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スキルアップ

2022.05.02

ITパスポートとはどんな資格?難易度・合格率・試験対策に勉強時間は?

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プログラマカレッジ編集部
プログラマカレッジ編集部

未経験からプログラマになりたいと考えてる皆さまに、プログラミング言語の基礎知識や、プログラマとしての転職ノウハウ、転職に役立つ資格、IT業界情報など、お役立ちコラムを配信しています。

ITパスポートとは、IT業界未経験者や初心者向けの国家資格。試験対策をしながらITに関する基礎知識が幅広く身につくため、高難易度のIT資格に挑戦するための土台を固める入門資格としてもおすすめですが、資格内容や難易度についても気になりますよね。本記事では、ITパスポートの資格概要や難易度・合格率を紹介。当資格の取得経験もある現役講師が、Iパス対策に必要な勉強時間についても解説します。

最終更新日:2022年5月2日

1. ITパスポートとはどんな資格?

ITパスポート 難易度 プログラマカレッジ
通称Iパス(アイパス)とも呼ばれているITパスポートは、入門レベルのIT基礎知識を証明できる、経済産業省認定の国家資格。IT未経験者や初心者向けの試験であることから、情報処理技術者試験の中でも入門者向けの資格として位置づけられています。

ビジネス社会に必須のIT基礎知識が学べることから、社内研修に取り入れる企業も多く、さまざまな業界や業種で導入されるだけでなく、最近ではプログラミング教育の始まった学生層にも支持されているため、幅広い年齢層の受験者が増えつつあります。

ITパスポート試験公式サイト

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2. ITパスポート試験の難易度と合格率

✔    ITパスポート試験の合格基準

ITパスポート試験の合格条件は、総合評価点600点以上、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上です。なお、公式が定めている合格基準の詳細は、以下のとおり。

■ 合格基準

総合評価点 600点以上/1,000点(総合評価の満点)
分野別評価点 ストラテジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
マネジメント系
テクノロジ系

出典:試験内容・出題範囲|ITパスポート試験

では、試験に合格できる人は実際にどれぐらいいるのでしょうか?

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✔    ITパスポート試験における過去5年間の合格率

こちらは、ITパスポート試験を主催するIPAが公式に発表した「応募者・受験者・合格者の累計」から過去5年間のデータデータを抜粋したグラフです。

ITパスポート 難易度 プログラマカレッジ

出典:ITパスポート|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)

直近2年間の受験者数が減少しているのは社会的なパンデミックの影響も考えられますが、過去5年間の平均合格率は34.67%

6年前の平成29年度の合格率は29.79%で、令和2年度には48.09%まで上昇しているため、合格難易度は年々低くなっていると言えるでしょう。

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✔    IT未経験者の合格難易度~学生と社会人の場合

前述した合格率からも分かるように、不合格者の割合は受験者の約65%。試験範囲が大変広く、また専門用語も多く出題されるため、IT未経験者にとっては難易度は高めと言えるでしょう。

また、社会人と学生の合格率を比較した表は以下のとおり。

■ 令和3年4月~令和4年2月の合格率

社会人 58.7%
学生 41.5%
平均合格率 50.1%

出典:ITパスポート|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)

属性別の合格率を見るとその割合は50.1%なので、しっかりと試験対策さえすれば、学生やIT未経験者でも合格することは可能です。

弱点を補うためには、学生の方はビジネス分野を、そしてIT未経験者はテクノロジー系の知識を重点的に勉強すると、合格できる可能性がさらにアップするでしょう。

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3. 他の情報系資格と比較したITパスポートの難易度は?

ITパスポート 難易度 プログラマカレッジ
ITスキル標準(ITSS:IT Skill Standard)とは、各種IT関連サービスの提供に必要とされる能力をレベル別に明確に数値化した指標のこと。

資格の難易度を知るための目安としても知られていますが、代表的な情報系資格を比較した一覧表は、以下のとおりです。

ITスキル標準 同レベルの主な試験
エントリレベル
(レベル1)
ITパスポート試験、Ruby技術者認定試験 Silver、ORACLE MASTER Bronze など
エントリレベル
(レベル2)
基本情報技術者試験、CCNA、Ruby技術者認定試験 Gold、PHP準上級、ORACLE MASTER Silver など
ミドルレベル
(レベル3)
応用情報技術者試験、CCNP、PHP上級、ORACLE MASTER Gold など

出典:ITスキル標準V3ダウンロード|IPA

この表を見ると、ITパスポート試験はエントリレベル(レベル1)に分類されており、情報系の資格の中では最も入門者向けの難易度であることがわかるでしょう。

なおITパスポート試験に合格した人が次のステップとして目指す人気の資格は、基本情報技術者試験です。資格の詳細については、こちらの記事を参考にしてください。

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4. ITパスポートの合格に必要な勉強時間を講師が解説!

では、ITパスポート試験に合格するためには、どれほどの学習時間が必要なのでしょうか?

そこで今回は、未経験からITエンジニアを目指すスクール「プログラマカレッジ」の講師であり、自らも合格者である河村佳奈講師に、ITパスポートに合格した方の勉強時間の目安を聞いてみました。

ITに関する知識がまったくない未経験者や初心者の場合、試験対策にどの程度の時間をかけている方が多いのでしょうか?
一般的には、100時間程度といわれています。
とはいえ、ITパスポート試験は出題範囲が広いので、念のために余裕を持たせて130時間ぐらいとっている方も多いようです。
(プログラマカレッジ講師 河村 佳奈)

 

IT業界で働いた経験のある方や情報系学部の学生であれば、ITに関してある程度の基礎知識を持ち合わせているかと思うのですが、その場合の試験対策時間はどれぐらいでしょうか?
基本的な知識や業界経験のある方であれば、30~40時間程度です。
特に経験者の場合は、参考書を買わずに過去問のみを解いて試験に挑む方も多いそうですよ。
(プログラマカレッジ講師 河村 佳奈)

 

以上、河村講師の解答をまとめると、ITパスポートの合格に必要な勉強時間は、

・未経験者や初心者の場合:1日2時間/週5~6日かけて勉強するなら「約2ヶ月間」

・IT経験者や学生の場合:1日2時間/週5~6日かけて勉強するなら「約1ヶ月間」

と考えておけば良いでしょう。

 
具体的な勉強方法については、以下の記事も参考にしてください。

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5. ITパスポートの試験概要と出題範囲も確認しておこう

ITパスポート 難易度 プログラマカレッジ
さいごは、ITパスポートの試験内容と出題範囲も確認しておきましょう。その概要をまとめた表は、以下のとおり。

■ 試験内容

試験時間 120分
出題数 小問:100問(*1)
出題形式 四肢択一式
試験方式 CBT(Computer Based Testing)方式
採点方式 IRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて解答結果から評価点を算出

(*1)総合評価は92問、分野別評価はストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問で行います。

出典:試験内容・出題範囲|ITパスポート試験

■ 出題範囲

出題分野 内容 出題数の目安
ストラテジ系(経営全般) 企業と法務、経営戦略、システム戦略 35問程度
マネジメント系(IT管理) 開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント 20問程度
テクノロジ系(IT技術) 基礎理論、コンピュータシステム、技術要素 45問程度

※出題範囲の詳細はこちらをご参照ください

出典:試験内容・出題範囲|ITパスポート試験

なお、上記3つの出題分野についての詳細は、次のとおり。

ストラテジ系(経営全般)

ストラテジ(strategy)とは日本語で「戦略」という意味。ここでは企業のシステム戦略や経営戦略、個人情報保護などの法務、マーケティングについてなど、働くうえで知っておきたい知識のことを指します。

マネジメント系(IT管理)

マネジメントは、ソフトウェア開発やシステムのマネジメント方法を問われる分野です。開発の手法や流れ、プロジェクトの管理方法、システム監査の概要などが問われるため、将来プログラマーやSEを目指す人は重点的に学ぶとよいでしょう。

テクノロジ系(IT技術)

テクノロジ系はPCやインターネットの基礎知識を指します。ITの基礎となる数学からPCの仕組み、セキュリティ、ネットワーク、データベースまで、幅広い知識が問われます。日常生活でも役立つ知識が多いことも特徴です。

冒頭でも解説したとおり、総合評価点が合格ラインの600点以上でも、分野別における評価点のいずれかが300点以下の場合は残念ながら不合格に。

したがって、バランスよく知識を身につけられるように心がけながら試験対策をしておくと万全です。

ITパスポート試験対策におすすめの参考書と問題集については、ぜひこちらの記事も参考にしてください。

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6. 就職まで目指すなら「プログラマカレッジ」がおすすめ!

ITパスポート 難易度 プログラマカレッジ
今回はITパスポート試験の難易度について解説しました。

ITパスポートは未経験からIT企業に就職する際のアピール材料としては少々弱めの資格ではありますが、この資格を取得することでIT業界で働くための基礎知識が身につくだけでなく、今後高難易度のIT資格を取得する際の土台作りにも最適な試験なので、経験の浅い方はぜひ合格を目指してみてはいかがでしょうか。

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未経験者や初心者の方は、ぜひこの機会にITパスポート試験から挑戦し、段階を追って高難易度の資格取得へつなげるための基礎固めを始めてみてはいかがでしょうか。

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