一緒にプログラミングを学ぶ仲間を見つけるためには、コミュニティを活用すると便利です。コミュニティに参加することで、不明点を質問できるだけでなく、仕事につながる可能性もあります。この記事では、プログラミングコミュニティに参加するメリットや参加方法を詳しく解説します。
なお、プログラミングを学習する仲間を作りたい方には、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」もおすすめです。
最終更新日:2024年5月21日
目次
プログラミングコミュニティには、次のような形式があります。どれかひとつだけを選択して運営しているコミュニティもあれば、複数の形式を採用して運営しているコミュニティもあります。
講演会タイプとは、メインの発表者が話をし、参加者が発表者の話を聞くタイプのコミュニティです。講演会の終了後には、質疑応答や懇親会などが実施されるケースもあります。
もくもく会(勉強会)タイプとは、一箇所に集まって各自が自分の勉強を進めるタイプのコミュニティです。集まった参加者が協力して何かを開発するケースもあります。
ハッカソンタイプとは、特定のテーマと期間を設定し、それを元に各自が開発を進めるタイプのコミュニティです。同じテーマに対するさまざまな成果物や開発手法を学べます。
また、プログラミングコミュニティには次のような種類があります。
初心者向けコミュニティ | プログラミングの基礎から学びたい方や、独学での学習をサポートしてほしい方向けのコミュニティです。同じレベルの仲間と学びながら、モチベーションを保つことができます |
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特定の技術に特化したコミュニティ | 特定のプログラミング言語やフレームワーク、技術分野に特化しているコミュニティです。専門的な知識を深めたい方や、特定のスキルを磨きたい方に適しています |
オンラインコミュニティ | インターネットを通じて、世界中の人々と交流できるコミュニティです。地理的な制限がなく、幅広いネットワークを築くことが可能です |
対面型コミュニティ | 実際に集まって勉強会やもくもく会を行うタイプのコミュニティです。直接的なコミュニケーションを通じて、学びや情報交換を行います |
プロジェクトベースのコミュニティ | 実際のプロジェクトを通じて学ぶことを目的としたコミュニティです。チームでの開発経験を積みながら、実践的なスキルを身につけることができます |
キャリア支援型コミュニティ | キャリア形成や転職支援を目的としたコミュニティです。業界の専門家からのアドバイスを受けたり、就職・転職に役立つ情報を得ることができます |
まずは各コミュニティの特徴を知り、どのようなコミュニティに参加したいか考えてみましょう。
プログラミングコミュニティには、初心者向けのものから特定の技術に特化したものまで幅広い種類があります。コミュニティを選ぶ際には、次のような点を確認しましょう。
オンラインで参加できるコミュニティを選べば、地理的な制約を気にせず参加できます。コミュニティの選び方について、以下で詳しく解説します。
コミュニティに参加する前に、まずは参加する目的を明確にしましょう。コミュニティに参加する目的には、次のようなものが考えられます。
コミュニティによっては、参加費が必要な場合があります。また、参加費の内訳についても、月額制や入会金などさまざまです。
参加にどれだけの費用が必要になるのか、あらかじめ確認しておきましょう。また、一括払いでまとめて支払うとお得になるコミュニティもよくありますが、参加してから自分に合わないことがわかっても多くの場合返金されません。
プログラミング言語には、さまざまな種類があります。さらに、言語によって得意な領域やできることも異なります。
そのためまずは、自分がプログラミングを学んで何がしたいのかを考えてみましょう。さらに、気になるコミュニティで、自分に必要な言語や技術が学べるか確認してみてください。
自分に合ったコミュニティを探すためには、コミュニティに参加した人の口コミや評判、さらに効果も確認しておきましょう。
こうした情報を確認するためには、SNSが役立ちます。コミュニティ名で検索をかけて、実際に参加した人の投稿を確認してみてください。
プログラミングコミュニティは数多くありますが、中でも人気なのが次の7つです。
各コミュニティの特徴と参加方法を、利用者の体験談を交えて解説します。
出典:connpass
connpassは、ITエンジニア向けの勉強会を支援するプラットフォームです。紹介されている勉強会の中から、自分の気になるものを見つけて申し込みができます。
iPhoneアプリも用意されており、興味のあるイベントの情報や参加予定のイベントの情報を受け取れる点も魅力です。
イベントの参加費用はconnpass上での事前決済も可能なため、気になるイベントを見つけたらすぐに申し込みができます。また、個人でのイベント開催が可能なため、将来的に自分でコミュニティを運営してみたいと考えている人も、チェックしてみると良いでしょう。
イベントに参加するためにはconnpassへの会員登録が必要です。connpass自体の利用料金はかかりませんが、イベントへの参加には費用がかかる場合もあるため申し込み前に確認してください。
connpassを実際に利用した人からは、次のような声が挙がっています。
種類/内容が充実しており、たまに著名な方が勉強会の開催や初心者向け講座を公演することもあります。
開催形式は様々で、有償/無償含め本当に色々ありますが、中には文字ベースでリアルタイム質問を受け付けてその場で回答いただける公演もあり、「現場の生の声」を聞くには有益でした。▸ プログラマカレッジ講師
出典:Doorkeeper
Doorkeeperは、プログラミングに限らずさまざまなコミュニティやセミナーを紹介しているプラットフォームです。2024年5月現在、43のコミュニティと1273のイベントが登録されています。
トピックごとにフォローが可能で、フォローしておけば新しいコミュニティやイベントが登録された場合に通知を受け取れます。気になるイベントを見逃さずにチェックしたい人は、ぜひフォロー機能を活用しましょう。
また、一度イベントに参加すると次回同じ主催者がイベントを開催する際に、告知を受け取れる点も便利です。
人気のイベントはすぐに満席になってしまう場合もありますが、キャンセル待ちができるのもDoorkeeperの特徴です。参加したいイベントに申し込みができなかった場合でも、あきらめずにキャンセル待ちで申し込んでおくと良いでしょう。
Doorkeeperに掲載されているイベントに参加するには、ユーザー登録が必要です。ユーザー登録は無料ですが、イベントによっては参加費がかかる場合があります。
Doorkeeperを実際に利用した人からは、次のような声が挙がっています。
QRコードで当日の受付ができます。参加者の出欠を管理したい、が、人手が足りない、というときは非常に便利!50人規模のイベントで受付がシンプルな出欠管理だけなら、1名で十分対応できます。:ok_woman:
QRコード機能は、Peatixにもあります。私は会員ユーザの多さからDoorkeeperを選ぶことが多いですが、会費制のイベントであれば、人手が足りない場合、事前に支払いできる機能も利用したいところです。▸ 出典:Qiita
出典:TECH PLAY
TECH PLAYは、ITの勉強会やイベントの情報を紹介しているプラットフォームです。それだけでなく、技術ブログや各種マガジン、動画も掲載されているため、参加できるイベントが見つからない時でも、サイトを訪れれば新しい情報を得られる可能性があります。
イベントは「本日開催」「明日開催」の他にランキング形式でも紹介されているため、人気のイベントを見つけやすいでしょう。
TECH PLAYで紹介されているイベントに参加するためには、TECH PLAYへのユーザー登録が必要です。ユーザー登録は無料ですが、イベントによっては参加費用が必要な場合があります。
TECH PLAYを実際に利用した人からは、次のような声が挙がっています。
先日、初めてプログラミングに関するセミナーに参加した。Tech Playを通して、受けれそうな講座を探して、Pythonの初心者講座を受けた。
Pythonは初めてではないけど、セミナーがどんなものなのか知りたく参加した。講師の方に色々質問ができて、ほんとに貴重な時間だった🌅▸ 出典:X
出典:TechCommit
TechCommitは、イベントを交えてお互いに助け合いながらプログラミング学習を進められるコミュニティです。
楽しく学習することをモットーとしており、IT関連のイベントだけでなくオンライン飲み会も開催しています。特に一緒にプログラミング学習を進める仲間を見つけるために、適したコミュニティだといえるでしょう。
学習ログやレポートの機能もあるため、日々の学習を記録したい方にも適しています。
エンジニア向けのコミュニティですが、参加できるレベルに制限はなく、初学者でも問題ありません。また、学習スキルに制限が設けられていないため、さまざまなスキルを持った人と出会えます。
参加には月額1,100円の参加費用と、初回のみ2,200円の入会金が必要です。
TechCommitを実際に利用した人からは、次のような声が挙がっています。
大阪でtech-commitのオフ会に参加したけど、人生の指針として凄く参考になったから個人的にもしっかり動いて今後に生かしていきたいですね!人生100年もあるんだから意味ある人生にしたいですし!
▸ 出典:X
出典:インフラ勉強会
インフラ勉強会は、日本最大級のオンライン勉強会&コミュニティです。コミュニティはDiscord上で運営されており、テキストチャットやボイスチャットを活用して勉強会を実施しています。
勉強会は毎日開催されており、どのセッションにも自由に参加し質問可能です。幅広いテーマで勉強会が行われているため、まずは自分の興味がある分野のものを選んでみるとよいでしょう。
インフラ勉強会に参加するためには、Discordのアカウントが必要です。アカウント作成後、公式サイトに掲載されている招待リンクからインフラ勉強会に参加してください。参加費用は無料です。
インフラ勉強会を実際に利用した人からは、次のような声が挙がっています。
一年以上ぶりにインフラ勉強会きいてる。給与のお話きくとがんばろ〜てなるし、そのために体調を良くしようね…(でないと勉強とか仕事どころでないよ…)て思いました。#インフラ勉強会
みんな稼いでてすごい、見習う。▸ 出典:X
出典:PlayGround
PlayGroundは、大学生を対象にしたコミュニティです。Webデザインも含めた5つのコースが用意されており、自分の興味にあわせて学べます。
学習とコミュニケーションの場が用意されているだけでなく、コース修了後には報酬を受け取りながらプロジェクトへの参加も可能です。卒業後にスキルを活かせる仕事に就きたいと考えている人にとっては、実務経験を積める貴重な場となるでしょう。
参加資格は大学生または大学院に在学中の人か、大学への進学が決定している高校生です。参加費用は無料ですが、使用するパソコンは自身で準備する必要があります。また、参加前にはオンライン説明会に参加し、ランダムに組まれたチームでセットアップを完了させなければなりません。
出典:Qiita
Qiitaは、技術系の記事投稿サイトとして有名なプラットフォームです。プログラミング初心者からスペシャリストとして活躍できるようなエンジニアまで、多くの人が技術記事を投稿しています。
また、Qiitaにはコミュニティ機能もあります。サイト上で質問できる機能があり、公式イベントを開催しているため、不明点がある場合やさらに学習を深めたい場合には利用してみましょう。公式イベントの中には、アーカイブが残っているものもあります。
利用は無料で条件も特に設定されていませんが、会員登録するとユーザーやタグのフォロー、記事のストックといった機能を利用可能です。
Qiitaを実際に利用した人からは、次のような声が挙がっています。
情報系の試験はqiitaっていうITエンジニアがよく使う情報共有サイトに有益な情報が載ってるから見るとオススメ〜☝️
▸ 出典:X
プログラミングコミュニティの活用には、次のようなメリットがあります。
各項目について、以下で詳しく解説します。
プログラミングコミュニティに参加すると、学習中に発生した不明点に関して質問したり相談したりできます。
学習をしていてわからない点があった場合、オンラインのコミュニティであればまずコミュニティ内を検索してみるとよいでしょう。それでもわからない場合や、オフラインのコミュニティの場合には、周囲の人に質問してみてください。
長時間悩んでいた問題でも、周囲の人に質問するだけで驚くほどあっさり解決するケースも少なくありません。
疑問を解決できないまま放置すると、挫折につながります。周囲に質問して解決できる環境があると、途中での挫折を避けられる可能性があります。
1人でプログラミング学習を進めていると、モチベーションが低下してしまうこともあるでしょう。しかし、コミュニティに参加し同じようにプログラミング学習をしている人と交流することで、モチベーションが維持しやすくなります。
コミュニティ内の話題をチェックすることで、新しく学習したいトピックが見つかることもあります。また「作ってみたい」と感じられるようなテーマを見つけられることもあるのです。
学習を進めていて楽しさが感じられなくなってきたときには、コミュニティに参加するのもひとつの方法です。
プログラミングコミュニティに参加することで、さまざまな人の学習方法もわかります。多くの学習方法に触れる中で、自分に合う学習方法が見つかることもあるでしょう。
また、どのように学習の時間を作っているのか、どのようなタイミングで学習をしているのかといったヒントを得られる可能性もあります。
思うように学習が進められていない場合には、コミュニティに参加してさまざまな学習方法を知ると、効率的に学習を進められるようになるでしょう。
プログラミングコミュニティには、さまざまな人が参加しています。持っているスキルやバックグラウンドも幅広く、参加することで人脈を広げられます。
人脈を広げ、多くの人に自分を知ってもらうことで、将来仕事につながる可能性もあるでしょう。例えば、フリーランスのエンジニアに自分のことを知ってもらえば、そのエンジニア自身がキャパシティやスキルの問題で受注できない仕事を依頼されたときに、依頼主に紹介してもらえる可能性があります。
将来プログラミングスキルを活かして仕事をしたいと考えているのであれば、人脈を広げておいて損はありません。
初心者向けのコミュニティに参加する際には、次のようなポイントを押さえておきましょう。
こうしたコツを押さえておくことで、より充実したプログラミング学習が可能です。特に初心者向けコミュニティの場合、学習をサポートする環境が整っているケースも少なくありません。ぜひ積極的に活用してみてください。他者と交流することにより、プログラミング学習速度の向上も期待できます。
以下で、初心者向けコミュニティに参加する際のコツについてさらに詳しく解説します。
学習中にわからないことがあれば、コミュニティで質問してみましょう。質問することで、自分で調べるだけではわからなかった知識が身につきます。
ただし、なんでもかんでも質問すれば良いというわけではありません。プログラミングスキルを伸ばすためには、コミュニティで質問する前に自分で調べる努力も重要です。
プログラミングコミュニティには、さまざまな参加者がいます。経験を積んだエンジニアが参加しているコミュニティも少なくありません。
同じテーマをもとに話をしていても、考え方が異なる場合もあるでしょう。多くの人の考え方や視点を学ぶと、さまざまな局面で柔軟な対応が可能となります。
自分の考え方にこだわりすぎるのではなく、多くの参加者の話を聞き、視野を広げてみてください。
コミュニティに参加したら、自己紹介をしましょう。自分のスキルレベルや興味を持っている分野を、他のメンバーにわかるよう紹介してください。
自分の情報を開示することで、求めている情報が集まりやすくなります。また、何かコミュニティ内でプロジェクトを実施しようとした際に、声をかけてもらえる可能性も高まるでしょう。
同じスキルを学んでいる人とコミュニケーションを取りたいと考えている参加者も多くいるため、自己紹介は非常に重要です。
各コミュニティには、それぞれ独自の文化やルールがあります。ルールが明示されている場合には、参加前にきちんと確認してください。
また、参加したばかりの時にはコミュニティの文化があまりよくわからない場合もあるでしょう。そんなときには、周囲の人がどのように活動しているか観察してみると、コミュニティになじみやすいでしょう。
コミュニティを上手に活用するためには、入会して満足してしまうのではなく定期的に参加しましょう。
積極的に参加することでより多くの人と交流できますし、多くの情報を得られます。可能であれば、イベントにも参加してみてください。
情報交換ができる相手が増えると、情報収集を進めやすくなるでしょう。
プログラミングの独学に不安を感じてコミュニティに参加しようと考えているのであれば、プログラミングスクールの利用も検討しましょう。
プログラミングスクールであれば、カリキュラムに沿って効率よく学習できますし、不明点を質問できる講師もいます。また、一緒に学ぶ仲間も増やせます。
さらに、就職支援付きのスクールであれば、充実したサポートを受けられるのも魅力です。特に、スキルを身につけて就職に活かしたいと考えているのであれば、プログラミングスクールの利用がおすすめです。
企業ごとの面接対策やキャリアカウンセリングも、1対1で就活のプロ(アドバイザー)が対応します
プログラマカレッジ 就職サポート風景
プログラミングスキルを確実に身につけ、就職を目指したいのであれば、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」がおすすめです。
プログラマカレッジでは、プログラミングの学習サポートはもちろん、スキルに合わせた就職先の紹介や、履歴書の添削、面接対策などの就職サポートを実施しています。
また、就職活動前には受講生全員が「Oracle Certified Java Programmer Silver SE11」の資格を取得するのも特徴です。受験料は、プログラマカレッジが負担いたします。
98.3%と高水準の就職率を誇るプログラミングスクールでもあり、身につけたスキルを仕事に活かしたい方にも適しています。
気になること、解決できないことがあればzoomの個別ルームにて講師と1対1でのやり取りができます
プログラマカレッジ プログラマーコース受講風景
実際にプログラマカレッジを卒業した受講生からは、次のような声が挙がっています。
プログラマカレッジ卒業生の声
森さん
ボイスアプリを使って講師の方やチームのみんなと会話ができたのですが、つまずいた時に相談できる存在がいることがとても心強かった
プログラマカレッジ卒業生の声
二瓶さん
一人で勉強していたらモチベーションも下がって、ここまで頑張れなかったと思います。仲間と勉強できたことはすごくよかったですね。
プログラマカレッジ卒業生の声
ツヅクさん
オンラインであっても仲間と協力しあって開発を進めることができ、よかったなと感じています。完成した時は本当に清々しい気持ちでしたね。
プログラミング学習において、一緒に学ぶ仲間を見つけることは非常に重要です。不明点を放置すると挫折の原因になりますが、仲間が入れば悩んだ時に質問しながら学習を継続できる可能性があります。
コミュニティを活用すれば、仲間を見つけることは難しくありません。まずはコミュニティに参加する目的を明確にし、自分に合ったものを探してみましょう。
独学に不安を感じているのであれば、完全無料のプログラミングスクール、プログラマカレッジもおすすめです。
プログラマカレッジではカリキュラムに沿って効率よくプログラミングを学習できることに加え、資格も取得可能です。また、就職サポートも充実しているため、スキルを活かした仕事探しにも役立ちます。
ぜひ、プログラマカレッジで私たちと一緒にプログラミング学習を始めてみませんか?
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独学でのプログラミング学習には挫折がつきものです。しかし、誰かと協力しながら学習できる環境があれば、挫折の可能性を下げられます。
協力して学習する仲間を見つけるためには、勉強会やコミュニティに参加してみると良いでしょう。プログラミングコミュニティの種類や特徴について、以下で詳しく解説します。