ITパスポートは最短何日くらい勉強すれば合格できるの?初心者でも最短合格できる方法はある?と疑問を持っている方向けに、最短でITパスポート試験に合格するための勉強方法を紹介。さらに、最短合格までのスケジュール例や参考書・問題集の選び方も紹介します。
なお、ITエンジニアを目指しながらITパスポートを取得したい人には、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」がおすすめです。
最終更新日:2023年11月17日
プログラマカレッジ
キャリアアドバイザー 松山 光
キャリアアドバイザーと個別研修担当として、受講生に寄り添った支援を心がけております。はじめてのプログラミング学習に苦手意識をもってしまう方、逆に得意だと感じる方もいます。面接が得意な方もいれば不安な方もいるでしょう。誰一人同じということはなく、様々な受講生がいらっしゃいます。そのようなひとりひとりの個性を大切にしながら、皆様が自信をもって就職活動に臨んでいただけるよう研修と転職のサポートをさせていただきますので安心してご参加ください。
目次
ITパスポート試験は、ITの基本的な知識とスキルを測定する資格試験です。IT分野への初歩的な理解を持つ人を対象としており、次のような項目に関する知識と理解力をテストします。
• ITの基礎概念
• ハードウェア
• ソフトウェア
• ネットワーク
• セキュリティ
• データベース
ITパスポート試験に合格するとITの基礎知識を証明できるため、就職の機会を広げられます。
ITパスポート試験の概要は次の通りです。
試験時間 | 120分 |
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問題数 | 100問 |
出題形式 | 四肢択一式 |
出題分野 | ストラテジ系(経営全般):35問程度 マネジメント系(IT管理):20問程度 テクノロジ系(IT技術):45問程度 |
試験方式 | CBT(Computer Based Testing)方式 |
CBT方式とは、全国に設置されているテストセンターでコンピューターを使って回答する方式のことです。試験は随時実施されているため、自分の都合に合わせて予約を取り、受験できます。
ITパスポートの取得に必要な勉強時間は、前提となる知識だけでなく学習スピードや理解度にも大きく左右されます。一般的な学習時間の目安を、次の2項目に分けて詳しく解説します。
ITパスポートの難易度や合格率については、次の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
未経験者の場合、一般的な目安として150~180時間程度の学習が必要とされています。
もちろん、必要な学習時間には個人差があります。事前に立てた計画通りに学習を進めようとするよりも、学習の進み具合にあわせて計画を調整しながら進めるのがおすすめです。
取得する時期の目標を立てているのであれば、余裕を持って学習を始めましょう。ギリギリになってから学習を始め、知識があいまいなまま試験を受けると、受験料をムダにしてしまう可能性があります。
ITに関する知識がまったくない未経験者や初心者に必要な勉強時間は以下の記事で詳しくご紹介しています。
ITの知識がある場合、合格までの勉強時間は未経験者より短くなります。
ITの知識がある場合、一般的には100~130時間程度の学習が必要とされています。ITの知識がある人とは、IT系企業で働く社会人や、情報系の大学生などです。
ITパスポート試験は範囲が広いため、まったく学習せずに合格するのは難しいでしょう。ITパスポートでは、単純に合格点を取れば資格が取得できるわけではありません。分野ごとに合格最低点が設定されているため、試験範囲を網羅した知識を持っていなければならないのです。
ITパスポート試験に合格するための勉強と、試験範囲の知識を自分に定着させるための適切な勉強では、やり方が異なります。ここでは、最短での合格を重視した学習法を次の3ステップで紹介します。
まずは、ITパスポート試験の過去問を解きましょう。過去問を解くと、実際の試験がどのような形式で進められるのか、どのような出題傾向があるのかがわかります。
ある程度学習が進んだら、制限時間を設定して時間内に合格点が取れるか試してみましょう。ITパスポート試験では、パーフェクトを狙わず解ける問題から解く戦略が重要になることもあります。解くのに時間がかかるのはどのような問題かも、あわせて把握しておきましょう。
問題を解き終わったら採点し、誤答した問題や理解できていない分野を把握します。間違えた部分に集中し、効率よく知識を増やしましょう。
ITパスポートの過去問が解けるサイトは、以下の記事で紹介しているのであわせてご覧ください。
試験の出題傾向や内容を把握するため、最新のものから2~3年分を解きましょう。問題は春と秋に変わります。1回の試験で出題される問題数が100問なので、3年分だと600問を解くことになります。
いつITパスポートを取得したいか目標を立てたら、そこから1日にどの程度の問題数を進めればよいか逆算しましょう。例えば半年後の合格を目指したい場合、1ヶ月で100問程度の問題を解き、理解すればよいことがわかります。1ヶ月で100問なら1週間で25問、毎日勉強する場合1日3~4問程度です。
こうして計算したときに、少し余裕があると感じた場合には、さらに古い時期の過去問も追加で学習してみましょう。また、ある程度学習が進んだら、苦手分野に絞って過去問を解くのもおすすめです。
過去問を解く中で、解答や簡単な解説を見ても理解できない問題が出てきたら、教科書を読み込んで理解しましょう。
わからない部分だけを読むのではなく、周辺部分もきちんと読み込むと知識を関連づけて理解できるようになります。重要なポイントや、教科書を読んでわかるようになった部分は、ノートにまとめておくとあとから見返して復習するのにも役立ちます。図や表を活用し、視覚的に理解しやすいようまとめておくのも良いでしょう。
おすすめの参考書と問題集は、以下の記事で紹介しています。
教科書の丸暗記は効率が良い方法とはいえません。なぜなら、ITパスポートでは過去問とまったく同じ問題が出題されることはまずないためです。丸暗記するよりも、理解を深めながら学習する方が記憶が定着しやすく、試験のときにも応用が効きます。
また、きちんと理解しながら学習を進めると全体像を把握できるようになるため、これまでなんとなく理解していた問題に対する理解も深まることがあります。
インプットとアウトプットを繰り返しながら学習を進めることも重要です。
インプットとは、教科書や学習資料を読み、知識を取り入れることを指します。それに対してアウトプットは、問題を解いて自分の理解を確認することです。学んだことを人に説明するのもよいアウトプットの方法です。
インプットとアウトプットの繰り返しが、知識の強化に繋がります。特に難しいと感じたところは何度もアウトプットを行って確実に理解しましょう。
以下の記事では、ITパスポートの試験対策アプリを紹介していますのであわせてご覧ください。
ITパスポート試験に独学1ヶ月で合格する勉強法については、以下の記事で解説しています。
最短で合格するためには、個人の学習スタイルや前提知識に合わせて最適な教材を見つけることが大切です。試験の難易度やカバー範囲に応じて、適切な教材を選んで効果的に学習しましょう。
参考書や問題集を選ぶときには、次の5つのポイントを考慮しましょう。
参考書や問題集の選び方については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
ITパスポートは、基本的なITの知識を問う試験です。事前のIT知識の有無で勉強時間には差があるものの、効率よく勉強すれば最短合格は不可能ではありません。
この記事を参考に、まずは過去問にチャレンジしてみましょう。自分に合った参考書や問題集を見つけ、学習を進めてみてください。
独学でも最短でITパスポート試験に合格できる人もいますが、未経験でプログラミングに触れたことがない人の場合、ご紹介したような最短スケジュールでの合格はなかなか難しいものです。
IT未経験者の場合、まずは何か形のあるものを作る経験をするのがおすすめです。無料のプログラミングスクールに通って、実践してみてはいかがでしょうか。自信がついたら、それを仕事につなげながら最短での資格取得をめざしましょう。
プログラマカレッジは、未経験でIT知識がない方でも学習を始められる無料のプログラミングスクールです。就職サポートも実施しており、卒業後はITエンジニアとして活躍できます。ぜひプログラマカレッジでITエンジニアを目指しながら、ITパスポートの取得に挑戦してみませんか?お待ちしております。
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