「ITパスポートは興味があるけど、勉強時間が取れない」「何から始めたらいいか分からない」と悩んでいませんか?この記事では、IT未経験の方でも最短でITパスポートに合格するための、効率的な勉強法と具体的なスケジュールを徹底解説。過去問の活用法から挫折しないための心構えまで、プロが教える合格の秘訣を詰め込みました。ITパスポートで、あなたのキャリアの可能性を広げましょう。
なお、未経験からITエンジニアへの就職に興味がある方や未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2025年10月31日
プログラマカレッジ
キャリアアドバイザー 松山 光
キャリアアドバイザーと個別研修担当として、受講生に寄り添った支援を心がけております。はじめてのプログラミング学習に苦手意識をもってしまう方、逆に得意だと感じる方もいます。面接が得意な方もいれば不安な方もいるでしょう。誰一人同じということはなく、様々な受講生がいらっしゃいます。そのようなひとりひとりの個性を大切にしながら、皆様が自信をもって就職活動に臨んでいただけるよう研修と転職のサポートをさせていただきますので安心してご参加ください。
目次

ITパスポート試験は、ITを利活用するすべての人を対象とした、国家試験です。ITの基礎知識を証明するものであり、プログラマーやエンジニアだけでなく、営業職や事務職など幅広い職種で役立ちます。合格率は公開されていませんが、CBT(Computer Based Testing)方式で受験でき、ほぼ毎日実施されているため、自分の好きなタイミングで受験できるのが大きな特徴です。
「最短合格」とは、単に早く合格することだけを指すのではありません。効率を最大化し、無駄な時間を徹底的に省くことです。具体的には、1ヶ月から2ヶ月程度での合格を目指すのが現実的な目標となります。この目標設定により、学習計画が立てやすくなり、モチベーションも維持しやすくなります。
ITパスポートの勉強は範囲が広く、専門用語も多いため、途中で挫折しそうになることがあります。しかし、この試験は基礎知識の定着が問われるものであり、決して難解な応用問題が出題されるわけではありません。毎日少しずつでも勉強を続けることが重要です。


ITパスポートの取得に必要な勉強時間は、前提となる知識だけでなく学習スピードや理解度にも大きく左右されます。一般的な学習時間の目安を、次の2項目に分けて詳しく解説します。

ITパスポートの難易度や合格率については、次の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
未経験者の場合、一般的な目安として150~180時間程度の学習が必要とされています。
もちろん、必要な学習時間には個人差があります。事前に立てた計画通りに学習を進めようとするよりも、学習の進み具合にあわせて計画を調整しながら進めるのがおすすめです。
取得する時期の目標を立てているのであれば、余裕を持って学習を始めましょう。ギリギリになってから学習を始め、知識があいまいなまま試験を受けると、受験料をムダにしてしまう可能性があります。

ITに関する知識がまったくない未経験者や初心者に必要な勉強時間は以下の記事で詳しくご紹介しています。
ITの知識がある場合、合格までの勉強時間は未経験者より短くなります。
ITの知識がある場合、一般的には100~130時間程度の学習が必要とされています。ITの知識がある人とは、IT系企業で働く社会人や、情報系の大学生などです。
ITパスポート試験は範囲が広いため、まったく学習せずに合格するのは難しいでしょう。ITパスポートでは、単純に合格点を取れば資格が取得できるわけではありません。分野ごとに合格最低点が設定されているため、試験範囲を網羅した知識を持っていなければならないのです。


ITパスポート試験に合格するための勉強と、試験範囲の知識を自分に定着させるための適切な勉強では、やり方が異なります。ここでは、最短での合格を重視した学習法を次の3ステップで紹介します。


まずは、ITパスポート試験の過去問を解きましょう。過去問を解くと、実際の試験がどのような形式で進められるのか、どのような出題傾向があるのかがわかります。
ある程度学習が進んだら、制限時間を設定して時間内に合格点が取れるか試してみましょう。ITパスポート試験では、パーフェクトを狙わず解ける問題から解く戦略が重要になることもあります。解くのに時間がかかるのはどのような問題かも、あわせて把握しておきましょう。
問題を解き終わったら採点し、誤答した問題や理解できていない分野を把握します。間違えた部分に集中し、効率よく知識を増やしましょう。
ITパスポートの過去問が解けるサイトは、以下の記事で紹介しているのであわせてご覧ください。

試験の出題傾向や内容を把握するため、最新のものから2~3年分を解きましょう。問題は春と秋に変わります。1回の試験で出題される問題数が100問なので、3年分だと600問を解くことになります。
いつITパスポートを取得したいか目標を立てたら、そこから1日にどの程度の問題数を進めればよいか逆算しましょう。例えば半年後の合格を目指したい場合、1ヶ月で100問程度の問題を解き、理解すればよいことがわかります。1ヶ月で100問なら1週間で25問、毎日勉強する場合1日3~4問程度です。
こうして計算したときに、少し余裕があると感じた場合には、さらに古い時期の過去問も追加で学習してみましょう。また、ある程度学習が進んだら、苦手分野に絞って過去問を解くのもおすすめです。

過去問を解く中で、解答や簡単な解説を見ても理解できない問題が出てきたら、教科書を読み込んで理解しましょう。
わからない部分だけを読むのではなく、周辺部分もきちんと読み込むと知識を関連づけて理解できるようになります。重要なポイントや、教科書を読んでわかるようになった部分は、ノートにまとめておくとあとから見返して復習するのにも役立ちます。図や表を活用し、視覚的に理解しやすいようまとめておくのも良いでしょう。

おすすめの参考書と問題集は、以下の記事で紹介しています。

教科書の丸暗記は効率が良い方法とはいえません。なぜなら、ITパスポートでは過去問とまったく同じ問題が出題されることはまずないためです。丸暗記するよりも、理解を深めながら学習する方が記憶が定着しやすく、試験のときにも応用が効きます。
また、きちんと理解しながら学習を進めると全体像を把握できるようになるため、これまでなんとなく理解していた問題に対する理解も深まることがあります。


インプットとアウトプットを繰り返しながら学習を進めることも重要です。
インプットとは、教科書や学習資料を読み、知識を取り入れることを指します。それに対してアウトプットは、問題を解いて自分の理解を確認することです。学んだことを人に説明するのもよいアウトプットの方法です。
インプットとアウトプットの繰り返しが、知識の強化に繋がります。特に難しいと感じたところは何度もアウトプットを行って確実に理解しましょう。

以下の記事では、ITパスポートの試験対策アプリを紹介していますのであわせてご覧ください。




ITパスポート試験に独学1ヶ月で合格する勉強法については、以下の記事で解説しています。

IT知識ゼロの状態から、わずか1週間という驚異的な短期間でITパスポート試験に合格した体験談です。合格の鍵は、先に試験日を予約して自分を追い込むというユニークな戦略にありました。
やっぱり、人間なのでケツが見えてないと頑張れない!!!・・・ということで、先にITパスポート試験の受験日を予約しちゃいました!お金も払っている&日程も決まっているというプレッシャーで何とか1回で終わらせないといけない気持ちにさせて、がんばりました!
出典:Qiita
この方は有料講座で基礎を固めた後、徹底的に過去問を繰り返し解くことで知識を定着させ、独学1週間の学習で合格を手にしました。多忙な中でも効率的に学習を進めるための工夫や、モチベーションを維持する秘訣が語られています。
法律の勉強を専門にしてきたロッシーさんが、仕事でIT関連の業務が増えたことをきっかけに、ITパスポートの取得に挑戦しました。約1ヶ月で50時間の勉強時間を確保し、見事合格を果たした体験談を紹介します。有料講座で基礎を固め、「ITパスポート試験.com」の過去問道場で徹底的に演習を繰り返したことが合格の鍵となりました。
勉強を客観的に捉えるために、ストップウォッチアプリや東京自習会のslackを利用して学習時間を記録し、計画を立てていたことが、ペースを安定させるのに役立ちました。
ITパスポートの取得によって、「ITという漠然とした概念に対する苦手意識」を少し払拭できた
出典:東京自習会より抜粋
学習時間を記録して客観的に進捗を管理する姿勢は、効率的な学習を進める上で非常に重要です。また、この資格が「漠然とした苦手意識」を払拭するきっかけになったという言葉は、ITパスポートが単なる資格取得にとどまらず、新しい分野への第一歩となることを意味しています。

参考書や問題集を選ぶときには、次の5つのポイントを考慮しましょう。


参考書や問題集の選び方については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。


ITパスポートに必要な勉強時間の目安については以下の章でも案内しています。
▶ 2. ITパスポートに必要な勉強時間の目安

【STEP1】過去問をひたすら解く
【STEP2】理解できない部分は教科書をしっかりと読む
【STEP3】インプットとアウトプットを繰り返す
不合格になる人の主な特徴は、「用語の丸暗記に頼り、本質を理解していない人」と「苦手分野を放置する人」です。ITパスポートは出題範囲が広いため、全分野をバランス良く学習し、理解度を深めることが大切です。
本記事でも 3. ITパスポートを最短合格するための勉強方法 について解説していますので合わせてごらんください。
以下の章ではITパスポート試験に最短で合格するためのモデルとなる学習プランもご紹介しています。
▶ 4. ITパスポート最短合格のスケジュール例

1. 総合評価点
1000点満点中、600点以上
2. 分野別評価点
ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の各分野で、それぞれ300点以上
総合点が600点を超えていても、いずれかの分野の点数が300点未満だと「足切り」で不合格になります。苦手分野を作らず、バランス良く得点することが絶対条件です。
ITパスポートの合格基準や難易度については、以下の記事でも詳しく解説しています。

• ITパスポート
ITの入門資格(レベル1)。非エンジニア職、IT未経験の基礎固めに最適。
• 基本情報技術者
より専門的(レベル2)。ITエンジニア志望で、ITパスポートの知識がある方向け。
• 簿記3級/2級
経理・会計の知識の証明。IT知識は不要。
まずはITパスポートで基礎力を証明し、ITエンジニアを本格的に目指すなら基本情報技術者へのステップアップを考えるのが効率的です。
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• 履歴書への書き方:
「情報処理技術者試験 ITパスポート試験 合格 (YYYY年MM月)」
• アピール
「ITの基礎(セキュリティ、ネットワーク、会計・経営)を体系的に学習した証明」として記載しましょう。
ただし、より専門的な開発エンジニアの中途採用などでは、基本情報や実務経験のほうが評価されるため、「意味がない」と言われることもありますが、未経験者には十分な価値があります。
ITパスポートが就職に有利かどうか気になる人は、以下の記事も確認してみましょう。
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プログラマカレッジ 就職サポート風景
受講生の声や、プログラマカレッジ卒業生を採用した企業様の声も是非参考にしてみてください。

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自宅での受験はできません。 CBT(Computer Based Testing)方式のため、全国各地にある指定のテストセンター(試験会場)で受験する必要があります。
試験結果(スコア)は、試験終了直後に会場のPC画面で即座に確認できます。 正式な合格発表や合格証書の送付は後日になりますが、合否はすぐに分かります。





• テクノロジ系
ネットワーク、セキュリティ(専門用語が多い)
• ストラテジ系
会計・財務(計算問題、経営戦略のフレームワーク)
• マネジメント系:
プロジェクト管理や開発手法(IT特有の用語が多い)
特に、合格基準の300点を確実に超えるためにも、セキュリティと会計は得点源化できるよう重点的に対策しましょう。
ITパスポートは、基本的なITの知識を問う試験です。事前のIT知識の有無で勉強時間には差があるものの、効率よく勉強すれば最短合格は不可能ではありません。
この記事を参考に、まずは過去問にチャレンジしてみましょう。自分に合った参考書や問題集を見つけ、学習を進めてみてください。
独学でも最短でITパスポート試験に合格できる人もいますが、未経験でプログラミングに触れたことがない人の場合、ご紹介したような最短スケジュールでの合格はなかなか難しいものです。
IT未経験者の場合、まずは何か形のあるものを作る経験をするのがおすすめです。無料のプログラミングスクールに通って、実践してみてはいかがでしょうか。自信がついたら、それを仕事につなげながら最短での資格取得をめざしましょう。


プログラマカレッジは、未経験でIT知識がない方でも学習を始められる無料のプログラミングスクールです。就職サポートも実施しており、卒業後はITエンジニアとして活躍できます。ぜひプログラマカレッジでITエンジニアを目指しながら、ITパスポートの取得に挑戦してみませんか?お待ちしております。
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