ITコラム

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スキルアップ

2020.08.17

Javaの資格に合格するための勉強方法

Javaについての初歩的な知識やスキルが身について、スキルアップしたいときの資格試験にはどのようなものがあるでしょう。Javaの資格試験には、国家資格である基本情報技術者試験や、開発するオラクル社が主催するベンダー資格などがあります。オラクルの認定試験では、難易度のによってブロンズ、シルバーやゴールドなどの資格があります。こうした資格の違いや、勉強方法などについてご紹介します。

最終更新日:2020年11月2日

目次

1. Javaの資格は4種類
 1-1. 各Java資格の難易度・合格ライン・合格率一覧
  1-1-1. Oracle認定Javaプログラマ
  1-1-2. Javaプログラミング能力認定試験
  1-1-3. 基本情報技術者試験
  1-1-4. Android技術者認定試験
2. 各Java資格の勉強法は?
 2-1. Oracle認定Javaプログラマ
  2-1-1. Bronze(ブロンズ)
  2-1-2. Silver(シルバー)
  2-1-3. Gold(ゴールド)
 2-2. Javaプログラミング能力認定試験
  2-2-1. 3級
  2-2-2. 2級
  2-2-3. 1級
 2-3. 基本情報技術者試験
 2-4. Android技術者認定試験
3. まとめ

1. Javaの資格は4種類


就職や転職のステップアップには、資格取得が有効ですが、Javaの資格にはどのようなものがあるのでしょうか。Javaの資格には「公式ベンダー資格」「民間資格」「国家資格」の3通りで、4種類の資格があります。

■ 公式ベンダー資格

  • Oracle認定Javaプログラマ

 
■ 民間資格

  • Javaプログラミング能力認定試験
  • Android技術者認定試験

 
■ 国家資格

  • 基本情報技術者

 
なお、Java資格の難易度については、下記の記事でも解説していますので、合わせてご覧ください。
▸関連記事:Javaのおすすめ資格はどれ?試験の種類と難易度一覧

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1-1. 各Java資格の難易度・合格ライン・合格率一覧

それぞれの資格が、どのような種類、出題数、難易度なのかを一覧にしてご紹介します。資格選択の目安にしてください。

 

1-1-1. Oracle認定Javaプログラマ

レベル ブロンズ シルバー ゴールド
試験時間 65分 150分 150分
(1Z0-813-JPNのみ130分)
出題数 60問 77問 新規:85問
・移行(1Z0-810-JPN):81問
・移行(1Z0-810-JPN):60問
出題形式 CBT(選択問題) CBT(選択問題) CBT(選択問題)
合格ライン 60% 65% 65%
難易度 初学者向け 初級Javaプログラマ向け 設計から実装までトータルのスキルが必要
合格率 非公開 非公開 非公開

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1-1-2. Javaプログラミング能力認定試験

レベル 3級 2級 1級
試験時間 60分 90分 150分
出題数 6問 7問 2問
出題形式 筆記
(マークシート)
筆記
(マークシート)
実技試験
(パソコン使用)
合格ライン 60%以上 60%以上 60%以上
難易度 初学者向け 初級Javaプログラマ向け 中級者向け
(業務システムの保守運用が可能)
合格率 65.3% 65.3% 65.3%

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1-1-3. 基本情報技術者試験

レベル なし
試験時間 午前試験・午後試験共に2時間30分
出題数 午前80問(四肢択一)、午後は11問中5問に多岐選択式で解答
出題形式 午前試験・午後試験で異なる
合格ライン 60%以上
難易度 初学者~中級者向け
合格率 28.50%

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1-1-4. Android技術者認定試験

レベル アプリ(Basic) プラットフォーム
試験時間 90分 90分
出題数 70問 70問
出題形式 四肢択一 四肢択一
合格ライン 70%以上 70%以上
難易度 初学者~中級者向け 初学者~中級者向け
合格率 非公開 非公開

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2. 各Java資格の勉強法は?

資格を取得するには、その資格に沿った試験勉強が必要になります。効率的に取得するためにはどの資格には、どのような勉強をしたらいいのかを具体的にご紹介します。

2-1. Oracle認定Javaプログラマ


Javaの開発元であるOracle社が提供するベンダー資格で、Bronze・Silver・Goldの3段階があります。世界共通で通用する資格として人気がありますが、Gold、Silverは国際試験であるものの、Bronzeは国内のみの資格です。それぞれのレベルに応じた勉強法や参考書などをご紹介します。

公式サイト

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2-1-1. Bronze(ブロンズ)

もっとも入門寄りの難易度で、Javaの基本的文法やオブジェクト指向に関する理解度を求められます。

全体的には運転免許の筆記試験のような、ひっかけ問題が多く、基礎的な理解を固めたら出題傾向に慣れるために問題集などで学習するといいでしょう。

参考書としてあげた『2週間でJava SE Bronze の基礎が学べる本』は、プログラミングの考え方・仕組み・Javaの基礎を2週間で固められます。そのうえで『徹底攻略 Java SE 7/8 Bronze 問題集』でBronzeの出題傾向に慣れるといいでしょう。

問題集を解いて、40問以下の正答率の場合は、間違えた箇所をすべて洗い出し、参考書でサンプルコードを写経しながら学び直すのがいいでしょう。40問以上正答している場合は、間違えた問題のみ復習しましょう。出題傾向やひっかけ問題に慣れるように、対策しておきましょう。

【おすすめの参考書】
2週間でJava SE Bronze の基礎が学べる本
徹底攻略 Java SE 7/8 Bronze 問題集

なお、Bronzeへの学習方法は、こちらの記事も参考にしてください。
▸関連記事:【Oracle認定Javaプログラマ】Bronzeに初心者が最短合格する方法

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2-1-2. Silver(シルバー)

Silverで求められるレベルは「設計された状態」で「中上級者(Gold保持者と同等程度)の指導のもと」でコーディングができるレベルです。言語仕様への正しい理解が求められ、文法知識やコンパイルに関する知識も「正確な理解」が求められます。

文法に関しては、ラムダ式の基本的な文法を復習しておくことで点数が伸びやすいでしょう。

参考書は、紫本といわれる『オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 8』と、黒本といわれる『徹底攻略Java SE 8 Silver問題集』が定番です。

Javaは近年バージョンアップが続いていて、Java 8とJava 11で参考書が分かれています。Java全体のうち、Java11を導入しているのは全体の11%に過ぎないというデータもあります*。Java 8は2025年までサポートが続くため、迷ったらJava 8で受験するのがおすすめです。

*参照:CodeZine

【おすすめの参考書】
オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 8
徹底攻略 Java SE 8 Silver 問題集

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2-1-3. Gold(ゴールド)

Java資格の中でも難易度が高いものの1つで、Silverを取得していることが受験資格になっています。仕様(設計者の意図)を正しく理解し、独力で機能実装ができるレベルのプログラマを対象としています。

コレクションAPIやファイルの入出力、並行処理、JDBCなどコアライブラリの使用方法に加え、ラムダ式などを理解できているかが問われます。また実務でも触れる機会が少ないマイナーなメソッドが多数出題され、内容・引数・返り値を覚えておく必要もあります。

出題傾向自体は黒本といわれる『徹底攻略Java SE 8 Gold問題集」の模擬試験とほぼ同等の問題が出題されます。模擬試験で8割~9割取れれば合格確率は高いですが、模擬試験の難易度自体が高いです。

勉強方法は黒本を繰り返すのが王道で、模擬試験の数をこなすことが重要です。黒本で8割~9割点数が取れても、紫本といわれる『オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Gold SE 8』では7割程度ということもあります。そのため複数の問題集をやってみるのも効果的です。

【おすすめの参考書】
徹底攻略Java SE 8 Gold問題集
オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Gold SE 8

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2-2. Javaプログラミング能力認定試験


さまざまな情報処理能力認定を行っているサーティファイが認定する資格試験で、1級~3級までのレベルに分かれています。1級では実技試験が導入されている点に特徴があります。

公式サイト

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2-2-1. 3級

Javaの基礎や演算子、クラスとメソッドなどオブジェクト指向の理解など基本的な知識を問われます。3級はJavaの基礎問題となっているため、過去問題集を事前に解いて間違えた箇所を復習すれば初心者でも十分に合格は可能です。

なお、勉強方法にはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
▸関連記事:【Javaプログラミング能力認定試験3級】合格のための勉強方法

【公式問題集】
Java™プログラミング能力認定試験3級過去問題集

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2-2-2. 2級

2級はJavaの基礎に加え、アプリケーションなどのプログラムを実際に書くことができる能力が求められます。ただし解答は筆記のみで、合格率は65%と比較的合格しやすいでしょう。Javaの基礎を固めたうえで、問題集を解いていけばそれほど難しくないでしょう。

【公式問題集】
Java™プログラミング能力認定試験 2級過去問題集

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2-2-3. 1級

1級の認定基準では、「オブジェクト指向に基づく分析・設計(UML)により業務システムの流れを把握し、変更仕様に従ってプログラムの保守ができる能力」を求められます。なおUMLの表記はユースケース図、シーケンス図、クラス図などの基本的な知識も求められます。

Java SE8による実技(コンパイル・デバッグを含む)が問われ、事前に公開されているサンプルプログラムに対する仕様変更を行います。保守運用スキルも問われるため、実務でJavaを扱った経験がある人であれば合格しやすいでしょう。一方で完全な初心者の場合は100時間以上の学習が目安となります。

【公式問題集】
Java™プログラミング能力認定試験 1級過去問題集

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2-3. 基本情報技術者試験


基本情報技術者試験は国家資格であり、合格率が2割~3割弱と比較的低いことからスキルの証明として使えます。Javaに特化した資格ではありませんが、マネジメントやストラテジなど、IT業界で働く上で必要な知識を網羅できる意味でも価値は大きいでしょう。

基本情報技術者試験は午前問題と午後問題に分かれており、午前問題の内訳は以下の通りで配点はすべて1.25点です。

  • テクノロジ系50問
  • マネジメント系10問
  • ストラテジ系20問

 
午前問題の中から苦手な分野を集中的に対策し、午後問題は、データ構造・アルゴリズムへの理解を深めることが対策となります。

勉強方法としては、参考図書の『キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」で基礎を固め、午後対策に特化した書籍でさらに理解を深めるのがおすすめです。

【参考図書】
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和02年(情報処理技術者試験)
うかる! 基本情報技術者[午後・アルゴリズム編]
基本情報技術者 試験によくでる問題集【午後】

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2-4. Android技術者認定試験


一般社団法人IT職業能力支援機構 Android技術者認定試験制度委員会が運営する、Androidアプリ開発むけのJavaスキルを認定する民間資格です。アプリケーション技術認定向けと、プラットフォーム技術認定向けの2種類があります。

あくまでAndroid関連資格なので、Javaスキルのみを認定するものではありません。試験勉強のための書籍も発売されていますが、発売から年数が経っているものが多いです。

Android向けの学習を行いたい場合は、2017年にAndroid公式開発言語に追加されたKotlinを含む、より新しい言語やフレームワークの学習を優先することをおすすめします。

【参考図書リンク】
Authorized Certification of Engineer for Android

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3. まとめ


Javaの資格について、さまざまな情報をご紹介してきました。資格取得に向けた勉強によって、これまでの断片的な知識を体系的に整理することができます。また資格を保持しておくことは、就職・転職の際にも企業がスキルを判定する基準として役立つでしょう。資格取得に向けた学習をはじめてみてください。

▸参考記事:IT業界未経験でも転職成功!チャレンジ可能な職種と必要なスキルは?

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