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ITパスポート試験を受けようか迷っている、プログラマを目指している未経験者の方はぜひご覧ください!「ITパスポートって、とりあえずとっておいた方が良さそうだけど、実際どんな資格で、どんなメリットがあるの?」「他の資格と比較して、難易度がどのくらい?」「合格率、勉強法が知りたい!」など、あらゆる疑問にお応えします。
最終更新日:2020年11月2日
1. ITパスポートとは
2. ITパスポート試験の難易度と合格率
2-1. ITパスポート試験合格基準
2-2. ITパスポート試験合格率
2-3. IT未経験者の難易度
3. 他の情報系資格と比較した難易度
3-1. 基本情報技術者試験
3-2. 応用情報技術者試験
3-3. 初級システムアドミニストレーター試験
3-4. CCNA(シスコ技術者認定)
4. ITパスポート試験に必要な知識
4-1. ストラテジ系(経営全般)
4-2. マネジメント系(IT管理)
4-3. テクノロジ系(IT技術)
5. ITパスポート試験に必要な勉強時間
6. ITパスポート試験の勉強方法
6-1. 独学で受かるための勉強方法
6-2. 無料勉強サイト・アプリの活用
6-3. おすすめ参考書と問題集
6-4. 模擬試験と過去問題を活用しよう!
7. ITパスポートを受験する際の注意点
8. ITパスポート資格習得のメリット
8-1. ITの幅広い基礎知識が身につく
8-2. 企業に対してやる気の証明ができる
8-3. 仕事をするうえで役に立つ
9. ITパスポート試験の概要
10. まとめ
ITパスポートとは、入門レベルのIT基礎知識を証明できる、経済産業省認定の国家資格。通称Iパス(アイパス)と呼ばれ、IT未経験者・初心者向けであることから、情報処理技術者試験の中でもファーストステップとしてオススメの資格です。
ビジネス社会に必須のIT基礎知識が学べることから、社内研修に取り入れる企業も多く、さまざまな業界・業種で注目を浴びています。また、最近では高校生から中学生、小学生に至るまで、幅広い層に受験者が広がりつつあります。
では実際に、ITパスポート試験の具体的な難易度や合格率について解説していきましょう。
ITパスポート試験の合格基準は以下の通りです。総合評価点600点以上、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であることが合格の基準となります。
合格基準 | ▸総合評価点 600点以上(1,000点満点) ▸分野別評価点 ※総合評価点が600点以上でも、分野別評価点のいずれかが300点未満の場合は不合格 |
---|
下記は、ITパスポート試験公式サイトから引用した、令和2年4月~令和2年8月の合格率となります。
【令和2年4月~令和2年8月の合格率】
社会人 | 71.1% |
---|---|
学生 | 51.7% |
平均 | 65.2% |
前述した合格率からも分かるように、受験者の35%が不合格となります。試験範囲が大変広く、また専門用語も多く出題されるため、IT未経験者にとっては難易度は高めと言えるでしょう。また、ITそのものの知識だけでなく、ビジネス用語や経営に関する知識も問われることから、学生に比べ、社会人の合格率が高い傾向にあります。
しかし、しっかりと試験対策をすれば、学生やIT未経験者でも合格することは可能です。学生はビジネス分野、IT未経験者はテクノロジー系の勉強を重点的にすることで、合格の可能性が上がるでしょう。
ITパスポート試験を受けるにあたって、他の情報系資格と比較した場合の難易度を知りたいと思っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。ぜひ下記の比較を参考にしてみてください。
「基本情報技術者試験」とは、プログラミングの作成、テスト、保守などITエンジニアの基礎教養が詰まった国家資格です。
システムエンジニアとして入社すると、3年以内に合格を目指すよう促す企業も多いといいます。
コンピュータサイエンス、プログラミング、経営戦略、法務まで非常に広範囲であるため、ITパスポート試験と比べると難易度はかなり高いと言えるでしょう。IT未経験者の方はまずITパスポート試験で基礎知識を身につけたのち、挑戦することをオススメします。
✔こんな人に向いている!
▸参考:基本情報技術者試験|IPA
「応用情報技術者試験」は、高度IT人材に必要な応用的知識・技術をもった人を対象にした国家資格です。
ワンランク上のIT人材として活躍したい方向けの資格で、内容としては基礎情報技術者と同じですが、難易度はさらに高くなります。
技術から管理、経営まで、幅広い知識と応用力が必要とされ、試験に合格すればシステム開発やIT基盤構築などの局面で、高いパフォーマンスを発揮することができるでしょう。こちらも初心者向けではないので、いずれ取得しておくと心強い資格として心に留めておいてください。
✔こんな人に向いている!
▸参考:応用情報技術者試験|IPA
2009年にITパスポート試験が開始される以前、2008年までに実施されていた IT資格がありました。それが「初級システムアドミニストレータ試験」です。
ITパスポート試験は、初級シスアドの後継試験と言われています。ITに関わる業務でリーダーとなる人材育成を目的としていたため、試験内容はよりITに特化した内容でした。
しかし、 今や ITについての知識は誰もが備えておかなくてはいけないものとなったため、ITの基礎知識に重点を置いたITパスポート試験 、基本情報処理技術者試験のふたつのステップに資格が分かれ、初級システムアドミニストレーター試験は廃止されたのです。
▸参考:初級システムアドミニストレーター試験|IPA
「シスコ技術者認定」は、ネットワーク機器のトップメーカー、米シスコ社が主催するネットワークエンジニアを対象とした世界共通資格。
シスコ社製品およびネットワークに関連する技術や知識、実践力が備わっているかどうかを証明できる資格となっています。
難易度としてはITパスポート試験よりはやや難しいですが、 基本情報技術者試験ほどの難しさはありません。ネットワークに特化した専門性の高い資格となるため、将来ネットワークエンジニアになりたいという方はぜひ受験してみてはいかがでしょう。
✔こんな人に向いている!
▸参考:シスコ技術者認定|sisco
次にITパスポート試験に必要な知識を出題内容から紐解いていきましょう。
ITパスポート試験の出題範囲は「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」と大きく3つの分野に分けられています。
「ITパスポート試験合格基準」でもご紹介したように、それぞれの分野で300点以上/1,000点(分野別評価の満点)の点を獲得することが合格には必須です。総合評価点が合格ラインの600点以上でも、分野別評価点のいずれかが300点以下の場合は不合格となります。バランスよく知識を身につけることが合格には必須なのです。
次項目ではそれぞれの分野の詳細をご紹介します。
分野 | 内容 |
---|---|
ストラテジ系(経営全般) | 企業と法務、経営戦略、システム戦略 |
マネジメント系(IT管理) | 開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント |
テクノロジ系(IT技術) | 基礎理論、コンピュータシステム、技術要素 |
ストラテジ(strategy)とは日本語で「戦略」という意味。ここでは企業のシステム戦略や経営戦略、個人情報保護などの法務、マーケティングについてなど、働くうえで知っておきたい知識のことを指します。
マネジメントは、ソフトウェア開発やシステムのマネジメント方法を問われる分野です。開発の手法や流れ、プロジェクトの管理方法、システム監査の概要などが問われるため、将来プログラマーやSEを目指す人は重点的に学ぶとよいでしょう。
テクノロジ系はPCやインターネットの基礎知識を指します。ITの基礎となる数学からPCの仕組み、セキュリティ、ネットワーク、データベースまで、幅広い知識が問われます。日常生活でも役立つ知識が多いことも特徴です。
ITパスポート試験に必要な勉強時間は、IT未経験者の場合、50~100 時間程度と考えておくとよいでしょう。
普段からどのくらいPCに触れているかによって個人差もあり、なかには「30時間で合格できた!」という方から、「150時間必要」という意見もありますので、おおよその目安として捉えておいてください。
試験勉強をはじめる前に、「1日何時間勉強して、いつまでに取得を目指すか」など目標を明確に決めて、計画的に学習することをオススメします。
では実際にどのような試験勉強をしていけばよいのでしょう。試験勉強は『インプット(知識を覚える)→アウトプット(覚えた知識を実践する)』をバランスよく繰り返すことが大切です。ITパスポート試験に一発で合格するための、おすすめの勉強方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
独学で合格を目指すには、まずは試験当日までの入念なスケジュールを立てることが大切です。
一日何時間試験勉強に費やすか決め、試験日までに出題範囲のすべてを網羅できるようにしましょう。スケジュールを立てる際は、苦手分野や未経験分野は学習時間を多めにとることを忘れずに。
おおよそのスケジュールが決まったら、次に紹介する無料勉強サイト・アプリや参考書、問題集などを利用して受験勉強をスタートさせましょう。
▸参考記事:【初心者必見】ITパスポート試験に独学1ヶ月で合格するための勉強法
ITパスポート試験対策用の無料学習サイト・アプリをぜひ活用してみてください。
無料学習サイトは問題集や専門用語集などが充実していますし、スマートフォンアプリは通勤・通学中の隙間時間を有効活用できるオススメツールです。
自分にあったサイトやアプリを選び、効率的に学習してみるとよいでしょう。
▸参考記事:合格!知識が身につく!ITパスポート試験の勉強法【初心者必見】
参考書選びのポイントは、自分にあったスタイルのものを選ぶことです。
IT未経験者であればイラストベースでわかりやすく解説されたもの、短期間で合格を目指したい方であれば短期集中型の参考書などを選ぶとより効果的でしょう。
口コミなどでオススメ書籍をあらかじめチェックしてから、実際に書店で自分に合った内容かを見極めて購入するとよいでしょう。
▸参考記事:【初心者必見】ITパスポート試験に合格できるオススメ参考書&問題集
参考書や無料学習サイト、スマホアプリを使って、ITパスポート試験に必要な知識を身につけたら、次は実践あるのみ。
過去問や模擬試験でさらなるレベルアップをはかりましょう。
ITパスポート試験公式サイトには、CBT形式の本試験を疑似体験できるソフトウェアが公開されています。
過去問題集と解説が掲載されており、ダウンロードして繰り返し問題を解くことが可能。分からなかった問題の解説をしっかり見直せば、苦手分野も克服できること間違いなし。
各年度の公開問題が100問フルで収録されていますので、勉強の総仕上げとして解いてみてはいかがでしょうか。
受験の際は「試験日の申し込み」に注意してください。
ITパスポート試験は、受験日の3か月前から前日まで、試験の申し込みが可能。さらに全国47都道府県の中から試験会場を選んで受験することが可能と、かなり受験者にとって選択肢がたくさんあります。
好きな日に好きな場所で受験、と聞くとついつい手続きを後回しにしたり、のんびり勉強したりとルーズになりがちです。直前に申し込んだところ、希望の会場がすでに定員となっていたため、遠方に受験に行く羽目になったというケースもあります。
受験すると決めたら、先に希望日・希望会場を選んで申し込みを済ませておきましょう。
ゴールが決まっていると試験勉強も計画的に進めることができ、効率的ですよ。
次にITパスポート資格取得におけるメリットをご紹介いたします。実際にどのようなシーンで役立つ資格なのでしょう。
幅広い分野のIT基礎知識が問われるITパスポート試験は、資格取得に向けた学びを通して、自ずとITに関する基礎を深めることができます。
何事も基礎を学ぶことは重要です。たし算やひき算を学んでいない人に、因数分解が解けないのと同じように、IT基礎知識を知らずして、システムエンジニアやプログラマとしてコードを書くことはできないでしょう。
合格に向けてしっかり基礎を学ぶことは、IT業界で働くための土台づくりとなっているのです。
▸参考記事:IT業界未経験でも転職成功!チャレンジ可能な職種と必要なスキルは?
ITパスポート試験に限らず、資格取得は”やる気” を企業に証明できるひとつの手段です。
ITパスポートの資格を取ったからといって、プログラミングができるようになった訳ではありません。しかし、採用担当者に「即戦力ではないけれど、やる気がありそうだし採用してみよう!」と思ってもらえる可能性は上がるでしょう。実際に資格取得を評価の指標に掲げる企業もあるほどです。
未経験でIT業界に飛び込むための第一歩として、ITパスポート試験の資格取得には大きなメリットがあるのではないでしょうか。
▸参考記事:ITパスポートをプログラマー就職に有利にする履歴書の書き方
今や、業種・職種を問わず、基礎的なパソコンスキルやITの基礎知識は必要不可欠です。
そのため、取得することで、事務系職種では、パソコン基礎スキルの証明となり、仕事を効率的に進めることができるようになります。
また、未経験でプログラマーになる場合は、「プログラマーとして必要な基礎知識が備わっている」という証明となり、プログラマーとして働く際にITパスポート試験の知識は役に立ってくるでしょう。
実際にITパスポート試験に合格した人たちの声と、就職におけるITパスポート取得のメリットについては次の記事も参考にしてみてください。
▸参考記事:ITパスポートって就職に有利?IT業界で役立つ資格か徹底調査!
【ITパスポート試験の概要】※2020年9月現在
申し込み受付期間 | 試験の3か月前から前日まで可能 |
---|---|
試験日 | 全国の試験会場で、CBT(Computer Based Testing)方式により随時実施 |
試験会場 | 全国47都道府県に会場あり |
申し込みの流れ |
Webサイトにて申し込む(郵便、電話、FAX等による申込不可) ※受験申し込みに当たって、受験案内関連ページの記載内容に同意が必要 ↓ 受験申込みページから利用者メニューへログインし、希望する試験日時、会場を選択 ※複数回の試験を同時に申込むことは不可 ※受験申込完了後、CBT方式試験から特別措置試験への変更は不可 ↓ 支払い処理 ↓ 申し込み完了 |
試験時間 | 120分 |
出題数 | 100問 |
試験方法/出題形式 | CBT方式(四肢択一式) |
出題分野 | ストラテジ系:35問程度 マネジメント系:20問程度 テクノロジ系:45問程度 |
合格基準 |
▸総合評価点 600点以上(1,000点満点) ▸分野別評価点 ※総合評価点が600点以上でも、分野別評価点のいずれかが300点未満の場合は不合格 |
受験資格 | なし |
受験料 | 5,700円(消費税込み) |
受験料支払い方法 | クレジットカード・コンビニ決済・バウチャー |
今回は、ITエンジニアの入門資格である「ITパスポート試験」の難易度や合格率、必要な知識、勉強法などについてご紹介しました。他の情報系資格と比べ比較的易しい内容であるため、IT未経験者の方は業界に飛び込むためのきっかけとして、ぜひ受験してみることをオススメいたします。
試験対策にはITの基礎知識がギュッと詰め込まれているため、合格した頃にはIT業界で働くための土台をしっかり固めることができていることでしょう。
また、ITパスポート試験は多くの企業が採用や社員教育に活用している実績ある資格。「未経験だけど、プログラマーになりたい!」という方はチャレンジしてみて損はないと思います。
みなさんのプログラマーとしての第一歩を陰ながら応援しています。頑張ってください!
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