近年はプログラミングの無料学習サイトやオンライン教材が充実していることから「簡単に独学できそう」と感じている方も多いでしょう。とはいえ「独学するのとプログラミングスクールに通うのではどんな違いがあるんだろう?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか?今回は、自分一人で独学する場合とプログラミングスクールに通う場合のメリットやデメリットや、独学でプログラミングを習得する際のコツについても解説します。
なお、未経験からITエンジニアへの就職に興味がある方や未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2025年7月16日
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最近は、ネットで学べる無料オンライン教材やスマホで遊びながら学べるプログラミングゲームが豊富にあるため、「プログラミングなんて簡単に独学できそう」と思っている方もいるでしょう。
結論から言えばプログラミングを独学することは可能ですが、ではプログラミングを独習した場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
プログラミングを独学した場合のメリットとデメリットを解説します。

プログラミングを独学した場合のメリットは、以下の6つです。
• 最低限のコストで学べるので費用が安い
独学の場合は、教材などを購入する最低限のコストで学習できるので費用が安く済むのが何よりのメリットです。書籍を1~2冊購入しても出費は数千円ほどですし、無料の教材を利用すればさらに費用を抑えることができるでしょう。
• スクール選びに失敗して散財するリスクもない
プログラミングスクールに通う場合は受講費用がかかるため、選び方を間違えるとお金を無駄にしてしまうことも。しかし独学なら、そのような心配は無用です。
• 自分で教材を選べるので効率よく学べる
独学の場合、書籍や動画、学習サイトなどさまざまな種類から自由に教材を選択することが可能です。スクールと違って自分が学習したい内容を自由に選べるので、場合によっては効率的に学べるでしょう。
• 好きな時間に自分のペースで学習できる
独学の場合は、移動時間や自宅でのスキマ時間など、好きな時間に学習できることもメリットです。仕事・プライベートで忙しいときや、時間をかけてじっくり学びたいときでも自分のペースで学習を進められます。
• 自力で乗り越えていくので自信がつく
独学では、わからないことは自分で調べて解決する必要があります。さまざまな問題を自力で乗り越えることができれば「問題解決力が身についた」という自信に繋がるでしょう。
• 自分のやり方で伸び伸びと学べるので楽しい
独学なら、学びたい言語や技術に的を絞って学習することが可能です。自分のやり方で伸び伸びと学べるだけでなく、就活用のポートフォリオ(成果物)の内容も自由に決められるので、毎日楽しみながら継続して学習できるでしょう。


プログラミングを独学する場合にはさまざまなメリットがある反面、以下6つのようなデメリットもあります。
• 勉強の強制力がないので挫折しやすい
独学では自分のペースで学習を進めることができる分、強制力がありません。そのため日々自発的に取り組まないと、学習が習慣化せずに途中で挫折してしまう可能性があります。
• カリキュラムがないので学習計画が立てづらい
独学の場合、専用のカリキュラムや学習スケジュールが用意されていません。したがって、「何を」「どこまで詳しく」「どのように学ぶか」といった学習深度も自分で決めなければならないため、未経験者には学習計画が立てづらいこともデメリットです。
• 仲間がいないのでモチベーションを保ちにくい
当然ですが、独学の場合は1人で学習を進めていきます。それに一緒に学ぶ仲間もいないため、初歩の段階でつまずいてしまった時に「自分はプログラミングに向いていないのでは?」と感じ、モチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。
• 質問できないので不明点を解決できない
独学では講師やメンターもいないため、基本的にわからないことは自力で解決する必要があります。場合によっては解決法が見つからずに、永遠に不明点を解決できないことも。またネット上にはプログラミングに関する質問ができるサービスもありますが、初心者の場合は「どのように質問すればいいかわからない」といった状況にもおちいりがちです。
• 転職先や就職先も自力で探さなくてはならない
プログラミングを学んでエンジニアに就職したい場合、独学だと自力で就職先を探さなくてはなりません。一方で転職支援付きのプログラミングスクールなら、就職先の紹介や就活時のアドバイスなどのサポートが受けられるので、未経験からプログラマーを目指せる可能性もアップします。
• 最先端の技術や実務に即したスキルは身につかない
独学だと現役エンジニアや元エンジニアの講師からのレクチャーを受けられないため、実務に即したスキルや最先端の技術が身につきにくい傾向に。そのため就職や転職を目指してプログラミングを習得する方にとっては、就活できるレベルに到達するのに相当な時間がかかるでしょう。
独学した場合のデメリットで特筆すべきことは、「挫折しやすく、就職成功が難しい」という点です。
一般的に「独学でプログラミングを学んだ場合の挫折率は9割」ともよく言われているように、「エラーが解決できない」「学習手順がわからない」という理由で挫折してしまう人も少なくありません。
また、就活時における応募先の選定や面接対策、ポートフォリオ作成も自力で進める必要があるので、未経験から就職を目指す人にとっては相当難易度が高いと言えるでしょう。
したがって、「学習をどのように進めたらいいかわからない」「プログラマーに就職したいけど就活が不安」など少しでも不安がある方には、独学は向かないかもしれません。


では、プログラミング未経験者がプログラミングスクールに通った場合、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
✔ プログラミングスクールに通った場合のメリット
✔ プログラミングスクールに通った場合のデメリット
でも、独学でプログラマーを目指している方の中には「時間とお金をかけてまでプログラミングスクールに通うなんて意味ないのでは?」と思っている方も多いことでしょう。
しかしエンジニアへの転職を実現するためには、プログラミングスクールに通うのが最も有効な手段であることに間違いありません。

詳細については、各リンク先でチェックしてみてください。

こうして独学とプログラミングスクールに通う場合のメリットとデメリットを比較してみると、どちらも一長一短ですが、最短コースでスキルを習得して未経験からの就職を目指すなら、スクールに通うことがベストです。
もし金銭的な理由でスクールを断念している方は、無料のプログラミングスクールを検討してみるのもひとつの手段です。
• プログラミング学習の目的を明確にする
• できるだけ毎日学習する
• インプットだけではなく、アウトプット学習にも力を入れる
• 質問サイトやSNSを活用する

独学でプログラミングを習得するためには、まず目的を明確にしましょう。なぜなら、「プログラマーになりたい」「こんなサービスを作ってみたい」といった目的がはっきりしていれば、学ぶべき言語やフレームワークなども選びやすくなり、同時に学習プランも立てやすくなるからです。
そして勉強を開始したら、できるだけ毎日プログラミングに触れるようにしましょう。そうすれば、たとえ短い時間であっても、日々継続することで学習する習慣が身についていき、挫折しにくくなります。
また、プログラミングを効率的に身につけるには、積極的にコードを書いたりエラーを解決したりすることも重要です。そのため、テキストを読むといったインプットだけではなく、アウトプット学習もしっかりと行いましょう。

以下の記事では、未経験から独学したい方に向けて、プログラミング学習を始める8つのステップを解説しています。自分に合ったプログラミング言語の選び方や学習の途中で挫折しないためのコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

とはいえ、ネットやSNSではよく「スクールに通っても、お金と時間の無駄になるだけ」という声も見かけますが、なぜこのような意見を書き込む人が一部にはいるのでしょうか。

各リンク先では「プログラミングスクールは無駄」と言われている理由と、そうならないための解決策を解説していますので、ぜひ参考にしてください。

とはいえ、「プログラミングを学んだとしても、どんな仕事に就けるようになるの?」と思っている方もきっと多いのではないでしょうか?
プログラミングスキルを身につけることで目指せる主な職業は、以下のとおりです。
■ プログラマー
プログラマーは、システムエンジニアが作成した設計書や仕様書をもとにプログラミングを行い、システムやソフトウェアを作る仕事です。コードを書くことが主な業務となるため、プログラミング言語の知識が必須です。
▶ コーダー/マークアップエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
システムエンジニアは、主にクライアントからヒアリングを行い、要件定義書や設計書を作成する仕事です。プログラミングはほとんど行わず、顧客とのやり取りや開発メンバーの管理などを行います。
▶ オープン系SE・プログラマフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
フロントエンドエンジニアは、Webサービスやアプリケーションにおいて、ユーザーの「目に見える部分」の開発・構築を行う仕事です。主にHTMLやCSS、JavaScriptなどのスキルが必要となります。
▶ 参考:フロントエンドエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
バックエンドエンジニアは、Webサービスやシステムにおいてユーザーの「目に見えていない部分」を開発する仕事です。「サーバーサイドエンジニア」とも呼ばれており、サーバーサイド言語やネットワークに関する知識が必要です。
▶ 参考:サーバーサイドエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
データベースエンジニアは、膨大なデータを蓄積・管理するためのデータベースを設計・開発・管理・運用する仕事です。システムを支えるために不可欠な仕事であり、市場価値も高い傾向にあります。
▶ 参考:データベースエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
制御・組み込みエンジニアは、スマホや自動車、家電製品などのハードウェアを制御するための組み込みソフトウェアの開発などを行います。AIやIoT技術などの発達により、非常に需要が高まっている職種です。
▶ 参考:制御・組み込みエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
インフラエンジニアは、ITシステムを安全・快適に利用するための基盤を作る仕事です。「ネットワークエンジニア」と「サーバーエンジニア」の2種類があり、それぞれによって必要なスキルやキャリアパスが異なります。
▶ 参考:
• ネットワークエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• クラウドエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• インフラエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
セールスエンジニアは、営業スタッフとともにクライアントの元へ訪問し、技術的な説明などのサポートを行う仕事です。主に自社ITサービスの提案・販売を行うため、コミュニケーション力が必要となります。
▶ 参考:プリセールスフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
このように、プログラミングができると仕事の選択肢も増えるため、キャリアの幅を広げながら専門性も深めることができるでしょう。なお、各職業の詳細についてはリンク先でご確認ください。

プログラミングを独学で学ぶためにあれこれ検索していると、誰もが一度は目にする「GitHub(ギットハブ)」という言葉。
「拠点(git)」の「集まり(Hub)」という意味を持つGitHubは、プログラムのソースコードやデータなどをクラウド上で保存・管理・公開できるサービスのこと。
世界中のユーザーがプログラムコードやデザインデータといった自分の作品を保存するツールとしても利用しており、チーム開発や成果物の公開など、活用シーンもさまざまですが、プログラマーを目指すにあたって、「たとえ未経験者でも、GitHubの知識は必須なの?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか?

なぜなら、GitHubは多くの開発現場で利用されており、その知識があれば就活時にアピールできるため。また、GitHub上で成果物やソースコードを公開すれば、採用担当者に自身のスキルを証明しやすくなるでしょう。
さらに近年では、GitHubアカウントを活用したエントリー受付・選考を行う「GitHub採用」を導入している企業もあるため、これからプログラマーになりたい人は、今のうちからGitHubの知識や使い方を身につけておくことをおすすめします。

ここまでプログラミングを独学した場合のメリットやデメリットについて紹介してきましたが、結局のところ「独学は苦手だけどプログラミングスキルを身につけたい」という人は、迷うことなくプログラミングスクールに行くべきです。
中でも、
は、なるべく早いうちにスクールの受講を検討すると、最短コースで目標を達成できる可能性が高まるでしょう。

「未経験からエンジニアになりたいが、プログラミングスクールに行くべきかを決めかねている」という方は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。

プログラマカレッジ
キャリアアドバイザー 加藤憲康
キャリアアドバイザーとしてIT経験・未経験問わずに求職者様の転職活動をご支援をさせていただいております。私自身、大学で情報工学を専攻後、メーカー系の大手Sierに就職し、SEとして働いていた経験があります。業界経験者であるという強みを活かし、求職者様に寄り添った面談を心がけております。
はい、プログラミングは独学でも学ぶことは可能です。実際に、多くのプログラマーが独学でスキルを習得しています。
ただし、独学には計画性や自己管理能力が求められ、モチベーション維持も重要になります。この記事でも解説した通り、プログラミングスクールに通うよりも費用を抑えられるメリットがある一方、質問できる相手がいない、情報収集に時間がかかるなどのデメリットも存在します。

■ プログラマカレッジのサポート体制
プログラマカレッジでは、不明点をZoomで個別に講師に質問できます。
わからないことを放置せずすぐに解決できるため、挫折の可能性を下げられます。
また、チャットやQ&A掲示板を利用しての質問も可能です。

気になること、解決できないことがあればzoomの個別ルームにて講師と1対1でのやり取りができます
プログラマカレッジ プログラマーコース受講風景

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・体系的な学習が難しい
プログラミングスクールのように、カリキュラムに沿って体系的に学習することが難しく、学習内容が偏ってしまうことがあります。
・客観的なフィードバックが得られない
自分のコードが正しいかどうか、改善点がないかなどを客観的に判断してもらうことができません。
・モチベーションの維持が難しい
一人で学習を進めるため、モチベーションを維持するのが難しく、途中で諦めてしまうことがあります。
・最新情報のキャッチアップが難しい
プログラミングの世界は変化が速いため、常に最新情報をキャッチアップしていく必要がありますが、独学では情報収集に時間がかかることがあります。
■ プログラマカレッジの学習の進め方
多くのプログラミング学習では、理論・構文などの解説のインプット型の教材は用意されていますが、写経教材や課題などの実際にコードを書いて覚えるアウトプット型の教材が不足しています。
人間の記憶はインプットよりもアウトプットのほうが覚えることが証明されている為に、プログラマカレッジではアウトプット型の研修になっています。

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プログラミング学習に年齢制限はありません。10代から50代以上まで、様々な年齢層の方が学習を始めています。大切なのは、学習意欲と継続的な努力です。むしろ、社会人経験があることで、ビジネス視点でのプログラミング活用を考えられる利点もあります。
大切なのは、年齢ではなく、プログラミングを学びたいという気持ちと、継続的な努力です。
ただし、就職を前提とした場合では年齢に制限が設けられることも有ります。

Web開発ならHTML/CSS、アプリ開発ならJavaやPythonなど、目標によって異なりますが、プログラミングの基本が身につきやすいPythonがおすすめです。
言語選びでは「簡単さ」だけでなく、自分の目標や興味に合った言語を選ぶことも重要です。

例えば以下の場所で質問や情報交換が可能です。
・Qiita – 技術情報共有サイト
・teratail – プログラミングQ&Aサイト
・Stack Overflow – 世界最大級の技術Q&Aサイト
・Discord/Slackのプログラミングコミュニティ
・Twitter技術者コミュニティ
初心者の質問も歓迎される場が多いので、積極的に活用しましょう。


・論理的思考力
問題を分析し、解決策を論理的に導き出す能力。
・探求心
新しい技術や情報に興味を持ち、常に学び続ける姿勢。
・忍耐力
エラーや課題に直面しても、諦めずに解決策を探し続ける力。
・集中力
長時間コードに向き合い、集中して作業できる能力。
・コミュニケーション能力
チームで開発する場合、他のメンバーと協力して作業を進める能力。
・問題解決能力
発生した問題の原因を特定し、解決策を見つけ出す能力。


今回は独学する場合とプログラミングスクールに通う場合のメリットやデメリット、自分で学習する際のコツなどについて解説しましたが、いかがだったでしょうか。
独学する場合は、費用を抑えて自分のペースで学習を進めることができます。しかし講師やメンターがいないので、学習計画を自分で立てる必要がありますし、不明点を質問できないため挫折してしまう可能性が高いです。また、就活時には自力で就職先を探し、面接対策を行わなければなりません。
もしあなたがこれから「未経験からエンジニアに就職したい」「就職支援のあるスクールに通いたい」と考えているのなら、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」で、私たちと一緒にプログラミングを学んでみませんか?
パソコンにはじめて触る高校生や、デスクワーク経験のないフリーターの方でも大丈夫。パソコンに関する基本知識から実務に対応できるITリテラシーまで、まったくの未経験からまるごとマスターできますよ。
さらに業界に精通したアドバイザーや経験豊富なプロの講師陣が就職をしっかりとサポート。上京就活生にはホテルの宿泊費も負担してくれるので、地元から離れても安心して就職活動に専念することが可能です。
→ 就職支援付き無料プログラミングスクール「プログラマカレッジ」
この記事を参考にプログラミングスクールを効率よく利用し、エンジニアへの就職を成功させてください。
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独学はなんといっても費用が安く自由度が高いことがメリットです。そして学習の内容や進め方を自分で決められるので、カリキュラムに縛られることなく学ぶことができます。
しかし、自由度が高い分、学習を後回しにしてしまったりバグを自力で解決できなかったり、といった問題が発生する可能性もあります。
そのため、難解なエラーを自力で解決するだけの根気がある人や、自己管理を徹底できる人であれば、独学に向いているかもしれません。