ITコラム

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スキルアップ

2020.10.19

【初心者向け】プログラミング学習時間の目安は?エンジニア転職への道

エンジニアへの就職・転職を志したとき、プログラミングスキルの習得には、一体どれくらいの時間がかかるのでしょうか?
見当がつかないままでは、就職・転職までのスケジュールや学習計画を組むこともできませんよね。
まずはエンジニアになるための第一歩を踏み出したい。
そんなあなたのために、少しずつ学習計画を具体化できるよう学習に必要な目安時間の話を中心に、独学とプログラミングスクール活用のメリットデメリット、学習のペースや気を付けるべきポイントなどについて紹介していきます。

最終更新日:2020年10月19日

目次

1. プログラミングの学習時間は目的によって異なる
2. 未経験からエンジニア就職・転職を目指すのに必要な学習時間
 2-1. 一日にどれくらい勉強が必要?
 2-2. 各学習内容の時間配分はどれくらい?
3. 独学とプログラミングスクールどちらで学ぶべきか
 3-1. 独学で学習する場合のメリットとデメリット
  3-1-1. 独学なら無料学習サイトを活用しよう
 3-2. プログラミングスクールで学習する場合のメリット
4. 効率的に学ぶならプログラミングスクールがおすすめ
5. プログラミング学習時に気を付けるポイント
 5-1. 短期間で習得できる人が良いエンジニアになれるわけではない
 5-2. 学習時間を増やすことが目的になってはいけない
 5-3. スキル習得スピードは早い人もいれば遅い人もいる
 5-4. 最も大事なのは学習を習慣化すること
6. 学習を始める前に最低限準備しておくパソコンの種類は?
7. まとめ

1. プログラミングの学習時間は目的によって異なる


プログラミングスキルの習得といっても、何をもって「習得」とするかは、目的によって変わってきます。
たとえば、目的として次のようなことが考えられます。

  • 自作アプリを作成できる
  • エンジニアとして就職・転職できる
  • 就職し実務で開発を任される

これらに求められるスキルレベルは異なるため、必要な学習時間も変わってきます。
プログラミングを完璧にマスターするとなれば、学習に果てはなくなるでしょう。
今回は、この中でもエンジニアとして就職・転職するという目的に焦点を当て、紹介していきます。

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2. 未経験からエンジニア就職・転職を目指すのに必要な学習時間


まずは、みなさんにイメージをつかんでもらうため、学習に必要な時間の目安を、あえて具体的な数字で提示します。
完全未経験からエンジニア転職・就職を目指すなら、大体300時間程度が必要目安と考えてください。

「案外、少ないな」と感じられた方も多いのではないでしょうか?
たしかに、実務で開発を任せられるレベルを目指す場合は、もっと多くの時間を必要とします。
しかし、エンジニア就職・転職において、すべての企業が即戦力のスキルレベルを要求しているわけではありません。最低限必要な基礎力を採用条件とし、就職後の育成を見込んでいる会社も多くあります。

実際に、エンジニア就職・転職者向けの各プログラミングスクールのカリキュラムを比較してみましょう。

テックアカデミーpro
(3ヶ月:目安300時間)

プログラマカレッジ
夜間コース(2~5ヶ月:目安200時間)

tech boost
(3ヶ月~:目安300時間~)

Code Camp GATE
(4ヶ月:目安400時間)

平均して300時間程度のカリキュラムが多いことがうかがえます。
もちろん、目指す企業のビジネス形態によって学習時間は前後しますが、エンジニアになるための基礎を習得するには、大体300時間程度が学習に必要な時間の目安といえるでしょう。

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2-1. 一日にどれくらい勉強が必要?

それでは、1日にどれだけ勉強すれば300時間に到達するのでしょうか。
イメージをより具体化するため、1日あたりの学習時間を3時間5時間8時間と3つのパターンで見てみましょう。

・300時間=1日3時間×100日(3ヶ月10日)
・300時間=1日5時間×60日(2ヶ月)
・300時間=1日8時間×37.5日(1ヶ月7.5日)

まず独学で学習する場合を考えてみます。

もしあなたが日中フルタイムで勤務しており、毎日の仕事後20~23時に学習すると決めれば、100日。
出勤前の朝活やスキマ時間などでさらに2時間学習できそう、となれば60日。
という想定ができます。

当然、毎日ではなく週で時間が取れるのは3日だけ、もしくは土日には8時間勉強する、といった組み合わせ次第で、学習にかかる期間は増減します。
時間に余裕がある方で、毎日8時間勉強することができれば、1ヶ月半程度で学習計画を組むこともできるでしょう。

また、独学ではなくプログラミングスクールに通う場合は、教室の開講時間やオンラインでの対応可能時間が日々の学習に影響してきますので、自分の生活に合ったプログラミングスクールを選ぶことが、効率の良い学習につながります。

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2-2. 各学習内容の時間配分はどれくらい?

エンジニアを目指すための学習とは、どういった内容でしょうか?
例として、Javaというプログラミング言語を習得するための学習計画を考えてみましょう。

学習内容 概要 時間配分
HTML、CSS プログラミングの基本(1) 15時間
JavaScript、jQuery プログラミング言語の基本(1)
ライブラリの基本
15時間
MySQL、PHP プログラミングの基本(2) 25時間
Git、GitHub プログラミングの基本(3) 10時間
Java基礎文法、
オブジェクト指向
プログラミング言語の基本(2) 15時間
Java DB接続 データベースの基本 15時間
JSP、Servlet プログラミング言語の書き方 15時間
SpringBoot フレークワークの基本 25時間
ポートフォリオ作成 ECサイト構築(個人開発) 15時間
ポートフォリオ作成 ECサイト構築(チーム開発) 150時間
合計300時間 

 
このようにプログラミングの基礎知識を習得(インプット)し、応用として実際にポートフォリオを作成(アウトプット)していくことが、プログラミング学習の基本となります。

まずはあなたが何を目的とし、どのようなスキルを身に付けたいのかを整理したうえで、上の表を目安にして下さい。

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3. 独学とプログラミングスクールどちらで学ぶべきか


次は、学習に大きく関わってくる、独学で頑張るのか、プログラミングスクールへ行くのかについて、それぞれのメリットとデメリットを見ながら、比較してみましょう。

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3-1. 独学で学習する場合のメリットとデメリット

独学で学習する場合には、次のようなメリットとデメリットが考えられます。

【メリット】

・学習費用が抑えられる
・自分のライフスタイルに合った学習計画を立てられる
・時間や場所に縛られない など

【デメリット】

・周囲からの影響がなく、モチベーションが保ちにくい
・挫折しやすい。特に、初心者は環境構築で挫折する場合が多い
・問題解決に時間がかかる
・自分の目的に沿った学習内容となっているかわからなくなる など

独学を選択する場合、やはり費用面を理由とされる方が多いのではないでしょうか。
一方で、モチベーションの維持や学習計画の立案・実行などにおいて、セルフコントロールできる能力が求められます。

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3-1-1. 独学なら無料学習サイトを活用しよう

独学の場合、基礎知識の習得には、無料学習サイトを活用することがおすすめです。

基礎学習を実際に画面上でコーディングしながら学べる「Progate」や、5,000本を超える動画教材を視聴できる「ドットインストール」(どちらも一部有料)などが人気があります。

▸参考記事:無料で学べるプログラミングの学習サイト!おすすめ23選【2020年版】

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3-2. プログラミングスクールで学習する場合のメリット

プログラミングスクールで学習する場合には、次のようなメリットとデメリットが考えられます。

【メリット】

・目的に応じたカリキュラムが用意されている
・疑問点があれば、すぐに確認できる
・講師から生の指導が受けられ、現場で使えるスキルを学べる
・就職転職の支援が受けられる など

【デメリット】

・学習費用が、独学と比べると高くなる
・プログラミングスクールに合わせて、時間の制約を受ける
・講師やテキストとの相性が合わないケースがある など

用意された学習計画(カリキュラム)、疑問点の解消、就職転職の支援など、様々なサービスを受けられることがメリットです。
一方で、費用や学習時間、自分との相性を検討し、見極めることが求められます。

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4. 効率的に学ぶならプログラミングスクールがおすすめ


学習の効率化や習慣化を考えれば、プログラミングスクールでの学習がおすすめです。

就職・転職に特化したプログラミングスクールでは、学習サポートのほかにも就職・転職サポートが受けられるという大きなメリットがあります。
専属コンサルタントに卒業後のキャリア相談ができるなど、独力での就職・転職活動と比べてアドバンテージとなります。

それでも、多くの方が独学でプログラマを志すのは、プログラミングスクールに通いたくても、自分の置かれている状況から、費用の投資に不安を感じるからではないでしょうか。

そんな方へオススメするのは、就職・転職を前提とした若年層向けの無料のプログラミングスクールです。

プログラミングスクールが、企業から協賛金や紹介料をもらえるなどの仕組みによって、受講者は学習~就職・転職サポートまでを無料で受けることができます。

ここでは、20代を中心に無料で受講することができる代表的な就職転職向けプログラミングスクールを、いくつかご紹介します。

プログラマカレッジ

LIKEIT

GEEK JOB

みんスク

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5. プログラミング学習時に気を付けるポイント


独学とプログラミングスクール、それぞれにメリットデメリットがありますが、どちらの方法を選択しても、エンジニアになることは可能です。
ただし、共通して気を付けてほしいことがあります。

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5-1. 短期間で習得できる人が良いエンジニアになれるわけではない

ここまで、学習計画のイメージをつかむため、時間の目安について紹介してきました。

しかし、この目安より短い期間でスキルを習得できる人が、エンジニアとして優れているかといえば、必ずしもそうではありません。

エンジニアとして大事なことは、スキルの習得に要する時間ではなく、「どれだけスキルを自分のものにできているか」です。

学習の進捗が遅いことを理由に、エンジニアへの道をあきらめる必要はありません。
根気強く学習を続けましょう。

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5-2. 学習時間を増やすことが目的になってはいけない

当然ですが、300時間の学習をすれば、必ずエンジニアになれるというわけではありません。

あなたにとっての目的は、「たくさんの時間を学習に費やすこと」でも「プログラミングスクールに通うこと」でもなく、「エンジニアとして就職・転職すること」です。

いざ学習を始めると、、ノート作成や暗記、プログラミングスクールの教材を終わらすことに満足してしまい、実際のスキルは身に付いていないなど、時間だけを浪費してしまうことがあります。
本来の目的を見失わずに、学習に意味を持たせていくことが、エンジニアへの近道といえます。

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5-3. スキル習得スピードは早い人もいれば遅い人もいる

出典:【成長曲線】努力量と結果は一致しない|リハ辞典+~「リハビリ・理学療法の総合コンテンツ」~

学習を継続し努力を続けているにもかかわらず、成長が停滞してしまうことを「プラトー現象」といいます。
成長曲線の形は人それぞれですが、プラトー現象は、学習において誰にでも起こります。

すぐに成果に結びつかず、才能がないとあきらめてしまうのはもったいないことです。
上のグラフで分かるように、成果として目に見えなくとも、学習を続けているのであれば、成長の途中段階にあるのかもしれません。

学習で得た知識を成果として実感できるようになるには、タイムラグがあることを覚えておいてください。

学習の方向性が間違っていない限り、努力の継続は、きっと実を結ぶはずです。

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5-4. 最も大事なのは学習を習慣化すること

プログラミング学習において、おそらく最も難しいことは、学習を習慣化することです。
そして同時に、学習の習慣化は、最も大事なことでもあります。

学習の初期は、やる気をもって取り組める方が多いですが、モチベーションを維持できず、挫折する方が多くいます。
成長曲線に表される、成果の実感を得られず伸び悩むような時期には、なおさらモチベーションは低下するでしょう。

そうしたときに試されるのは、学習を継続できる力です。

また、技術の刷新が早いIT業界では、エンジニアに就職した後も、常に学習が求められるため、学習の習慣化は、エンジニアにとっての適性ともいえます。

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6. 学習を始める前に最低限準備しておくパソコンの種類は?


最後に、プログラミング学習において必要なパソコンについて、簡単に紹介します。

パソコンを新規購入する際は、スペックを決めるのに迷いやすいため、OS→予算→スペックの順に検討すると選びやすくなります。

すでにパソコンをお持ちの方で、最低限のスペックを備えている場合は、すぐに買い直しを検討する必要はないかもしれません。結局、使い慣れたOSがよかったり、オーバースペックとなるケースもあります。学習をする中で必要性を感じれば、購入を検討しましょう。

OSの種類

原則として、どのOSでもプログラミングは可能です。
しかし、新規購入であれば学習に関連する情報を集めやすいWindowsかMacをおすすめします。就職後の企業においても、いずれかの使用が一般的です。

【OSごとのメリットの一例】

  • Windows

Macと比べ、初期コストパフォーマンスが良い
普及率が高く、プログラミングを行うための情報量やソフトウェアが多い

  • Mac

開発環境の整備がWindowsより簡単
Windowsで開発が困難なプログラミング言語を使用できる(Swift、Objective-C)
iOSアプリを開発するのであれば基本的にMacが必要

プログラミングスクールに通う場合は、ほとんどのスクールでパソコンが用意されていますが、オンラインで受講する場合は、OSが指定されるケースがありますので、購入前に確認するようにしてください。

スペック

【CPU】
演算や制御など、パソコンの処理スピードに関わってくるのがCPUです。CPUの性能が良くないと、動作が遅くなったりフリーズの原因となったりします。

ストレスなく作業するには、インテル製のcore iシリーズであれば「i5」以上を推奨します。

【メモリ】
作業している内容を一時的に記憶にしておくのがメモリの役目です。記憶できる容量が大きいほど、大きなファイルを扱ったり、同時に複数のアプリケーションを実行することができます。

快適なプログラミングのためには「8GB」以上を推奨します。

【ストレージ】
パソコンにファイルやデータを保存する容量に関わってくるのがストレージです。

ストレージは、HDDとSSDの2種類が一般的に使用されています。
HDDに対し、SSDの方が高価で容量が小さく、利点としてデータの読み書きスピードが速いという特徴があります。

最近はSSDの価格が下がってきたため、新規購入であれば、処理が速くストレスの少ない「SSD(256GB以上)」を推奨します。

ノートパソコン推奨

基本的にはノートパソコンの購入をおすすめします。
持ち運びができ、場所の制限を受けないことは、学習の効率化につながります。
特に自宅以外では学習しないという方は、デスクトップでも問題ありません。

モニター

学習初期から複数のモニターを準備する必要はありません。
プログラミングに慣れ、開発画面と実装画面を両方とも表示させたいなど、必要性を感じたタイミングで購入を検討しましょう。

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7. まとめ


エンジニアを目指すための学習について、少しでもイメージをつかめたでしょうか?

・学習時間は300時間程度が目安
・独学、プログラミングスクール、どちらでもエンジニアになることは可能
・効率的に学ぶのであればプログラミングスクールがおすすめ
・費やした時間ではなく、身に付けたスキルを意識すること
・もっとも大切なことは、学習を習慣化すること!

本当は、技術を身に付けたいのであれば、早く現場にでて、実践で学ぶのが一番です。
特にプログラミングにおいては、エンジニアになった後も、常に学ぶ姿勢が求められます。

学習を継続しスキルアップしていくことが、今のうちから当たり前となるように心がけていきましょう。
就職・転職のための準備期間が、エンジニアになった将来の自分につながる有意義なものとなるはずです。

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