験要領

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3.出題分野と出題範囲

ITパスポート試験は2019年4月より、新シラバス4.0となり、出題範囲が大きく変わりました。

【ストラテジ系(経営全般)】

「ストラテジ系」は、「企業と法務」「経営戦略」「システム戦略」など企業の経営全般に関する知識が問われます。企業におけるコンプライアンス、グループウェアやオフィスツールなどの正しい使い方などについて幅広く出題されます。

【出題範囲】

・企業と法務
・経営戦略
・システム戦略
データ参考URL:
ITパスポート公式サイト/試験内容・出題範囲

【新シラバス4.0から追加された範囲】

【企業と法務】
問題・用語の追加 ・「セキュリティ関連法規」
・「取引関連法規」
用語の追加 ・「経営資源」
・「ソフトウェアライセンス」
【経営戦略】
問題・用語の追加 ・「AI(Artificial Intelligence:人工知能)」
・「IoT システム・組込みシステム」
用語の追加 ・「経営戦略に関する用語」
・「マーケティングの基礎」
・「技術開発戦略・技術開発計画」
・「代表的なエンジニアリングシステム」
・「電子商取引」
【システム戦略】
問題・用語の追加 ・「データ活用」
用語の追加 ・「情報システム戦略」
・「業務プロセス」
・「業務改善及び問題解決」
・「IT の有効活用」
・「ソリューションの形態」
・「情報リテラシ」
・「普及啓発」
・「調達の流れ」

データ参考URL:
ITパスポート公式サイト/「ITパスポート試験」シラバス(Ver4.0)(変更箇所表示板)

【マネジメント系(IT管理)】

「マネジメント系」は、「開発技術」「プロジェクトマネジメント」「サービスマネジメント」などIT分野における管理知識を問われます。要約するならば、プロジェクトマネージャーに必要となる知識です。
システム開発するうえでの開発工程の知識、効率的なプロジェクトマネジメント、IT運用の効率化など、プロジェクトのマネジメントにおける知識全般が問われる分野となります。

【出題範囲】

・開発技術
・プロジェクトマネジメント
・サービスマネジメント
データ参考URL:
ITパスポート公式サイト/試験内容・出題範囲

【新シラバス4.0から追加された範囲】

【開発技術】
問題・用語の追加 ・「アジャイル」
用語の追加 ・「主なソフトウェア開発手法」
【プロジェクトマネジメント】
問題・用語の追加 ・「サービスデスク(ヘルプデスク)」
【サービスマネジメント】
用語の追加 ・「内部統制」

データ参考URL:
ITパスポート公式サイト/「ITパスポート試験」シラバス(Ver4.0)(変更箇所表示板)

【テクノロジ系(IT技術)】

「テクノロジ系」は、コンピュータの「基礎理論」「コンピュータシステム」「技術要素」などIT技術の基礎について幅広く問われる分野となります。
IT技術者に必要な基礎知識である、アルゴリズムの概念やソフトウェアの基礎知識、ネットワークやセキュリティーについて問われる分野となります。

【出題範囲】

・基礎理論
・コンピュータシステム
・技術要素
データ参考URL:
ITパスポート公式サイト/試験内容・出題範囲

【新シラバス4.0から追加された範囲】

【基礎理論】
問題・用語の追加 ・「IoTデバイス」
【コンピュータシステム】
用語の追加 ・「OS の種類」
・「コンピュータ」
【技術要素】
問題・用語の追加 ・「IoT ネットワークの構成要素」
・「情報セキュリティ組織・機関」
・「IoTシステムのセキュリティ」
問題の追加 ・「通信プロトコル」
・「IoTシステムにおける情報セキュリティを確保するための必要な取組みの理解」
用語の追加 ・「マルチメディア技術の応用」
・「データベース管理システム」
・「ネットワークの構成要素」
・「通信サービス」
・「脅威と脆弱性/技術的脅威の種類と特徴・脆弱性・不正のメカニズム」
・「攻撃手法」
・「情報セキュリティ管理/リスクマネジメント・情報セキュリティ管理」
・「個人情報保護」
・「情報セキュリティ対策の種類と対策/人的セキュリティ対策の種類・技術的セキュリティ対策の種類・物理的セキュリティ対策の種類」
・「情報セキュリティ対策・情報セキュリティ実装技術/暗号技術・認証技術・利用者認証・生体認証(バイオメトリクス認証)」

データ参考URL:
ITパスポート公式サイト/「ITパスポート試験」シラバス(Ver4.0)(変更箇所表示板)

どの分野においても、専門用語を暗記・理解をしていないと回答できない問題が多く出題されるのが特徴です。

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4.合格するための勉強方法

皆さん、ITパスポート試験に限らず、「試験を受けるなら一発で絶対に合格したい!」と思いませんか?
試験勉強の基本は、インプット(知識を覚える)→アウトプット(覚えた知識を実践する)のバランスと繰り返しが重要となります。
ここで、ITパスポート試験に一発で合格するための、おすすめの勉強方法についてご紹介します。

4-1.インプット

【1:参考書】
ITパスポートの参考書は多く出版されています。
新シラバスに対応した参考書を選ぶことはもちろんですが、短期間で合格することに重点をおいたものや、イラストベースで初心者にわかりやすく解説されたもの、参考書と問題集が1冊に集約されたものなど様々な参考書があります。
是非、書店で実際に手に取って自分に合ったものを選びましょう。

※ITパスポートのおすすめの参考書については、下記の記事も参照ください。
【2019年度版】初心者におすすめのITパスポート参考書7選

【2:無料学習サイト】
Web上には、ITパスポートの無料学習サイトもあります。
無料学習サイトでは、問題集や、専門用語集が大変充実しているサイトもあります。参考書を使わずに、無料学習サイトのみで合格したという声も多数あります。参考書とともに活用することも、おすすめです。

【3:スマホアプリ】
ITパスポート試験対策用の無料のスマートフォンアプリも多くあります。
スマートフォンアプリのメリットは、電車での移動時間など隙間時間を有効活用し、用語の暗記などができることです。問題集も充実しています。分野ごと細分化された形式・計算問題だけまとめたもの・過去問題集など、苦手箇所だけピンポイントで繰り返し学習することができたりするアプリもあります。
自分に合ったスマートフォンアプリも活用し、効率的に学習してみるとよいでしょう。

4-2.アウトプット

参考書や、無料学習サイト、スマホアプリを使って、ITパスポートに必要な知識や用語を覚えたら、あとは、問題集を解いて実践してみましょう。参考書や無料学習サイト、スマートフォンアプリの中に、問題集もありますので、そちらで問題集を解くのもいいですね。
試験対策の総仕上げに、ITパスポート公式サイトには、平成21年度~平成31年度分まで計21回分(2019年10月時点)の過去問題集と解説が掲載されており、ダウンロードして繰り返し問題を解くことができます。
【ITパスポート公式サイト/過去問題】

是非、問題を解いて、知識習得の確認をして試験に臨みましょう。

※ITパスポートの独学での勉強方法については、下記の記事も参照ください。
【ITパスポート】独学30日で合格するための勉強方法とは?

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5.ITパスポート受験する際の注意点

ITパスポート受験する際の注意点は、「試験日の申し込み」にあります。
ITパスポート試験は、他の情報処理系国家試験と異なり、希望する日時で全国47都道府県の109の試験会場(2019年10月時点)の中から、好きな試験会場を選んで受験することができます。また、試験の申し込みは、受験日の3か月前から、受験日の前日まで可能です。
引用元:ITパスポート公式サイト/受験要領

「好きな日時で好きな場所で受験可能」ということは、だらだらと受験日を後回しにしてしまうといったことが起こりかねません。
著者は、過去に他の試験となりますが、試験勉強をして、いざ「試験日を1週間後にしよう!」としたところ、希望の会場がすでに定員となっており、片道2時間かけて、別の試験会場まで受験にいったという経験があります。そんなことは、時間と体力の無駄です。
ストレスなく、最短で合格するために、先に希望の受験日・会場で試験の申し込みをしてしまいましょう。そのうえで、是非、計画的に学習を進めてみてください。

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6.ITパスポート取得のメリット

近年のITの急速な普及により、今や、IT技術はなくてはならないものとなっています。そこで、ITパスポート取得のメリットをご紹介します。

6-1.ITの幅広い基礎知識が身につく

ITパスポートでは、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系といった幅広いITの基礎知識が問われます。資格取得することで、ITの幅広い基礎知識が身につきます。

6-2.仕事をするうえで役に立つ

今や、業種・職種を問わず、基礎的なパソコンスキルやITの基礎知識は必要不可欠です。
そのため、取得することで、事務系職種では、パソコン基礎スキルの証明となり、仕事を効率的に進めることができるようになります。
また、未経験でプログラマーになる場合は、「プログラマーとして必要な基礎知識が備わっている」という証明となり、プログラマーとして働く際にITパスポートの知識は役に立ってくるでしょう。

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7.まとめ

今回は、ITエンジニアの入門資格である、「ITパスポート試験」の難易度や、独学で合格するためのおすすめの勉強方法などについて紹介しました。ITパスポートは、ITにまつわる幅広い知識の習得証明となります。そのため、多くの大手企業がITパスポートの取得を推奨しています。
引用元:ITパスポート公式サイト/企業の声

「未経験だけど、プログラマーになりたい!」という方は、ITパスポートを取得して、IT基礎知識の土台をしっかり固めて、自信をもってプログラマーとしての第一歩をスタートしてみてください。

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