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【Oracle認定Javaプログラマ】Bronze試験の申し込み方法と合格率を上げる勉強法

この記事を書いた人
プログラマカレッジ編集部

未経験からプログラマーになりたいと考えてる皆さまに、プログラミング言語の基礎知識や、プログラマーとしての転職ノウハウ、転職に役立つ資格、IT業界情報など、お役立ちコラムを配信しています。

【2024年対応版】いざJava SE 11のBronze資格にチャレンジしようと思っても「申込方法が複雑すぎて難しい…」と困っている方も多いのではないでしょうか?本記事では、2020年に新しくなったOracle認定Javaプログラマ試験の申し込み方法を画像付きで解説。オンラインでの受験方法や合否結果の確認方法、また初心者が最短ルートでBronze試験に合格する方法や試験対策におすすめの本、初心者が躓きやすい問題と対策方法までまとめてご紹介します!

なお、未経験からITエンジニアへの就職に興味がある方や未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。

最終更新日:2023年12月27日

目次

1.「Oracle認定Javaプログラマ」とはどんな資格?Bronzeの合格基準は?

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画像出典:Oracle University

「Oracle認定Javaプログラマ(Oracle Certified Java Programmer:OCJP)」とは、日本オラクル社が主催するJavaプログラマ向けのベンダー資格 *1

難易度別の資格区分(グレード)は、Bronze(ブロンズ)・Silver(シルバー)・Gold(ゴールド)の3種類。なかでも最も難易度の低い「Oracle認定Javaプログラマ Bronze SE」は、Javaを学びはじめたばかりのプログラミング入門者に向けたエントリー資格です。

各ライセンスの難易度・試験概要・合格基準は、次のとおり。

グレード 難易度 試験時間 出題数 合格基準
Bronze 65 分 60 問 60 %
Silver 180 分 80 問 63 %
Gold 180 分 80 問 63%(新規)
61%(移行)

出典:Java SE 11 認定資格|Oracle University

なお「Bronze」は日本独自に設けられた資格のため、国内のみで有効なライセンスとなりますが、「Silver」と「Gold」は全世界共通のグローバル資格です。

もし海外でも通用するライセンスを取得したい方は、上位資格も視野に入れながら試験対策をおこなっておくと、計画的に知識を身に付けられるでしょう。各難易度のくわしい内容については、以下のリンクを参照してください。

資格区分の種類・難易度・おすすめの人は?
試験時間・出題数・合格ライン・受験料・会場と日程は?

*1:ベンダー資格とは、コンピュータやソフトウェア、ネットワーク機器といったIT関連製品を製造・販売する企業が、自社で開発した製品をユーザーが適切な知識や技術で扱えるかどうかを評価するための民間資格のこと

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2. Oracle認定Javaプログラマ Bronze試験の申し込み方法は?

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これまで「Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE 7/8 (1Z0-814-JPN)」が正式名称であったBronze資格ですが、2020年8月、Java SE 11認定資格への仕様変更にともない「Java SE Bronze(1Z0-818-JPN)」という称呼に変わりました。

そして2020年8月16日以降、ユーザーの受験状況別に申込方法が変更となりましたが、今回はBronze試験をはじめて受ける方に向けて、Oracle認定Javaプログラマの申込方法を図解付きで解説します。

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2-1. Oracle.com のアカウントを作成する

まずは、Oracle.com のアカウントを作成しましょう。

(1)はじめにこちらのページを開き、以下画面の右上にある人型アイコンをクリックし「アカウントを作成」を押下します。
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(2)メールアドレスやパスワードなど、*印の必須項目をすべて入力し、「同意してプロファイルを作成」をクリックします。
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*ここで登録する電子メールアドレスがユーザー名となります。
*個人で申し込む方は、会社名には個人名、勤務先電話番号にはご自宅の電話番号を入力します。

(3)以下の画面に遷移するので、登録したメールアドレスの受信トレイを確認します。
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(4)「お客様のOracleプロファイル – 電子メール・アドレスの確認」という件名のメールを開くと以下の画面が表れるので、「電子メール・アドレスの認証を行う」をクリックします。
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(5)ブラウザに遷移したら、「次へ」をクリックしましょう。
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(6)トップ画面からログインし、ページ上部にご自分のアカウント名が表示されていることを確認できたら成功です。
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以上で、Oracle.com のアカウント作成は終了です。

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2-2. CertView(オラクル認定システム)にログインする

続いては、Oracle認定アクティビティ用のWebポータル「CertView」 にログインしましょう。

(1)こちらを開いて、以下の画面を表示します。
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(2)画面右上の「Select Language」をクリックして「日本語」を選択し、画面左下の「CertView へのログイン」ボタンをクリックします。
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(3)Oracle.com アカウントのログイン画面で、2-1で作成したユーザー名(メールアドレス)とパスワードを入力してサインインしましょう。
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(4)以下の画面に遷移したことを確認したら、「ピアソン VUE のアカウントをお持ちですか?」に対して「 I am a new Candidate」を選択し、「送信」ボタンをクリックします。

*CertViewの初回ログイン画面が英語表記の場合は、画面右上のログイン名をクリックし、プルダウンリストから日本語を選択します

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以下のダイアログが画面右上に出てきたら「OK」を押下してください。
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(5)続いて表示される「同意書」の内容を確認して□にチェックを入れ、「同意します」をクリックします。
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(6)すると「CertView 登録情報の作成/更新」画面に遷移するので、画面に表示される登録内容を確認し、必要事項を追記します。
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*グレーアウトされている欄は、初回ログイン手続き後(この画面の「送信」ボタンをクリックした後)、CertView画面左側の「アカウント情報」の「アカウント情報の表示/編集」メニューから編集可能です。

*氏名の欄がローマ字表記であることを必ず確認してください(ローマ字表記でない場合は、受験時に本人確認ができないため試験を受けられません)。

さいごに「通信の設定」と「秘密の質問」を入力し、画面最下部の左側にある「送信」ボタンをクリックしましょう。

(7)以下の画面が表示されたら、初回ログイン時の手続きはすべて完了です。なおこれらの手続きが完了すると、Oracle Testing ID が自動的に割り当てられ、画面右上に表示されます。
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なお、ここまで解説した初回ログイン時の手続きについては、受験日時の 48 時間前までに済ませておくことが必須です。

また初回ログインの手続き完了したら、CertView 画面左側にある「アカウント情報」の「アカウント情報の表示/編集」メニューをクリックし、ご自分のお名前がローマ字表記であることを必ず確認してください。

もし氏名がローマ字表記でない場合は、本人確認ができないため試験を受けることができません

姓名をローマ字に変更する場合は、CertViewの画面左側「アカウント情報」→「氏名の変更」を選択し、ローマ字表記に変更しておきましょう。

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2-3. Oracle認定Javaプログラマ試験に申込む

2-1と2-2の作業が完了したら、いよいよ試験の申し込み手続きを完了させましょう。

(1)2-2で登録したオラクル認定システム(CertView)にログインし、画面左側の「ピアソンVUEサイト」を選択してクリックします。
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(2)以下の表示どおり「ピアソンVUEサイト」に遷移するので、表示言語を英語から日本語に変更しましょう。
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(3)ダッシュボード内にある Oracle 認定プログラム試験/「試験を表示」ボタンをクリックし、受験する試験名を選択します。その後、画面にしたがって必要な手続きを行ってください。
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以上で試験の申込みは完了です。

試験当日は、ダッシュボードの「今後の受験予約」 に表示されている試験名を選択して、受験を開始します。

もし試験の申込みや受験の際にエラーが発生した場合は、以下の連絡先に問い合わせて確認しましょう。

【お問合せ先】ピアソンVUE社のコールセンター
▶URL:https://www.pearsonvue.co.jp/Contact-Us.aspx
▶営業日:土・日・祝日および年末年始を除く午前9時~午後6時

なおピアソンVUE公認テストセンターで受験する場合は、試験開始の15分前までに試験会場へ入室することが必須です

当日は、署名と身分証明書の提示が必要となります。公式に認められている身分証明書については、ピアソンVUE社のサイトで確認してください。

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3. Oracle認定Javaプログラマの受験方法と結果確認の方法は?

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また、Oracle認定JavaプログラマBronze試験の受験方法は、以下の2種類。

  • 監督付き試験(ピアソンVUE社テストセンター、またはオンライン)
  • 監督なし試験(オンライン)

これまで監督付きの試験を受ける場合はピアソンVUE社テストセンターに出向いて受験しなくてはなりませんでしたが、2020年5月4日より「自宅または職場」にてオンラインでも監督付き試験が受験可能となりました。

監督付き試験(オンライン)では、英語と日本語のどちらの言語でも受験可能ですが、本人確認などの手続きについては英語でのコミュニケーションのみとなりますのでご注意ください。

またオンラインと試験会場では受験方法が異なるため、くわしい内容については、以下の公式サイトで事前に確認しておきましょう。

参考:
試験のお申込みと受験|Oracle University
オラクル認定試験のオンライン試験(監督付き)での受験が可能になりました|Oracle Master[]
 
Oracle認定Javaプログラマの合否結果は、試験終了後30分後に発表されます。

具体的な確認方法については、以下のリンク先で確認してください。

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4. Bronzeの試験対策に必携!おすすめの参考書と問題集4冊

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画像出典:Amazon

Oracle認定Javaプログラマの試験対策方法は、一般的に次の流れでおこないます。

1:初心者の場合は、まずJavaの基礎が身につく入門書を用意して理解を深める
2:試験対策用の問題集を数冊用意して実際に問題を解いてみる
3:不明点が出た場合は、参考書で調べたり学習サイトで質問して解決する
4:問題集を解き終えたら巻末の模擬試験にトライして、時間配分を考えながら解く練習をする

とは言うものの、オブジェクト指向の概念についての理解が非常に難しいため「Javaは初心者にとっては難易度が高めの言語である」という声をよく耳にするかもしれません。

そんな初心者の方におすすめの試験対策本は、こちらの4冊。

【入門書】スッキリわかるJava入門 第3版(スッキリシリーズ)
【黒本】徹底攻略Java SE Bronze問題集[1Z0-818]対応
【紫本】オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Bronze SE
【白本】オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Bronze SE スピードマスター問題集

内容の詳細については、各リンク先にて紹介しています。Javaの基本をスムーズに理解しやすい参考書や、Java資格対策の定番書籍である、黒本・紫本・白本についても解説しているのでぜひ読んでみてください。

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5. Bronze試験に最短ルートで合格するための勉強方法とは?

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続いては、Bronze試験に最短ルートで合格するための効果的な勉強方法とスケジュールについてチェックしておきましょう。元プログラマである筆者の経験をもとに解説するので、ぜひ参考にしてください。

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5-1. 効率よく学ぶための学習時間とスケジュール

一般的に、Java初心者が「Oracle認定Javaプログラマ Bronze」の合格を目指すにあたって必要な学習時間は、平均40~50時間だと言われています。

そのため、決められた学習時間を確保しやすい学生さんやフリーターの方は、1日あたり3.5時間~5時間の学習を10~15日間続ける…というスケジュールで学習をすすめれば、合格に向けて必要な知識を習得できるということになります。

一方、平日日中に仕事をしている社会人の方は、毎日決まった学習時間を確保することは難しいかもしれません。

しかしそんな場合でも、1日あたり2時間~3時間の学習を20~25日間続けることで、合格に必要な知識習得が可能となります。

さらに具体的な学習スケジュールについては、以下のとおり。

Oracle認定Javaプログラマ Bronzeの学習スケジュール例
第1週
(1日目~8日目)
インプット ✔ Javaの基礎を習得する
第2週
(7日目~14日目)
アウトプット ✔ 問題集&参考書で試験対策する
✔ 模擬問題で総仕上げする
第3週
(15日目~)
✔ 第2週の繰り返し学習

 
Bronze試験に限らず、資格試験の対策勉強を効率よく進めるためには、「インプット→アウトプット」の流れで学習することが重要です。

「インプット」とは、参考書を読んで、理解・暗記すること。そして「アウトプット」とは、問題集や模擬試験を実践的に解くことです。

そんな時は先ほどご紹介した書籍が役立ちますが、さらに具体的な使い方はこんな感じです。
 

第1週(インプット)

スッキリわかるJava入門 第3版 (スッキリシリーズ)」などの入門書と、こちらの記事を参考にご自分に合ったプログラミング学習サイトを併用して、Javaの基礎をしっかりと学びましょう。
 

第2週~第3週(アウトプット)

「【紫本】オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Bronze SE(試験番号1Z0-818)」と「【黒本】徹底攻略Java SE Bronze問題集[1Z0-818]対応」を用意してひたすら問題を解いて不明点をつぶします。

時間に余裕があったら「【白本】オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Bronze SE スピードマスター問題集(試験番号1Z0-818)」にもトライして、知識を深めておくのもおすすめです。

そして試験直前の総仕上げには、時間配分を考慮しながら模擬問題を繰り返し解きましょう。

より詳しく勉強にかかる時間を知りたい方は、以下のリンク先で確認してみてください。

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5-2. 合格率を上げるために注意すべきポイントとは?

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今回ご紹介した黒本・紫本・白本には、それぞれの巻末に模擬問題が用意されています。

Oracle認定Javaプログラマ Bronzeの試験問題には、ひっかけ問題が数多く潜んでいるとも言われていることから、対策本で勉強するにあたっては、以下の項目に注意しながら問題に挑むと自ずと合格率も上がるでしょう。

問題集や模擬試験を丸暗記しない
「なぜ、このコードになるのか?」「自分で書くならどういったコードを書くか?」といった視点でよく考え、コードレビュー *2 をおこなう流れで解答する

*2:コードレビューとは、誰かが作成したソースコードを他者がチェックし、問題のある記法やバグがないかを確認すること

コードレビューは、プログラムの品質を高める目的だけでなく、より良いコードの書き方を提案するためにはなくてはならない工程です。

今後プログラマーとして現場で活躍するうえでも重要なスキルとなるため、今のうちからじっくりコードを読むクセを付けつつ、自分で考えて書く練習をすると、実際の試験でも合格する確率がぐんと高まることでしょう。

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6. Java Bronze試験で初心者が間違いやすい5つの問題とは?解答と対策も解説

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続いては、Java Bronze試験において、初心者の方が特に引っかかりやすい問題と対策方法を5つ紹介します。

確認すべき重要なポイントを交えながらQ&A形式で解説するので、これからJava Bronze試験を受ける方はぜひ試験対策の参考にしてください。

【Q1】引数ありのコンストラクタしか宣言されていない場合に、引数を指定しないでインスタンス化をしたら、どうなる?

A1. コンパイルエラーが発生します。

Java Bronze試験でよく出題されるのは、このデフォルトコンストラクタの問題です。

デフォルトコンストラクタとは、コンストラクタを1つも定義していない時だけ自動作成される、引数のないコンストラクタのこと。したがって、別に引数ありのコンストラクタを宣言した場合、引数のないコンストラクタは自分で宣言する必要があります。

▪ Sample.java

public class Sample {
  Sample(String str){
    System.out.println(str);
  }
}

▪ Main.java

public class Main {
  public static void main(String[] args) {
    Sample s = new Sample(); // ←この行でコンパイルエラー発生
  }
}

この例の場合、Sample.javaに

  Sample() {
    System.out.println("A");
  }

のような形で、自分で宣言します。

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【Q2】配列の正しい宣言方法は?

A2. 配列の正しい宣言方法には、以下の3種類の方法があります。

String[] ar1 = new String [5]; // 宣言のみ

String[] ar2 = { "りんご", "いちご"}; // 配列の各要素を初期化

String[] ar3 = new String[] { "なし", "もも" };// 宣言と配列の各要素を初期化

配列の宣言方法には、これら3つの方法があるため、引っ掛け問題としてよく出題されます。

そのため、問題集に出題されている宣言方法をコードに起こして、どの宣言方法はコンパイルエラーが発生しないのかを確認しながら、しっかり覚えておきましょう。

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【Q3】拡張for文を利用すると、配列の中身はどう参照できるの?

A3. 拡張for文は、配列の0番目から1つずつ中身を参照できます。

int[] ar = {1, 5, 3};
for (int i : ar) {
  System.out.println("i = " + i); // 「i = 1」、「i = 5」、「i = 3」と出力
}

Java Bronze試験では、拡張for文の問題がよく出題されます。

拡張for文とは、配列などのすべて要素を順番に取り出す文法です。上記の例を見ただけでは動作がわからないという方は、実際にコードを実行して動作を確認しましょう。

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【Q4】staticメソッドからは、同じクラス内のどのメソッドや変数も参照できる?

A4. staticメソッドからは、staticがついていないメソッドと変数は参照できません。

したがって、同じクラスのインスタンスメソッドやインスタンス変数を参照しようとすると、コンパイルエラーが発生します。

staticメソッドとstatic変数は、インスタンスを生成せずに利用できる点も特徴です。こちらもJava Bronze試験によく出題される問題ですので、心配な方は重点的に復習しておきましょう。

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【Q5】サブクラスでスーパークラスのメソッドを実装(オーバーライド)するには?

A5. スーパークラスのメソッドを継承したサブクラスにて、同じメソッド名で実装します。

オブジェクト指向の特徴の一つに、「継承」という考えがあります。

継承というのは、親クラスの変数やメソッドを子クラスでも利用できるようにすることです。またJavaでは、親クラスを「スーパークラス」、子クラスを「サブクラス」と呼びます。

そのサブクラスでスーパークラスのメソッドを上書きするには、次の4つの条件をすべて満たす必要があります。

1. アクセス修飾子の公開範囲 メソッドのアクセス修飾子が同じ
 または
メソッドのアクセス修飾子より公開範囲が広い
2. 戻り値の型 メソッドの戻り値と同じ型
 または
メソッドの戻り値の型から見たサブクラス
3. 引数の型と数 メソッドの引数の型や数が同じ
4. メソッド名 メソッド名が同じ

 
このように、親クラスのメソッドの処理をサブクラスのメソッドの処理で上書きすることを「オーバーライド」と言います。オーバーライドに関する問題では、上記4つの条件を満たす選択肢があるかどうかを必ず確認しましょう。

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7. テンポよくスピーディーに回答するのがBronze試験合格へのカギ!

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Oracle認定Javaプログラマ Bronzeの試験時間は65分で、出題数は60問です。そのため、1題あたり1分を目安にテンポよくスピーディーに回答していかないと制限時間内に終えることができません。

そして合格ラインは60%。ということは、36問正解すればOKですが、分からない問題に遭遇した場合は、一旦スキップして、後から見直しをするなど、ゆとりを持った時間配分で試験に挑みましょう。

筆者の経験上、Javaの基礎をしっかりと理解したうえで、参考書と問題集を併用して試験対策をすれば、Java初学者からの合格もそう難しくはありません。

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8.【まとめ】Oracle認定JavaプログラマBronzeの試験対策におすすめの本

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最後は、こちらでご紹介した「Oracle認定JavaプログラマBronzeの試験対策におすすめな4冊」についての詳細をまとめました。

Javaの基礎さえしっかり理解すれば、Javaのプログラミングがきっと楽しくなること間違いありません。

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初心者必携!Javaの基本がゼロから学べる定番の入門書

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スッキリわかるJava入門 第3版(スッキリシリーズ)

中山 清喬/国本 大悟(著)

▸単行本(ソフトカバー):768ページ
▸出版社:インプレス
▸発売日:2019/11/15

出典:Amazon

最初にご紹介するのは、初心者の方がつまづきやすいポイントを重点的に解説した定番の入門書。

発売から8年で総計40万部到達した大人気シリーズだけあり、どんな方でも飽きることなくスッキリ、楽しく、グングンJavaが身に付く仕掛けになっています。

著者が実際に手がけた開発プロジェクト現場での体験や、多くの講師経験をもとに、いろいろな角度から具体的で的確なアドバイスを行っているため、「なんとなくJavaを使っているけれど、オブジェクト指向の理解には自信がない」「過去にトライしたけど学習の途中で挫折してしまった」という方にもおすすめの一冊。

またプログラミング入門者のネックとなる「開発環境の準備」と「多発するエラーへの対応」には、PCやスマホのブラウザでコーディング・コンパイル・実行ができる仮想開発環境「dokojava」が付属しています。

とはいえ、ひとくちに初心者といっても「プログラミングを学ぶこと自体が初めて」の方だけでなく、「他の言語は学んだことがあるけどJavaは初めて」な方もいることでしょう。

よりご自分のレベルにぴったりな入門書を探したい方や学習サイトと併用しながら学びたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。

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【黒本】対策問題集+本番さながらの模擬試験ならこの一冊!

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徹底攻略Java SE Bronze問題集[1Z0-818]対応

志賀澄⼈(著) /⼭岡敏夫(著)/ 株式会社ソキウス・ジャパン (編集)

▸単行本(ソフトカバー):334ページ
▸出版社:インプレス
▸発売日:2020/6/19

出典:Amazon

Java資格対策書で人気の徹底攻略シリーズから、2020年開始のJava Bronze SE試験[試験番号: 1Z0-818]に対応した問題集が登場。

講師経験が豊富な著者が、解き進めるだけで自然と体系的な知識が身に付くよう問題を厳選し、構成しました。
教科書を超えるやさしく丁寧な解説で、初心者でもつまずくことなくJavaの基本、試験で問われるオブジェクト指向がよくわかります。

巻末には実際の試験を体験できる模擬試験1回分を収録しているほか、Webよりさらにもう1回分(PDF)をダウンロードいただけます。

本書一冊で、“一発合格”に必要な「知識」と「問題を解く力」がしっかりと身に付きます。
引用:Amazon

「徹底攻略」のタイトルで知られている定番の問題集といえば、こちらの「黒本」。出題範囲を完全に網羅した内容となっているだけでなく、つまづきやすいポイントに対する解説も丁寧なので、”参考書なしでも理解できる” と初心者にも評判の高い一冊です。

巻末には実際の試験と同じ環境で模擬試験にトライできる「総仕上げ問題」も2回分付属。Kindle版だと少しお安く購入できるので、お好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

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【紫本】Oracle社認定!サンプルコードをDLして学べる参考書

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オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Bronze SE(試験番号1Z0-818)

山本 道子(著)

▸単行本(ソフトカバー):400ページ
▸出版社:インプレス
▸発売日:2020/7/20

出典:Amazon

初学者にやさしい「テキスト&問題集」で完全攻略!

日本オラクルが主催する「Javaプログラマ試験」の中で入門資格として根強い人気を誇る
「Bronze」の最新試験に対応したテキスト&問題集。

(試験番号は1Z0-818、2020年2月に上位資格のSilver・Gold SE11に合わせてリリース。)
大人気講師によるわかりやすい解説と、豊富な練習問題(模擬試験2回分含む)が収録された決定版!
引用:Amazon

Oracle社認定の教科書と言えば、この「紫本」。黒本が問題集なのに対し、こちらは参考書となっているので、紫本で基本的な知識をインプットしてから黒本でアウトプットするという学習方法もおすすめです。

本書で出てくるサンプルコードはすべてダウンロード可能なので、自分の手を動かしながら知識を習得することも可能。また要点チェックシートも付属しているので、試験直前の見直しにも活用できます。

また最初に黒本を解いてから分からない箇所を紫本で復習するという方法もあるので、これから対策勉強をはじめる方はこの2冊を用意しておくと万全と言えるでしょう。

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【白本】Oracle社認定の学習書だから問題集も模擬試験も充実

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オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Bronze SE スピードマスター問題集(試験番号1Z0-818)

日本サード・パーティ株式会社(著)

▸単行本(ソフトカバー):384ページ
▸出版社:翔泳社
▸発売日:2020/8/26

出典:Amazon

• 大増量! 分野ごとの練習問題+本番さながらの模擬試験2回分を収録
• 問題も解説もすべて紙面に掲載。だから学習しやすい!
• 各問ごとに詳しい解説。問題を解いていくうちにみるみる実力アップ!
• 図や表が多く、初心者でも安心!
• 読みやすく分かりやすい2色刷!
• サンプルコード付なので、手を動かしながら学習できる!
• Java教育に定評のある著者による書き下ろし
• 問題の重要度がわかるアイコン付き
引用:Amazon

この白本もOracle社認定の参考書ですが、紫本と違ってこちらは問題集です。時間に余裕のある方は、黒本と白本の2冊を解いておくと、かなり高いレベルまで知識を深められるでしょう。

Oracle認定Javaプログラマ試験の出題傾向を徹底的に分析して問題が作られているだけでなく、試験勉強以外の知識も学べるので、将来的にSilverの取得も目指している方は揃えておく価値が大いにあるはず。

したがってBronze試験の合格率をさらにアップさせたい方や黒本だけでは物足りないという方にも、ぜひおすすめの一冊です。

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9. Javaの基礎を無料で学ぶなら「プログラマカレッジ」がおすすめ!

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とはいえ「やっぱり独学でJavaを習得するのは難しそう…」と思った方も中にはいるかもしれません。そんな時は、受講料が無料の「プログラマカレッジ」で、私たちと一緒に基礎から学んでみませんか?

パソコンが苦手な方やIT業界の経験がまったくない方でもご安心ください。パソコンの基本知識から実務に対応できるプログラミングスキルまで、すべてゼロからマスターできますよ。

さらに業界に精通したアドバイザーや経験豊富なプロの講師陣が就職をしっかりとサポート。上京就活生にはホテルの宿泊費も負担してくれるので、地元から離れても安心して就職活動に専念することが可能です。

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ご自分に合った方法でJavaの基礎を学びながらBronze取得を目指し、これを足掛かりに、ぜひSilverやGoldといったグローバルな資格取得にもチャレンジしてみてください。

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