未経験からITエンジニアを目指したいけれど、志望動機をどのように書けばよいのかわからないと感じている方向けに、志望動機の書き方と例文を紹介。さらに、IT業界に向いている人の特徴も紹介します。
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最終更新日:2024年10月15日
目次
自分がなぜITエンジニアを目指すのかを考えておかなければ、適切な志望動機を伝えることはできません。まずは、IT業界について以下の項目に沿って解説します。
IT業界の魅力は、変化のスピードが速く革新的な技術が登場しやすいことです。新しい技術やトレンドが次々と登場するため、最先端の情報を常に学び続けながら刺激的な環境で働けます。
また、持続的に新しい技術が生まれるために成長性や将来性も期待できる業界です。平成30年に経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査」によると、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足すると予測されています。
出典:
• 国内企業のIT投資に関する調査を実施(2019年)|矢野経済研究所
• 平成30年度ICTの経済分析に関する調査|総務省
• IT人材需給に関する調査|経済産業省
また、IT業界はリモートワークやフレックスタイムを取り入れている企業も多く、柔軟に働きやすい点も魅力といえるでしょう。
さらに、グローバルな視点で働ける機会が多く、国際的なプロジェクトに参加することも可能です。
IT業界の将来性については、以下の記事も参考にしてください。
ITエンジニアの役割は多岐にわたります。例えばシステム開発やネットワーク管理、セキュリティ対策などの業務があり、職種や企業、ポジションによっても求められるスキルが異なります。
IT業界の分類や職種については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
どのITエンジニアにも共通して求められるスキルのひとつがプログラミングです。また、どのようにクライアントの課題を解決するか考えるための問題解決能力や、チームでのやりとりを円滑にするためのコミュニケーション能力も求められます。
さらに、IT業界は進化が速い業界でもあるため、最新の技術トレンドをキャッチアップし続ける姿勢も欠かせません。
IT業界はスキルを重視する傾向があるため、未経験者であっても上記のようなスキルを学び、経験を積むことでIT業界でのキャリアを構築できます。
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キャリアアドバイザー 大井雄介
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私が御社を志望した理由は、未経験からエンジニアになった方が数多く活躍されていらっしゃるからです。
私も、今回未経験からエンジニアとして就職をします。実際に未経験からエンジニアとして活躍されている方が身近にいると刺激になり、私自身もいち早く成長できると感じた為、志望いたしました。
また、御社が社員のキャリアアップに向けてのサポートに力を入れておられることにも感銘を受けました。現在、基本情報技術者試験に向けて勉強中ですが、内定をいただけた際には資格取得補助制度を利用して、いずれはITストラテジスト試験に挑戦してみたいと思っています。
✔ 評価ポイント⭕
御社を志望した理由は、設立してから間もない創業期から、会社を一緒に創っていけるという部分に魅力を感じたからです。
学生時代にアルバイト先でオープニングスタッフとして働いた時、イチから作り上げることの楽しさややりがいに目覚めました。
御社でもエンジニアとしてのものづくりはもちろん、新規顧客の開拓や、自分たちの働く環境づくりなどに積極的に取り組んでいきたいと思っております。
✔ 評価ポイント⭕
御社を志望した理由は、教育体制が整っており、下流から上流工程まで幅広い選択肢がある点です。
先輩のサポートのもと実務をしっかりと学べ、努力していけば早期成長が実現できる環境が御社にはあると感じました。
学生時代にコミュニケーション学部で学んだ知識を活かし、将来は、お客様の考えるシステムの要件を引き出せるようなネットワークエンジニアになりたいと考えています。
✔ 評価ポイント⭕
御社を志望した理由は、御社が提供するサービスや技術ブログを拝見し、ユーザー体験を重視しつつも技術革新に対して意欲的な姿勢に深く共感したためです。
私自身も、新しい技術を学び続けることに対して強い意欲を持っており、常に最新の技術に触れられる環境で働きたいと考えたため、今回御社を志望いたしました。
現在、独学でHTMLやCSS、JavaScriptを習得し、フロントエンドのフレームワークについても学習中です。IT業界は未経験ではありますが、他業界で培った問題解決能力は活かせるのではないかと考えています。
また、これまでの職務で得た業務プロセス改善による効率化の経験や複数の関係者と円滑なコミュニケーションのスキルも活かし、御社に貢献できるよう努力してまいります。
✔ 評価ポイント⭕
私はこれまでの職務で、業務効率化やデータ管理の改善に取り組む中で、バックエンドの技術に強い関心を持ち、サーバーサイドエンジニアとしてのキャリアを目指したいと考えるようになりました。
私が御社を志望したのは、社員の成長を支援する充実した教育プログラムに魅力を感じたためです。御社で働くことで、自己成長を図りながら貢献できるのではないかと考え、志望いたしました。
現在は独学でPythonやRubyなどのサーバーサイド言語を学び、データベースの設計やAPIの構築に取り組んでいます。実際に個人プロジェクトとして簡単なWebアプリケーションを開発し、サーバーとクライアント間のデータのやり取りやユーザー認証機能を実装する経験を得ました。
前職では、プロジェクト管理やチーム間の調整を通じて、問題解決力やタスク管理能力を身につけました。
御社では、新しいスキルの習得や資格取得にも日々挑戦しながら働きたいと考えております。
✔ 評価ポイント⭕
私がネットワークエンジニアを目指すきっかけとなったのは、前職で経験した社内ネットワークのトラブル対応です。社内ネットワークがダウンしてしまった際に、迅速に問題を特定し、復旧させたネットワークエンジニアの冷静で的確な対応に感銘を受け、自分もネットワークエンジニアとして働きたいと考えるようになりました。
御社を志望した理由は「ネットワークを通じて社会に安心を提供する」というビジョンに深く共感したためです。企業や社会インフラを支える一員として、貢献したいと考えました。
現在は、CCNA取得を目指してネットワークの基礎知識を学んでおり、ネットワークの設計やトラブルシューティングについても学習を進めています。
今後は、前職で培った時間管理スキルや顧客対応スキルを活かし、新しい知識を積極的に学びながら働きたいと考えています。
✔ 評価ポイント⭕
私が御社を志望した理由は、自社開発に携わり、自社のサービスやシステムの改善に直接貢献できる点に強く魅力を感じたためです。
これまでの職務では業務効率化に取り組んでおり、特に内部プロセスの改善が組織全体のパフォーマンスに大きく影響することを実感してきました。そのため、自社内で使用するシステムを自ら開発・運用し、継続的に改良を重ねることで、より高い付加価値を生み出すという自社開発の仕事に強い関心を持っています。
御社が開発する自社システムは、常にユーザー視点を重視し、社内での運用効率を向上させる工夫を凝らしている点に共感いたしました。私も御社の一員として、利用者目線に立ち、自社の成長を支えるシステム開発に携わることで、会社全体の発展に貢献したいと考えています。
✔ 評価ポイント⭕
私は、幅広い業界のクライアントと直接関わりながら、クライアントのニーズに応じたシステムを開発する業務に強く魅力を感じ、受託開発企業でエンジニアとして働きたいと考えるようになりました。
御社は多様な業界に対するシステムの開発を行っており、その柔軟性ときめ細やかな対応力に共感し、志望いたしました。御社であれば、クライアントごとの異なる課題に取り組みながら、さまざまなシステムの開発に関わり、エンジニアとしての経験を積むことができるのではないかと考えております。
現在はプログラミングやシステム開発の基礎を学んでおり、Webアプリケーションの開発も行いました。身につけたスキルを活かし、一日もはやく御社に貢献できるエンジニアになりたいと考えております。
✔ 評価ポイント⭕
・研修制度が整っているから志望しました。
・未経験からでも入社できると聞き、志望しました。
・AIに携わりたいから志望しました。
✔ 評価ポイント❌
・HPをみて楽しそうだから志望しました。
・ITが流行っているから志望しました。
・場所や時間にとらわれず自由に働けそうだから志望しました。
・残業が少なそうだから志望しました。
✔ 評価ポイント❌
「楽そう」「自由そう」だからという漠然とした内容を志望動機にしてしまうと、本当にエンジニアになりたいの?という疑問を持たれてしまうのでNGです。
そういう場合は、何がやりたくてその会社に志望したのかを具体的に述べると同時に、仕事への意欲や熱意も伝えられるとベターです。
現在フリーターの方が未経験から面接に挑む場合は、以下の記事も参考にしてみましょう。
なぜIT業界に興味を持ったのか?
多くの人事担当者は、あなたが「そもそも、なぜこの業界を選んだのか」についてを知りたがります。「なんとなくカッコよかったから」「人手不足で需要がありそうだったから」では当然熱意を感じることができず、内定にもつながりません。
したがって、IT業界についてしっかり理解を深めたうえで、具体的な理由も述べられるようにしましょう。もしすぐに理由が浮かばない場合は、実はあなたのやりたいことではないかもしれませんし、もしかしたら他の業種に興味があるのかもしれません。
その場合は、自分の気持ちとしっかり向き合って実現したい目的を明確にしたうえで、再度目指す業界について検討し直す必要があるでしょう。
IT業界を選んだ理由が明確になったら、次は志望する企業を選んだ理由を明確にしましょう。会社のどこに魅力を感じたのか、きっかけとなるエピソードを交えて考えつつ、同時に言語化しておくと良いでしょう。
企業のHP等を見て魅力を探したり、転職エージェントを利用して企業情報を得たりするなど、しっかりと企業研究をしたうえで、「この企業でなければいけない」という確固たる想いが伝わる理由を考えることが大切です。
企業側からすれば、自分の会社が第一志望かどうかは志望動機で分かるもの。他の企業に提出しても使えるような志望動機にならないよう、注意が必要です。
応募する際は、その企業に興味や関心を持ち、意欲をもって応募をしている、と人事担当者に伝わるようにアピールすることが重要です。
そのため、とにかくあなたの前向きな姿勢が伝わる内容を心がけることが大切ですが、その際、エントリーする企業のサービスや、希望職種の業務内容を理解したうえで、自分の得意分野についてPRすると良いでしょう。
特に文系出身者や業界未経験者の場合、「IT知識を学ぶために資格取得に挑戦している」「仕組みを理解するために、最近プログラミングの本を読みはじめた」など、普段から意欲的な行動を起こしているエピソードなどを盛り込む(もちろん、実際に資格取得や勉強に取り組んでいなければなりません)ことをおすすめします。
会社の将来性と自分のキャリアプランを一致させ、今後どのようになりたいかを伝えるようにしましょう。
面接官は、「あなたが同じ目標に向かって共に働ける仲間かどうか」を見ています。したがって、あなたが想い描く将来や目標が、企業の目指す方向性とマッチすればするほど先方からの評価は高くなるでしょう。
そのためには、入社後、あなたがどれくらいその企業に貢献することができるのかを、ありきたりな言葉ではなく自分オリジナルの言葉で採用担当にアピールするつもりで書くと良いでしょう。
志望動機に具体的な経験が加わっていると、説得力が増すのでおすすめです。
応募する企業での仕事につながる経験談は、面接官に本気度が伝わります。たとえば「御社のアプリを使ったことでIT業界に興味が湧き、アプリの自作に挑戦しています」「少しでも早く即戦力として活躍したいので、基本情報技術者試験の資格を取得しました」など、自分が応募する企業で働くために何らかのアクションを起こしたエピソードは、高評価につながります。
また未経験から転職する場合は、事前に資格を取得しておくと書類選考が有利に進む傾向に。おすすめの資格については、以下の記事を参考にしてください。
続いては、IT業界において求められる人物像についても押さえておきましょう。
以下のタイプに当てはまる方は、IT業界に向いている傾向に。エントリーする前の判断材料として、ぜひご活用ください。
「好きこそ物の上手なれ」ということわざの通り、IT業界に興味がある人は、エンジニアに向いています。エンジニアは常に最新の技術トレンドにふれ続ける努力が必要なため、業界について興味・関心があることがとても大切です。PCをいじるのが好きだったり、IT関連の情報をインプットするのが好きだったりする人は向いていると言えるでしょう。
意外と感じられる方も多いかもしれませんが、実はコミュニケーションスキルの高さは、エンジニアにとって重要ポイントです。チーム単位で働くプロジェクトも多く、クライアントの要望を汲み取る、プロジェクトに関わる仲間とのチームワークなど、高いコミュニケーション能力が必要とされるため、文系出身者の強みを活かすことも可能なのです。
エンジニアの仕事は、論理的に物事を考える力が必要です。プログラムを組む作業は、間違いのないよう論理的にコードを書く必要がありますし、作り上げるプログラム自体、数字やデータを見ながら、より利益が出るよう、論理的に施策を考えることが大切とされます。日頃から筋道を立てて物事を考えられるタイプの方は、エンジニアやプログラマーに向いていると言えるでしょう。
日々技術が進歩し続けるIT業界では、常に向上心をもって、継続的に学習に取り組める姿勢が求められます。エンジニアにとって、最新の専門的な知識を習得することは必要不可欠であるからです。常に高いモチベーションを維持し、新しい技術を積極的に取り入れる前向きな姿勢がエンジニアには必要不可欠です。
プレッシャーに打ち勝ち、最後までやり遂げられる忍耐力もまた、エンジニアには必要だと言われています。IT業界は単純に仕事量が多いだけでなく、突発的な問題が起きやすいのも特徴です。それに、システムエラーで昼夜問わず対処に追われることもありますし、金融システムや医療システムなどを受け持った場合は、ミスなく業務を遂行するための集中力も問われます。したがって、どんな状況下でもプレッシャーに打ち勝てる強い精神力も、エンジニアには欠かせません。
IT業界は、未経験者を多く採用している業界です。未経験であっても、自己分析や業界研究、企業研究を丁寧に行い、必要なスキルを身につければ転職できる可能性は十分にあります。
ぜひ、体験談を参考にして自分の転職活動に活かしてください。
不動産営業をしていた及川さんは、前職で使用していたアプリに疑問を持ったことをきっかけに、エンジニアを目指すようになりました。
及川さんが転職活動を始めたのは、世間で転職が厳しくなるといわれる30歳になってからです。20代のうちに転職活動を始めようと考えていたものの、資格の取得に時間がかかり、転職活動の開始が想定より遅れてしまいました。
しかし、それでもサポートを受けながら転職活動に成功。今後は「作ったものがどうお客様に役立つのか」を考え、お客様との接点を大事にしながら活動するマネジメントを目指してキャリアを構築したいと考えているそうです。
及川さんへのインタビュー全文は、以下の記事に掲載しています。
プログラマカレッジ卒業生の川崎さんは、昔からプログラミングに興味を持っていたものの、自分は文系タイプであるためIT業界には向いていないのではないかと考えていたそうです。
しかし、就職活動を機に一念発起し、プログラミングの世界に足を踏み入れようと考えます。とはいえ、プログラミングの知識がない中での就職活動はなかなかうまく行かず、プログラミングの学習を始めました。
大学での勉強と両立しながらプログラミング学習を進め、最終的にはプログラマーへの転職に成功しています。
川崎さんへのインタビュー全文は、以下の記事に掲載しています。
テクニカルサポートとしてシステムを使いながら働く中で、システムの裏側ではどのような仕事をしているのか気になりプログラマーを目指すようになったという佐藤さん。
しかし、当初はタイピングが遅く、パソコンの使い方もまったくわからなかったといいます。
同僚がプログラマカレッジを受講していたことがきっかけでご自身もプログラマカレッジを受講し、プログラミングスキルを身につけました。
最終的に、7社の面接を経てプログラマーとしての転職に成功しています。就職活動では自分が思っていた以上にテクニカルサポートの経験を評価してもらえたと感じているそうです。
佐藤さんへのインタビュー全文は、以下の記事に掲載しています。
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未経験からITエンジニアを目指すのであれば、まずはITエンジニアを目指す理由を明確にしましょう。
そのうえで、仕事への意欲や今後の目標、具体的なエピソードなどを盛り込むと、熱意を感じられる志望動機を作れます。IT業界に向いている人の特徴も把握し、自己PRにも活用できるとさらに良いでしょう。
この記事で紹介した例文も参考に、志望動機を考えてみてください。
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