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論理的思考とは?プログラミングとの関係をわかりやすく解説します

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プログラマカレッジ編集部

未経験からプログラマーになりたいと考えてる皆さまに、プログラミング言語の基礎知識や、プログラマーとしての転職ノウハウ、転職に役立つ資格、IT業界情報など、お役立ちコラムを配信しています。

論理的思考という言葉は聞いたことがあるけれど、どんなものかよくわからない方のために、わかりやすく解説します。さらに、論理的思考とプログラミングとの関係やプログラミング的思考との違いについても解説。論理的思考について知りたい方はぜひご覧ください。

なお、未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。

最終更新日:2022年9月6日

1. 論理的思考とは

論理的思考とは、ものごとを考える方法のひとつです。筋道を立てて、課題から結論を考えます。以下の項目で、詳しく解説します。

 

1-1. 物事の筋道を考える方法

論理的思考とは、冒頭で解説した通り筋道を立てて考える方法のことです。

論理的思考を進めるために有効な手法のひとつが「なぜなぜ分析」です。課題に対して「なぜ」を繰り返しながら追求を進めます。一般的には5回繰り返すとされていますが、課題に合わせて回数を調整しても構いません。

プログラミングのスキルがなかなか身につかないことを課題とした例を考えてみましょう。

プログラミングスキルが身につかない

▼(なぜ?)

学習時間が足りない

▼(なぜ?)

自宅で勉強できていない

▼(なぜ?)

帰宅すると疲れて横になってしまう

このように、「なぜ?」を繰り返すと、根本的な原因が見えてきます。最後に「ではどうする?」と考えることで、問題の解決策が見つかります。例えばこの場合なら「帰宅前にカフェで勉強する」といった解決策が考えられるはずです。

他にも、ロジックツリーやパーセプションマップなど、論理的思考をサポートするフレームワークは数多くあります。まずは、何か課題が発生した時に、フレームワークを利用して考えてみると論理的思考がどんなものかわかりやすいでしょう。

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1-2. これからの社会に必要な能力

2020年には、小学校でプログラミング教育が必修化されました。プログラミングももちろん重要なスキルです。しかし、必修化の狙いは、将来に向けてプログラミングを行う際に常に使われる「思考」を身につけることです。

論理的思考力は、ビジネスの現場でも求められる場面が多い思考方法です。そのため、企業や組織は高い論理的思考力を持った人材を求めています。論理的思考ができる人物は、仕事の生産性が高いと考えられていることも、企業が高い論理的思考力を持った人材を求める理由です。

また、論理的思考力は相手に何かを伝える時にも重要な能力です。相手の考えに合わせて情報を誤解なく適切に伝えるためには、自分のこだわりや常識に固執せず、相手に合わせて情報を整理する必要があります。

つまり、論理的思考力は、人との関わりの中でビジネスを進めていくにあたって必須のスキルだと言えるでしょう。社会人として論理的思考力を身につけておけば、それだけで有利になる可能性があります。

参照:小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について

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1-3. プログラミング的思考との違い

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「論理的思考」と合わせて耳にしたことがある用語に「プログラミング的思考」があるのではないでしょうか。ふたつの違いがわからないと感じる方もいるかと思いますが、上記で紹介した図の通り、プログラミング的思考は論理的思考の中に内包されるものです。

論理的思考は、筋道を立てて問題を解決する方法を探る考え方です。プログラミング思考では、論理的思考の考え方に加えて、効率よく課題を解決することまで考えます

例えば、上記でも紹介した「プログラミングスキルがなかなか身につかない」という課題の例を考えてみましょう。

プログラミングスキルが身につかない理由は、学習時間の不足だけではありません。ほかにも、次のような理由が考えられます。

• 教材の難易度が自分に合っていない

• 学習の目的が曖昧でモチベーションが上がらない

• エラーが直せず先に進めない

こうした課題を洗い出し、それぞれに解決策を考えるのが論理的思考です。

一方プログラミング的思考では、洗い出した課題の中から、もっともプログラミング学習を妨げていると考えられる理由をピックアップします。例えば「エラーが直せず先に進めない」が大きな課題であった場合、それに対する解決策として次のような項目を考えます。

• 自力で調べ続ける

• SNSなどで質問する

• プログラミングスクールに通う

この中から、自分にとって最も効率が良いと考えられるものを選びます。これが、プログラミング的思考です。

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2. プログラミングに論理的思考は必要?

プログラミングには論理的思考が必要だとよく言われますが、なぜ必要なのですか?
プログラミングは、コンピューターに指示を出す作業です。適切な指示を出すために、論理的思考が必要なのです。以下の項目で、詳しく解説します。

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2-1. コンピューターは論理的な指示を出さないと動かない

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人間は曖昧な指示でも、ある程度自分の経験などから言いたいことを補完して考え動いてくれますが、コンピューターは、人間がプログラミングを使って細かく指示を出さなければ動きません。プログラミングの際は、1文字スペルを間違えただけでも動かなくなることや意図しない動きをすることがあるほど、コンピューターには曖昧な指示はまったく通用しません。

筋道を立てて論理的に伝えるからこそ、コンピューターが混乱せず、意図した通りに正しく動きます。つまり、プログラミングにはコンピューターに正しく指示を出すという論理的思考が欠かせないのです。

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3. プログラミングは論理的思考力を鍛える

論理的思考力はどうしたら鍛えられますか?プログラミングを学習すると論理的思考ができるようになるのでしょうか?
はい、プログラミング学習で、論理的思考力は鍛えられますよ。

たとえば、プログラミングで課題を解決するためには、まず何をすれば課題を解決できるか考えます。次に、どのように作業を組み合わせれば効率よく問題を解決できるかを考え、それから考えたことをプログラムに落とし込んでいきます。
プログラムを思い通りに動かすためには、自分が知っている知識をどのように組み合わせるか考えなければなりませんし、知っている知識だけで必要な作業ができない場合は、他に使える手段がないか情報収集も必要です。

また、エラーが出てしまった場合には、どこで問題が発生しているのかを見つけ、的確に修正する必要があります。想定と違う動作をしているのはどこなのか、どうしたら修正できるのかを考えるためには、自分で書いたプログラムであっても客観的に見られなければなりません。

プログラミング学習でこれらを繰り返していくと、論理的に課題を解決するスキルが身につきます。
こうしたスキルは、プログラミング以外の場面でも大いに役立ちます。特に、ビジネスの現場では役立つことが多いでしょう。パソコンや通信に関するリテラシーの向上も期待できます。

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4. プログラミング学習を始めよう

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プログラミングを学習すると、論理的思考力やプログラミング的思考力が身につきます。それだけでなく、次のようにできることも数多くあります。

• 単純作業を自動化できる

• 趣味のWebサイトを作れる

• 副業ができる

プログラミングスキルを身につけておいて損はありません。

論理的思考が苦手だと感じている方でも、プログラミングを学習すれば自然と力を伸ばせます。プログラマカレッジは、基礎から実務で活かせるスキルまで完全無料で学べるプログラミングスクールです。パソコンとインターネットの経験があれば、プログラミング学習をスタートすることが可能です。事前の知識は全く必要ありませんので、プログラミングに興味がある方は是非私たちと一緒に学習を始めてみませんか?

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5. まとめ

プログラミング的思考は、論理的思考の一種です。論理的思考はビジネスの場で求められることが多いスキルであり、身につけておくと社会人としても有利になるでしょう。

プログラミング学習によって、論理的思考のスキルは伸ばせます。この記事を参考に、プログラミング学習の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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