未経験からプログラマーを目指しているものの「時間とお金をかけてまでプログラミングスクールに通うなんて意味ないのでは?」と思っている方も多いよう。ですが、エンジニアへの転職を実現するためにはプログラミングスクールに通うのが最も有効な手段であることに間違いありません。今回は、プログラミングスクール卒業後エンジニアに転職し、現在ライターとして活動している筆者の実体験を元に、スクールのメリットや選び方を解説します。
なお、未経験からITエンジニアへの就職・転職に興味がある方や未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2023年2月20日
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2020年4月から小学校でも必修化されたプログラミングは、今や次世代の社会人にとって必須のスキル。そんな風潮から、最近は「プログラミングスキルを身に付けるためにスクールに通いたい」と考える20代~30代が続々と増えています。
とはいえ、「プログラミングスクールに通ったとしても、本当に未経験から就職できるの?」と思っている人も多いようですが、プログラマーやエンジニアとして正社員になりたいのなら、プログラミングスクールに通うことが最短ルートであることには間違いありません。
その理由は次の3つです。
プログラミングスクールには、言語や技術ごとにたくさんの講座やコースが設けられています。例えばたとえば、こちら。
このように「どんなものを作りたいのか?」によっても、選ぶ言語が異なりますが、特定の言語のみを勉強したからと言って、必ずその職種に就けるわけではありませんし、就活において高く評価されるわけでもありません。
ではプログラミングスクールの卒業生が就活する際、企業側が何を一番重要視するのかというと、それは「学んだ言語を応用できるだけの基礎力が身についているかどうか」。
それに、初心者が複数の言語を一度に習得しようとすると相当な時間と忍耐力を必要としますが、プログラミングスクールで学べば、ご自分の目指す業界に合わせた言語を短期間で効率よくマスターすることが可能となるのです。
当然ながら、プログラミングを学ぶ過程では分からないこともたくさん出てきます。
節約しながらお金をかけずに学ぶ方法と言えば独学ですが、「独学でプログラミングを学んだ場合の挫折率は9割」と言われているのを耳にしたことがあるように、予期せぬエラーやバグを自己解決できずに途中で挫折してしまう方たちも大勢いるのが現実です。
そんな時、すぐ講師に質問できるのはプログラミングスクールならではの利点。また疑問点や不明点もその場で解決できるので、独学に比べて挫折せずに学習を進められることも、独学では得られない大きなメリットと言えるでしょう。
また就職支援付きのプログラミングスクールを選べば、履歴書の作成から面接対策まで、さまざまな就職サポートをまるごと受けることが可能です。
学生も社会人も、誰もがみな不安を抱える就職活動をまとめて支援してくれるプログラミングスクールは、未経験からプログラマーやエンジニアとして就職したい方にとって最適な環境です。
なかには、就活用のポートフォリオとしても活用できるWebサービスやアプリを、カリキュラムの中で制作できるスクールもあります。
気心の知れたメンターや講師に技術や知識の相談をしながら、業界専門のキャリアアドバイザーによる就活サポートを受けられるというのは、何もかもゼロからスタートする就活者にとっては何よりも心強い支えとなってくれるでしょう。
プログラミングスクール卒業後の主な就職先については、ぜひこちらの記事をご参考に。
プログラミングスクールを卒業したあとの初任給や年収、また将来的に稼げるようになるためのロードマップについては、以下の記事も参考にしてください。
続いては、実際にスクールに通って就職することができた筆者の実体験をもとに、プログラミングスクールのメリットを5つご紹介します。
プログラミングスクール経由でエンジニアに転職する以前、筆者は接客業界で働いており、IT業界は全くの未経験でした。プログラミングスクールに通う前に一度Javaを独学した経験はあるのですが、とにかく複雑でわからないことが多く、途中で挫折した経験もあります。
そんな筆者でも、プログラミングスクールに通ったことでエンジニアへの転職を実現できたことを踏まえつつ、ぜひ参考にしてみてください。
プログラミングスクールでは、実務でも通用するレベルのプログラミングスキルが短期間で身につきます。
その理由は、多くのプログラミングスクールが、現役エンジニアや元エンジニアを講師として採用しているからです。
筆者がプログラミングスクールを受講した際も、現役エンジニアと元エンジニアの講師から指導を受けられたのですが、開発現場で経験を積んだ講師から直に教わったことにより、プログラミングのコツやバグの解決方法、環境構築の方法といった実務に活かせるスキルを無駄なく習得することができました。
その結果、実際に、筆者がエンジニアとして初めて担当した業務では、プログラミングスクールで学んだJavaやデータベース(SQL)などのスキルを活かせたという経験があります。
プログラミングスクールでは、同期となる受講生たちと一緒に学べるため、独学よりもモチベーションを保ちやすいというのも特徴のひとつ。
プログラミングスクールを受講する人は、未経験からスタートしている人がほとんどでしょう。ですから、同じレベルの仲間と一緒に学習することで、ときに励まし合ったり、また競争相手として切磋琢磨できるという楽しみもあるのです。
独学でプログラミングを学ぶとつい孤独を感じたり、「まだ初歩の段階なのにつまずいてしまった」と感じ、モチベーションが下がってしまうことも。しかしスクールの受講生同士で情報交換を行うと、同じようなポイントで行き詰まっている人が意外と多いこともわかるので、何かと安心するものです。
このように、同じようなポイントで悩んだ受講生同士で教え合えるのも、プログラミングスクールならではのメリットと言えるでしょう。
プログラミングスクールは、受講時間や期間があらかじめ決まっています。
用意されたカリキュラムをこなすことで学習方法が自然と身につくため、今後新しいプログラミング言語を自分で勉強する際にも役立つでしょう。また受講期間も決まっているため、その期間内にスキルを習得することで、プログラミング学習を習慣化させる力も同時に身につきます。
IT業界は技術の変化が早いため、エンジニアとして成長し続けるためには、プログラミングを継続的に学習することがマスト。そのため、プログラミングを学習するクセやその方法が基礎から体得できるというのは、何よりも大きなメリットと言えるでしょう。
多くのプログラミングスクールでは、カリキュラムの中に「ポートフォリオ(成果物)の作成」が含まれています。ポートフォリオとは、簡単に言うと「自身のプログラミングスキルを証明するための作品」のことです。
プログラマーやエンジニアの就職においては、学歴や年齢よりもスキルや実績を重視される傾向が強いため、未経験からエンジニアになるためにはポートフォリオの制作は必須であると言えるでしょう。
もちろん、独学でもポートフォリオ作成は可能です。しかし独学でポートフォリオを作成しようとすると、「特に作りたいものがない」「なにから手を付ければいいかわからない」といった状況におちいりがちです。
その点プログラミングスクールでは、就活でアピールしやすいポートフォリオを課題として作成できるだけでなく、プロの講師がアイデアを出すためのサポートをしてくれるので、業界未経験から就職を目指す方にとっては何よりも心強いメリットです。
正しい学習方法でプログラミングを学ぶことによって論理的思考力が磨けるという点も、特筆すべきメリットと言えるでしょう。
論理的思考力とは、「ある目的を達成するための方法を順序立てて考えられる」または「筋道を立てて物事を説明する」スキルのこと。
「ロジカルシンキング」とも呼ばれるこの思考法は、物事の原因や問題点を突き止めるためには欠かせません。プログラミングにおいては、ロジカルな思考を軸としてコーディング作業を進める必要があるため、自ずと論理的思考力が磨かれていくのです。
たとえば、ログイン機能を持ったWebページを作成する場合。命令文に「入力されたログイン情報が正しければログインを実行して」とプログラミングしただけでは、コンピューターは処理を実行できません。
ではどうするのかと言うと、具体的に「ユーザー名に○○が入力されてパスワードに△△が入力された場合にログインを実行して」とプログラミングをしないと、コンピューターは理解してくれないのです。
このように物事を筋道を立てながら考えてアウトプットする論理的思考力は、プログラマーやエンジニア以外のあらゆる職種で働く際にも役立つスキルのため、ぜひ今のうちに身につけておきましょう。
ここまでご紹介したとおり、プログラミングスクールには数多くのメリットがありますが、逆にどのようなデメリットがあるのか。ここからは、プログラミングスクールに通うデメリットについて目を向けてみましょう。
無料のプログラミングスクールに通うなら話は別ですが、有料のスクールに通うのであれば、受講費用が高額であることから、毎月の支払いが大変になることも。たとえ分割払いを選択したとしても、支払回数によっては所定の手数料で元金が膨れ上がる場合もあるでしょう。
「エンジニアになれば受講費用の元が取れる」といった意見もありますが、予算に余裕が無い方やアルバイトを掛け持ちする学生にとって、高額な受講費用のローンは当面の生活費に大きな負荷をかけてしまう可能性もあるかもしれません。
残念ながら、プログラミングスクールを卒業したからといって、必ずしも就職に成功するというわけではありません。それは個人の努力量によるプログラミングの習得レベルや、スクールの営業力によっても就職成功率は変わってくるからです。
またプログラミングスクールは受講者の学習や就職をサポートするものであり、就職を100%確約するものではありません。
とはいえ、自ら積極的にプログラミング学習に取り組み、面接対策にも力を入れてくれる就職成功率の高いプログラミングスクールに通いさえすれば、就職に成功する確率は限りなく100%に近づくでしょう。
でも、いざ自分が通うプログラミングスクールを決めようとはしてみたものの、あまりの数の多さに「何を基準に選んだらいいのだろうか?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ここからは「高校生・大学生」と「20代〜30代の大人」の2パターンに分けて、ご自分の年代に合ったプログラミングスクールの選び方をご紹介します。元エンジニアの筆者が、これまでの実体験を元に失敗しないで選ぶコツを解説するのでぜひ参考にしてください。
まず、高校生や大学生がプログラミングスクールを選ぶ場合は、以下3つのポイントを基準にすると良いでしょう。
プログラミングスクールの受講費用は、数十万円以上するケースがほとんど。高校生や大学生にとって、数万円以上の受講費用は決して安い金額ではないでしょうし、不安定な社会情勢の中で毎月決まった支出が続くのは精神的にも負担がかかってしまいます。そのため、受講費用を抑えたいなら学割を行っているスクールや、受講費用が無料のスクールがおすすめです。
また、本格的にエンジニアへの就職を目指しているのなら、就職サポートが受けられるプログラミングスクールを選ぶと最短ルートで就職しやすい傾向に。
とはいえ「無料のプログラミングスクールはサポートが充実していないのでは?」と思う人も多いでしょう。しかし、無料のスクールでも充実した就職支援が受けられるケースは多く、実際に筆者も無料のプログラミングスクールからエンジニアに転職しています。
無料スクールのくわしいカリキュラムや就職先などが気になった方は、一度IT業界の就職専門家に無料で相談してみると、あなたに最適なプランを提案してもらえるはずですよ。
一方で、20代~30代の社会人の方がプログラミングスクールを選ぶなら、以下の3つの項目をよく確認しましょう。
これからエンジニアへの転職を目指しているなら、「就職保証やサポートが受けられるか」という点をチェックしましょう。履歴書・職務経歴書の作成や、面接対策などのサポートが受けられるプログラミングスクールや、就職率が95%以上のスクールがおすすめです。
また、働きながらプログラミングスクールを受講しようとしている人は、受講できる時間帯も必ず確認しましょう。「18:00以降に受講したい」と考えていても、夜間に対応していないプログラミングスクールを選んでしまうと、学習時間の確保が難しくなってしまいます。
中には給付金対象のプログラミングスクールもあるため、キャッシュバックを受けながらスキルアップしたい方はそちらもあわせてチェックしておきましょう。
*1:一定の受給要件を満たす方に対し、受講料金の20%(最大10万円)をハローワークが支給してくれる厚生労働省の教育訓練給付金制度のこと
IT専門のキャリアアドバイザーが直伝する、プログラミングスクールの選び方や賢い学び方については、以下の記事も要チェック。
転職に強く受講料金が安いオンラインプログラミングスクールについては、こちらの記事も参考にしてください。
プログラミングスクールには無料と有料があるだけでなく、「オンライン型(通信型)」と「オフライン型(通学型)」の2種類にも分かれています。ここでは、各スクールのメリット・デメリットのほか、どのような人におすすめなのかについても解説していきましょう。
近年は新型コロナウイルスの影響により、基本的にオンライン型のプログラミングスクールが主流となっていますが、オンラインプログラミングスクールのメリットとデメリットは、以下の通りです。
■ メリット
オンラインプログラミングスクールは、時間や場所に縛られない上に、通学する必要がない点が大きなメリットと言えるでしょう。
オンラインなら、パソコンやインターネットに繋がる環境があれば、どこでも学習可能。また通学にかかる時間をプログラミング学習にあてられるため、学習時間も増やせるでしょう。動画形式で学習を進めるスクールがほとんどですが、わからないことがあれば随時質問が可能です。
■ デメリット
オンラインプログラミングスクールでは、不明点はチャットで質問する場合がほとんど。そのため、スクールによっては質問の回答に時間がかかる場合もあるかもしれません。また、中には「ひとりではモチベーションが保ちにくい」と感じる人もいるかもしれませんが、サポートが手厚いスクールを選んでおけば心配無用です。
■ こんな人におすすめ!
一方、通学型プログラミングスクールに通うメリットとデメリットは、次の通りです。
■ メリット
通学型プログラミングスクールの大きなメリットは、対面での質問が可能という点です。講師に直接質問できるため、リアルタイムでの回答がもらえます。また、他の受講生と一緒に勉強できるため、モチベーションアップに繋がることも。
講座の開講日や時間が毎週決まっているプログラミングスクールなら、定期的に学習する習慣が身につくだけでなく、プロの手元をその目で見ながら技術を体得することも可能です。
■ デメリット
通学型プログラミングスクールの場合、受講期間中は決まった場所に通学しなければなりません。また受講時間も決まっているため、仕事やプライベートの予定を調整する必要も。さらに、地方在住の方で受講したいプログラミングスクールが首都圏にある場合は、希望コースの受講が難しいケースもあるでしょう。
■ こんな人におすすめ!
また「国外で本場のプログラミングを学びたい」「英語スキルも伸ばして海外のIT企業で働いてみたい」という方には、海外/留学型のプログラミングスクールもおすすめです。オンラインに対応しているスクールや、留学した帰国後にプログラミングを学べる「スマ留」のような留学スタイルもあるので、英語に抵抗のない方は選択肢に入れてみても良いでしょう。
プログラミングは書籍や動画、無料の学習サイトなどで独学することも可能ですが、果たしてプロとして活躍できるだけのスキルは身につくのでしょうか?最後は、独学で学んだ場合のメリットとデメリットについてご紹介します。
■ メリット
■ デメリット
独学の主なメリットは、費用を抑えられるため節約になることと、自分のペースで学習できることです。自分で学習プランやスケジュールを立てられる人には、独学も向いていると言えるでしょう。
一方で、つまずいたときに相談できる講師やメンターがないため、挫折しやすいというデメリットも。
筆者もJavaを独学した際に、「学習手順がわからない」「どう調べればいいかわからない」といった状況になってしまい、途中で挫折してしまいました。プログラミングスクールに通った際は再びJavaを学習したのですが、エンジニアの講師に質問できたことで、過去に悩んでいた問題がたったの数分で解決したという経験があります。
また就職活動についても自力で進める必要があるため、未経験からプログラミングを学んで就職をゴールにしたい方にとって、独学は現実的な方法ではありません。とはいえ、筆者のようにあらかじめプログラミングに触れてからスクールに通うとそのぶん理解力が深まるので、まずは以下の記事を参考にして、無料の学習サイトにトライしてみると良いでしょう。
今回は、プログラミングスクールで学ぶさまざまなメリットについて、エンジニア経験のある筆者の実体験をもとに解説してきましたが、いかがでしたか?
プログラマーやエンジニアを目指している人の中でも、特に今は「お金をかけずに効率的に学びたい」と思っている人も多いでしょう。そんな方には、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」がおすすめです。
パソコンにはじめて触る高校生や、デスクワーク経験のないフリーターの方でも大丈夫。パソコンに関する基本知識から実務に対応できるITリテラシーまで、まったくの未経験からまるごとマスターできますよ。
業界に精通したアドバイザーや経験豊富なプロの講師陣が就職をしっかりとサポート。上京就活生にはホテルの宿泊費も負担してくれるので、地元から離れても安心して就職活動に専念することが可能です。
さらに面接対策や求人の紹介といった就職支援も受けられるため、未経験からプログラマーやエンジニアに就職するための近道になるでしょう。
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筆者は一度プログラミングに挫折しているだけでなく、学生時代もプログラミングには一切触れることなく過ごしてきました。そんな自分が、IT業界未経験から無料のプログラミングスクールを活用して、エンジニアに転職できたのですから、みなさんもきっと成功するはずです。
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