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Javaシルバーの難易度は高い?未経験でも合格できるコツを徹底解説

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プログラマカレッジ編集部

未経験からプログラマーになりたいと考えてる皆さまに、プログラミング言語の基礎知識や、プログラマーとしての転職ノウハウ、転職に役立つ資格、IT業界情報など、お役立ちコラムを配信しています。

Javaシルバー試験を受けようと考えている方向けに、資格取得の難易度や合格した人からのアドバイスを紹介。さらに、Javaシルバーの出題傾向に沿って学習できるおすすめの参考書も紹介します。

なお、Java未経験から学習を始めたい方には、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」がおすすめです。

最終更新日:2024年1月24日

1. Javaシルバーとは

Javaシルバー 難易度 プログラマカレッジ

Javaシルバーとはどんな資格ですか?

Javaシルバーは、取得することでJavaプログラマとしての信頼や技術力を高められる、初級Javaプログラマ向けの資格です。まずは、Javaシルバーについて次の項目に沿って解説します。

Javaシルバーの試験内容
Javaシルバーの合格ライン

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1-1. Javaシルバーの試験内容

Javaシルバーの試験では、次のような内容が出題されます。

• Javaテクノロジと開発環境についての理解
• 簡単なJavaプログラムの作成
• Javaの基本データ型と文字列の操作
• 演算子と制御構造
• 配列の操作
• クラスの宣言とインスタンスの使用
• メソッドの作成と使用
• カプセル化の適用
• 継承による実装の再利用
• インタフェースによる抽象化
• 例外処理
• モジュール・システム

出典:Oracle University Japan

Javaシルバー試験の概要は次の通りです。

認定資格名 Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11
試験名称 Java SE 11 Programmer I 試験
試験ID 1Z0-815-JPN
前提資格 特になし
受験料 37,730円(税込)
制限時間 180分
出題形式 CBT形式の選択問題
出題数 80問
合格ライン 63%
試験日程 随時(受験方法によって異なる)
試験会場 オンラインでの受験/ピアソンVUE公認テストセンターでの受験

出典:Oracle University Japan

公式サイトには、次の項目が掲載されています。

• 試験詳細
• 試験内容チェックリスト
• 試験の申し込みフォーム
• 試験結果の確認方法

受験前には、下記の公式サイトで詳細を確認しておきましょう。
▶ 公式サイト:Java SE 11 Programmer I試験

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1-2. Javaシルバーの合格ライン

Javaシルバー 難易度 プログラマカレッジ

Javaシルバーの合格率は非公開ですが、合格ラインは63%以上と公開されています。試験の配点も非公開のため、どの問題でどの程度の得点を獲得すればよいか具体的な点は不明ですが、単純計算では80問のうち50問程度正解できれば合格できる計算です。

模擬試験などを受ける場合には、50問以上は正解できるよう学習を進めるとよいでしょう。

Javaシルバー 難易度 プログラマカレッジ

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2. Javaシルバーの難易度と取得に必要な勉強時間

Javaシルバーの難易度はどのくらいですか?取得までにどの程度の勉強時間が必要でしょうか?
Javaシルバーは、3種類あるオラクル認定Javaプログラマ試験の中で、中間の難易度の試験です。他の資格と比較した場合の難易度や、学習時間の目安について詳しく紹介します。

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2-1. Javaシルバーの難易度は初心者でも合格できるレベル

オラクル認定Javaプログラマの試験には「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の3種類があります。難易度としてはブロンズが一番簡単で、シルバーが中間の難易度、もっとも難しいのがゴールドです。

Javaシルバー 難易度 プログラマカレッジ

出典:Oracle University Japan

経済産業省のITスキル標準(ITSS)では、Javaシルバーはレベル1に設定されています。レベル1は、情報技術に携わる者に最低限必要な基礎知識を有するレベルです。各ITスキル標準レベルの資格の例は次の通りです。

ITスキル標準 資格名
レベル0 Javaブロンズ、VMware技術者認定資格、CompTIA IT Fundamentals
レベル1 Javaシルバー、ITパスポート、PHP初級
レベル2 Javaゴールド、基本情報技術者試験、CCNA

JavaシルバーはITパスポートやPHP初級といった資格と同程度の難易度であることからも、初心者向けの資格であることがわかるでしょう。

Oracle認定Javaプログラマの難易度については、プログラマカレッジ(無料プログラミングスクール)の講師やキャリアアドバイザー、編集部員が担当する次の記事でも解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

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2-2. Javaシルバーに必要な勉強時間は20~120時間

Javaシルバーの取得に必要な勉強時間は、これまでの経験によって大きく異なります。

プログラミング未経験者の場合には、100~120時間程度の時間がかかると考えておいた方がよいでしょう。Javaは、プログラミング言語の中でも比較的難易度が高い言語です。文法やルールの習得には、まとまった学習時間が必要です。人によっては、さらに時間がかかってしまう場合もあります。

とはいえ、多くの場合には1日2時間程度の学習を3~4ヶ月程度続ければ合格できます。

Javaを学習したことがある人であれば、20~30時間程度の学習時間で合格できるケースも少なくありません。Javaの知識を持っている場合、Javaシルバー試験の特徴を把握し、試験対策を行えば合格できるでしょう。

1日2時間学習する場合、2週間程度の学習期間が目安です。

Javaは学習したことがないものの、他のプログラミング言語を学んだことがあるという場合には、両者の中間程度の時間を目安として学習してみてください。

Javaシルバー 難易度

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3. Javaシルバーの試験対策法とおすすめの参考書

Javaシルバーの試験対策はどのように進めるのが良いですか?
Javaシルバーの試験対策には、参考書を利用するのがおすすめです。Javaシルバーの試験対策法とおすすめの参考書について、以下で詳しく解説します。

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3-1. Javaシルバーの試験対策のポイント

Javaシルバーの試験対策は、次の手順で進めるのがおすすめです。

Javaシルバー 難易度 プログラマカレッジ

Javaは他のプログラミング言語と比べて覚えなければならない文法やルールが多いため、初心者にとっては比較的難易度が高い言語です。プログラミング未経験の場合には、いきなり試験勉強に取りかかるよりも、まずはJavaの基礎から学び始めた方がよいでしょう。

ある程度文法やルールが身に付いたら、練習問題にチャレンジしましょう。間違えた問題は模範解答を見直し、何が間違っているのかを確認します。間違えた問題を中心に、何度も繰り返し解きながらわからない部分をつぶしていきます。

対策本は、問題重視で選びましょう。Javaシルバーには、ある程度決まった出題のパターンがあります。事前に問題集で対策しておけば、本番でも慌てず問題に取り組めます。

また、解説が丁寧な本を選ぶのも重要です。Javaシルバーは初心者向けとはいえ、未経験者の場合にはある程度の学習量が必要な試験です。学習中に不明点が出てくることもあるでしょう。解説が丁寧な本を選んでおけば、途中でつまずいてしまうリスクを下げられます。

時間に余裕があれば、試験本番までに「紫本」と「黒本」の2冊を利用して問題を解いておくのがおすすめです。

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3-2. Javaシルバーのおすすめの参考書

Javaシルバーに向けた学習でおすすめの参考書は次の4冊です。

【入門書】スッキリわかるJava入門 第4版(スッキリシリーズ)
【黒本】徹底攻略Java SE 11 Silver問題集[1Z0-815]対応 徹底攻略シリーズ
【紫本】オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE11(試験番号1Z0-815)
【白本】オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE11 スピードマスター問題集(試験番号1Z0-815)

これからJavaを学習する人に向けた入門書と、試験対策に欠かせない問題集3冊をピックアップしました。


【入門書】スッキリわかるJava入門 第4版(スッキリシリーズ)

タイトル名:スッキリわかるJava入門 第4版(スッキリシリーズ)

中山 清喬(著)/国本 大悟(著)/株式会社フレアリンク(監修)
▸単行本(ソフトカバー):760ページ
▸出版社:インプレス
▸発売日:2023/11/6

出典:Amazon


Javaのプログラミング入門書の定番の一冊。「なぜ?」「どうして?」を解消しながら解説が進みます。
また、本の解説がわかりやすいのはもちろん、スマホやPCのWebブラウザでプログラミングができる環境が提供されるのも魅力です。

プログラミング学習では手を動かして学ぶことが一番効率的なので、ぜひ頭だけではなく、手を使って文法やルールを覚えてみてください。


【黒本】徹底攻略Java SE 11 Silver問題集[1Z0-815]対応 徹底攻略シリーズ

タイトル名:徹底攻略Java SE 11 Silver問題集[1Z0-815]対応 徹底攻略シリーズ

志賀澄人(著)/株式会社ソキウス・ジャパン(編集)
▸単行本(ソフトカバー):605ページ
▸出版社:インプレス
▸発売日:2019/10/18

出典:Amazon


Java Silverの試験対策本といえば、この一冊。黒本と呼ばれる問題集です。
徹底攻略を謳うだけあって、問題の量も質も非常にいいでしょう。この問題集を使った基本的な勉強方法は、次の2つです。

• 巻末の総合演習以外の問題から始めて、わからない問題を解説を読み込んで徹底的に理解する

• 自信が付いたら、巻末の総合演習で力試しをする

問題の解説も丁寧で非常にわかりやすいところも、おすすめポイントです。


【紫本】オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE11(試験番号1Z0-815)

タイトル名:オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE11(試験番号1Z0-815)

山本 道子 (著)
▸単行本(ソフトカバー):560ページ
▸出版社:翔泳社
▸発売日:2019/11/18

出典:Amazon

Java Silverの教科書として有名な一冊。紫本と呼ばれ、Javaの構文やルールの解説と問題集がセットになった本です。サンプルコードが多く、プログラムを動かしながら学習したい人にピッタリでしょう。

問題の数は黒本に劣りますが、資格試験のポイントはしっかり押さえられた本です。この本の内容をしっかりと理解できれば、この一冊だけでも合格が狙えます。


【白本】オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE11 スピードマスター問題集(試験番号1Z0-815)

タイトル名: オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE11 スピードマスター問題集(試験番号1Z0-815)

日本サード・パーティ株式会社(著)
▸単行本(ソフトカバー):448ページ
▸出版社:翔泳社
▸発売日:2020/1/16

出典:Amazon

白本と呼ばれるこちらの問題集は、忙しい人のために向けたJava Silverの教科書。
サンプルコードが豊富で、問題を解きながらプログラムを動かし、動作を確認しながら学びたい人にもおすすめの一冊です。

問題のボリュームは少ないため、試験対策としては網羅性が低め。そのため、この本でJava Silverの問題の傾向や取っ掛かりを掴んだあとに、黒本で仕上げをすると、効率よく学べるでしょう。


まずは、自分にあうものを1冊選んで学習を始めてみてください。

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4. Javaシルバー合格者の体験談やアドバイスを紹介

ここからは、Javaシルバーの試験に合格した人の体験談や、アドバイスを紹介します。ぜひ、学習の参考にしてください。

Java Silverは、黒本の問題集をしっかりやっておけば合格自体は易しい資格だと思います。

私は下級資格のJava Bronzeも受けてきましたが、最初からJava Silverの方を受ければよかったなと感じました。
ちなみに、Java Bronzeは問題数60問/制限時間60分と、1問にかけられる時間も短いため、解くスピードに自信のない方は苦戦するかもしれません。
実際私もBronzeよりSilverの方が時間に余裕を持って解くことができました。

よって、今後オラクルJavaプログラマの資格を検討する方は、Bronzeではなく最初からSilverを目指すことをおすすめします!

出典:note

まずは紫本の1~8章(模擬問題以外)読む→解くを2周しました。その後、紫本で苦手な単元(1,2章と6~12章)を黒本で1周しました。
めんどくさがりなのでなかなかモチベーションが上がらず、平均で平日は30分、休日は1~2時間くらいでした。この時点で3ヶ月以上かかってます。

このままだらだらやっても挫折すると思い、試験を2週間後に予約しました。予約を入れた後に紫本の模擬試験を解いてみたら2つとも得点率が40%くらいでした。

出典:qiita

◇勉強方法

① 黒本の問題を1章解く。

② 答え合わせ。間違えたものは解説を読んで理解する。

③ 解説の要点をノートにまとめる。(ノートはこちらに公開してます)

④ 実際にコードを書いて、動作確認をする。

⑤ ①~④が終わったら、次の章に進む。

出典:qiita

試験日2週間前までは、1~2時間ほど勉強しました。
直前期は3時間ほどやっておりました。

トータルで代替60~80時間ほどやりました。ほかの体験記と比べて時間がかかりましたが、
個人的には苦手意識の分野だったので御の字です。

出典:qiita

合格者の体験談を読むと、黒本や紫本といった参考書を使っている人が多いことがわかります。また、学習時間は30~80時間程度の人が多いようです。

ただし、今回参照した合格体験記は、いずれもJavaの基礎知識を持った人が書いたものです。Javaプログラミング未経験の場合、もう少し学習時間が必要だと考えておいた方が良いでしょう。

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5. Javaシルバーの資格を取得するメリットや将来性は?

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Javaシルバーを取得すると、どんなメリットがありますか?将来性がある資格なのでしょうか?
Javaシルバーを取得すると、さまざまなメリットがあります。将来性とあわせて、以下で詳しく解説します。

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5-1. Javaシルバーの資格を取得するメリット

Javaシルバーの資格を取得するメリットは次の通りです。

• Javaの基本的な知識や技能が一定水準以上だと証明できる

• 就職や転職に有利になる

• 海外での活躍の幅が広がる

• 自分のスキルレベルに合わせて目標を設定できる

• 資格取得の過程で体系的に知識を学べる

Javaシルバーを取得できるということは、一定程度のスキルや知識を持っている証明となります。Javaは多くの企業で採用されているため、就職や転職にも有利になるのです。

さらに、Javaシルバーは国内だけでなく海外で通用する資格でもあります。そのため、海外で働きたいと考えている人にもおすすめです。

Javaシルバーは初心者向けの資格で、他にブロンズやゴールドといった難易度のものもあるため、自分のスキルレベルに合わせた目標の設定が可能です。資格取得のために学習する過程で、体系的に知識を身につけられるのもメリットだといえるでしょう。

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5-2. Javaシルバーの資格を活かせる分野や職種

Javaは幅広い分野で活用できる言語であるため、非常に多くの企業で使われています。具体的には、次のような分野で使われています。

• Webサービスの開発

• ECサイトの開発

• スマートフォンアプリの開発

• ゲーム開発

• 金融・医療関連のシステム開発

IT関連の仕事をしてみたいけれど、どんな分野で働きたいか明確に決まっていないという人でも、Javaシルバーの資格を取得しておけば就職・転職活動にきっと役立つはずです。

実務でJavaを活用するためには、資格を取得して満足するのではなく、Javaのスキルをさらに高めることや、他の言語・フレームワークなどの知識を身につけることも重要です。

プログラマカレッジ(無料プログラミングスクール)の講師やキャリアアドバイザー、編集部員が担当する以下の記事も参考にしてください。


Javaシルバー 難易度 プログラマカレッジ

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6. まとめ

Javaシルバーは、Javaの基礎知識を備えている初心者が最初に目指すべき資格です。

Javaは多くの企業で使われているため、Javaシルバーを取得しておけば就職や転職で有利になります。また、汎用性の高い言語でもあるため活躍の場が豊富な点もメリットです。

黒本と紫本は、Javaシルバーに合格した多くの人が活用しています。ぜひ資格取得前の学習に利用しましょう。この記事が、Javaシルバーを取得したい人の参考になれば幸いです。

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ご自分に合った方法でJavaの基礎を学びながらSilver取得を目指し、これを足掛かりに、ぜひさまざまな資格取得にもチャレンジしてみてください。

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