「プログラミングスクールへ通う前に、プログラマーに向いてるかどうかを知っておきたい」そんな方のために、本記事ではプログラマーに向いている人の特徴がわかるセルフチェックリスト10項目と無料で診断できるおすすめの適性検査を4つ紹介。プログラマーに向いていない人の性格と行動パターンについても、元エンジニアが自身の経験を元に解決策をアドバイスします。「自分はIT技術者に向いてないかも…」と諦める前にぜひ読んでみてください!
なお、未経験からプログラマーをはじめITエンジニアへの就職に興味がある方や未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2024年5月21日
目次
プログラマーになるうえでの一番の適性は「プログラミングが好き!楽しい!」と思えることです。ですがプログラミングスクールへ通う前に、まずは自分がプログラマーに向いてるかどうかも気になりますよね。
そこでまずは、元エンジニアである筆者が「プログラマーに向いてる人の特徴」を10項目紹介するので、YesかNoでセルフチェックしてみましょう。
たとえチェックの結果がNoの場合でも、心配無用です。同時に「Yesに近づくためにはどう行動すればいいのか?」についてもアドバイスしていますので、ぜひ参考にしてください。
→ Yes:その理由とは?
集中力が高く、1つの物事に没頭できるスキルがあるなら、プログラマーに向いている可能性が高いです。なぜなら、プログラマーとして働く場合はパソコンに向かって長時間コーディングを行うため、集中力が必須だからです。
ゲームやスポーツ、読書などの最中に「気がついたら数時間経っていた」という経験があるのなら、その集中力をプログラマー業務やプログラミング言語の学習にも活かせるでしょう。
→ No:Yesに近づくための方法は?
現時点では「集中力に自信がない」と感じていても、学習や業務への取り組み方次第で高い集中力をキープできる可能性があります。作業環境に問題があることで集中力が続かないケースも多いため、以下のような手段を試してみてください。
• デスクの上には不要なものを置かない
• モニターを2つ用意して作業効率を上げる
• 明確な目標を決めてモチベーションを上げる
• スマホを手の届かない場所に置く、もしくは電源を切る
• コワーキングスペースなどを利用する
環境を変えたものの集中力が続かない場合は、「作業を25分間行ったら5分間の休憩を取る」というポモドーロ・テクニックも有効です。
作家とソフトウェア開発者の二つの顔を持つイタリア人・フランチェスコ・シリロ氏によって、1980年代に生み出されたこの時間管理術は、定期的に休憩を取りながら、常に集中できる状態もキープできるという画期的な方法です。
早速試してみたい方は、こちらのYouTube動画もぜひチェックしてみてください。
→ Yes:その理由とは?
プログラマーの業務では、システムエンジニアが作成した設計書や要件定義書などをもとにコーディング作業を行うため、読解力や理解力が求められます。
またプログラミング言語や新しい技術を習得する際には、さまざまな書籍を活用するケースも多いでしょう。
そのため、本や活字が好きで読解力や理解力がある人は、たとえ文系出身者であってもプログラマーに向いている可能性が高いと言えます。
→ No:Yesに近づくための方法は?
本や活字に苦手意識がある場合は、自分の中で文章を読むことのハードルを下げることをおすすめします。
具体的には「まずは短い文章を読む」「全ての内容を完全に理解しようとしない」などを心がけることで、苦手意識を少しずつ取り除ける可能性があります。
また、読解力や理解力の向上を図るための方法には、「頭の中で音読しながら読む」や「読んだ内容を自分なりに要約する」などがあります。
テキストやリファレンスを読みながらプログラミング学習を進めることで、読解力・理解力が磨かれていくケースもありますので、自分なりの方法を探してお試しください。
→ Yes:その理由とは?
プログラマーとして活躍し続けるためには、粘り強さや根気などの精神力に加えて、体力があることも重要です。
なぜなら、IT業界では急な仕様変更やシステム障害などのトラブルにより、残業・休日出勤が発生するケースも多いからです。
特に繁忙期や納期の短いプロジェクトに参加する場合は、業務時間が長くなる可能性も。そのため、諦めることなく最後までやり遂げる力のある方はプログラマーに向いているでしょう。
→ No:Yesに近づくための方法は?
職場環境によっての違いはあるものの、場合によっては残業・休日出勤が発生します。
近年は働き方改革の推進により、プログラマー・エンジニアの労働環境は改善されつつありますが、繁忙期や納期前といった時期はどうしても忙しくなることが多いため、普段から筋トレを継続するなど、根気強く取り組める精神力や体力をつけておくと良いでしょう。
→ Yes:その理由とは?
諦めることなく自分なりに考えて答えを出せる人は、プログラマーに向いていると言えます。
なぜかと言うとプログラマーの業務では、自分が持っている知識や技術だけでは解決できないことが多々発生するからです。
特にプログラマーになりたての新人の場合は、実務経験が浅いため機能の実装方法やバグの解消方法など、わからないことが多いでしょう。
しかし自力で解決できないことが発生するたびにすぐ質問してしまうと、上司やチームメンバーの時間を奪ってしまう可能性があるため、ある程度考えて自分なりの答えを出せることが重要なのです。
→ No:Yesに近づくための方法は?
自分なりの答えを出せるようになるためには、質問する前に自分で考える習慣を身につけましょう。
「わからないから誰かに解決してもらおう」と諦める前に、自分で考えることで問題解決能力が向上し、調べることで検索リテラシーも磨かれます。
もちろん、自分で調べたり考えたりしても答えが出ない場合は、他の人に質問することはまったく問題ありません。とはいえ、質問をする際には、答え(解決方法)のみを聞くのではなく「なぜ、その解決方法なのか?」という点も確認しておくと、同時にナレッジも蓄積できるでしょう。
→ Yes:その理由とは?
エラーが発生した際も、「なにが問題の原因で解決するためにはどのコードを修正すべきか」と、ロジカルな視点を元に原因を突き止めて解決策を導き出す必要があります。
したがって、効率的なプログラムを書くためには論理的思考力が欠かせないため、観察力や推理力にも長けたロジカルシンキングが得意な人ほどプログラマーに向いていると言えるでしょう。
→ No:Yesに近づくための方法は?
ロジカルシンキングを鍛えるには、プログラミングを学ぶことをおすすめします。
前述したように、効率的なプログラムを作成するためには論理的思考力が求められるため、プログラミングを学習することで自然とロジカルに考える力も磨かれていくのです。
それにプログラマーとして就職するためにはプログラミング言語の習得は必須なので、もし未経験からプログラマーを目指すなら、プログラミングとロジカルシンキングの両方を身につけておくと良いでしょう。
→ Yes:その理由とは?
結果をイメージする想像力がある人も、プログラマーに向いている可能性が高いです。
なぜならプログラマーの業務では、設計書に記載されている仕様を実現するために、自分でコードを考えながら記述していく必要があるからです。
ほとんどの場合、設計書には機能の概要や処理の流れは記載されていても具体的なコードまでは記載されていないことも。そのため、実用性と効率性のバランスを考えながら「どのようなコードを書くべきか?」をイメージできる人ほど、プログラマーに向いていると言えるでしょう。
→ No:Yesに近づくための方法は?
プログラマーに必要な想像力を養うためには、結果を考えながら行動する習慣を身につけるといいかもしれません。
たとえばプログラミング言語を学習する際には、「記述したコードがどのような動作をするのか」「システムを完成させるためにはどのようなコードを書くべきか」などを意識すると良いでしょう。
その後プログラミングに慣れてきたら、「もっと短い記述で効率的に機能を実装できないか」と考えながらコーディングを行うことで、自然とスキルアップも期待できます。
→ Yes:その理由とは?
自発的に学習する意欲がある人も、プログラマーに向いていると言えるでしょう。
なぜかと言うと、プログラミング言語やシステム開発の技術は日々進化しているため、プログラマーとして活躍していくには継続的な学習が欠かせないからです。
またプログラマーになった後もキャリアアップをし続けるためには、プログラミング以外にも設計やマネジメントなどのスキルを身につけていく必要があります。そして、学んだ技術を効率的に習得するためには、素直であることも重要です。
→ No:Yesに近づくための方法は?
「自発的に学習するのが苦手」という場合は、明確な目標を設定しましょう。ゴールが明確になれば、学習すべき内容や「なんのために学習するか」がはっきりするため、学習意欲の向上が期待できます。
もし「目標や学習すべき内容は決まっているが意欲がわかない」という場合は、毎日少しずつ学習することをおすすめします。1日10分からでもいいので、少しずつプログラミング言語に触れたり新しい技術を学んだりすることで、学習が習慣化されていくでしょう。
→ Yes:その理由とは?
IT技術は日々進歩しており、開発の現場でも新しいプログラミング言語や技術がどんどん取り入れられています。
そのため「好奇心旺盛でトレンドをキャッチアップできる人」も、プログラマーに向いていると言えるでしょう。
→ No:Yesに近づくための方法は?
エンジニアの技術トレンドやIT業界の最新動向を追尾するためには、IT系のニュースサイトやSNSアカウントの発信情報をチェックすると良いでしょう。
プログラマー就職の面接でも「普段チェックしているITニュースなどはありますか?」といった質問をされるケースもあるため、日頃からニュースを確認しておくことは効果的です。
→ Yes:その理由とは?
ルール・マナーを守れる人や協調性がある人も、プログラマーに向いていると言えるでしょう。なぜかと言うと、プログラミングには文法やデータ型など、守るべきルールが多いからです。
プログラミング言語ごとにさまざまなルールが設けられており、そのルールを無視してコーディングをしてしまうと、バグ発生の原因となります。
またプログラマーの業務は基本的にチームで行い、システムエンジニアとのコミュニケーションも発生するため、協調性も重要です。
→ No:Yesに近づくための方法は?
プログラミング言語やシステム開発における特有のルールについては、学習を進めながら少しずつ理解していきましょう。
またIT業界が未経験の場合は、プログラマーとして働き始める前に「ITパスポート試験」などの資格取得にトライして、最低限のITリテラシーを身につけておくことをおすすめします。
協調性については、プログラマカレッジのような一部のプログラミングスクールで体験できるチーム開発を経験することで、実務に近いコミュニケーション力を磨くことが可能です。そのためプログラマーの仕事に活かせる協調性を身につけたいなら、カリキュラムにチーム開発が含まれているスクールを受講することもおすすめです。
→ Yes:その理由とは?
プログラマーとして活躍していくためには、状況に応じて臨機応変に行動できることも重要です。
なぜならプログラマーの業務では、納期直前の仕様変更や納期の前倒し、予期せぬ障害などといった想定外のことが多々発生するからです。
→ No:Yesに近づくための方法は?
臨機応変な対応力を身につけるためには、固定概念や自身のこだわりなどに縛られない、柔軟な思考力を身につけると良いでしょう。
自身がこれまで行ってきた手法が必ずしも一番効率的とは限らないため、固定概念にとらわれない考え方をすることで、状況の変化に対して柔軟に対応できるようになる可能性があります。
ほかにも、なんらかの作業を行う際には優先順位を決めてから取り掛かるようにすることもおすすめです。優先順位を決めることが習慣化できれば、想定外のことが発生した場合でも、落ち着いて状況を整理し「まずは何をすべきか」を判断できるようになるでしょう。
セルフチェックリストのYesはいくつ当てはまりましたか?続いてはあなたの適性をさらに詳しく知るために、適性検査にチャレンジしてみましょう。
ここでは無料でトライできるおすすめのプログラマー適正検査を全部で4種類ピックアップし、各テストの所感を交えて紹介します。
たとえ適性検査で思わぬ結果が出たとしても「プログラマーになれない」というわけではありませんので、深く悩む必要はありません。あくまで、プログラマーになるために伸ばすべき能力を知るための参考として、気軽な気持ちで挑戦してみてください。
出典:3分で力試し!エンジニアやプログラマーの適性がわかる『CABテスト』|マナラボ
■ どんな適性検査?
仕事や転職などに関する情報が掲載されているメディア「マナラボ」が提供している適性検査<CABテスト>には、全部で15個の問題が用意されており、3分間を目安に解答していきます。
企業の入社試験で実施されるCABテストと比べると、問題数は少なく簡易的な検査ではありますが、複数の図形から法則性を見出す問題や命令に従って図形を並べ替える問題、加えて暗算や暗号など幅広い内容が出題されます。
【Tips】CABって何?
CABはComputer Aptitude Batteryの略称であり、日本エス・エイチ・エル社が提供している適性検査です。主にインターネット上で行う「Web形式」と、筆記で行う「ペーパー形式」の2種類があります。
出題形式には、暗算や暗号の解読、法則性の理解や命令の実行結果を推測する形式などが用意されています。そしてこのテストは、プログラマーとしての適性検査だけではなく、企業の入社試験として利用されるケースも多いです。
■ この適性検査でわかること
• 共通性や法則性を導き出す発想力
• 四則演算をはじめとする暗算力
• 順序立てて思考する論理的思考力
■ やってみた感想
出典:適性診断|一般財団法人エンジニアリング協会(ENAA)
■ どんな適性検査?
一般財団法人エンジニアリング協会が実施している<適性診断>では、自分の性格をもとにエンジニアリング業界への適性度をチェックできます。
物事に対する考え方や、仕事への姿勢などに関する質問が15問用意されており、制限時間は設けられていません。後半の質問では、プログラマーやエンジニアの業務で起こりがちなシチュエーションに対して、あなたがどのような行動を起こすかが問われます。
■ この適性検査でわかること
• エンジニアリング業界において、自分はどのような人材になれそうか
• 自分の性格や仕事への向き合い方が、エンジニアリング業界に向いているか
• エンジニアリング業界やプロジェクト業務における重要な考え方とはなにか
■ やってみた感想
あらかじめ用意されている解答を選択していくだけで適性を診断できるため、気軽にチャレンジできます。すべての質問に解答すると、エンジニアリング業界における自身の適性について、以下4つのような診断結果が表示されます。
• 型破りな人材になれる
• 実力を発揮できる
• 十分な適性がある
• 王道を歩むことができる
診断後には各質問ごとに、どのような考え方・行動が適しているのかといった模範解答も確認できますので、ぜひチェックしてみてください。
■ どんな適性検査?
プログラミングスクール「GEEK JOB」が提供している<プログラマー適正>では、自身の考え方や能力、論理的思考力などをもとに適性を診断することができます。
適性診断を開始したら、まずは自分の能力(問題解決能力や好奇心、ストレス耐性など)を、5段階で自己評価します。次にプログラミング適性をチェックする問題が10問出題され(制限時間5分)、すべての解答が終わったら、プログラマーとしての適性がA・B・Cなどで表示されます。
■ この適性検査でわかること
• プログラマーとしての適性
• 未経験からプログラマーに転職した場合の想定年収
• プログラミングの適性
■ やってみた感想
CABテストのように、法則性の理解や命令の実行結果を推測する内容が出題されるため、解答には多少時間がかかります。コーディングのテストはありませんが、プログラミング言語についての知識を問われる問題もあるため注意しましょう。
ここまで紹介した適性検査の中では比較的時間はかかりますが、自分の考え方と論理的思考力の両面から適性をチェックできるため「しっかりと診断したい」という方におすすめできます。
■ どんな適性検査?
プログラマスターが提供している<プログラマー無料適性チェック>では、CABテストを簡略化したような問題が出題されます。下記4つの分野から各4問ずつ出題されるため、合計で16の問題に解答します。
• 暗算
• 法則性
• 命令表
• 暗号
正答率や解答にかかった時間をもとに、プログラマーとしての適性を診断することができます。
■ この適性検査でわかること
• プログラマーとしての適性度
• 自分が持つ能力のうち得意・不得意なもの
• プログラミングに必要とされる能力の傾向
■ やってみた感想
制限時間は設けられていませんが、解答にかかった時間も計測されており、それが診断結果にも反映されるため、できるだけスピーディーに解いていく必要があります。
適性検査の結果は自動返信メールで送られる仕組みとなっているため、メールアドレスの登録が必須です。
適性検査の結果はいかがだったでしょうか?もし思わしくない結果だった場合は、これから紹介する「プログラマーに向いていない人の性格と行動パターン」に関する8項目のチェックリストを使って、その理由と克服方法をご確認ください。
プログラマー業務のほとんどはパソコンで行うため、パソコンに苦手意識がある場合はプログラマーとして活躍するのは難しいかもしれません。
とはいえ、ハイレベルなパソコンスキルが求められることは基本的に少ないため、一般的な操作(インターネット接続やマウス・キーボード操作など)ができれば問題はないでしょう。
💡克服ポイント💡
プログラミング言語はアルファベットを使用した英語で記述する必要があるため、英語・英文字を読むことが苦痛である場合は、プログラマーの業務そのものをつらいと感じる可能性が高いかもしれません。
💡克服ポイント💡
英語の文法や英単語をすべて覚える必要はありませんので、「英語を学んでいる」という考え方よりも「プログラミングの書き方を学んでいる」という意識でプログラミングに向き合ってみると良いかもしれません。
それに今後も最新の技術を習得し続けるためには、基本的に英語のサイトや書籍を解読してマスターする必要も出てくるでしょう。
また上流工程のエンジニアになればなるほど英語力を求められるフェーズも増えるので、この機会に慣れておくと将来的にも無理なくスキルアップを目指せるでしょう。
繰り返しになりますが、プログラムのコーディングやエラーの解決を行うためには、論理的思考(ロジカルシンキング)が必要です。そのため論理的・建設的に考えることが不得意である場合は、プログラマーの業務を難しく感じる可能性があります。
💡克服ポイント💡
論理的思考が苦手だと感じているなら、プログラミングを学習したり、人に説明する際に「結論 → 理由・根拠」という流れで説明したりといったことを意識してみると良いでしょう。
普段から「なぜそうなるのか」という理由を考えたり、具体的な言葉を使って状況を説明するクセを付けておくのもおすすめです。
プログラマーになるためには、まず一つのプログラミング言語について深く学ぶ必要があります。そして学習や業務を行う中では難解なエラーに悩まされることも多いため、何事も諦めやすい人や長続きしない人は、プログラマーの仕事が負担となる可能性があるかもしれません。
💡克服ポイント💡
「プログラミング学習が長続きするか不安」という方は、SNSやコミュニティなどを通じて一緒に学習できる仲間を見つけてみましょう。このとき、毎日少しずつでも作業をするのも長続きのコツです。
また周りの空気を読みすぎて流されてしまったり周囲の誘惑に負けてしまいがちな人は、「自分が定めたゴールまで必ずやり遂げる」という強い意志を持つことも重要です。
プログラマーの業務ではエラーの解決や長文のコーディングなど、細かく地道な作業を行うことがほとんど。特にエラーを解決する際には、コードの記述ミスがないかを1文字ずつ確認しなければなりません。そのため細かい作業が苦手である場合は、プログラマーを目指すにあたり克服する必要性が出てくるでしょう。
💡克服ポイント💡
細かい作業が苦手なら、作業環境を整理してこまめな休憩をとり、集中力を高める工夫をすると良いでしょう。
このタイプの人は、全体の作業工程を把握しないまま先に進めようとする人も多い傾向に。そのため、作業前には一通りの内容を把握し、先を急ぐことなく一つ一つの作業を丁寧に行うようにすると改善が見込まれるでしょう。
プログラマーは接客や営業などの職業とは異なり、パソコンに向かって1人でもくもくと作業する時間が多い仕事です。そのため「常に人と会話していたい」「体を動かしていないと落ち着かない」という人は、強いストレスを感じる可能性があるかもしれません。
💡克服ポイント💡
繰り返しになりますが、パソコンの前で集中して作業を行うのがプログラマーの仕事です。したがって、まずはこちらを参考に「自分はなぜプログラミングを学ぼうと思っているのか?」についてもう一度よく考えてみましょう。
もし体を動かしたいなら、プログラミング学習と平行してYouTubeを見ながら筋トレに励むのもおすすめです。また人と話しをする機会を増やしたいのであれば、会議や顧客との打ち合わせなどの業務が多い、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーへのキャリアアップを目指すことを目標にしてみましょう。
プログラミングにおける一番大きな目的とも言えるのが、システム開発をはじめとする「ものづくり」です。そのため、もしあなたがものづくり自体に興味がないのであれば、プログラマーの業務も楽しめず、長続きしない可能性が高いかもしれません。
💡克服ポイント💡
IT技術を突き詰めながら「ものづくり」を究(きわ)めることは、プログラミングの楽しさでもありやりがいでもあります。
とはいえ、もしまだものづくりに興味が持てないのであれば、まずは簡単なアプリケーションを作ってみてはいかがでしょうか。自分で作成したプログラムを現実的に動かすことで、ものづくりの楽しさを実感できるかもしれません。
IT技術は日々進歩しているため、プログラマー・エンジニアとして活躍するためには、新しい技術も積極的に取り入れていく必要があります。
開発するシステムによって、使用するプログラミング言語やツールが異なるケースも多いため、学び続けることや探究することが苦手な人は「プログラマーの仕事がつらい」と感じてしまうかもしれません。
💡克服ポイント💡
もし日々学び続けることに抵抗があるなら、学習のハードルを下げて取り組むことをおすすめします。
少ない時間でも、できるだけ毎日プログラミング言語やIT関連の情報に触れることで、学ぶ習慣が身についていくでしょう。
そうすれば、理解度が深まるにつれプログラミングが楽しくなり、いつの間にか学び続けることの楽しさも味わえるようになるはずですよ。
ここまで、プログラマーに向いてない人の特徴を紹介してきましたが、他にも以下のような理由で「自分はプログラマーに向いてない」と諦めている方も多いのではないでしょうか?
✔ 理系ではなく文系出身だから
✔ 学生時代から数学が苦手だから
✔ 最終学歴が大卒ではないから
プログラミングを学ぶ意欲と継続力さえあれば、理系と文系の間に大きな差はないため、理系でなくともプログラマーとして活躍することは可能です。むしろ文系ならではのコミュニケーション力や読解力が活かせるため、文系出身であることが有利に働くケースも多いです。
またプログラマーになるためには、基本的に数学の知識は必須ではありません。人工知能(AI)や機械学習などの分野で開発を行う場合は話は別ですが、業務システムやWebアプリなどの開発では、専門的な数学知識を必要とする場面は意外と少ないのです。
そしてプログラマーに就職するうえでは、学歴よりも技術的スキルやコミュニケーション力などが重視されます。実際に筆者も高卒・未経験からエンジニアに転職した経験がありますので「学歴に自信がないから」という理由で諦める必要はありません。
プログラミングの適性がわかったところで、これからプログラミングスクールに通うことを考え始めている方も多いかと思いますが、そもそもあなたが「プログラミングスクールに通いたい」と思ったきっかけは何でしょう?
趣味や副業でプログラミングをはじめたいのか?未経験からIT業界に就職・転職したいのか?それともスキルアップしてフリーランスになりたいのか?
目的や目標は人それぞれ違うでしょう。でもどんな場合であれ、プログラミングスクールに通うのならば、実現したいゴールをあらかじめ明確にしておかなくてはなりません。
なぜなら、プログラミングスクール選びにおいて最も重要なことは「自分の目的や目標に合ったスキルが身につくかどうか」だからです。
ではプログラミングスクールを卒業したあと、就職や転職に成功しやすい人にはどんな特徴があるのでしょうか?
✔ 身につけたいスキルや職業について具体的なビジョンを持っている人
✔ 無料の学習サイトでプログラミング言語を学んでからスクールに通った人
✔ 自分の年齢に合った就職支援付きのプログラミングスクールでしっかり学んだ人
主な特徴はこれらの3つですが、「どのようなスキルを身に付け、どのような開発現場に就職したいのか」…というふうに、自分のなりたい将来像を明確に持っていると、今後のキャリアに必要なスキルが自ずとみえてきます。
またプログラミングについて何も知らないで入校した場合、「いざ学び始めてみたら自分には合っていなかった」という場合もあるはずです。
そうならないためには、スクールに通う前にProgateやドットインストールといった無料の学習サービスを積極的に利用し、まずは「プログラミング言語とは一体どんなものか?」を実際に体験してみるのも1つの方法です。
▶ 参考:
• コーダー/マークアップエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• オープン系SE・プログラマフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• スマホアプリエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
プログラマーに向いている人の特徴やプログラミングスクールを卒業して就職に成功する人の特徴がわかったところで、最後は自分にぴったり合ったプログラミングスクールの選び方についても確認しておきましょう。
具体的なチェック項目は、次の8つ。
✔ 通学することなくオンラインでも学べるか?
✔ 入学前のカウンセリングや無料体験はあるか?
✔ 目的に合ったプログラミング言語が学べるか?
✔ マンツーマンの個別指導があるか?質問できる環境か?
✔ 受講料金は適切か?費用は支払いの予算内に収まるか?
✔ 学習可能な時間帯に講座が開講しているか?
✔ 講師やカリキュラムの質は実務レベルに対応しているか?
✔ 就職や転職に結び付く就職サポートはあるか?
それぞれのくわしい内容については、各リンク先の解説を確認してください。
このチェックリストを基準にして選べば、あとになって「入ってみたら自分の想像と違った」「こんなことなら最初からやめとけばよかった…」なんていう後悔は決してしないはずですよ。
IT専門のキャリアアドバイザーが直伝する、プログラミングスクールの選び方や賢い学び方については、以下の記事も要チェック。
「プログラミングスクールに通う前に、自分はプログラマーとしての適性があるかも知っておきたい」
という方たちに向けて、今回はプログラマーに向いている人とそうでない人の特徴をくわしく解説してきましたが、いかがでしたか?
「ゼロからプログラミングを学んでIT業界へ就職したいけど、今はできるだけ金銭的なリスクを背負いたくない…」
もしあなたがそんなふうに考えているのなら、ぜひ就職支援付きの無料プログラミングスクール「プログラマカレッジ」で、私たちと一緒にプログラミングを学んでみませんか?
パソコンにはじめて触る高校生や、デスクワーク経験のないフリーターの方でも大丈夫。パソコンに関する基本知識から実務に対応できるITリテラシーまで、まったくの未経験からまるごとマスターできますよ。
実際に通って希望の就職を叶えた卒業生のインタビューでは、
独自の動画教材がありましたので、わからないことがあった時はそれを繰り返しみることができ、その都度理解を深めることができたので、効率的に勉強することができました。
▸卒業生の声:サクライさん(男性)/卒業生インタビュー|プログラマカレッジ
プログラマカレッジを選んだ理由は、無料で通える点とスケジュールを自身で決められる夜間コースが用意されていた点です。
▸卒業生の声:山崎さん(女性)/卒業生インタビュー|プログラマカレッジ
就職活動自体人生で初めての経験でしたので、担当のキャリアアドバイザーが手厚いサポートをしてくれました。面接時、どう答えるべきか悩んだ時はLINEで連絡しました。すると、すぐに返信をくれて、「僕だったら、こう答える」という風にヒントになるアドバイスをくれました。
▸卒業生の声:渡邉さん(女性)/卒業生インタビュー|プログラマカレッジ
という喜びの声が、多数寄せられています。
さらに業界に精通したアドバイザーや経験豊富なプロの講師陣が就職をしっかりとサポート。上京就活生にはホテルの宿泊費も負担してくれるので、地元から離れても安心して就職活動に専念することが可能です。
→ 就職支援付き無料プログラミングスクール「プログラマカレッジ」
現在は新型コロナウィルス感染予防のため、完全オンラインの運営へ切り替え中。ぜひこの記事を参考にご自分に合ったプログラミングスクールで学んで、希望の実現を叶えてくださいね!
INTERNOUS,inc. All rights reserved.
もしパソコンに不慣れなことが理由で苦手意識を感じているならば、まずはe-typingでタイピングの練習から始めてみると良いでしょう。
もし一人で学習するのが不安な方は、就職支援付きのプログラミングスクールを活用して、基本的なPC操作からプログラミングまでまとめてレクチャーしてもらう方法もおすすめです。