ITパスポートの合格証書と合格証明書は、似ているようで異なる書類です。この記事では、それぞれの違いと必要な場面を紹介。さらに、申請の方法やいつ届くかも紹介します。ITパスポートを就職に活かしたいと考えている方は、ぜひご覧ください。
なお、これからITパスポートを取得したいと考えている方には、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」もおすすめです。
最終更新日:2023年11月21日
プログラマカレッジ
キャリアアドバイザー 松山 光
キャリアアドバイザーと個別研修担当として、受講生に寄り添った支援を心がけております。はじめてのプログラミング学習に苦手意識をもってしまう方、逆に得意だと感じる方もいます。面接が得意な方もいれば不安な方もいるでしょう。誰一人同じということはなく、様々な受講生がいらっしゃいます。そのようなひとりひとりの個性を大切にしながら、皆様が自信をもって就職活動に臨んでいただけるよう研修と転職のサポートをさせていただきますので安心してご参加ください。
目次
職場での確認など、ITパスポートに合格したことがわかりさえすればよいのであれば合格証書だけでも十分な場合があります。就職や進学などの際に正式な書類として活用するなら、合格証明書の方が適しています。
合格証明書を受け取るためには、オンラインでの手続きが必要です。また、合格発表日から2週間経たないと発行されない点にも注意しましょう。
ITパスポートをこれから受験しようと考えている方は、以下の記事もあわせて参考にしてください。
ITパスポート試験から合格証書が届くまでは、次のステップで進みます。
1 試験終了直後:画面上での点数表示
ITパスポート試験では、終了後すぐに自分の得点を確認できます。画面に点数が表示されるため、確認しておきましょう。
2 試験終了数時間後:Web上への点数表示
試験終了から数時間経つと、次のようなレポートで自分の点数を確認できるようになります。
利用者メニューにアクセスして、点数を確認してください。
3 試験1ヶ月後:合格発表
正式な合格発表までは、試験から約1ヶ月かかります。令和5年の9月から11月までの試験と合格発表、合格証書発送のスケジュールは次の通りです。
出典:ITパスポート|IPA
ITパスポートの公式サイトにアクセスし「合格発表」のページから結果を確認しましょう。
4 合格発表1ヶ月後:合格証書発送
合格発表からさらに1ヶ月、試験から2ヶ月ほど経つと合格証書が発送されます。合格証書は簡易書留で発送されます。簡易書留は、基本的に手渡しでの受け取りとなる点も覚えておきましょう。また、不合格者への通知はありません。
合格証書の受け取りに申請は必要ありません。特に手続きをしなくても、自動で郵送されます。
ITパスポート試験から合格発表までの流れは、次の通り合格証書の場合と同様です。
合格証明書を必要とする場合、この後申請が必要となります。合格発表後から申請が可能ですが、実際に発行されるまでには2週間程度の時間がかかります。合格証明書は、普通郵便で発送されるため、利用者情報の住所などに誤りがないか事前に確認しておきましょう。
申請の手続きについては、以下で詳しく解説します。
ITパスポートの取得を履歴書に書く際の注意点は、次の記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。
合格証明書の申請手続きは、次の手順で進めます。
1 受験者マイページから申請情報を登録
まずはITパスポートの受験者マイページにアクセスし、申請情報を登録します。以前は郵送で申請を受け付けていましたが、現在はWebのみの受け付けです。
2 発行可否の調査結果メールを待つ
登録した申請情報をもとに、合格証明書の発行可否の調査が行われます。発行可能な場合には「合格証明書申込承認のお知らせ」のメールが届きます。
3 承認メールが届いたら14日以内に交付申し込み手続きをする
「合格証明書申込承認のお知らせ」のメールが届いたら、再度受験者マイページにアクセスし「合格証明書の交付申し込み」のページに進みます。
証明書形式(和文または英文)や部数、郵送先住所を登録し、交付手数料の払い込みを行いましょう。交付手数料は1通あたり700円です。交付手数料の払い込み方法は次の2つです。
「コンビニエンスストア/Pay-easy」を選んだ場合、支払い期限を過ぎるとキャンセルされてしまうため注意しましょう。
入金確認後、1週間程度で登録した住所に合格証明書が届きます。
ITパスポートの合格証書と合格証明書は、名前が似ているもののまったく異なる書類です。合格証書は全員に郵送されますが、合格証明書は申請が必要です。また、合格証明書の発行には手数料が必要な点にも注意してください。就職や進学などのために正式な書類が必要な場合には、合格証明書を発行しましょう。
ITパスポートを取得することで、未経験からIT企業に就職する際のアピール材料になりますが、内定を勝ち取るには自力で就職先を探し、面接対策を行わなければなりません。未経験からの就職活動に少しでも不安がある場合は、就職支援が受けられるプログラミングスクールの受講もおすすめです。
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合格証書と合格証明書には、次のような違いがあります。