ITの基礎知識を証明するための国家資格である「ITパスポート」。通称「iパス」とも呼ばれるこの資格に興味があるものの、「取得してメリットはあるの?」「就職に有利になるの?」と思っている方も多いでしょう。今回は、ITパスポート試験に合格するメリットや合格率、独学で合格するためのコツなどについて解説します。
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最終更新日:2023年11月21日
目次
「この資格を取得しただけでは、給料アップにつながりにくい」
「他の専門資格を併用取得しないと、就活の面接や書類選考が有利に進むとは限らない」
あえてITパスポートのデメリットを挙げるとするならばこの2点ですが、それ以上に得られるメリットは、以下3つです。
✔ 情報セキュリティや情報モラルに関する基礎知識を学べる
✔ 企業コンプライアンス・法令遵守に貢献する正しい知識が身につく
✔ 就職活動において、IT知識を証明できるので未経験からの就職に役立つ
ITパスポートの試験では、ネットワーク社会におけるセキュリティ意識やウイルスによる脅威、情報漏えい、リスク管理などに対する理解度が問われます。
そのため、試験対策をしながら、サイバー攻撃やクラッキングといった人的脅威に関する基本的な考え方のほかに、情報セキュリティやモラルに関する基本的な知識も習得できるのです。
また、知的財産権や個人情報保護法などの法律に関する内容も出題されるため、企業コンプライアンス・法令遵守に貢献するための正しい知識も同時に身につきます。
現代社会では必須とも言えるIT知識を幅広く習得できるITパスポートは、情報処理に関する基礎知識を保持していることも証明できるので、未経験からIT業界に就職する方はぜひ積極的にチャレンジしてみましょう。
このようにITパスポート試験に合格することでさまざまなメリットが得られますが、果たして合格率はどのくらいなのでしょうか。
ITパスポート試験を実施している情報処理推進機構(IPA)によると、試験の合格率と応募者比率は以下のとおりです。
出典:ITパスポート試験|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
上記のデータを見ると、応募者の比率は社会人が72.3%と大半を占め、学生が27.7%となっています。
また、合格率は応募者数の多い社会人が56.9%、学生が42.9%となっていますが、両方をあわせると53.0%と半数以上の人が合格していることから、ITパスポートは比較的合格しやすい資格試験と言えるでしょう。
ITパスポート試験に合格するには、幅広い知識を学習し身につける必要がありますが、勉強の進め方次第では1か月ほどの期間で取得することも可能です。
短期独学でITパスポート試験に合格するためのコツは、以下の3つ。
もしあなたが最短コースで合格したいのなら、苦手分野に時間をかけないことが重要です。
なぜなら、ITパスポートの合格基準は総合得点で6割以上(1,000点満点中600点以上)、分野別(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)の得点も3割を満たせば合格できるため。したがって、最低限の合格ラインを満たせるようであれば、あえて苦手な分野の学習に時間を割かなくても問題ないのです。
また、スキマ時間を有効活用しながら学習を進めることも大切です。電車での移動中や休憩時間、就寝前の数分などを勉強に充てることで、短期間のうちに知識を習得しやすくなるでしょう。
さらに、合格率を高めるためには「インプット(知識を覚える)」だけでなく、アウトプット(覚えた知識を過去問などで実践する)にも力を入れましょう。アウトプットを行わないと、試験の本番で「覚えたつもりだったけどうまく解けない」となってしまう可能性があります。
そのため「現時点でどれくらいの知識を習得できているのか」「自分が理解できていないことは何か」についてを確認するためにも、インプットとアウトプットを繰り返しながら学習を行いましょう。
ITパスポートの受験を検討しているものの、「そもそもITパスポートってどんな資格?」と疑問に思っている方も意外と多いのではないでしょうか?
通称「iパス」の名でも知られるITパスポート試験は、ITに関する幅広い基礎知識が身につく国家資格。
情報処理技術者試験の一区分であるこの資格は、IT業界の就職・就活に役立つことから学生や非IT系の社会人の入門資格としても人気の試験で、「AIやビッグデータ、IoTなどの新しいIT技術や手法に関する基礎的な知識を持ち合わせていることを証明するための資格」としても知られています。
しかし、あくまで初学者向けのライセンスなので、就職活動でアピールするための資格というよりは、IT企業において通常業務を円滑に進めるためのスキルが身につく資格と考えられているため、それ単体では就活でのアピール材料としては少々弱い傾向に。
とはいえ、一応は国家資格なので、やる気のアピールを兼ねて履歴書に記載すると選考が有利に進む可能性も高まりますが、できれば併用して専門資格も取得しておくと、より就活での評価にもつながりやすいでしょう。
ITパスポート試験には、特に受験資格はなく年齢や国籍を問わず試験を受けられますが、中でも以下のような人におすすめです。
✔ ITに関する知識を基礎から身につけたい人
✔ IT企業との商取引やIT部門の会議に参加する非IT系の人
✔ 情報処理に携わる部署の管理職に就任した非IT系出身者
未経験からIT業界への就職を目指すにあたって、ITに関する知識を基礎から身につけたい人には、基本を幅広く学べるITパスポートがおすすめです。
また、ITパスポートでは業界の専門用語の知識も習得できるため、非IT系の人であっても IT企業との商取引や情報系部門の会議に参加する機会があるなら、取得しておくとよいでしょう。
さらに、試験では開発技術やプロジェクトマネジメントなどについても問われるため、情報処理に携わる部署の管理職に就任した非IT系出身者の方にもおすすめです。
今回はITパスポートを取得するメリットや試験の合格率、短期独学で合格するコツなどについて解説しましたが、いかがだったでしょうか。
ITパスポートを取得することで、未経験からIT企業に就職する際のアピール材料になりますが、内定を勝ち取るには自力で就職先を探し、面接対策を行わなければなりません。未経験からの就職活動に少しでも不安がある場合は、就職支援が受けられるプログラミングスクールの受講もおすすめです。
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