プログラミングを使ってどんな仕事ができるのか?プログラマーやシステムエンジニアなど、プログラミングを使う職種の例と、それぞれの仕事内容や必要なスキルについて紹介します。さらに、プログラミングができると仕事に困らない理由や、仕事レベルのプログラミング技術を身につける方法も解説。プログラミングを学ぶと就ける職業や仕事内容が知りたい方は参考にしてください。
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最終更新日:2024年1月30日
目次
プログラミングは、システム開発やソフトウェアの開発、アプリの開発などに使える技術です。
例えば、自動販売機や信号機、家電やゲームの開発など、身近なところでもプログラミングが使われています。また、業務の自動化や宇宙開発など、プログラミングはあらゆるところで利用されています。
プログラマーは、システムエンジニアなどが作成した仕様書(設計書)をもとに、プログラミング言語を用いてさまざまなシステム開発やソフトウェアの開発を行う仕事です。プログラミング専任のポジションの場合、別名でコーダーと呼ばれる場合もあります。プログラミングがメインの仕事であるため、当然プログラミングスキルは必須です。
将来的にはシステムエンジニア、プロジェクトリーダーなどといった職種へのキャリアパスが考えられます。
▶ 参考:
• コーダー/マークアップエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• スマホアプリエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
システムエンジニアは、クライアントにヒアリングを行いながら、いただいた案件に対して最適な仕様となるシステム開発を行うことが主な仕事です。プログラミングの設計士的存在といったところでしょうか。
プログラマー同様、プログラミングスキルは必須。プログラマーよりも上流の工程を担当するため、技術的スキルはもちろん、コミュニケーション能力やドキュメント作成能力などが必要となります。
まずはプログラマーとして経験を積んだのち、ステップアップとしてシステムエンジニアを目指すとよいでしょう。
▶ 参考:オープン系SE・プログラマフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
フロントエンドエンジニアは、私たちがよく目にするWebサービスやアプリケーションにおいて、ユーザーが『目に見える部分』『画面越しに触れる部分』の設計や構築を行う仕事です。
Webエンジニアの役割を細分化した仕事になり、Webデザイナーのデザインをもとにコーディングする作業を担当します。コーディングには、プログラミングスキルが必要です。
▶ 参考:フロントエンドエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
バックエンドエンジニアは、サーバーサイドエンジニアとも呼ばれることがあります。プログラムの開発、データベースやWebサーバーの環境整備など、Webサイトにおけるユーザーの目には見えることのない部分を担当するエンジニアです。フロントエンジニアと同じく、Webエンジニアの役割を細分化した仕事になります。業務のほとんどの場面で、プログラミングが必要な職種です。
キャリアパスとしては多くの可能性がひらけている職種でもあり、ITコンサルタントやプロジェクトマネージャー、フルスタックエンジニアなどの道が考えられます。
【必要なスキル】
【年収目安】
▶ 参考:
サーバーサイドエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
フルスタックエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
データベースエンジニアとは、膨大なデータをうまく管理するためのデータベースを設計・開発・管理・運用する専門職です。企業の情報システムを支えるために必要不可欠なエンジニアであるため、技術者としての市場価値も高い仕事です。
システムインフラを担うエンジニアのため、データベースの知識はもちろん、周辺領域の知識も必要。データベースを扱うためにも、周辺知識のひとつとしても、プログラミング知識が求められます。
将来は大規模データを扱うデータベースエンジニアや、コンサルティング業務を目指すことも可能です。
▶ 参考:データベースエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
制御・組み込みエンジニアとは、スマホやAV機器、自動車、家電製品などのハードウェアに使用される制御システムと、その中に組み込まれるソフトウェアを開発するエンジニア。日常生活で実際に使用している身近な製品に携われる仕事です。
制御や組み込みのシステム開発にも、プログラミングスキルが求められます。AIやIoTなどの急速な発達により、慢性的に人手不足。非常に需要が高い職種です。
プログラマーが開発したプログラムをテスト・デバッグする「テスター」や「デバッガー」として経験を積んだのち、設計・開発・評価などの専門性を高めていくことでキャリアアップが可能となります。
インフラエンジニアの仕事は、ITシステムを安全&快適に利用するための基盤を作ることです。
インフラエンジニアの中でも、ネットワークの設計、構築、運用保守を担当するエンジニアをネットワークエンジニアと呼びます。私たちが普段パソコンからデータを当たり前のように送受信できているのも、快適な通信環境を構築し、守っているネットワークエンジニアの存在があるからです。
キャリアパスとしては、ネットワークのスペシャリストを目指す、ネットワーク以外のITインフラ全般を対応出来るインフラエンジニアを目指すなどの道が考えられます。
インフラエンジニアの中で、システム構築におけるサーバーの設計・構築や運用・保守などを担当しているのがサーバーエンジニア。インターネット時代に欠かすことのできない職種です。
将来的にはAWS、Azure、GCPなどのクラウド系に関わるインフラエンジニア、またメンバーを束ねるマネジメント職への道がキャリアパスとして考えられます。
【必要なスキル】
【年収目安】
▶ 参考:
• ネットワークエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• クラウドエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• インフラエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
セールスエンジニアは、IT営業とともにクライアントの元へ訪問し、自社が手掛けるITサービスに関しての技術面での説明を担う仕事です。システム開発経験のあるエンジニアが、キャリアパスのひとつとして選択することが多い仕事でもあります。営業としてのコミュニケーション能力はもちろん、テクニカルスキルやプログラミングに関する知識が必要。
より経営の視点を必要とするITコンサルタントや、開発チームをまとめるプロジェクトマネージャーなどへのキャリアパスが考えられます。
▶ 参考:
• プリセールスフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• ITコンサルタントフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• プロジェクトマネージャーフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
IT技術は現在も発展を続けていて、需要が高まり続けています。AIやVRなどは特に高い成長が見込まれる分野です。さらに、IT業界は人手不足の業界であり、特にエンジニアやプログラマーは需要が高く、今後もそれが続くと考えられています。(参照:IT人材需給に関する調査|経済産業省)
また、プログラミングを使う仕事では多様な働き方ができることも、仕事に困らない理由のひとつです。多様な働き方について、具体的にはこの後解説します。
プログラマやITエンジニアの需要・将来性についてもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
プログラミングを使う仕事の多くは、パソコンさえあれば場所を問わずに働けます。プログラムの作成はもちろん、作ったプログラムを他の社員に共有したり、問題なく動くか確認したりといった作業もパソコンだけでできます。
さらに、ビデオ通話やチャットツールを使えば、離れた場所の人ともコミュニケーションが可能。オンライン上で打ち合わせなどもできますし、困った時には上司への相談も可能です。
IT業界はもともとリモートワークを導入していた企業が多いのですが、コロナ禍によってさらにその傾向が強くなりました。
副業で出来る仕事には、エンジニアやプログラマーの仕事が多いのも特徴です。なんと、現役ITエンジニアの約40%は副業経験があるというデータも。
エンジニアとしての経験があれば、クラウドソーシングサービスなどを使って副業案件を見つけられます。
未経験の場合には、簡単な副業からチャレンジして実績を積むことで、だんだんと難易度が高い案件に挑戦できるようになります。
出典:ITエンジニアの「副業のリアル」調査レポート|TECH Street
プログラミング副業について興味がある方は以下の記事も参考にしてみてください。
フリーランスとは、企業に所属せず個人事業主として仕事を請け負う働き方のこと。プログラミングスキルを活かしてフリーランスエンジニアとして活躍できれば、スキル次第で高収入も夢ではありません。経験を積めば、受けられる仕事の範囲が広がります。
とはいえ、初心者が未経験でいきなりフリーランスとして独立するのはハードルが高いでしょう。フリーランスを目指すのであれば、まずは企業で正社員として働き、技術を磨くのがおすすめです。
エンジニアやプログラマー以外にも、プログラミングが活かせる仕事の例として以下のような職種があります。
• ITコンサルタントなどコンサルティング系の仕事
• Webマーケターなどマーケティング系の仕事
• プログラミングを教える仕事
• ブログやYouTubeで情報発信する仕事
• プログラミング系Webライターの仕事
このように、直接開発に関わる分野でなくても、プログラミングの知識を活かした仕事はまだまだあります。
初心者がまず学ぶのにおすすめのプログラミング言語は、HTMLとCSSです。どちらもWebサイトを作るための言語で、環境を作りやすく比較的難易度が低いことがおすすめの理由です。HTMLとCSSがある程度できるようになったら、JavaScriptも学習してみましょう。
初心者におすすめのプログラミング言語については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
プログラミングの学習時間は、目的によって異なります。未経験からエンジニアへの就職・転職を目指すのに必要な学習時間は、300時間程度が目安です。
実務で開発を任せられるレベルを目指すのにはもっと多くの学習時間が必要ですが、すべての企業が即戦力レベルのスキルを求めているわけではありません。最低限の基礎的スキルを採用の条件とし、それ以上の部分は就職後の育成を見込んでいる企業も多くあります。
多くのプログラミングスクールでも、転職・就職を目指すコースの学習時間は300〜400時間程度のカリキュラムが組まれています。
先にも紹介した通り、就職や転職のためには必ずしも高いスキルが必要なわけではありません。プログラミング学習は、独学でもチャレンジできます。
しかし、独学では不安だと感じる場合や挫折が心配な場合には、プログラミングスクールを利用するのがおすすめです。プログラミングスクールでは、講師のサポートを受けながら学習を進められるので、挫折する可能性を下げられます。
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【卒業生の声:森さん】
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【卒業生の声:荒山さん】
【卒業生の声:二瓶さん】
プログラミングスキルがあると、プログラマーやエンジニアなどさまざまな仕事ができます。IT技術の需要は今後も高まる一方で人手は不足していることもあり、プログラミングができれば仕事に困ることはないでしょう。
プログラミングを仕事にしたいのであれば、300時間程度の学習が目安です。独学に不安がある方はプログラミングスクールの利用も検討してみてください。興味を持ったのであれば、この記事を参考にプログラミング学習をスタートしてみてはいかがでしょうか。
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