「初心者がプログラミングを独学するための勉強法を知りたい」「プログラミング言語の選び方やおすすめの教材が知りたい」そんな方に向けて、今回は独学に最適なプログラミングの学習方法や目的に沿ったプログラミング言語の選び方、習得に必要な時間を言語別に解説します。初心者におすすめな入門用のプログラミング本や無料アプリ・学習サイトも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
なお、未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2024年5月31日
目次
プログラミングは独学で身につけられますが、勉強の進め方次第では途中で挫折してしまう可能性があります。
くじけることなくプログラミングを習得するためにも、初心者が独学でプログラミングを学習する際は、これから紹介する4つのポイントを押さえておきましょう。
最初に設定するハードルが高すぎると、挫折の原因になります。その理由は、なかなか目標にたどり着けないことに加えて、目標が遠すぎると進む方向が漠然としてしまい、自分が正しく努力しているかわかりにくくなるためです。
また、高い目標を設定することで、自分の実力に合わない難易度の高い教材を選んでしまうと難しくて理解できず、途中で挫折してしまう可能性も。こうしたリスクを減らすためにも、最初の一歩となるハードルを低く設定し、無理のない学習計画を立てましょう。
毎日の目標とゴールを細かく設定することで、達成感が得られやすく、挫折が起こりにくくなります。また、毎日目標を設定しながら学習することで、どれだけ進んだのかわかりやすい点もメリットです。
細かい目標を設定するためには、まず「いつまでに何を達成するか?」という大きな目標を定めましょう。
そしてそれを分割することで月単位、週単位、日単位の目標を決めることが挫折しないためのコツです。また、毎日学習のあとにその日の状況に応じて目標の見直しを行うと、ゴールと現状のずれがおきにくくなるので、達成感も得やすくなるでしょう。
勉強をするときには、参考書を読んで知識を頭に入れるというイメージを持っている方もいるでしょう。しかし、プログラミング学習の場合には、参考書を読むだけではプログラムを書けるようにはなりません。
それに、ただひたすら参考書を読んでいるだけでは日々のモチベーションを保つことが難しくなる可能性も。
そうならないためにも、参考書を読んでひとつ知識を得たら、すぐに手を動かして実際にプログラムを作ってみるようにしましょう。
すると、ただ本を読んでいるだけの時よりも格段に知識が定着しやすくなるので、ぜひ試してみてください。
プログラミングを含めて、IT関連の技術はアップデートが早いため、覚えた知識がすぐに役に立たなくなってしまうことも多い傾向に。
このような理由からも、テキストの内容をそのまま丸暗記してインプットするような勉強方法はプログラミングには向いていません。
したがってプログラミングを学習するときには、言語をそのまま暗記するのではなく、「このコードはどのような動きをするのか?」という視点で考えるクセを付けましょう。
また既に別の言語を習得している場合には、「以前学習した言語とは、どのような点が違うのか?」といった特徴を覚えるようにすると応用力も身につきますので、ぜひ実際にプログラムを組み、その都度動き方をチェックしながらアウトプットすることも忘れずに勉強を進めていきましょう。
ここまで紹介した4つのポイントを実践すれば、たとえ独学であっても学習のモチベーションを保ちやすくなり、挫折するリスクを最小限に抑えられます。効率的にプログラミングを身に付けたい方は、これらのコツをもとに勉強を進めてみましょう。
JavaやPHP、JavaScriptなど、プログラミング言語にはさまざまな種類があるため、「どの言語を学べばいいの?」と悩んでしまう方も多いでしょう。プログラミング言語を選ぶ際は、以下4つのポイントを基準に選定するのがおすすめです。
• 習得の難易度が高くないか
• 需要があり求人が豊富か
• 汎用性が高く応用しやすいか
• 今後の将来性があるか
では、これらに当てはまるのは一体どのような言語なのでしょうか?
以下の表では、初心者におすすめなプログラミング言語を目的別にまとめていますので、言語選びにお悩みの方はぜひ参考にしてください。
目的 | プログラミング言語 | 案件数 | 学習難易度 |
---|---|---|---|
はじめに学習したい言語 | HTML、CSS | ◎ | ◎ |
JavaScript | ◎ | 〇 | |
転職におすすめの言語 | Java | ◎ | △ |
PHP | ◎ | 〇 | |
将来的に学びたい言語 | Phyton | 〇 | 〇 |
Go | △ | 〇 | |
C | △ | △ | |
C# | ◎ | △ | |
Swift | 〇 | 〇 |
※案件数:プロエンジニア自社保有正社員求人数ランキング5位以内◎、10位以内〇、それ以下を△で表示
※難易度:低い順(易しい順)から◎〇△で表示
プログラミング初心者の方は、まず習得の難易度が比較的低めなHTMLやCSS、JavaScriptを学習するのがおすすめ。この3つを学んで「プログラミングをする仕事に就きたい」と思ったら、求人数が豊富なJavaの学習を進めてみるのがよいでしょう。
Javaは汎用性が高いだけでなく、基本的な考え方を理解することで他の言語を学ぶ際にも役立つものの見方が身につきます。
とはいえ、独学で習得することは少々難しいですが「未経験からエンジニアとして働きたい」と考えている方は、ぜひ無料のプログラミングスクールも積極的に活用しながらJavaにも触れてみるとよいでしょう。
プログラミングの学習は、さまざまな教材を活用することで効率的に進められます。とはいえ、初めて勉強するときは「どんな教材を使えばいいの?」と悩んでしまうこともあるでしょう。
そこで、ここでは初心者におすすめなプログラミング教材を3種類紹介するとともに、それらを使った勉強法についても解説します。
近ごろは、スマホやタブレットでプログラミングを楽しめるアプリが次々とリリースされています。プログラミングアプリは、端末さえあれば時間や場所を問わず手軽に学習できるのが特徴。
アプリにはさまざまな種類があり、動画やテキスト形式で学ぶだけではなく、ゲームやパズルのように実際に手を動かして遊びながら学習できるアプリもあります。
また、プログラミングアプリを使った勉強法としては、移動時間や仕事・学校の休憩時間、就寝前などのスキマ時間を使って、少しずつ学習を進めていく方法がおすすめです。もしアプリで勉強していてわからない箇所が出てきたら、学習サイトや書籍などで知識を補完するとよいでしょう。
初心者が独学でプログラミングを学ぶ際は、無料のプログラミング学習サイトも活用しましょう。
無料の学習サイトでは、実際にプログラミング言語を記述しながら勉強を進めることができます。特に未経験者の方は、環境構築が不要なサイトを選べば、プログラミングがまったく分からなくても気軽に学習をスタートできるメリットも。
また、サイトを利用するタイミングとしては、入門書やアプリなどでプログラミングの基礎知識をインプットした後がおすすめです。あらかじめプログラミングの概念や書き方を理解しておけば、言語を記述する際もスムーズに進めやすくなるでしょう。
学習サイトはスマホに対応している場合もありますが、基本的にはパソコンを使って学ぶサイトがほとんど。そのため、自宅である程度の学習時間を確保できる場合に活用するとよいでしょう。
書籍を使った学習に抵抗がない人や、「プログラミングを基礎から学びたい」という人は、入門書を読んでみるのもおすすめです。参考までに、プログラミングを学ぶ前に必ず身につけておきたい「プログラミング的思考法」や、全言語に共通する基礎知識を勉強できる入門書を2冊紹介します。
◆ いちばんやさしいプログラミングの教本
■ 本の内容
プログラミング未経験の方が身につけておきたい、プログラミングとコンピュータの基礎知識が「いちばんやさしく」解説されている入門書。
プログラミングを学ぶ意義や本質、変数、条件分岐といった「すべての言語に共通する基礎知識」だけでなく、ハードウェアやインターネットの仕組みなど、現代を生きるすべての初学者が「はじめの一歩」を踏み出すために必要な知識が体系化されています。
初心者でも絶対に挫折しない、必ず基礎が身につく学習サンプルが掲載されているのもポイントです。
■ おすすめポイントと勉強法
プログラミングやコンピュータに関する知識など、ITに関する基礎知識をイチから勉強できるのが特徴。図解やイラストを用いた解説、オールカラー仕様など、初めて学習する場合でも理解しやすく挫折しにくい工夫がされています。
購入者限定特典としてPDF版の電子書籍がついてくるので、外出先やスキマ時間に読み進めながら学習するのがよいでしょう。
◆ プログラミング入門講座――基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業
■ 本の内容
世界中で2億人以上が夢中になった学び方ープログラミングの基礎知識や思考法、学習法などが解説されている入門書。
できるだけ効率よくプログラミングの基本を習得したい人や、プログラミングに興味はあるが、そもそもの「学び方」がよくわからない人、 社会人の一般教養として「プログラミングの基本」を身につけておきたい人が対象であるこの書籍には、「なぜ、世界中の成功者はプログラミングの基本を学んでいるのか?」「プログラミングの基本を最少の時間で確実に習得できる学び方とは?」について習得できる「世界最良の学習メソッド」が徹底紹介されています。
■ おすすめポイントと勉強法
プログラミングの基礎だけではなく、最短で基本を身につけるための学習法も紹介されているので「効率的に勉強したい」という人におすすめです。また、イチからプログラミングを学び「〇×ゲーム」を作る体験ができる点もメリット。
主に、プログラミング的思考の鍛え方や勉強法を重点的に学べる一冊となっているので、知識面などで不明な点が出てきた場合は、他の入門書や学習サイトなども活用して理解を深めるとよいでしょう。
「プログラミングとはそもそも何なのか?」という疑問から解決したい超初心者の方には、以下の本もおすすめです。著者のインタビューが掲載されているこちらの記事もぜひ参考にしてください。
たとえば、あなたが未経験からプログラミングを学びはじめて、次のように目的を設定した場合。
✔ 自作アプリを作成できるようになりたい
✔ 未経験からエンジニアとして就職・転職したい
✔ 実務で開発を任されるレベルまでスキルアップしたい
当然ながら、求められるスキルレベルは目標ごとに違いますし、選択する言語によっては難易度も変わるため、状況によって必要な学習時間も異なりますが、では、言語別の難易度と各レベルへの到達するまでの時間には、どれほどの差があるのでしょうか?
※横スクロールしてご覧下さい。
※上記の到達時間は、1日8時間/週5日の学習プランで計画した場合の目安です
※難易度や理解度には個人差があります
上記は、各言語の分類と特徴・言語の例・各レベルまでの到達時間をまとめた表です。
難易度別に一覧で比較すると、プログラミングを完璧にマスターしてエンジニアレベルになるまでには、年単位の時間がかかることがわかるでしょう。
したがって、20代のうちから高年収を稼ぐことを目的としてプログラマーやエンジニアを目指そうと考えている方は、できるだけ早く学習を開始しておくと、同世代よりも有利にスキルアップできる可能性が高まるでしょう。
▶ 参考:
• コーダー/マークアップエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• オープン系SE・プログラマフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• スマホアプリエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
今回はプログラミングを独学で学ぶためのコツや勉強法、プログラミング言語の選び方、初心者におすすめな教材などを紹介しました。
プログラミングは独学で身につけることも可能ですが、勉強法によっては途中で挫折してしまう可能性があります。そのため、ぜひ今回紹介したポイントを実践しながら、学習を進めてみてください。
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