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ITパスポートを履歴書に書くと就職に有利?メリットとデメリット&書き方を解説

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プログラマカレッジ編集部

未経験からプログラマーになりたいと考えてる皆さまに、プログラミング言語の基礎知識や、プログラマーとしての転職ノウハウ、転職に役立つ資格、IT業界情報など、お役立ちコラムを配信しています。

ITパスポートとは、ITに関する基礎知識を証明する初心者向けの国家資格です。今回は、iパスを取得して履歴書に書いた場合のメリットとデメリットのほか、書くときの注意点についてもくわしく解説。また未経験からプログラマーやエンジニアを目指す方が就活を有利に進めるための効果的な履歴書の書き方や、過去5年間にITパスポート試験を受験した年齢別応募者数の割合と合格率についても紹介します。

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最終更新日:2024年1月9日

1. ITパスポートを履歴書に書くメリットとデメリットが知りたい!

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ITに関する知識が幅広く身につくITパスポート(通称:iパス)は、入門者に最適な情報処理系資格としても人気ですが、「とはいえ、ITパスポートを履歴書に書くだけで本当に就職活動が有利に進むのだろうか?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

この資格を取得して履歴書に書いた場合のメリット・デメリットは、以下のとおり。

メリット:新卒や未経験者でもITへの興味や学ぶ意欲があることをアピールできる

デメリット:同業界へ転職する経験者の場合は就活時のアピール材料になりづらい

もしあなたが新卒や業界未経験者であれば、ITパスポートを履歴書に書くことで自ら学習する意欲があり、ITに関する基本的な知識があることをアピールできますが、一方で、この資格は情報処理技術者試験の中ではもっとも難易度が低いため、すでにIT業界での経験がある場合はアピール材料になりづらいのが難点です。

こうした背景もあり、ネットの一部では「ITパスポートを履歴書には書かないほうがいい」と言われていますが、未経験からIT業界を目指したい方にとっては、試験対策をしながら業務に必要な基礎知識を体系的に習得できるメリットも。

また、将来さらなる上位資格を目指すための土台作りにも最適な資格なので、今後も末永くIT業界で働くことを考えている方は、積極的に取得しておいて損はないでしょう。

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2. 未経験からプログラマーを目指すなら?就職活動に有利な履歴書の書き方

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このように、ITパスポートは未経験者がプログラマーを目指す際の就活においてはアピール材料になりますが、書類選考を有利に進めるためには履歴書の書き方にも注意が必要です。

ここでは、未経験からプログラマーに就職する際の履歴書の書き方を3つ紹介しますので、ひとつずつ確認していきましょう。

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✔    前向きな意思とコミュニケーションスキルをPRする

履歴書には「経験はないけれど、積極的に知識や技術を身につけながら御社で活躍したい」という前向きな意思や、具体的なコミュニケーションスキルをアピールできるような内容を書きましょう。

なぜなら、未経験からIT業界に就職する際は、技術力よりも熱意やコミュニケーション力が重視される傾向にあるからです。そのため、実務経験がまったくない方がプログラマーやエンジニアとして働く場合、企業独自のツールやルールだけではなく、現場で活かせる開発スキルについても自ら質問をしながら積極的に学んでいく姿勢が必要です。

したがって、たとえ未経験でスキルに不安があるからといって、ネガティブな気持ちのまま自己PRを書くとマイナス印象を与えてしまう可能性があるので、前向きな意思を示せるような文章づくりを心がけましょう。

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✔    資格取得以外にも強みとなることは積極的に書く

またITパスポートを取得したこと以外にも、強みとなるスキルがあれば積極的に書くことが重要です。繰り返しになりますが、先ほど紹介したコミュニケーション力は、この場合も大きな強みとなります。

もしかすると、みなさんはプログラマーの仕事に対して「一日中パソコンに向かってプログラミングに打ち込むだけの仕事」というイメージを持っていませんか?

しかし実際の仕事では、開発は1人でするわけではなくチーム単位でプロジェクトを進めます。その際、業務を円滑に進めるためには、同僚やプロジェクトメンバーとの密なコミュニケーションが非常に重要となるのです。

不明点があれば随時質問するのはもちろん、自分が担当する業務の進捗状況の「報・連・相」も欠かせません。そのため「過去に何らかのチームリーダーをつとめた」「こんなプロジェクトをまとめた」といった経験がある場合は、積極的に記載すると良いでしょう。

これらはコミュニケーションスキルをアピールする際の一例ですが、他にも、アプリやゲームを自作したなど、自分が目指す業界に関連がありそうな強みがあればぜひアピールしてみてください。

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✔   【Q&A】ITパスポートと併せて取得しておきたい資格は?

一口にプログラマーといっても、Web系やアプリ系、ゲーム系など種類はさまざまですし、希望する職種によって使用するプログラミング言語が異なります。そのため未経験からプログラマーを目指すなら、自分が目指す職種で使用する言語の資格も取得しておくとよいでしょう。

とはいえ、ITパスポート試験を受験すると業界に関する知識が幅広く身につくので、業界未経験者であればぜひ積極的に受験することをおすすめしますが、このほかに資格しておきたい資格は、次のとおりです。

情報処理技術者試験(基本情報技術者試験など)

オラクルマスター(Oracle Database資格)

その他民間資格(Oracle認定Javaプログラマ、PHP技術者認定試験など)

これらのような資格があれば、前向きに学習する意欲をよりアピールできますし、専門的な知識を保有していることも証明できます。保有している資格が多ければ他の未経験者との差別化にもなるので、就職を有利に進めたいならぜひ取得を目指してみましょう。

▶ 参考:

コーダー/マークアップエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
オープン系SE・プログラマフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
スマホアプリエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア

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3.「ITパスポート」の取得を履歴書に書くときの注意点は?

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ITパスポートを履歴書に書く際には、いくつか注意すべきことがあります。ここからは、企業にマイナス印象を与えないために注意したい、履歴書への書き方を解説します。

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✔    資格名は正式名称で記入する

ITパスポートに限らず、取得している資格を履歴書に書く際は「資格・免許」欄に、略称や通称名ではなく正式名称で記入しましょう。

また、ITパスポートは国家資格なので、主催している団体(IPA:情報処理推進機構)の合否発表の結果を確認してからでないと履歴書に書くことができません。そのため、必ず合格の発表を受け取った後に、「ITパスポート試験 合格」と正式名称で記入しましょう。

なお主催団体の記載が必要な場合は、IPAの正式名称「情報処理推進機構主催 ITパスポート試験 合格」と記入しましょう。受験会場やスコアは書く必要はありません。

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✔    取得年月日を正しく記入する

一般的な履歴書の資格欄には「取得年月日」の記入が必要です。

たとえば、自動車免許であれば「平成XX年OO月 普通自動車第一種運転免許 取得」と記入するのと同様に、ITパスポート試験についても「取得年月日」の記入が必須です。

では、令和4年度におけるITパスポートの合格発表日はいつになるのでしょうか?

受験年月 合格発表日 合格証書発送日
令和4年1月 令和4年2月15日
(正午予定)
令和4年3月16日
令和4年2月 令和4年3月14日
(正午予定)
令和4年4月12日
(予定)
令和4年3月 令和4年4月14日
(予定)
令和4年5月18日
(予定)

出典:ITパスポート|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)

上記は、ITパスポート試験公式サイトに記載された、合格発表のスケジュールです。

たとえば、2022年1月の受験の場合だと、合格発表日は2/15正午予定で合格証書発送日は3/16。また、合格証書は簡易書留での郵送で、受け取り日の目安は3/18~3/28となります。

注意すべきポイントは、ITパスポートの取得日は、合格証書に記載された日時になる、ということ。

つまり、合格していた場合は受験日から約2か月後に正式に、「令和4年〇月〇日 (情報処理推進機構主催)ITパスポート試験 合格」と記入することが可能となるので、履歴書に記載する予定がある方は就活時期よりも2ヶ月早めに取得しておくとベストでしょう。

入門者向けの資格とはいえ、国家試験なので企業からの信頼度も高く、特に新卒の場合は有利に評価してもらえるケースも多いでしょう。

またITパスポート試験に合格していることで、企業側からは「パソコンやITの基礎知識をある程度知っている人物」であると認識されるため、履歴書には正しく記入し、効果的にアピールできるよう面接に臨みましょう。

▶ 公式サイト:ITパスポート|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)

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✔   【Q&A】資格を取得した証明書類を添付したい場合は?

求人にエントリーする際、履歴書への記載のほかに資格取得の証明書類を求められる場合があります。そのような場合には、「合格証書」とは別の「合格証明書」という書類を添付しましょう。

合格証明書は、合格発表日の約2週間後にIPA(情報処理推進機構)に申請すると発行可能に。ただし、1通あたり700円の手数料が発生するので、複数枚必要な場合はその分の金額も必要となるのでご注意ください。

なお、合格発表の後に発行された合格証書は再発行ができないため、誤って履歴書などに添付してしまわないよう注意しましょう。

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4. ITパスポートの年齢別応募者数の割合と推移・合格率は?

これは、ITパスポートの年齢別応募者数の割合と推移・合格率を表したグラフです。

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出典: ITパスポート|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)

過去5年間におけるITパスポートの年齢別応募者数のデータを見ると、ITパスポートの年間応募者数は年々増加傾向にあります。応募者の年代別割合では20代が52%と最も多く、10代以下・30代・40代以上はそれぞれ16%という結果に。

そして社会人と学生の割合に目を向けると、社会人が66%と半数以上を占め、学生は34%となっています。社会人における応募者のうち、67%は非IT系企業に勤務している人なので、どの属性においてもIT未経験での受験者が多いと考えられます。

○ 令和3年上期の受験者数と合格者数

応募者数 91,193人
受験者数 80,157人
受験率 87.90%
合格者数 44,694人
合格率 55.80%

出典:ITパスポートの合格率 その他統計情報|ITパスポート試験.com

また令和3年上期の受験者数と合格者数のデータを見ると、令和3年上期の合格率は55.8%となっており、半数以上の応募者が合格しているため、比較的取得しやすい資格と言えるでしょう。

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