ITコラム

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スキルアップ

2021.01.25

システムエンジニアとプログラマの違いとは?IT業界未経験でもわかるよう解説!

この記事ではシステムエンジニア(SE)とプログラマ(PG)の違いをわかりやすく解説します。システム開発の流れを説明しながら具体的に携わる仕事内容や必要スキル、年収まで違いを比較していきますので、ぜひ参考にしてください。

最終更新日:2021年1月25日

目次

1. 【仕事内容】システムエンジニアとプログラマの違い
 1-1. システムエンジニアの仕事内容
  1-1-1. 要件定義
  1-1-2. システム設計
  1-1-3. 納品
  1-1-4. 運用・保守
 1-2. プログラマの仕事内容
  1-2-1. システム開発
  1-2-2. 運用・保守
2. 【必要なスキル】システムエンジニアとプログラマの違い
 2-1. システムエンジニアに必要なスキルとは?
 2-2. プログラマに必要なスキルとは?
3. 【キャリアパス】システムエンジニアとプログラマの違い
 3-1. システムエンジニアとプログラマのキャリアパスとは
4. 【年収】システムエンジニアとプログラマの違い
5. システムエンジニアとプログラマに将来性はあるのか?
6. システムエンジニアとプログラマになるためには?
 6-1. 未経験から短期間でプログラマを目指すなら就職支援付きのプログラミングスクールがおすすめ!
7. まとめ

1. 【仕事内容】システムエンジニアとプログラマの違い

「システムエンジニア(SE)」と「プログラマ(PG)」という呼び方が使われるのは、主にSIer(=SI=システムイングレーター)系の業態です。プロジェクトの規模にもよりますが、SIer系の業態ではシステム開発を細かく工程分けして行います。その中で、顧客との打ち合わせやコミュニケーション、システムの設計工程を中心に携わる人を「システムエンジニア」、それ以降のシステム開発(=プログラミング)やテスト工程に携わる人を「プログラマ」と呼びます。

一方で、インターネット系(=Web系)の業態では、システムの開発部分ごとに担当を分けている場合が多いです。たとえば、HTML/CSS・JavaScript等を用いてシステムの画面部分を担当する人を「フロントエンドエンジニア」、Java/PHP/Ruby/Python/Go等の言語でサーバーサイドの開発を担当する人を「サーバーサイドエンジニア」と呼びます。

システムエンジニアとプログラマの仕事内容は、それぞれが担当する工程によって違いがありますので、下の図を参考に大まかな工程を見ていきましょう。

なお、SIerについては、以下の記事で詳しく説明していますので参考にしてください。
▸参考記事:SIerとは何か


クライアントからシステム開発の依頼があった場合、システムエンジニアがクライアントから詳細をヒアリングし、要件定義・システム設計を行います。そして、作成された仕様書・設計書を基にプログラマがシステム開発を行うというのが一般的なシステム開発の流れです。

システム開発においては、システムエンジニアとプログラマ、どちらも重要な役割を担っています。

ここからは、もう少し具体的に仕事内容を見ていき、それぞれの役割について、理解を深めていきましょう。

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1-1. システムエンジニアの仕事内容


システムエンジニアの役割は、クライアントが望むシステムを設計することです。また、開発されたシステムの検証を行い、責任を持って納品から運用までを行うケースも多くあります。具体的には、主に次のような業務を行っています。

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1-1-1. 要件定義

システム開発する目的(要求)を明確にし、それをシステムでどのように実現していくのか(要件)を決める工程です。要求定義と要件定義の作業に分かれますが、まとめて要件定義実現すべき要求が明確になれば、システムに実装させるべき機能や性能などの要件を決めていきます。これが「要件定義」であり、作成した要件定義書は、設計の土台となっていきます。
と呼ぶこともあります。

クライアントは、「○○をできるようにしたい」「業務効率を上げたい」といった期待をもって依頼してきます。これらの要求を正確にヒアリングし、分析して明確化することを「要求定義」といいます。

要件定義により、開発していくシステムの方向性や納品時の完成基準が決まりますので、この後の工程全てを左右する重要な作業となります。

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1-1-2. システム設計

要件定義書をもとに、システムの仕様書や設計書を作成する工程で、大きく基本設計と詳細設定の作業に分かれます。

基本設計は、画面設計や機能設計、データベース設計などです。画面設計により、操作画面や操作方法をクライアントに提示し、完成イメージを擦り合わせていきます。画面設計が終われば、画面の裏側で処理される機能やデータベースの設計などを行ない、要件定義書の要件をクリアさせていきます。

詳細設計とは、主にプログラマ向けの仕様設計です。基本設計を基にしたシステム内部のソースコードを設計する作業であり、プログラマが担当することもあります。

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1-1-3. 納品

システム完成後は、クライアントに不具合がないことを確認してもらい、納品となります。
不具合などの検証は納品段階だけではなく、開発途中にも都度実施されます。設計通りに仕上がっているかプログラマと一緒に検証を行うため、検証方法やテストの計画を決めておくことも、システムエンジニアの仕事です。

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1-1-4. 運用・保守

システム納品後は、トラブルが発生しないように監視する「運用」、トラブルが発生した場合に対応する「保守」といったシステムの管理を行っていきます。円滑な利用のためのマニュアル作成、トラブルに繋がりそうな不具合の改善やシステム改良を行うことも、運用・保守業務の一環となります。

システムの規模によっては、納品までの「開発」と、「運用」「保守」を別々のシステムエンジニアが担当することもあります。

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1-2. プログラマの仕事内容


システムエンジニアの設計を基に、システムの実装を行うのがプログラマの役割です。具体的には、主に次のような業務を行っています。

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1-2-1. システム開発

システムの実装とは、仕様書を基にプログラムを組み、設計通りにプログラムを動作させることです。同じ機能を実現させる動作であっても、コードの書き方が悪ければ、処理スピードの遅延や不具合発生の原因となります。

また、コーディングしたプログラムが、正常に動作するかテストすることも、プログラマの重要な仕事です。プログラムが単体で動作するかの単体テスト、プログラムを連携させての結合テスト、運用を想定したシステムテストを行い、不具合があれば修正していきます。結合テストやシステムテストは、システムエンジニアと一緒に検証することが一般的です。

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1-2-2. 運用・保守

納品後の運用・保守業務は、システムエンジニアが一人で行うのではなく、開発と同じようにチームで行うことが一般的です。トラブルへの対応や対策などのために、システムエンジニアとともに原因究明や分析に従事し、必要なプログラムの改良を行っていきます。

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2. 【必要なスキル】システムエンジニアとプログラマの違い

システム開発において違った役割を持つシステムエンジニアとプログラマですが、求められるスキルには、どのような違いがあるのでしょうか。

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2-1. システムエンジニアに必要なスキルとは?


システムエンジニアには、要件定義などの上流工程に携わるため人と関わる機会が多く、ヒューマンスキルの重要度が高くなっています。具体的には、次のようなスキルが求められます。

◆ コミュニケーション能力

システムエンジニアは、ヒアリングや提案といったクライアントとの打ち合わせを行います。クライアントの考えを正確に聞き取り、こちらの提案を円滑に伝えるには、コミュニケーション能力が求められます。打ち合わせは営業担当が行うこともありますが、その場合も営業とのコミュニケーションが不可欠です。また、設計通りの開発を進めるためには、プログラマなどの開発チームと、密にコミュニケーションを取ることが求められます。
 
◆ プロジェクト管理能力

要件定義書に基づいた設計通りのシステムを納品できても、納期を大幅に過ぎてしまっては、クライアントの望む納品とは言えません。進捗の把握を行い、トラブルなどで進捗に遅れが出そうであれば、クライアントや他部署と連絡を取り調整を図るなど、プロジェクトを管理できるスキルが必要となります。
 
◆ プログラミングスキル

システムの実装はプログラマの仕事ですが、システム設計や検証、運用・保守などシステム開発に係る全ての業務において、プログラミングに関する知識や技術が求められます。クライアントに最適な提案を行うためには、新しい技術の情報を更新していく必要もあります。
 
◆ 文書作成のスキル
要件定義書、設計書、仕様書、進捗報告やトラブル報告書など、システム開発では、文書作成の機会が多くあります。文書の目的や対象者によって、適切な情報の整理を行い、分かりやすく文書を作成できることで、コミュニケーションの円滑化や業務の効率化につながります。

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2-2. プログラマに必要なスキルとは?


プログラマには、システムの実装に携わるため、技術力や業務効率に関わるスキルが重要となっています。具体的には、次のようなスキルが求められます。

◆ プログラミングスキル

プログラマにとって、プログラミングスキルは必須です。システム開発に使用されるプログラミング言語には種類があり、どれくらいの種類の言語を、どの程度のレベルで扱えるかによって、プログラマとしての価値が上がっていきます。

◆ ロジカルシンキングスキル

プログラミングには、論理的に物事を考えられることが重要です。複雑な動作をなるべくシンプルに解釈して、可読性・保守性の高いコーディングを行えるスキルが求められます。また、開発の手順を上手く順序だてることで、生産性を上げることが可能となります。

◆ コミュニケーション能力

システム開発は、ほとんどの場合がチーム開発により行われます。チーム全体で、開発における進捗や問題点を共有することで、機能や性能を向上させ、納期に間に合うようにプロジェクトを進めています。ただパソコンに向かって作業をするだけでなく、周囲と密にコミュニケーションを取れることが求められます。

◆ 英語力

プログラミングは、関数や変数名などでよく英語が使用される慣習があります。初心者の段階では、英語の文法まで理解する必要はなくても、簡単な単語程度の知識は必要となります。また、プログラミングに関する最新情報は海外から発信されるものが多く、英文を読める程度の英語力を持っていた方が、習得できる情報量が豊富になります。

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3. 【キャリアパス】システムエンジニアとプログラマの違い


システムエンジニアやプログラマは、スキルや経験を積んでいくことで、キャリアアップを目指せる職種です。ここでは、システムエンジニアとプログラマのキャリアパスについて紹介します。

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3-1. システムエンジニアとプログラマのキャリアパスとは

出典:プログラマー(PG)のキャリアパス|転職ならtype

キャリアアップの王道は、下流工程から上流工程に携わる職種へジョブチェンジしていくことです。プログラマとしてプログラミングスキルを身につけ、そこからチーム開発のリーダーなどを経験することで、システムエンジニアを目指すことができます。システムエンジニアからのキャリアパスには、事業計画や予算・人員管理など、より上流の工程を担当するプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーなどがあります。上流工程になるに従いマネージメント力も求められます

以前は、このようなプロジェクトのマネジメントを行う職種へのキャリアアップが一般的でした。しかし最近では、ITスペシャリストやITコンサルタントなど、専門的な技術的知見を持って、開発の中核を担う技術マネジメントのキャリアパスも増えています。

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4. 【年収】システムエンジニアとプログラマの違い


気になる年収についても見ておきましょう。

厚生労働省の『賃金構造基本統計調査』によれば、システムエンジニアの平均年収は569万円、プログラマの平均年収は426万円です。

※算出方法:きまって支給する現金給与額×12ヵ月 + 年間賞与その他特別給与額(企業規模計10人以上/小数点以下四捨五入)

参照:賃金構造基本統計調査職種DB第1表|政府統計の総合窓口

平均年収は、プログラマよりシステムエンジニアの方が高くなっています。理由としては、上流工程を担当していること、プロジェクトを管理する立場であり業務の範囲が広いこと、プログラマの年齢層が若いこと、などが挙げられます。

ただし、あくまで企業を対象に調査した平均年収であり、プログラマでも高収入を目指すことはできます。また、実力主義の米国では、技術力のあるプログラマの年収は高く設定されており、今後の日本においても、プロラマの年収が変わっていく可能性はあります。

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5. システムエンジニアとプログラマに将来性はあるのか?

IT業界は、慢性的に人手不足となっている業界です。『IT人材白書2019』では、調査対象となったIT関連企業のうち9割以上の企業が、人材不足と回答しています。

出典:「IT人材白書2019」概要|独立行政法人情報処理推進機構 社会基盤センター

システム開発などのIT市場は、今後も拡大していくことが見込まれており、システムエンジニアやプログラマを含むIT人材の需要は、引き続き高いといえるでしょう。技術や知識をしっかりと身につけ、需要に応えられる水準まで自らの市場価値を高めることができれば、長期に渡って活躍することが期待できそうです。

▸参考記事:【2020~2021年版】IT業界の将来性。今後の課題と新たなトレンドを探る!

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6. システムエンジニアとプログラマになるためには?


システムエンジニアになりたいのであれば、まずはプログラマを目指すと良いでしょう。プログラマ未経験から、いきなり要件定義などの上流工程を担当することは、ほとんどありません。

プログラマは未経験者でも応募ができる求人があります。未経験者に対して、研修制度の充実した企業であれば、頑張り次第でキャリアアップが期待できるでしょう。ただし、実務未経験でも応募可能とはいえ、プログラミングの学習を一切したことがない状態であれば、採用のハードルも上がるので、基本的なプログラミングスキルを身につけておくことをおすすめします。

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6-1. 未経験から短期間でプログラマを目指すなら就職支援付きのプログラミングスクールがおすすめ!

プログラミングスキルは、独学でも習得することができますが、短期間でプログラマを目指すのであれば、就職支援付きのプログラミングスクールに通うことがおすすめです

用意されたカリキュラムを通じて、途中で挫折しないようにサポートを受けながら、安心して学習することができます。就職支援があるプログラミングスクールでは、キャリアコンサルタントに相談することで、就職先を紹介してもらうこともできます。

また、完全無料で受講できるプログラミングスクールもありますので、ぜひ自分に合ったプログラミングスクールを探してみてください。

「未経験からプログラミングスキルを学習したい」
「お金や時間をかけずにプログラマを目指したい」
もし、あなたがこんなふうに考えているのなら、ぜひこの機会に無料のプログラミングスクールプログラマカレッジで、プログラミングを学んでみませんか?

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7. まとめ

システムエンジニアとプログラマの違いについて、理解できたでしょうか?

システムエンジニアは上流工程に携わることから、プログラマを経験してからのキャリアパスが一般的です。しかし、システム開発において、システムエンジニアとプログラマは別々の重要な役割を持っており、求められるスキルも異なってくるため、仕事に優劣はありません。
マネジメントに関心があり上流工程に携わりたいのか、技術者としてプログラミングスキルを磨いていくのか、自分の興味や適性を踏まえて考えていく必要があります。これらの職種に興味があり、もしあなたがプログラミング未経験者でしたら、まずはプログラミングスキルを学習することから頑張ってみませんか。

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