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ITコラム

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ITパスポートは取らずに基本情報技術者試験を受けるべき?違いやメリットを解説

この記事を書いた人
プログラマカレッジ編集部

国内最大級の就活直結型無料プログラミングスクール「プログラマカレッジ」の編集部です。プログラミング及びスクール選びの専門知識を持つ編集部が当スクールの講師及びキャリアアドバイザーの監修の元、ITの基礎知識やプログラマーとしての転職ノウハウ、スクールの選び方などお役立ちコラムを配信しています。

基本情報技術者試験を受けるのに、ITパスポートを受ける必要はある?と疑問に感じている方向けに、各試験の違いやメリットを解説します。この記事を読めば、自分がどちらの試験を受けるべきかがわかります。

なお、資格を取得してITエンジニアを目指したいと考えている方には、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」がおすすめです。

最終更新日:2024年12月24日

ITパスポート 取らずに 基本情報 プログラマカレッジ

プログラマカレッジ
キャリアアドバイザー 松山 光


キャリアアドバイザーと個別研修担当として、受講生に寄り添った支援を心がけております。はじめてのプログラミング学習に苦手意識をもってしまう方、逆に得意だと感じる方もいます。面接が得意な方もいれば不安な方もいるでしょう。誰一人同じということはなく、様々な受講生がいらっしゃいます。そのようなひとりひとりの個性を大切にしながら、皆様が自信をもって就職活動に臨んでいただけるよう研修と転職のサポートをさせていただきますので安心してご参加ください。

目次

1. ITパスポートと基本情報技術者試験の違いとは?

ITパスポートと基本情報技術者の試験は何がどのように違うのですか?難易度はどちらが高いでしょうか?
IT系の仕事に就くなら、ITパスポートと基本情報技術者どちらも取得する必要がありますか?
これからIT業界への転職を目指す方は、どちらも一度は聞いたことがある資格ですよね。両者の違いが気になる方も多いでしょう。まず、ITパスポートと基本情報技術者はどちらも国家資格で、ITパスポートの方が難易度は低いです。IT業界にはどちらかの資格を持っている人は多いものの、取得が必須というわけではありません。資格を持っていなくても、現場で力を発揮している人は多くいます。

ここでは、以下の項目に沿ってITパスポートと基本情報技術者の違いについて確認してみましょう。

受験資格の違い
試験範囲・内容の違い
合格率の違い
試験の難易度の違い

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1-1. 受験資格の違い

ITパスポートと基本情報技術者試験では、資格の取得によって証明できるスキル感はどの程度違うのでしょうか?
どちらもITに関する知識の証明になりますが、対象者や到達レベルは異なります。ITパスポートの方が難易度は低く、取得が簡単な資格です。両者の違いを簡単に示すと以下のようになります。
受講対象者 難易度
ITパスポート ITを利活用するすべての社会人とこれから社会人になる学生 やさしめ
基本情報技術者試験 ITエンジニアとしてのキャリアをスタートする人 やや難しめ

ITパスポートと基本情報技術者試験について、以下でさらに詳しく解説します。

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1-1-1. ITパスポートとは

ITパスポートは、ITリテラシーを向上させたい人や、IT技術の活用を進めたい人に適した試験です。IT系の知識が必要な仕事をする人すべてを対象としているため、技術者以外の人でも取得しておくと役立つでしょう。
現在では、IT企業だけでなく一般的な企業でも、ほとんどの場合パソコンをはじめとしたITツールを利用します。つまり、実質的にはすべての人を対象とした試験といえるでしょう。

ITパスポートは、IT技術についての基本的な知識を持っていることを示す資格です。IT関連の業務に就きたい人や、一般的な事務の仕事をする人にも有効です。

ITパスポートについては、以下の記事でさらに詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

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1-1-2. 基本情報技術者試験とは

基本情報技術者試験は、エンジニアの登竜門ともいわれている試験です。ITを活用した製品やサービス、システム開発などを行いたい人向けの試験で、ITパスポートと比べるとやや難易度は高めです。

ITを活用するだけでなく、実際に何かを作ってみたい人やこれからエンジニアを目指す人を対象としています。基本情報技術者の資格を取得していると、適切な指導のもとでプログラムの作成やシステムの設計ができることを示せます。

知識を持っているだけでなく、実践的なスキルがあると示したい人に適した資格です。

基本情報技術者試験については、以下の記事でさらに詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

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1-2. 試験範囲・内容の違い

ITパスポートと基本情報技術者では、試験範囲や内容が次のように異なります。

ITパスポート 基本情報技術者試験
受験日 随時 随時
試験時間・
出題形式・
出題数
試験時間:120分
出題形式:四肢択一式
出題数:100問
【科目A】
試験時間:90分
出題形式:多肢選択式(四肢択一)
出題数:60問
【科目B】
試験時間:100分
出題形式:多肢選択式
出題数:20問
受験方法 CBT方式 CBT方式
合格基準 総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること
(1,000点満点)
科目A、科目Bともに600点以上
(1,000点満点)
出題範囲 ストラテジ系(経営全般)32問
マネジメント系(IT管理)18問
テクノロジ系(IT技術)42問

(出題数100問のうち総合評価は92問で行い、残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われる)

【科目A】
ストラテジ系(経営全般)12問
マネジメント系(IT管理)7問
テクノロジ系(IT技術)41問

(出題数60問のうち評価は56問で行い、残りの4問は今後出題する問題を評価するために使われる)

【科目B】
アルゴリズムとプログラミング分野 16問
情報セキュリティ分野 4問

(出題数20問のうち評価は19問で行い、残りの1問は今後出題する問題を評価するために使われる)

期待する
技術水準
ツールの活用や関連する知識を求められる 企画への参加や実際の設計・構築のスキルを求められる

出典:試験要綱|IPA基本情報技術者試験ドットコム

【共通点】
ITパスポートと基本情報技術者試験は、どちらもCBT方式で随時受験が可能な試験です。どちらも「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」の3分野から、幅広く出題される点は共通しています。

【違い】
ITパスポートは、特に非技術者向けの内容が多く、IT活用の全体像を学ぶことを重視していることに比べ、基本情報技術者は「テクノロジ系」 が中心で、より技術的・実務的な内容など、重視する分野に違いがあります。

大きく異なるのは、期待する技術水準です。ITパスポートは、ツールの活用や関連する知識を求められるのに対して、基本情報技術者は企画への参加や実際の設計・構築のスキルを求められます。

また、合格基準も異なります。ITパスポートでは、合計600点を取らなければならないことにくわえ、各分野それぞれ300点以上でなければ合格できません。基本情報技術者は、科目A・科目Bの両方で600点必要です。

試験はいずれも1000点満点です。単純に合格点を取ればよいわけではなく、分野や科目ごとに合格点が設定されている点に注意しましょう。

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1-3. 合格率の違い

基本情報技術者とITパスポートの合格率の推移は次の通りです。

合格率(%)
基本情報技術者
(令和2年度10月以降CBT方式)
ITパスポート
(CBT方式)
平成27年度 春期 26 47.4
秋期 25.6
平成28年度 春期 30.4 48.3
秋期 23.6
平成29年度 春期 22.5 50.4
秋期 21.8
平成30年度 春期 28.9 51.7
秋期 22.9
平成31年度
(令和元年度)
春期 22.2 54.3
秋期 28.5
令和2年度 春期 中止 58.8
10月 48.1
令和3年度 春期 41.6 52.7
秋期 40.1
令和4年度 春期 39.6 51.6
秋期 35.6
令和5年度 47.1 50.3

出典:統計情報|IPA

合格率を見ると、ITパスポートの方が取得しやすい資格であることがわかります。また、ITパスポートは次の通り学生と社会人で合格率に差があります。

■ 令和5年4月~令和6年3月の合格率

社会人 53.0%
学生 40.2%
平均合格率 50.3%

出典:ITパスポート試験 統計資料|IPA

ITパスポートは、試験範囲が非常に広いため、事前の知識の有無で合格率に差が出やすい試験です。そのため、経験値の高い社会人の合格率が高いと推測できます。ITの基礎的な知識を問う資格ではあるものの、専門用語も多く出題されるため、IT初心者にとっては難易度が高いと感じられることがあります。

ITパスポートからまず受験する場合、何点以上を目指すのがよいでしょうか?
ITパスポートは、試験範囲・内容の違いで示したように分野別に取得すべき最低得点が設定されています。まずは自分の得意分野と不得意分野を把握することから始めましょう。単純に総合得点の目標値を決めるのではなく、バランスよく勉強して欠点を減らすことが重要です。

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1-4. 試験の難易度の違い

試験の難易度は「ITスキル標準(ITSS)」を見るとわかります。ITスキル標準とは、経済産業省が定めるIT関連能力を体系化したスキル指標のことです。

代表的な情報系資格のITスキル標準は次の通りです。

ITSSの認定レベル 同レベルの主な試験
エントリレベル(レベル1) ITパスポート試験、Ruby Silver、PHP初級、ORACLE MASTER Bronze など
エントリレベル(レベル2) 基本情報技術者試験、CCNA、Ruby Gold、PHP準上級、ORACLE MASTER Silver など
ミドルレベル(レベル3) 応用情報技術者試験、CCNP、PHP上級、ORACLE MASTER Gold など

出典:ITスキル標準(ITSS)|IPA

ITパスポートはITスキル標準のレベル1基本情報技術者はレベル2に該当します。ITスキル標準からも、ITパスポートより基本情報技術者の方が難易度が高い試験であることがわかります。

ITパスポートの難易度や合格率については、次の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

レベル2の基本情報技術者試験の勉強をすれば、レベル1のITパスポートも取得できますか?

基本情報技術者試験とITパスポートでは、同じ分野から出題される部分も多くあります。しかし、基本情報技術者が技術者のスキルを問う資格であるのに対して、ITパスポートはITを活用する人向けの資格です。

そのため、一部基本情報技術者の勉強だけではカバーしきれない部分もあります。ITパスポートも取得したいのであれば、基本情報技術者の学習だけでなく、以下の記事で紹介しているようなITパスポートの問題集などにも触れておくと安心です。

では、基本情報技術者を取得していれば、同じレベル2のCCNA*も取得できると考えてよいですか?

*CCNA:ネットワークエンジニアとしての入門資格ともいえるシスコ認定資格の一種

基本情報技術者とCCNAのITスキル標準は同じですが、試験の性質は異なります。CCNAはネットワークやシスコ機器を扱うスキルを示す資格であるのに対して、基本情報技術者はコンピューターやプログラムの仕組みを理解しているかを問うものです。

基本情報技術者試験は網羅している範囲が広いため、資格の勉強に役立つ可能性はあります。しかし、基本情報技術者の資格を持っているからといって、必ずしもCCNAの取得に十分なスキルを持っているとは限りません。

ITパスポート 取らずに 基本情報 プログラマカレッジ

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2. ITパスポートを取らずに基本情報技術者試験を受けるべき人とは?

どうせ取得するなら、基本情報取得だけで十分ですか?ITパスポートなしでもOKでしょうか?
IT業界を目指すにあたって、資格選びは重要な第一歩です。特に、ITパスポートと基本情報のどちらに挑戦すべきかは、多くの初心者が悩むポイントです。ITパスポートを取らずに基本情報技術者試験に挑戦すると、効率良く資格取得を進められる点はメリットといえます。まずは、ITパスポートを取らずに基本情報試験に挑戦する方が適しているケースを具体的に確認してみましょう。

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2-1. ITパスポートを取らずに進むメリット

ITパスポートを取らずに進むのには、さまざまなメリットがあります。どのようなメリットがあるのか、詳しく解説します。


2-1-1. 効率性の向上

ITパスポートの試験内容は、基本情報技術者試験の範囲に多く含まれています。たとえば、ITリテラシーや情報セキュリティの基礎などは、基本情報技術者試験でも扱われている分野です。
そのため、あえてITパスポート試験を受けずに基本情報技術者試験に直接挑むことで、同じ内容を二度学ぶ手間を省き、時間や労力を節約できます。

また、試験対策に活用する教材も基本情報の方が多く充実しているため、効果的に学習を進めやすいのです。

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2-1-2. キャリアでの有利性

基本情報技術者は、エンジニア職やIT関連のキャリアを目指す上で非常に評価が高い資格です。ITパスポートは基礎的な知識を証明する資格に過ぎないのに対して、基本情報技術者はプログラミングやアルゴリズムの理解など、実務的なスキルを示せます。

そのため、採用担当者からの信頼を得やすく、就職や転職において即戦力としてのアピールが可能です。

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2-2. IT初心者は飛ばしても問題ない?

ITパスポートを飛ばして基本情報技術者に挑戦すると、内容が難しすぎるのではないかと不安に感じる方もいるかもしれません。
しかし、基本情報技術者試験の教材や問題集は、IT初心者向けに基礎から丁寧に解説されているものが多くあります。さらに、インターネット上では無料で利用できる学習ツールや講座が充実しており、独学でも無理なく学べる環境が整っています。

ITパスポートで学べる法律やマネジメントの基礎知識についても、試験対策以外の教材を活用することで補えます。そのため、ITパスポートを経由せずとも、基礎を固めながら基本情報技術者試験に挑むことは可能です。

ITパスポート 取らずに 基本情報 プログラマカレッジ

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3. ITパスポートが必要なケースとは?

ITパスポートを取らずに基本情報技術者に挑戦すると、効率良く資格を取得できます。しかし一方で、ITパスポートを取得しておいた方が良い人もいます。

ITパスポートが必要なケースとはどのようなものか、以下で詳しく解説します。


3-1. IT初心者や非エンジニア

初めてITの学習を始める場合には、まずITパスポートに挑戦してみると良いでしょう。
ITパスポートは、基本情報技術者に比べて難易度が低く基礎的な問題が出題されるため、初心者にとってはわかりやすい入口となるでしょう。

また、ITパスポートは法律や経営に関する基礎知識を求められる点も特徴です。ITだけでなく、法律や経営に関する知識が求められる仕事の場合には、ITパスポートにチャレンジするのがおすすめです。

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3-2. 自己学習に不安がある人

自己学習に不安がある人も、まずはITパスポートに挑戦してみてください。
ITパスポートは取得難易度が低い資格であるため、最初の資格として取得しやすいでしょう。
難易度の低い資格で学習習慣をつけるとともに学習のコツをおさえれば、さらに難易度の高い基本情報技術者の資格に挑戦する場合でも、効率良く学習を進められます。

また、難易度の低いITパスポートから挑戦することで学習の達成感を得やすいため、モチベーションを維持しながら学習するのにも役立つでしょう。

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3-3. キャリア選択がまだ定まっていない人

基本情報技術者がエンジニアを対象とした試験であるのに対して、ITパスポートはITを活用するすべての人を対象とした試験です。

そのため、ITパスポートでは広範囲なIT知識を問われます。すでにエンジニアのキャリアを進むと決めている人には基本情報技術者がおすすめですが、キャリアの方向性が定まっていない場合には、ITパスポートを選ぶと良いでしょう。

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4.【結論】あなたに最適な選択は?

基本情報技術者の試験だけを受けるか、ITパスポートから順に受けるか、合っている方法は人それぞれ異なります。

あなたに合っているのはどちらなのか、確認してみましょう。


4-1. ITパスポートを飛ばして基本情報を目指すべき人

ITパスポート 取らずに 基本情報 プログラマカレッジ

出典:基本情報技術者試験

ITパスポートは、ITを使う全ての人を対象とした試験です。そのため、IT業界を目指すという明確な目標がある人の場合には、ITパスポートを飛ばして基本情報技術者を受けた方が効率が良いでしょう。
特に、IT業界でエンジニアやシステムアーキテクトを目指す場合、基本情報技術者試験の取得は有力な選択肢となります。

短期間でキャリアアップを狙いたい人や、短期的な目標を達成する必要がある場合には、基本情報技術者試験に挑戦してみてください。

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4-2. ITパスポートの取得を検討すべき人

ITパスポート 取らずに 基本情報 プログラマカレッジ

出典:ITパスポート

基本情報技術者試験を取得すると高い評価が得られる一方で、その分難易度も高まります。IT分野に初めて触れる人にとっては、いきなり基本情報技術者試験を目指すのはハードルが高い可能性があるのです。
そのため、IT初心者で学習に自信がない人は、ITパスポートから取得を検討すると良いでしょう。

また、ITパスポートはエンジニアを対象とした基本情報技術者よりも試験範囲が広範囲です。エンジニア以外のIT関連職に興味がある人や、業務でスムーズにITツールを活用したいという場合には、ITパスポートの取得が適しています。

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5.それぞれの資格取得に向けた勉強方法

ITパスポートや基本情報技術者試験を受けるためには、どのように学習を進めれば良いのでしょうか?それぞれの資格取得に向けた勉強方法を以下で詳しく解説します。


5-1. ITパスポートの勉強方法

ITパスポート試験は、効率的に学習計画を立てれば最短1ヶ月で合格を目指せます。1ヶ月で合格を目指す場合の勉強方法は以下の通りです。

✔ 最初に1ヶ月の学習スケジュールを立てる

✔ 参考書、過去問題集で知識を培う

✔「ITパスポート公式サイト・過去問題」を実践する

詳しくは以下の記事をご覧ください。

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5-2. 基本情報技術者試験の勉強方法

基本情報技術者の勉強には、以下のような方法があります。

• 参考書
• 過去問
• 模擬試験

まずは参考書全体を見て、どのような内容が問われるのか把握しましょう。

未経験者の方で、参考書全体を見て難しすぎると感じた場合には、先にITパスポートの取得も検討してください

実務経験者の方であれば、参考書すべてを1から勉強する必要はありません。軽く参考書をめくりながら、自分がわかる部分とわからない部分を把握しましょう。その後、参考書や過去問を利用して、わからない部分を中心に学習を進めるのがおすすめです。

基本情報技術者試験の詳しい勉強法は、以下の記事で紹介していますのでぜひご覧ください。

ITパスポート試験の学習経験があると、基本情報技術者試験の取得に有利になりますか?

ITパスポート試験の学習をしていると、用語やリテラシーを知らずにいきなり基本情報技術者試験の学習を進める場合よりはスムーズです。基本情報技術者試験では多くの専門用語が使われるため、その時点で学習につまずく人も多くいます。

情報系学科を卒業していれば2週間程度の学習で合格できる人もいますが、初心者の場合には数ヶ月の学習時間が必要です。ITパスポートの取得に向けて学習した経験があれば、学習時間を少し減らせる可能性があります。

合格者が実際に要した勉強時間については、次の記事で紹介していますのでぜひご覧ください。

基本情報技術者は、プログラミング学習を始めてから何年程度で取得を目指せばよいでしょうか?
プログラマーを目指す場合、学習を始めてから1年以内の取得がおすすめです。基本情報技術者の学習と併行すると、プログラミング学習との相乗効果も期待できます。インフラエンジニアを目指す場合には、2~3年後でもよいでしょう。LinuCやCCNA、AWSなどインフラ系の資格を先に取得することも検討してください。

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5-3. 独学が不安な方は、98.3%の就職成功率を誇るプログラマカレッジでスキルを磨くのがおすすめ

基本情報技術者とITパスポートを比較すると、ITパスポートの方が取得しやすい資格です。独学が不安な方には、まずITパスポートを取得し、その後基本情報技術者を取得するのをおすすめします。
ITパスポートは、プログラミング学習を始めてからどのくらいで取得すればよいですか?

ITパスポートは1年以内の取得を目指すのが理想ですが、未経験でプログラミングもしたことがなく、教育も受けたことがない人の場合は1年かけても取得が難しいことがあります。

そのような人は資格取得の学習を始める前に、まずは何かを形にする経験をした方がよいでしょう。プログラマカレッジのような、無料のプログラミングスクールでまずプログラミングを実践し、自信が付いたらそれを仕事に繋げつつ、最短での資格取得を目指すのがおすすめです。

資格試験を受けるには明確な目的が必要です。資格取得は、あくまでも目的達成にむけた1つの手段と考えましょう。

ITパスポート 取らずに 基本情報 プログラマカレッジ

気になること、解決できないことがあればzoomの個別ルームにて講師と1対1でのやり取りができます
プログラマカレッジ プログラマーコース受講風景

もし資格取得を足がかりとして「エンジニアになりたい!」という希望がある場合には、「プログラマカレッジ」がおすすめです。「プログラマカレッジ」は、本気でITエンジニアを目指す方のための受講料無料のスクールです。基礎から始める豊富なカリキュラムで、IT未経験者からITエンジニアとして就職するまで、プロが完全にサポートします。

資格取得に時間をかけるよりも、目的達成に近づくことが重要です。プログラミングスクールで学んだ後であれば、ITパスポートを取得せずに基本情報技術者を取得することも可能です。まずはプログラマカレッジでの学習を進めながら、どのように資格を取得すると効率がよいか考えてみてくださいね。ぜひお待ちしております!

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5-3-1.【卒業生の声:白石さん】28歳、営業職からプログラマーへ転身。資格取得や転職支援が手厚いスクールなので、全くの未経験者でも安心です!

ITパスポート 取らずに 基本情報 プログラマカレッジ

営業職からの転職を考えていた白石さんは、自分がIT業界への適性があるか知るためにITパスポートの試験に挑戦しました。
事前にITパスポートの学習をしていたことで、プログラマカレッジでもスムーズに学習を進められたといいます。

28歳と未経験としては遅めの年齢でのスタートでしたが、ITパスポート、Java Silver、基本情報技術者試験といった資格を取得したことで14社からのオファーを得て、プログラマーとしての転職に成功しています。

資格を取得することで、選ばれる立場ではなく自分が企業を選べる立場になるため、就職活動での選択肢を広げられます。

28歳と年齢としては遅いスタートでしたし、資格の取得は大変でもありましたが、資格取得を通して自信を身につけることができたため良かったと思います。

しっかり勉強できていれば、年齢関係なく企業はちゃんと評価してくれますよ!

白石さんへのインタビューは、以下の記事に掲載しています。

ITパスポート 取らずに 基本情報 プログラマカレッジ

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6. ITパスポートと基本情報技術者試験に関するよくある質問

ITパスポートと基本情報技術者試験に関するよくある質問を集めました。気になる項目があれば、ぜひチェックしておきましょう。


Q1. ITパスポートと基本情報技術者は、両方取得する必要はありますか?

ITパスポートと基本情報技術者を両方取得すべきかどうかは、目的によって異なります。まずは、自分の目的がどのようなものか考えてみましょう。

例えば、転職や就職で有利な資格が欲しい場合や、ITスキルを深く学びたい場合には、基本情報技術者が向いています。また、短期間で結果を出したい場合にも、基本情報技術者に挑戦するのが良いでしょう。

一方で、基礎的な知識を身につけたい場合には、ITパスポートから受けるのが適しています。長期的なスキルアップを目指すなら、まずはITパスポートで基礎を固めるのもひとつの方法です。

まずは自分の目的を明確にし、目的に合った資格にチャレンジしましょう。

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Q2. ITパスポート試験の学習経験があると、基本情報技術者試験の取得に有利になりますか?

ITパスポート試験の学習をしていると、用語やリテラシーを知らずにいきなり基本情報技術者試験の学習を進める場合よりはスムーズです。基本情報技術者試験では多くの専門用語が使われるため、その時点で学習につまずく人も多くいます。

情報系学科を卒業していれば2週間程度の学習で合格できる人もいますが、初心者の場合には数ヶ月の学習時間が必要です。ITパスポートの取得に向けて学習した経験があれば、学習時間を少し減らせる可能性があります。

合格者が実際に要した勉強時間については、次の記事で紹介していますのでぜひご覧ください。

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Q3. 基本情報技術者は、プログラミング学習を始めてから何年程度で取得を目指せばよいでしょうか?

プログラマーを目指す場合、学習を始めてから1年以内の取得がおすすめです。基本情報技術者の学習と併行すると、プログラミング学習との相乗効果も期待できます。インフラエンジニアを目指す場合には、2~3年後でもよいでしょう。LinuCやCCNA、AWSなどインフラ系の資格を先に取得することも検討してください。

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7. まとめ

基本情報技術者試験を受ける前に、必ずしもITパスポートを取得しなければならないわけではありません。
エンジニアを目指す人や、短期間で効率良く資格を取得したい人は、ITパスポートを取得せずに基本情報技術者を目指しても良いでしょう。

一方で、ITの学習が初めての人や、まだキャリアが明確に決まっていない人は、ITパスポートを取得するのがおすすめです。

自身の目標やスキルに合わせて、どのように資格試験を受けるか考えてみてください。

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