就職活動を有利に進めるための方法のひとつが、プログラミングスキルを身につけることです。この記事では、プログラミングスキルの習得が就活に有利になる理由を解説。さらに、就職先の業種や職種についても解説します。
なお、未経験からプログラミングスキルを身につけてプログラマーを目指したい方には、就職率98.3%の就職支援付きスクールプログラマカレッジがおすすめです。
最終更新日:2025年2月12日
目次
プログラミングをマスターすると就職活動が有利になる一番大きな理由は、プログラミングスキルさえあれば専門職であるITエンジニアを目指せることです。
「専門職に就く」ということは、「手に職を付ける」ということ。したがって、どんな社会情勢でも食いっぱぐれない人材になることが可能なだけでなく、プログラミングを学ぶ過程で論理的な思考力も身につくので、問題解決能力や伝達力といったどんな業界の仕事でも必要とされるスキルを自ずと会得できるというメリットもあるのです。
そこで今回は、就職や転職を前にスキルアップを考えているみなさんに向けて、まずはプログラミングを身につけると就職活動が有利になる理由を5つ解説しましょう。
1つめの理由は、IT業界は人材不足が深刻化しているため、プログラミングを身につけることで就職に有利になる、ということ。
近年はIT・Webサービスの発展によりIT人材の需要は上がっていますが、求人が多いにもかかわらず、開発者やエンジニアをはじめとするIT人材は不足しているのが現状なのです。
以下は経済産業省が発表した、「IT人材需給に関する調査」をもとに「IT人材の不足規模に関する予測」を示したグラフです。
この調査によると、2030年までにIT業界の市場規模は今よりも18.6%アップし、人材不足数は13万4157人まで増加することが見込まれています。しかしながら供給される人材の数は、2019年を境に減り続け、2030年には現在よりも約6万3000人もの働き手が不足するという見解に。
さらにグラフを見ていくと、すでにこれほどの人手不足が叫ばれているにもかかわらずITニーズと市場規模は今後も拡大し続け、2030年には約59万人もの人員が足りなくなるという試算値も明らかになりました。
たとえ人員不足を最小限に抑えられたとしても約41万人、そして最大では約79万人規模の人材不足が懸念されているのです。
こうしたIT業界のニーズに応えるために、プログラミングスクール出身の未経験者を積極的に採用しているIT企業も増えているため、たとえ現場経験がなくとも、学んだ言語を就業先で応用できるだけの基礎力さえ習得していれば、業界未経験者であっても採用されやすい傾向にあるというわけです。
こうした「人材不足」や「需要に対して供給が追いついていない」といった背景にともない、IT業界は求人数が多く求人倍率も高い傾向にあることが2つめの理由です。
日本最大級の転職サービスである「doda(デューダ)」の調べによると、2024年12月における「IT・通信業界」の求人倍率は8.33倍。求人倍率とは、求職者1人に対してどれだけの求人数があるかを示す数値のこと。
したがって、IT業界の場合は「応募者1人に対しておよそ8件以上の求人がある」と解釈できるので、現在の社会情勢においても比較的仕事が探しやすい状況であることがわかるでしょう。
さらに近年は新型コロナウイルスの影響により、あらゆる業界で急速にデジタル化・オンライン化が進み、どの職場でもIT技術を扱える人材の価値が上がっているため、今後もしばらくこの傾向は続くことが予想されています。
3つめの理由は、プログラミングスキルを身につけている人材は、IT業界全体だけではなく企業からの需要も高いため。
なぜかと言うと、あらかじめプログラミングの基礎を習得している人材を採用すれば、企業側は入社後に一から教育する必要がないため、教育の時間やコストを節約できるからです。
企業が全くの未経験者を採用する場合は、パソコンの使い方や基本的なITリテラシーに関する教育を行ってから実務を任せるケースが多いので、どうしても時間もコストもかかります。さらに教育に必要な教材を用意したり、教育係の社員を任命する必要もあるので、さらなる人材の獲得も必須です。
その点、プログラミング教育が不要な人材は即戦力として活躍できる可能性もあるため、自ずと企業からの需要も高くなり、就職や転職の際にも有利になりやすいのです。
そして4つめの理由は、ITエンジニアやプログラマーだけではなく、プログラミングスキルが身についていると異業種でのニーズも高まるため。
近年は働き方改革やテレワークの拡大などにより、各業界でプログラミングスキルのある人材の価値が急激に上がっていることもその裏付けとなる事象のひとつです。
たとえば営業職として働く場合、顧客情報を自動で管理し、必要な情報を自動で抽出できるツールを作成できれば、今以上に業務の効率化を図ることができますよね。
これは営業職に限らず、業務上でExcelやGoogleスプレッドシートなどを使っている場合でも同じです。マクロやVBA、Google Apps Script(GAS)といったプログラミング言語を使用することで、その日のタスクや作業完了日を見える化できる「ガントチャート」を作成したり、メールを自動配信・返信することも可能になるのです。
このように、さまざまな業種や職業に必要不可欠なプログラミングスキルは、あらゆる業界でのニーズも高く、就職や転職にも強い最も役立つスキルであることに間違いはありません。
5つめの理由は、プログラマーやエンジニアといった職種は、手に職を付けて働く専門職であるため。
もちろん常に最新技術を身につける必要はありますが、特にJavaやPHPなど、習得する言語によっては長期的なキャリアを築きやすいという点も忘れてはなりません。
前述したように、人手不足のIT業界は需要も高いだけでなく、専門職としてのエンジニアになることで市場価値も上がり、自ずと転職もしやすくなります。
また現在コロナ禍の影響により「リモートワーク可能」な求人案件の競争率が激化している中、特に非IT業界の職種に応募する場合は、プラスアルファのスキルとしてプログラミングができるだけでも書類選考が有利に進むでしょう。
そしてプログラマやエンジニアは専門職であり技術職なので、正社員として経験を積んてからフリーランスとして働くなど、将来的にキャリアの選択肢を広げられる点も魅力のひとつです。
そのため、もしあなたが「今の仕事をずっと続けられるか不安」「就職・転職時に何かアピールできるスキルを持っておきたい」と考えているなら、今のうちにプログラミングを身につけておくことをおすすめします。
IT業界は、作っている商品やサービスによって分類できます。ここからは、IT業界での分類と特徴を紹介します。
情報処理サービス業界は、クライアントから依頼を受けてシステムの企画から制作、保守・運用までを行うのが主な仕事です。
「SI(システムインテグレーション)業界」とも呼ばれ、BtoBのビジネスモデルがメインです。
代表的な企業の例 |
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NTTデータ、野村総合研究所、東芝、オービック、アクセンチュア など |
インターネット/Web業界は、WebサイトやWebアプリなど、インターネットを通じて商品やサービスを提供する業界です。
SNSやeコマース、Web広告、ソーシャルゲームなど、身近なサービスを提供している業界でもあります。
代表的な企業の例 |
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楽天、Google、Yahoo、サイバーエージェント、LINE など |
ソフトウェア業界とは、コンピューター上でさまざまな処理を行うソフトウェアの設計・開発・保守を行う業界です。
ソフトウェアには、OSやアプリケーションソフトウェア、ミドルウェアなどのさまざまな種類があります。また、ソフトウェアの種類や使い道によって、BtoB・BtoCのどちらのビジネスを行うこともあるのも特徴です。
代表的な企業の例 |
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Microsoft、Oracle、Adobe、トレンドマイクロ など |
ハードウェア業界とは、パソコンやスマートフォン、PC周辺機器などのハードウェアを製造・販売する業界のことです。また、インターネットに接続できるスマート家電も、ハードウェアの一種として考えられています。
企業向けに作られることが多いコピー機や複合機、一般消費者向けに作られることが多いスマート家電、どちらに向けても作ることがあるパソコンやスマートフォンと、作っている商品によってビジネスのスタイルはさまざまです。
代表的な企業の例 |
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Apple、Dell、Sony、Hitachi など |
通信業界は、固定電話やパソコン、携帯電話などに関する通信インフラを提供する業界です。BtoB、BtoCどちらのビジネスモデルの企業もあります。
代表的な企業の例 |
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NTTグループ、KDDIグループ、ソフトバンクグループ など |
IT業界は、働き方によってもさまざまな分類が可能です。ここからは、どのように分類できるのか、それぞれの働き方の特徴も含めて紹介します。
自社サービス企業とは、自社の課題を解決するためのシステムや製品を開発するスタイルのことを指します。
外部の企業から受注するのではなく、自社が必要とするシステムや製品を開発するのが特徴です。自社で活用することを目的としてシステムや製品を開発する場合もあれば、ソフトウェアやアプリケーションなどの形にして販売することを目的に開発する場合もあります。
自社のために開発を進めるためスケジュールの融通が効きやすく、企画から販売まで幅広い工程に関われる可能性が高い点がメリットです。
SIer/SI とは、顧客企業の課題を分析し、システムの企画から要件定義、実際のシステム開発や運用までを担当します。
企業のビジネスを分析し、どのようなシステムやアプリケーションが必要か考え、提案するケースも多くあります。
外部の企業のシステムを開発するため、小規模なシステムから大規模なシステムまで、幅広いプロジェクトに関われるのが、SIerで働くメリットといえるでしょう。
また、大手のSIerは安定して働きやすい傾向にあるのもメリットです。
受託開発企業とは、外部の企業からの依頼を受けてシステムを開発する企業のことです。上記で紹介したSIer/SIも、受託開発企業の一種といえます。
「このようなシステムを作りたい」という企業からの依頼を受け、その要望に沿って開発を行います。市販のソフトウェアやアプリケーションでは対応しきれない部分を担当する、オーダーメイド的な役割といってもよいでしょう。
多くの企業から業務を請け負うため、幅広い人脈ができるのも受託開発企業で働くメリットのひとつです。
SES企業とはSystem Engineering Serviceの略で、企業にエンジニアを貸し出すようなビジネスのことを指します。
受託企業がクライアント企業から依頼を受けてシステムを開発するのに対して、SESは開発の支援や保守・運用などを中心に行うのが特徴です。そのため、SES企業に所属しているエンジニアは、多くの場合クライアント企業に常駐して業務を行います。
多くの企業で働くためさまざまな環境を見られる点や、未経験でも就職しやすい点が、エンジニアにとってのメリットといえるでしょう。
未経験者の場合、多くは上記で紹介した4種類の企業のうちいずれかに就職します。
プログラマカレッジの場合、プログラミング未経験者における就職先の15%はWeb系受託(社内持ち帰り型)開発企業です。Web系受託開発企業とは、SIerやWeb自社サービス企業などからの依頼を受け、その依頼を社内に持ち帰り開発を行う企業のこと。
未経験者のうち5%はWeb自社サービス系企業の就職にも成功しています。しかし、Web自社サービス企業は人気が高く、未経験からの入社は難易度が高いのが現実です。
就職の難易度は「SES企業 → 受託開発企業 → SIer・自社サービス企業」の順で難しくなる傾向があります。
そのため未経験から就職するのであれば、まずはSESや受託開発などの企業からキャリアをスタートし、実務経験を積んだあとに自社サービスをはじめとした希望の企業に転職する方法が最も現実的だといえるでしょう。
プログラミングスキルを活かせる仕事は、職種によって分類することも可能です。ここからは、一覧表で全体的な職種を紹介するとともに、代表的な職種については業務内容も含めて個別に詳しく紹介します。
職種 | 仕事内容 | 平均年収 | |||
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マネジメント系 | プロジェクトリーダー | 開発チームのメンバーをリーダーとして率いる現場責任者 |
約642万円 (出典:Indeed) |
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プロジェクトマネージャー | プロジェクト全体の進行を統括する管理者 |
約683万円 (出典:Indeed) |
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Webディレクター | Web制作スタッフを取りまとめるリーダー的存在 |
約568万円 (出典:Indeed) |
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ブリッジシステムエンジニア | 日本企業と海外企業の開発者を橋渡しするコミュニケーター |
約558万円 (出典:プロエンジニア) |
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営業系 | IT営業 | ITビジネスに関連する企業の営業職 |
約485万円 (出典:Indeed) |
||
セールスエンジニア | IT営業とクライアントの元へ訪問し技術面の説明を行うエンジニア |
約426万円 (出典:Indeed) |
|||
コンサルティング系 | ITコンサルタント | クライアントが抱えている課題を、IT技術を活用して解決する専門家 |
約705万円 (出典:Indeed) |
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マーケティング系 | Webマーケター | Web上でマーケティングを戦略し企業の利益を上げる仕事 |
約456万円 (出典:Indeed) |
||
データアナリスト | データを収集・分析し、ビジネスの意思決定を支援するための洞察を提供する仕事 |
約534万円 (出典:Indeed) |
|||
開発系 | プログラマー | システムエンジニアが作成した仕様書をもとにプログラミングする技術者 |
約462万円 (出典:Indeed) |
||
システムエンジニア | クライアントのヒアリング内容を元にシステムの設計書を作成する技術者 |
約489万円 (出典:Indeed) |
|||
Webエンジニア | Webシステムやアプリに関わるシステムエンジニアやプログラマー |
約478万円 (出典:Indeed) |
|||
フロントエンドエンジニア | Webシステムの目に見える部分の設計や構築を行うエンジニア |
約560万円 (出典:Indeed) |
|||
バックエンドエンジニア | Webシステムの目に見えない部分の設計や構築を担当するエンジニア |
約660万円 (出典:マイナビエージェント) |
|||
制御・組み込みエンジニア | ハードウェアの制御システムと、その中に組み込まれるソフトウェアを開発するエンジニア |
約496万円 (出典:Indeed) |
|||
テストエンジニア | システムの動きや不具合などないかをチェックするエンジニア |
約444万円 (出典:Indeed) |
|||
ネットワークエンジニア | ネットワークの設計、構築、運用保守を担当するエンジニア |
約491万円 (出典:Indeed) |
|||
サーバーエンジニア | サーバーの設計・構築や運用・保守を担当するエンジニア |
約470万円 (出典:Indeed) |
|||
セキュリティエンジニア | 情報セキュリティに特化した専門のエンジニア |
約527万円 (出典:Indeed) |
|||
データベースエンジニア | 膨大なデータを管理するためのデータベースを開発し運用する専門職 |
約502万円 (出典:Indeed) |
|||
サポートエンジニア | IT製品に対する問い合わせを担当する仕事で、別名ヘルプデスクとも呼ばれる |
約415万円 (出典:doda) |
|||
フィールドエンジニア | 現場に出向し問題を解決する専門家、別名カスタマーエンジニア |
約390万円 (出典:Indeed) |
|||
社内システムエンジニア(社内SE) | 社内の情報システム部門で働くシステムエンジニア |
約582万円 (出典:Indeed) |
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事務系 | ITサポート事務 | 一般的事務とシステム開発の現場で発生する庶務を担当する仕事 |
約470万円 (出典:Indeed) |
||
クリエイティブ系 | Webデザイナー | Webサイトにおけるデザイン全般を担当する仕事 |
約430万円 (出典:Indeed) |
||
UIデザイナー | ITサービスやWebデザインを担当するUI(ユーザーインターフェイス)と、商品やサービスを体験する構築するUX(ユーザーエクスペリエンス)を担当する専門職 |
約621万円 (出典:求人ボックス 給料ナビ) |
|||
UXデザイナー |
約645万円 (出典:求人ボックス 給料ナビ) |
※2025年2月調べ
各職種の仕事内容やキャリアパス、必要なスキルについては、それぞれのリンク先で確認してください。
IT業界の職種については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
同じIT業界の仕事でも人によって年収に差が出る理由については、以下の記事も参考にしてみましょう。
プログラマーとは、システムエンジニアなどが作成した仕様書(設計書)をもとに、プログラム言語を用いて、さまざまなシステムやソフトウェアをつくるエンジニアのことです。
プログラミング専任のポジションの場合、別名でコーダーと呼ばれる場合もあります。プログラミングスキルは必須となるので、未経験者の場合は自己学習やスクールなどで勉強しておくことがオススメ。プログラマーに資格は必須ではありませんが、IT未経験者であれば「ITパスポート試験」でITに関する基礎知識を固めてから、「基本情報技術者試験」に挑戦したり「応用情報技術者試験」などを取得しておくと役立つでしょう。
就職する企業によって必要とされるプログラミング言語は異なるため、事前にしっかりとリサーチした上で就活や言語学習を進めましょう。
将来的にはシステムエンジニア、プロジェクトリーダーなどといった職種へのキャリアパスが考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約462万円(出典:Indeed)
※2025年2月調べ
▶ 参考:
• コーダー/マークアップエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• オープン系SE・プログラマフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• スマホアプリエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
システムエンジニアは、クライアントにヒアリングをおこないながら、いただいた案件に対して最適な仕様となるシステムを開発することが主な仕事です。プログラミングの設計士的存在といったところでしょうか。プログラマー同様、プログラミングスキルは必須。プログラマーよりも上流の工程を担当するめ、技術的スキルはもちろん、コミュニケーション能力やドキュメント作成能力などが必要となります。
まずはプログラマーとして働いたのち、ステップアップとして目指すとよいでしょう。必要な資格は特にありませんが、まずは「基本情報技術者試験」にチャレンジしたり、「応用情報技術者」などさまざまな資格に挑戦すると、仕事の幅が広がり、スキルアップや年収アップにつながる可能性があります。
【必要なスキル】
【年収】
約489万円(出典:Indeed)
※2025年2月調べ
Webエンジニアとは、Web上で動作するさまざまなシステムやアプリなどの設計・開発・運用・保守を担当するエンジニアです。(webシステムに関わるシステムエンジニアやプログラマーを相称した呼び方となります。)設計したサービスを元にシステム開発をおこなうことが多く、Webディレクター、Webデザイナーなどと同じチームで仕事を進めていきます。「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」に分けて仕事をする場合もありますが、両方のスキルを兼ね備えたマルチプレイヤーな人が多いことも特徴です。「HTML5プロフェッショナル認定試験」などの資格は必須ではありませんが、Webエンジニア未経験者が最初にチャレンジする資格としては、フロントエンドエンジニアに関する知識を深められるためオススメです。
キャリアパスとしては、まずはプロジェクトマネージャーを目指し、その後システム開発の中軸となるITアーキテクトやITスペシャリストへのステップアップが考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約478万円(出典:Indeed)
※2025年2月調べ
フロントエンドエンジニアは、私たちがよく目にするWebサービスやアプリケーションにおいて、ユーザーが『目に見える部分』『画面越しに触れる部分』の設計や構築をおこなう職種です。Webエンジニアの役割を細分化した仕事になり、Webデザイナーのデザインをもとにコーディングする作業を担当します。
「Webクリエイター能力認定試験」、「HTML5プロフェッショナル認定試験」などの資格を有するとキャリアアップの際に役立ちますので、挑戦してみても良いでしょう。また、フロントエンドエンジニアのベースラインとなるJavaScriptの知識に特化した資格「CIW JavaScript スペシャリスト」も取得価値が高い資格のひとつと言えるでしょう。
Webクリエイター能力認定試験
HTML5プロフェッショナル認定試験
CIW JavaScript スペシャリスト
【必要なスキル】
【年収】
約560万円(出典:Indeed)
※2025年2月調べ
▶ 参考:フロントエンドエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
バックエンドエンジニアは、プログラムの開発、データベースやwebサーバーの環境整備など、webサイトにおけるユーザーの目には見えることのない部分を担当するエンジニアです。フロントエンジニアと同じく、Webエンジニアの役割を細分化した仕事になります。
ITに関する基礎知識「基本情報技術者試験」は、浅く広くIT業界に関する知識習得ができるためおすすめです。また、「応用情報技術者試験」でデータベースやアルゴリズムに関する知識を積極的に身に付けたり、「ORACLE MASTER」の資格取得に挑戦すると、スキルの証明が高まるため評価が上がることもあるでしょう。
キャリアパスとしては多くの可能性がひらけている職種でもあり、ITコンサルタントやプロジェクトマネージャー、フルスタックエンジニアなどの道が考えられます。
基本情報技術者試験
応用情報技術者試験
ORACLE MASTER
【必要なスキル】
【年収】
約660万円(出典:マイナビエージェント)
※2025年2月調べ
▶ 参考:
• サーバーサイドエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• フルスタックエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
ITシステムを安全&快適に利用するための基盤を作るインフラエンジニアのなかでも、ネットワークの設計、構築、運用保守を担当するエンジニアをネットワークエンジニアと呼びます。私たちが普段パソコンからデータを当たり前のように送受信できているのも、快適な通信環境を構築し、守っているネットワークエンジニアの存在があるからです。
ネットワーク関連の資格ではシスコ技術者認定の「CCNA」などが評価を得やすい資格です。経験を積んだのち、ネットワークエンジニアとしての高い能力を証明できる「CCNP」「CCIE」、また国家資格「ネットワークスペシャリスト試験」を取得すると、昇進などの際に役立つでしょう。
キャリアパスとしては、ネットワークのスペシャリストを目指す、ネットワーク以外のITインフラ全般を対応出来るインフラエンジニアを目指すなどの道が考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約491万円(出典:Indeed)
※2025年2月調べ
▶ 参考:
• ネットワークエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• インフラエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
ネットワークエンジニアと同じく、インフラ関連のエンジニアに属しており、システム構築におけるサーバーの設計・構築や運用・保守などを担当しているサーバーエンジニア。インターネット時代に欠かすことのできない職種です。
OS関連の資格では「マイクロソフト認定資格プログラム」、クラウド時代においてLinux技術者に求められる技術力を証明できる「LinuC(リナック)」などが評価を得やすい資格です。
将来的にはAWS、Azure、GCPなどのクラウド系に関わるインフラエンジニア、またメンバーを束ねるマネジメント職への道がキャリアパスとして考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約470万円(出典:Indeed)
※2025年2月調べ
▶ 参考:クラウドエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
データベースエンジニアとは、膨大なデータをうまく管理するためのデータベースを設計・開発・管理・運用する専門職です。企業の情報システムを支えるために必要不可欠なエンジニアであるため、技術者としての市場価値も高い職種です。システムインフラを担うエンジニアのため、データベースの知識はもちろん、周辺領域の知識も必要。
「データベーススペシャリスト試験」や「ORACLE MASTER」などの資格を取得しておくと評価されやすいでしょう。
将来は大規模データを扱うデータベースエンジニアや、コンサルティング業務を目指すことも可能です。
【必要なスキル】
【年収】
約502万円(出典:Indeed)
※2025年2月調べ
▶ 参考:データベースエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:そもそもデータベースとは?基礎から分かるデータベース入門|プロエンジニア
サポートエンジニアとは、システムやIT製品に対する問い合わせ(操作方法、故障についてなど)やトラブルに対して、原因を特定して解決する仕事です。別名ヘルプデスクとも呼ばれます。主に電話やメール、チャットなどで顧客やユーザーに対応するため、IT関連の知識の他に接客スキルが必要とされる点が特徴的です。
「基本情報技術者試験」などの資格の他に、接客マナーに対する知識などを深めておくことをオススメします。
システムエンジニアがステップアップとして目指す職種でもあり、専門知識を必要とする高度なサポートエンジニアを目指すとさらなる高収入を期待できます。
【必要なスキル】
【年収】
約415万円(出典:Indeed)
※2025年2月調べ
▶ 参考:ヘルプデスクフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:ヘルプデスクの仕事で必要なスキルとは?業務内容から求人まで解説|プロエンジニア
文字通り、社内の情報システム部で働くシステムエンジニアのこと。主に自社のネットワーク管理、システムやサーバーの運用保守、社員へのサポートなど、自社のビジネスを円滑にするためのあらゆる仕事を担当します。
ITエンジニアの基礎知識を身につけられる「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」などの資格を有していると、業務を効率よくこなすことができるでしょう。
知識量を活かして、転職で会社の規模を大きくしていくことがキャリアアップの道としてオススメです。
【必要なスキル】
【年収】
約582万円(出典:Indeed)
※2025年2月調べ
▶ 参考:社内SEフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:社内SEとは?仕事内容から必要なスキル、転職活動での志望動機、資格まで解説|プロエンジニア
未経験からエンジニアのキャリアをはじめる場合には、以下のような職種が適しています。
プログラマーやサポートエンジニアは、基礎的なスキルがあれば未経験からでもスタートしやすい傾向にあります。
さらに、上記の職種にはさまざまなキャリアパスがあるのも特徴です。今後、IT業界で活躍していく上での第一歩として、適した仕事だといえるでしょう。
未経験からプログラマーに転職する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
プログラミングは、独学でも習得できるスキルです。主な手段として、次の3つが考えられます。
• 書籍
• 学習サイト
• アプリ
基礎から体系的にプログラミングを学習したい場合には、書籍を利用するとよいでしょう。安価で購入可能な点も、独学に書籍を利用するメリットです。
学習サイトとは、プログラミングの学習教材を集めたサイトのことです。動画やスライドなどさまざまな方法で教材を提供しているので、自分に合うサイトを探してみてください。
おすすめの学習サイトについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
スマートフォンにダウンロードして利用できるアプリもあります。ゲーム感覚でプログラミングを学習できるため、楽しみながらスキルを身につけたい方におすすめです。
おすすめのプログラミング学習アプリについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
未経験から最速でプログラミングスクールを身につけたいのであれば、プログラミングスクールを活用しましょう。
プログラミングスクールでは、独自の経験やカリキュラムを用いて未経験者でも少しずつ理解できるようレッスンを進めます。また、不明点があればすぐに質問し解決できるのも、プログラミングスクールを利用するメリットです。
さらに、就職支援を実施しているプログラミングスクールも多くあります。プログラミングスキルを習得して就活に役立てたいと考えているのであれば、スクールの利用を検討してみましょう。
就職に失敗しないプログラミングスクールの選び方については以下の記事を参考にしてみてください。
▶ 就職できないをなくす!プログラミングスクールの選び方を紹介|ライフハンティング
プログラマカレッジでは、動画やテキストで予習・復習ができる環境を準備しています。どちらか、自分に合う方法を選んで研修前後の学習に利用してみてください。
また、構文の使い方やアルゴリズムのパターンを覚えるのに最適な写経も取り入れています。
学習中に不明点が発生した場合には、zoomの個別ルームを活用して講師に質問可能。わからないところを放置せず、解決してから次に進むことで挫折を避けられます。
気になること、解決できないことがあればzoomの個別ルームにて講師と1対1でのやり取りができます
プログラマカレッジ プログラマーコース受講風景
さらに、プログラマーとして就職するのに有利と思われる場合、「Oracle Certified Java Programmer Silver SE11」の資格を取得した後に就職活動を行っているのも特徴です。
受講料はプログラマカレッジが負担しますので、就活前に資格を取得しておきたいという方にもおすすめです。
弊社求人サイト「プロエンジニア」に掲載されている求人数を言語別に調べたところ、掲載数が多い言語は以下のようになりました。
1. JavaScript
2. Java
3. PHP
また、他の求人サイトをみても、上記3つの言語は求人数が多く需要が高い人気の言語であることがわかります。
就活を有利に進めるためにプログラミングを学ぶのであれば、上記3つの言語のうちいずれかを選んでみるとよいでしょう。
未経験者の場合には、次のポイントを意識して学習する言語を選びましょう。
• 習得の難易度が高くないか
• 需要があり求人が豊富か
• 汎用性が高く応用しやすいか
• 今後の将来性があるか
最初に難易度が高くない言語を選び、少しずつステップアップすることで、挫折を避けながら学習を進められます。
初心者が就活を目的としてプログラミングスキルを習得するのであれば、求人が多いかどうかや将来性の高さにも注目しておきましょう。
上記をふまえると、HTML/CSS/JavaScriptなどの言語から学習をはじめるのがおすすめです。
未経験者がプログラミング学習を始める場合には、学習する言語の選び方と学習の進め方が重要なポイントです。
初心者におすすめのプログラミング言語について、詳しくは以下で紹介しています。
就活の際に、こうしたスキルを身につけていれば良いというだけではありません。プログラマーとして長く活躍し続けるためには、常に学び続けスキルを磨いていく必要があります。
プログラマーに求められるスキルについて、詳しくは以下の記事で解説しています。
また、資格を取得しておくと、自分が一定のスキルを持っていることを客観的にアピール可能です。
プログラマーを目指すのであれば、まず基本情報技術者の資格取得を目指すとよいでしょう。その後、目指す職種に合わせてWebプログラマーならPHP技術者認定試験、ゲームプログラマーならばUnity認定試験などの資格取得を目指してみてください。
プログラマーにおすすめの資格については、以下の記事で詳しく紹介しています。
プログラミング未経験の就活生には、次のような資格がおすすめです。
• ITパスポート
• プログラミング能力検定
• 日商プログラミング検定
• 基本情報技術者試験
• Oracle認定Javaプログラマ
ITパスポートや基本情報技術者試験は、プログラミングのみならずITの基礎的な知識を問う問題です。まったくの未経験者であれば、まずはITパスポートからチャレンジしてみるとよいでしょう。
プログラミング能力検定や日商プログラミング検定は、プログラミングに関する基礎的な知識を問う試験です。IT全般ではなく、プログラミングに限定してスキルを示したい場合には、これらの資格を活用してみてください。
Oracle認定Javaプログラマは、プログラミング言語の一種であるJavaのスキルを示す資格です。Javaを活用する仕事を目指す場合には、チャレンジしてみると良いでしょう。
就活生におすすめの資格について、詳しくは以下の記事で紹介しています。
就活サイトを使うと、多くの求人情報にアクセスできます。「未経験OK」「未経験歓迎」「研修あり」などのワードで検索すると、未経験でも就職しやすい企業の求人が見つかります。職種や勤務地、給与などの条件で絞り込みをかけて求人をチェックできるのも魅力です。
Web上で情報を閲覧できるため、時間や場所にとらわれず就職活動を進められる点もメリットです。自分に合った求人が見つけやすい方法だといえるでしょう。
サイトによっては、面接や書類作成に関するサポートを行なっている場合もあります。
代表的な就活サイトは次の通りです。
就活サイト名 | 主な特徴 |
---|---|
Wantedly | 社風や職場環境を重視したマッチングが可能。未経験歓迎のスタートアップ求人が多い |
リクナビNEXT | 求人数が豊富で、スカウト機能が使いやすい。未経験者向け特集ページもあり 社風や職場環境を重視したマッチングが可能。未経験歓迎のスタートアップ求人が多い |
Green | IT業界特化の就活サイト。未経験歓迎のエンジニア求人が多数 社風や職場環境を重視したマッチングが可能。未経験歓迎のスタートアップ求人が多い |
マイナビ転職 | 幅広い業種の求人を掲載しており、地方求人も充実。未経験歓迎の求人を検索しやすい 社風や職場環境を重視したマッチングが可能。未経験歓迎のスタートアップ求人が多い |
それぞれの特徴をふまえて、さまざまな求人の中から自分に合う企業を探してみましょう。
未経験からプログラマーを目指す場合には、ITエンジニアに特化した就活エージェントを利用するのもおすすめです。
就活エージェントを利用すると、自分のスキルや希望に合う求人の紹介を受けられます。さらに、エージェントから専門的なキャリアアドバイスが受けられるほか、非公開求人へのアクセスや書類選考・面接対策のサポート、企業との交渉まで代行してもらえます。
就活に関連する面倒な作業はエージェントにまかせ、自分は選考に集中できるのも、就活エージェントを利用するメリットといえるでしょう。
転職エージェントについて、詳しくは以下の記事で解説していますのでぜひご覧ください。
未経験者であっても、面接では技術的な内容の質問を受けると考えておいた方がよいでしょう。未経験者と一言でいっても、そのスキルは人それぞれです。
学習内容や技術について質問することで、応募者がどの程度知識やスキルを身につけているかがわかります。また、志望者が自分自身をどのように評価し、評価に対してどのような行動をしているのかもわかるでしょう。
未経験者のスキルが、経験者に比べて未熟なのは当然です。しかし、その未熟さに対してどのような行動をしているかアピールすることで、面接官に熱意を伝えられます。
学習や技術に関連する質問を受けた時には、次のようなポイントを押さえて回答しましょう。
• 自分のスキルや知識に関する評価
• 今後の目標とそれに向けた行動
また、面接前には今までの学習内容を復習し、質問に答えられるようにしておくことも大切です。
【質問例】SQLはどれぐらい書くことができますか?
【回答例】
createやinsert、update、deleteなどの基本構文は書く事ができます。
【質問例】自主的に勉強していることはありますか?
【回答例】
プログラマカレッジではJavaをメインにPHPも学んだので、自宅ではRubyの勉強を進めていて、今はSNSで使えるボットの開発に着手しているところです。
自己PRは、応募者が自社に合う人物かどうかを確認するための質問です。IT業界の経験者であればスキルを確認すれば自社の仕事内容と合うかどうかがわかりますが、未経験者の場合にはスキルが未知であるため、過去の経験から仕事に適した人物かどうかを確認します。
また、志望動機を確認することで、応募者が自社のことを調べてきているか、志望者の考え方と応募先企業が求める人材がマッチするかがわかります。
自己PRや志望動機を話す際には、以下のポイントを盛り込めるよう工夫してみるとよいでしょう。
• 自分の強みやそれを示すエピソード
• 強みをプログラマーの仕事にどう活かすか
• 今後どのように活躍したいか
【質問例】自己PRをしてください
【回答例】
私は試行錯誤しながら結果を出す事に喜びを感じる事ができる人間です。
飲食店のアルバイトで時間帯責任者を任せていただき、その時間にいるスタッフが働きやすいよう環境を整えながら、同時により多くの売上を上げられるよう工夫を重ねました。その結果、不満や不公平感を感じさせない仕事の依頼の仕方や、忙しいときでも複数の仕事をうまく平行しながら時間内でこなしていく方法を学びました。
このような試行錯誤の経験は、これからプログラマーになっても生かしていくことができると思っております。また、今後プログラマーとしては、毎日多くのことを覚える必要があると予想しておりますが、積極的に知識を吸収し、1日も早く戦力になれるよう頑張っていきたいと思いますので、宜しくお願いします。
【質問例】志望理由を教えてください
【回答例】
これまで学んできたプログラミングのスキルを活かすことができ、さらに成長できそうな企業だと感じたからです。
また、御社では大手企業とお取引があり、上流工程から担当されているプロジェクトが豊富にあるとホームぺージで拝見させて頂きましたので、私もプログラマーとして成長していくことができるのではないかと感じ、志望させて頂きました。
これからIT業界への就職を目指す方は、以下の記事を参考にしながら、内定につながる志望動機も同時に考えてみましよう。
プログラマカレッジでは、就活を成功させるための面接対策サポートを実施しています。企業の特徴や傾向を踏まえながら、生徒ひとりひとりに合わせて丁寧に対策していますのでご安心ください。
企業ごとの面接対策やキャリアカウンセリングも、1対1で就活のプロ(アドバイザー)が対応します
プログラマカレッジ 就職サポート風景
未経験からプログラマカレッジでプログラミングを学び、就活に成功した人は多くいます。そんな人たちに共通するポイントは「積極的に行動していること」です。
ここでは、未経験から就職活動を経てプログラマーへの就職に成功したプログラマカレッジ卒業生の声を紹介します。
【Q】学習が終わるといよいよ就職活動が始まります。まず何社程度の面接を受けたのでしょうか?
13社くらいです。実質3週間くらいの短い期間にギュッと詰め込み、可能な限りたくさんの面接をこなしました。
というのも、求人票だけではわからないことも多いので「どうしても分かる限りの情報を集め、面接に臨むしかない」んですよね。特に企業の特色や大きさ、関係者の方の温度感みたいなものは、やはり求人票だけでは見えないことが多かったと思います。
だからこそ「求人票だけでは仕事内容も働き方も分からないけど、当たって砕けろでもいい。まずは面接を受けてみよう」と思って進めている部分はありました。おそらく他の受講生の方よりも、かなり面接の件数は増やしていただいたと思います。
【Q】学習が終わるといよいよ就職活動が始まります。まず実際に、エンジニアカレッジにて就活を行った感想を教えてください
「自信をもって就活に臨めた」というのが素直な感想です。
自分は学習よりも、元々就活に強い不安がありました。研究者の道を目指していた時は一度も就活のことなんて考えなかったので……。
そのため、エンジニアカレッジに入ってからはとにかくキャリアアドバイザーさんのところに通い詰めました。面接で予想される質問を洗い出していただいたり、面接練習をしていただいて、自信をつけてから就職活動を進められたのがとてもありがたかったです。
【Q】就職活動を進めるにあたって、軸として考えていたのはどのような部分ですか?
業界未経験で就職するので「入社してから自分が成長できるのか」「未経験でも働きやすい環境か」というのは重視していました。この軸に合致する企業をエンジニアカレッジさんにはたくさんご紹介いただきました。
大学院中退で、実務未経験という自分を評価していただける企業がこれほど沢山あるというのは本当にありがたかったです。そうしてご紹介いただいた企業の中から、最終的に6社ほど選考を受けました。
【Q】就職活動の対策はいかがでしたか?
最初から最後まで、キャリアアドバイザー(以下、CA)の池田さんには大変お世話になりました。
IT業界について全くの無知でしたので、そこを相談できるのはとても助かりました。求人応募前に「この会社はこんな特徴があるよ」という企業の特徴を説明してくれたり、ばりばり手を動かしたいという私の働き方の意向を組んだ求人を紹介してくれました。
休日や昼夜問わず、質問したことにはすぐに回答してくれるCA池田さんの存在は、とても安心できる存在でした。
プログラマカレッジ
キャリアアドバイザー 加藤憲康
キャリアアドバイザーとしてIT経験・未経験問わずに求職者様の転職活動をご支援をさせていただいております。私自身、大学で情報工学を専攻後、メーカー系の大手Sierに就職し、SEとして働いていた経験があります。業界経験者であるという強みを活かし、求職者様に寄り添った面談を心がけております。
これからプログラミングを学習するなら、流行りの言語を学ぶのではなく、求人が多い言語を学んだ方が良いでしょう。
特に未経験から就職するなら、就職支援に力を入れているプログラミングスクールを選択しておくと万全です。
また未経験からエンジニアになるのは経歴も重要ですが、就活前に資格を取得しておくことも内定率が上がるポイントです。その際、需要の高いJavaに関する資格を取得しておくことを推奨します。
独学でプログラミングを学んで就職することは、絶対に不可能とは言い切れません。かなりの難関ではありますが、ごく稀に独学のみでプログラマーとして就職する人はいます。しかし、可能性としては限りなくゼロに近いでしょう。
なぜなら、一人でプログラミングを学ぶだけで、実務に対応できるほどのプログラミングスキルを身につけるのは難しいためです。
一般的には、未経験からプログラマーへの転職を叶えたいのであれば、独学すると同時に、就職サポートが充実したプログラミングスクールに通いながら就活をした方が、成功の可能性を高められるためおすすめです。
プログラミングは、習得すると就活に役立つスキルです。IT業界が人手不足で未経験でも採用されやすいことに加え、プログラミングができると異業種でのニーズも高まります。
IT業界はさまざまな業種に分類でき、働き方もさまざまです。まずは、自分がどのような仕事や働き方をしたいのかイメージしてみましょう。
就活のためにプログラミングを学習するのであれば、プログラマカレッジのような就職サポートが手厚いプログラミングスクールを利用するのがおすすめです。
この記事を参考に、プログラミング学習の一歩をふみだしてみてください。
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