JavaScriptは、Web開発の現場で使われることが多く、Webエンジニアを目指すなら身につけておきたいプログラミング言語です。この記事では、JavaScriptの初心者向けおすすめ資格を難易度とともに紹介します。
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最終更新日:2023年6月20日
目次
JavaScriptとは、Webサイトに動きを与えるための言語です。Web開発やWebアプリの構築によく使われる言語で、ブラウザ上で動作します。
初心者でも学びやすいことに加え、日本だけでなく海外でも幅広く使われているため、プログラミング学習のスタートに向いています。
とくにWebエンジニアを目指すなら、学んでおくべきプログラミング言語だといえるでしょう。
JavaとJavaScriptを混同する人は多くいます。しかし実は、JavaとJavaScriptは名前が似ているだけでまったく別の言語です。プログラミング言語であること以外は技術的にも共通点はほとんどなく、文法や利用される分野も異なります。
JavaScriptは、需要が高く将来性が期待できる言語です。
JavaScriptを使っていないWeb開発現場はないといっても過言ではないほど、多くの場所で活用されています。画面に表示されるフロントエンドの部分で使われるだけでなく、ユーザーからは直接見えないサーバー側でもJavaScriptは活用されているのです。
競合する言語がないこともあり、今後も使われ続けると考えられています。
また、JavaScriptはWeb開発の現場で使われている言語の中で、もっとも速く変化し、成長している言語です。今後もさらなる発展を遂げる可能性は十分にあり、将来性も期待できます。
JavaScriptについて詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。
▶ 参考記事:
JavaScriptフリーランス案件(求人)動向|業務内容・単価・資格・勉強方法・将来性をプロが語る|プロエンジニア
Webクリエイター能力認定試験とは、Webサイトの制作スキルを認定するための初心者向け試験です。
難易度はスタンダードとエキスパートの2種類あり、JavaScriptだけでなくHTML5やCSSのスキルも問われます。JavaScriptに関する出題があるのはエキスパートレベルのみ。そのため、JavaScriptのスキルを示したいのであれば、エキスパートの取得を目指しましょう。
比較的難易度が低い資格で、エキスパートでも学習時間の目安は38時間です。受験資格は設定されていないため、スタンダードを受けずにエキスパートだけ受けることもできます。
■ スタンダード
難易度 | 初級 |
---|---|
合格率 | 89.92%(2022年度平均合格率) |
問題形式 | 実技 |
問題数 | 1テーマ |
試験時間 | テキストエディター使用:70分 Webページ作成ソフト使用:60分 |
合格ライン | 65%以上 |
受験日程 | 随時 |
受験料金 | 5,900円(税込) |
勉強時間の目安 | 24時間 |
出典:サーティファイ
■ エキスパート
難易度 | 初級 |
---|---|
合格率 | 89.92%(2022年度平均合格率) |
問題形式 | 実技/多肢選択式 |
問題数 | 知識:20問 実技:1テーマ |
試験時間 | ・知識:20分 ・実技 テキストエディター使用:130分 Webページ作成ソフト使用:110分 |
合格ライン | 65%以上 |
受験日程 | 随時 |
受験料金 | 7,500円(税込) |
勉強時間の目安 | 38時間 |
出典:サーティファイ
HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5、CSS3、JavaScriptなどのスキルや知識を認定するための試験です。
レベル1は幅広く多くの人に、レベル2はエンジニアにおすすめの試験とされています。レベル2の認定を受けるには、レベル1試験、レベル2試験両方に合格しなければなりません。そのため、まずはレベル1試験の合格を目指しましょう。
■ レベル1
難易度 | 初級 |
---|---|
合格率 | 非公開 |
問題形式 | 選択方式/一部記述 |
問題数 | 約60問 |
試験時間 | 90分 |
合格ライン | 非公開 |
受験日程 | 随時 |
受験料金 | 16,500円(税込) |
勉強時間の目安 | 40時間 |
出典:LPI-Japan
■ レベル2
難易度 | 中級 |
---|---|
合格率 | 非公開 |
問題形式 | 選択方式/一部記述 |
問題数 | 40~45問 |
試験時間 | 90分 |
合格ライン | 非公開 |
受験日程 | 随時 |
受験料金 | 16,500円(税込) |
勉強時間の目安 | 360時間 |
出典:LPI-Japan
アメリカに本社のあるCertificatio.Partner社が提供している試験です。
グローバルに活躍したい人向けの、世界に通用するJavaScriptの資格を取得したい人におすすめです。試験は英語のみで実施され、日本語対応はありません。
難易度 | 上級 |
---|---|
合格率 | 非公開 |
問題形式 | 単一選択式 |
問題数 | 55問 |
試験時間 | 90分 |
合格ライン | 70.91% |
受験日程 | 随時 |
受験料金 | 150USD |
勉強時間の目安 | – |
出典:CIW
面接をはじめとした就職・転職活動の場面で、自分がどの程度の知識やスキルを持っているかは示しにくいものです。特にこれまでエンジニアとしての実務経験がない場合、どんな仕事に関わってきたかを話すこともできません。
しかし資格を持っていれば、どの程度の知識やスキルがあるかを客観的に示せます。さらに、資格を取得する熱意や興味の深さも示せるのです。そのため、JavaScriptの資格を取得しておくと就職・転職活動に役立ちます。
JavaScriptは、非常に幅広い現場で使われており、需要が高い言語です。その分求人数も多いため、さまざまな求人の中から自分に合った職場を選べる可能性が高まります。
「未経験可」と求人を出している企業も多くありますが、資格があれば未経験者の中でスキルをアピールし、他の応募者との差をつけられます。
JavaScriptの資格の種類は非常に豊富です。国際的な資格を取得すれば、海外にも通用するアピールが可能です。
資格を取って実力を示すことで、さまざまな経験ができる機会が増え、経験が増えることでさらなるキャリアアップにつながる可能性もあります。また、難易度の高いJavaScriptの資格を持っていれば、高度な知識や技術が必要な案件に参加できる可能性もあるでしょう。
資格を取得して客観的にスキルをアピールすることで、キャリアアップのチャンスを得られます。
JavaScriptはWeb開発だけでなく、Webアプリやデスクトップアプリ、スマートフォンアプリなどの開発にも使われています。
また、JavaScriptだけでなく他のプログラミング言語と組み合わせて使えば、さらに活用の幅は広がります。
そのためJavaScriptに関する資格を取得しスキルを示せれば、幅広い仕事に関われるようになるのです。
また、案件の中には参加するために資格を必須としているケースもあります。資格を取得しておけば、そうした難易度の高い案件にも参加できる可能性があるでしょう。
JavaScriptの資格を持った人を採用したいと考えている企業も多くあります。そうした企業では、資格を持っていることで即戦力として採用される可能性があるのです。資格を持った人に対して、企業側の期待値が高いと言い換えることもできるでしょう。
また、海外に通用する資格を持っている人であれば、入社してすぐにグローバルな案件に関われる可能性もあります。即戦力として通用する力をつけたい人は、資格取得に挑戦してみるとよいでしょう。
JavaScriptは、日本だけでなく世界中で開発に使われています。世界中で利用されている理由は、その利便性の高さと利用できる範囲の広さだと考えられます。
海外で活躍したい人や、日本国内でも海外と協力しながらグローバルに活躍したい人は、JavaScriptを学習しておくのがおすすめです。特に、国際規格の資格を取得しておけば、海外との交流がある場で働ける可能性が高まり、活躍の場を広げられます。
初心者は、プログラミング学習を始める前に環境構築で挫折してしまうことがあります。それだけ、環境構築は複雑なのです。
しかし、JavaScriptはブラウザ上で動くため、環境構築の必要がありません。そのため、初心者でもすぐに学習を始められます。文法が比較的簡単な点も、初心者におすすめです。
また、JavaScriptは広く普及しているため、インターネット上に情報や教材が数多くあり、お金をかけずに学習できます。エラーが出たときにも解決策が見つかりやすいため、挫折しにくい点も初心者向けだといえるでしょう。
JavaScriptは、ほぼ全てのメジャーなブラウザに対応しています。対応しているブラウザの例は次の通りです。
幅広い環境で動かせる、使い勝手の良い言語です。
JavaScriptは、もともとはフロントサイドの開発で使われていた言語です。フロントサイドとは、Webサイトの直接ユーザーから見える部分のことを指します。
その後「Node.js」が登場したことで、サーバーサイドの開発にもJavaScriptが使えるようになりました。サーバーサイドとは、ユーザーから直接見えないものの、Webサイトを使う為に必要な機能を提供する部分です。
つまり、JavaScriptは、Webサイトの見える部分、見えない部分どちらの開発にも使えるため、Web業界では非常に重要度の高い言語だと言えます。
JavaScriptには、多くのライブラリやフレームワークがあります。ライブラリとは、プログラミングに使える部品を集めたもののこと。自分でプログラムを作る際に、ライブラリから必要な機能を呼び出して使うことで、プログラムを書く手間を削減できます。
フレームワークとは、プログラムを作る際によく使われる機能を備えた骨格のようなものです。自分が作りたいアプリのフレームワークを活用して開発を進めることで、スムーズにプログラムを作成できます。
ライブラリやフレームワークが多いため、機能が充実したアプリを比較的簡単に作れるのが特徴です。
JavaScriptを学べる書籍は多くあります。書籍を使えば、初心者でも体系的に学習を進められます。
書籍を使って学習する際には、本を読むだけでなく書かれている内容を実際にパソコンで入力し、手を動かしながら学びましょう。書かれたコードを真似するだけでも、プログラムの書き方に対する理解が深まります。慣れてきたら、数値などを変えてどこが変化するかなども確認してみてください。
書籍を選ぶ際には、自分のレベルにあったものを選びましょう。書籍には初心者向けのものから上級者向けのものまでありますが、自分にあったものを選ぶことで挫折しにくくなります。
また、図解やイラストが豊富なものを選ぶと、スムーズに理解しやすいためおすすめです。IT業界は進化が速いため、発行日も確認してください。
■ 参考書籍
『確かな力が身につくJavaScript「超」入門 第2版』
▸ 出版社:SBクリエイティブ
▸ 定価:2,728円(税込)
出典:Amazon
学習サイトとは、プログラミングの学習をサポートするサイトです。環境構築不要で学習でき、実際に手を動かしながら学習できます。動画やスライドで学習できるため、スマホで使えるサイトを選べば、移動時間など隙間時間を活用した学習も可能です。
初心者のうちは、できるだけ解説が詳しいものを選びましょう。実際の動作が見られるサイトを利用すると、完成したプログラムをイメージしやすくなります。
スコアなどで自分のレベルが明確になるものを選ぶと、どの程度学習すれば目標を達成できるかわかりやすいためおすすめです。学習のモチベーション維持にも活用できるでしょう。
■ 参考学習サイト
出典:Progate
プログラミングスクールを活用すれば、プロから直接指導を受けながら学習を進められます。わからない部分があればすぐに質問できるため、悩み続けて挫折してしまうことを避けられるでしょう。カリキュラムに沿って、理解しやすいよう説明してもらえる点もメリットです。
プログラミングスクールを選ぶ前に、まず目標を決め、必要なスキルを習得できるか確認しましょう。スキルの種類だけでなく、実務に必要なレベルのスキルが身につくかも確認する必要があります。
また、必要な通学頻度や学習時間を確認し、無理なく時間を確保できるスクールを選ぶことも重要です。
出典:プログラマカレッジ
プログラマカレッジでは、学習サイト4eachを利用しています。動画でプログラミングを解説しているのに加え、スライド形式の学習教材があるため振り返りにも便利です。
問題画面では、実際にプログラムを書いて実行可能。担当アドバイザーがつき、わからないことがあれば質問もできます。
無料で利用可能なので、ぜひ試してみてください。
出典:4each
IT業界への就職・転職活動のために資格取得を考えているのであれば、資格の勉強と並行して実践的なスキルを身につけておくのがおすすめです。未経験者を採用するIT企業も多くありますが、スキルがあれば企業側はその分研修などの手間を減らせるため採用されやすくなります。
プログラマカレッジのような就職支援付きのプログラミングスクールであれば、プログラミングスキルを身につけると同時に、プロに資格取得の相談をすることも可能。就職率は98.3%、完全無料のスクールです。
この記事では、JavaScriptの資格を紹介しました。
JavaScriptは、世界中で活用されている需要の高い言語です。特にWeb業界を目指すなら、JavaScriptの取得は必須です。
資格を取得すれば、就職・転職活動でのアピールや、キャリアアップに役立ちます。この記事を参考に、自分に合ったJavaScriptの資格を探してみてください。
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