未経験からプログラマーを目指しているものの、「時間とお金をかけてまでプログラミングスクールに通うなんて意味がないのでは?」と思っている方も多いようです。しかし、エンジニアへの転職を実現するためには、プログラミングスクールに通うのが最も有効な手段であることは間違いありません。今回は、プログラミングスクールを卒業後にエンジニアに転職し、現在ライターとして活動している筆者の実体験をもとに、スクールのメリットや選び方を解説します。
なお、未経験からITエンジニアへの就職・転職に興味がある方や未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2024年12月5日
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2020年4月から小学校で必修化されたプログラミングは、今や次世代の社会人にとって必須のスキル。特に、デジタル化が進む現代社会において、プログラミングスキルの重要性はますます高まっており、「プログラミングスキルを身に付けるためにスクールに通いたい」と考える20代から30代の若者が続々と増え続けています。
とはいえ、「プログラミングスクールに通ったとしても、本当に未経験から就職できるの?」と思っている人も多いようですが、プログラマーやエンジニアとして正社員になりたいのなら、プログラミングスクールに通うことが最短ルートであることには間違いありません。
プログラミングスクールには、以下の例のように、言語や技術ごとに多くの講座やコースが設けられています。
• Webプログラミング :HTML/CSS、JavaScript、Java、PHP、Ruby、MySQLなど
• Webデザイン : HTML/CSS、JavaScript、Illustrator、Photoshopなど
• スマホアプリの開発 : Java、Kotlin、Swift、Flutter、ReactNativeなど
• データ解析やAI(機械学習の基礎)の開発 : Python、R、Juliaなど
• 2D/3Dゲームの制作 : Unity(C#、JavaScript)、Unreal Engine、Mayaなど
このように「どんなものを作りたいのか?」によっても、選ぶ言語が異なりますが、特定の言語のみを勉強したからと言って、必ずその職種に就けるわけではありませんし、就活において高く評価されるわけでもありません。
では、プログラミングスクールの卒業生が就活する際、企業側が何を一番重要視するのかというと、それは「学んだ言語を応用できるだけの基礎力が身についているかどうか」です。
また、初心者が複数の言語を一度に習得しようとすると相当な時間と忍耐力を必要としますが、プログラミングスクールで学べば、ご自分の目指す業界に合わせた言語を短期間で効率よくマスターすることが可能となります。そのため、結果として、就職活動やキャリアチェンジの際に即戦力として評価されやすくなり、自ずと希望する職種への道を開きやすくなるのです。
当然ながら、プログラミングを学ぶ過程では分からないこともたくさん出てきます。節約しながらお金をかけずに学ぶ方法と言えば独学ですが、一般的に「独学でプログラミングを学んだ場合の挫折率は9割」と言われているように、予期せぬエラーやバグを自己解決できずに途中で挫折してしまう方も大勢いるのが現実です。
そんな時、すぐに講師に質問できるのはプログラミングスクールならではの利点です。また、疑問点や不明点もその場で解決できるので、独学に比べて挫折せずに学習を進められることも、独学では得られない大きなメリットと言えるでしょう。
また、就職支援付きのプログラミングスクールを選べば、履歴書の作成から面接対策まで、さまざまな就職サポートを受けることが可能です。
学生も社会人も、誰もが不安を抱える就職活動をまとめて支援してくれるプログラミングスクールは、未経験からプログラマーやエンジニアとして就職したい方にとって最適な環境です。
就職支援付きのスクールのほとんどは、就活用のポートフォリオとしても活用できるWebサービスやアプリを、カリキュラムの中で制作することが可能ですが、気心の知れたメンターや講師に技術や知識の相談をしながら、業界専門のキャリアアドバイザーによる就活サポートを受けられるというのは、何もかもゼロからスタートする就活者にとって何よりも心強い支えとなるでしょう。
プログラミングスクール卒業後の主な就職先については、こちらの記事で解説しています。
プログラミングスクールを卒業した後の初任給や年収、将来的に稼げるようになるためのロードマップについては、以下の記事も参考にしてください。
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プログラミングスクールおすすめ比較ランキング22選【社会人向け】|サクフリブログ
続いては、実際にスクールに通って就職することができた筆者の実体験をもとに、プログラミングスクールのメリットを5つ紹介します。
そんな筆者でも、プログラミングスクールに通ったことでエンジニアへの転職を実現できたことを踏まえながら、ぜひ読んでみてください。
プログラミングスクールでは、実務でも通用するレベルのプログラミングスキルが短期間で身につきます。その理由は、多くのプログラミングスクールが、現役エンジニアや元エンジニアを講師として採用しているからです。
その結果、実際に、筆者がエンジニアとして初めて担当した業務では、プログラミングスクールで学んだJavaやデータベース(SQL)などのスキルを活かせたという経験があります。
プログラミングスクールでは、同期となる受講生たちと一緒に学べるため、独学よりもモチベーションを保ちやすいという特徴があります。
プログラミングスクールを受講する人は、未経験からスタートしている人がほとんどでしょう。そのため、同じレベルの仲間と一緒に学習することで、ときに励まし合ったり、また競争相手として切磋琢磨できるという楽しみもあるのです。
このように、同じようなポイントで悩んだ受講生同士で教え合えるのも、プログラミングスクールならではのメリットと言えるでしょう。
プログラミングスクールは、受講時間や期間があらかじめ決まっています。
用意されたカリキュラムをこなすことで学習方法が自然と身につくため、今後新しいプログラミング言語を自分で勉強する際にも役立つでしょう。また、受講期間も決まっているため、その期間内にスキルを習得することで、プログラミング学習を習慣化させる力も同時に身につきます。
IT業界は技術の変化が早いため、エンジニアとして成長し続けるためには、プログラミングを継続的に学習することが必須です。そのため、プログラミングを学習する習慣や方法を基礎から体得できるというのは、何よりも大きなメリットであると言えるでしょう。
多くのプログラミングスクールでは、カリキュラムの中に「ポートフォリオ(成果物)の作成」が含まれています。ポートフォリオとは、簡単に言うと「自身のプログラミングスキルを証明するための作品」のことです。
プログラマーやエンジニアの就職においては、学歴や年齢よりもスキルや実績を重視される傾向が強いため、未経験からエンジニアになるためにはポートフォリオの制作は必須であると言えるでしょう。
その点プログラミングスクールでは、就活でアピールしやすいポートフォリオを課題として作成できるだけでなく、プロの講師がアイデアを出すためのサポートをしてくれるので、業界未経験から就職を目指す方にとっては何よりも心強いメリットです。
正しい学習方法でプログラミングを学ぶことで論理的思考力が磨かれるという点も、プログラミングスクールに通う大きなメリットと言えます。
論理的思考力とは、「ある目的を達成するための方法を順序立てて考えられる」または「筋道を立てて物事を説明する」スキルのこと。
「ロジカルシンキング」とも呼ばれるこの思考法は、物事の原因や問題点を突き止めるためには欠かせません。プログラミングにおいては、ロジカルな思考を軸としてコーディング作業を進める必要があるため、自ずと論理的思考力が磨かれていくのです。
このように物事を筋道を立てながら考えてアウトプットする論理的思考力は、プログラマーやエンジニア以外のあらゆる職種で働く際にも役立つスキルであるため、ぜひ今のうちに身につけておきましょう。
無料のプログラミングスクールに通うなら話は別ですが、有料のスクールに通うのであれば、受講費用が高額であることから、状況によっては毎月の支払いが大変になることがあるかもしれません。それに、たとえ分割払いを選択したとしても、支払回数によっては所定の手数料で元金が膨れ上がる場合もあるでしょう。
とはいえ、「エンジニアになれば受講費用の元が取れる」といった意見もありますが、予算に余裕が無い方やアルバイトを掛け持ちする学生にとって、高額な受講費用のローンは当面の生活費に大きな負荷をかけてしまう可能性もあるかもしれません。
残念ながら、プログラミングスクールを卒業したからといって、必ずしも就職に成功するというわけではありません。なぜなら、たとえプログラミングスクールに通ったとしても、個人の努力量によるプログラミングの習得レベルや、スクールの営業力によっても就職成功率は変わってくるからです。
また、プログラミングスクールは受講者の学習や就職をサポートするものであり、就職を100%確約するものではありません。
しかし、いざ自分が通うプログラミングスクールを決めようとすると、あまりの数の多さに「何を基準に選んだらいいのだろうか?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ここからは「高校生・大学生」と「20代〜30代の大人」の2パターンに分けて、ご自分の年代に合ったプログラミングスクールの選び方について解説します。元エンジニアの筆者が、これまでの実体験をもとに、失敗しないためのコツを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
高校生や大学生がプログラミングスクールを選ぶ場合は、以下3つのポイントを基準にすると良いでしょう。
• 学割があるかを確認する
• 受講費用が不安なら無料のスクールを選ぶ
• 就職サポートを行っているかもチェックする
プログラミングスクールの受講費用は、数十万円以上するケースがほとんどです。それに、高校生や大学生にとって、数万円以上の受講費用は決して安い金額ではありませんし、不安定な社会情勢の中で毎月決まった支出が続くのは精神的にも負担がかかります。そのため、受講費用を抑えたいなら学割を行っているスクールや、受講費用が無料のスクールがおすすめです。
また、本格的にエンジニアへの就職を目指しているのなら、就職サポートが受けられるプログラミングスクールを選ぶと最短ルートで就職しやすい傾向にあります。
無料スクールの詳しいカリキュラムや就職先などが気になる方は、一度IT業界の就職専門家に無料で相談してみると、あなたに最適なプランを提案してもらえるはずです。
一方で、20代~30代の社会人の方がプログラミングスクールを選ぶなら、以下の3つの項目をよく確認しましょう。
• 就職保証や就職サポートはあるか
• 夜間や休日にも受講できるプログラミング教室か
• 教育訓練給付制度 *1 対象のスクールか
*1:給付金制度とは、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給される制度のこと。一定の条件を満たした方が専門実践教育訓練給付金を活用して先端スキルを習得する場合、最大70%の受講料金が還付される。
その場合は、履歴書・職務経歴書の作成や、面接対策などのサポートが受けられるプログラミングスクールや、「プログラマカレッジ」のように就職率が95%以上のプログラミングスクールがおすすめです。
また、働きながらプログラミングスクールを受講しようとしている人は、受講できる時間帯も必ず確認しましょう。たとえば、「18:00以降に受講したい」と考えていても、夜間に対応していないプログラミングスクールを選んでしまうと、学習時間の確保が難しくなってしまいます。
中には、給付金対象のプログラミングスクールもあるため、キャッシュバックを受けながらスキルアップしたい方は、そちらもあわせてチェックしておきましょう。
IT専門のキャリアアドバイザーが教える、プログラミングスクールの選び方や賢い学び方については、以下の記事でご確認ください。
また、転職に強く受講料金が安いオンラインプログラミングスクールについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
プログラミングスクールには無料と有料があるだけでなく、「オンライン型(通信型)」と「オフライン型(通学型)」の2種類があります。ここでは、各スクールのメリット・デメリットのほか、どのような人におすすめなのかについても解説していきます。
■ メリット
• 時間や場所に縛られず自分のペースで学習できる
• 通学にかかる時間や費用が不要でネット環境さえあれば学べる
• 地方からでも東京のプログラミングスクールを受講できる
オンラインプログラミングスクールは、時間や場所に縛られない上に、通学する必要がない点が大きなメリットと言えるでしょう。
オンラインなら、パソコンやインターネットに繋がる環境さえあれば、どんな場所にいても学習することができます。また、通学にかかる時間をプログラミング学習にあてられるため、学習時間も増やせるでしょう。動画形式で学習を進めるスクールがほとんどですが、わからないことがあれば随時質問が可能です。
■ デメリット
• 質問に対してすぐに回答をもらえないことがある
• 周りに仲間がいないのでモチベーションを保つのが難しい
• 学習環境を自分で用意する必要がある
オンラインプログラミングスクールでは、不明点はチャットで質問する場合がほとんど。そのため、スクールによっては質問の回答に時間がかかる場合もあるかもしれません。また、中には「ひとりではモチベーションが保ちにくい」と感じる人もいるかもしれませんが、サポートが手厚いスクールを選んでおけば心配無用です。
■ こんな人におすすめ!
• 自宅で好きな時間に学習したい人
• 通学の手間や交通費をかけたくない人
• 自分で調べながら自発的に学習できる人
■ メリット
• 対面で講師に直接質問できる
• 仲間がいるのでモチベーションを保ちやすい
• プロの手元を実際に見ながら体得できる
通学型プログラミングスクールの大きなメリットは、対面での質問が可能という点です。講師に直接質問できるため、リアルタイムでの回答がもらえます。また、他の受講生と一緒に勉強できるため、モチベーションアップに繋がることもあります。
講座の開講日や時間が毎週決まっているプログラミングスクールなら、定期的に学習する習慣が身につくだけでなく、プロの手元をその目で見ながら技術を体得することも可能です。
■ デメリット
• 通学する手間や時間がかかる
• 勉強できる時間や場所が決まっている
• 地方在住者は希望のスクールで受講できないこともある
通学型プログラミングスクールの場合、受講期間中は決まった場所に通学しなければなりません。また受講時間も決まっているため、仕事やプライベートの予定を調整する必要も。さらに、地方在住の方で受講したいプログラミングスクールが首都圏にある場合は、希望コースの受講が難しいケースもあるでしょう。
■ こんな人におすすめ!
• 対面で講師から教わりたい人
• 時間に余裕のある人
• 通いたい教室が地元にある人
また「国外で本場のプログラミングを学びたい」「英語スキルも伸ばして海外のIT企業で働いてみたい」という方には、海外/留学型のプログラミングスクールもおすすめです。オンラインに対応しているスクールや、留学した帰国後にプログラミングを学べる「スマ留」のような留学スタイルもあるので、英語に抵抗のない方は選択肢に入れてみても良いでしょう。
プログラミングは書籍や動画、無料の学習サイトなどで独学することも可能ですが、果たしてプロとして活躍できるだけのスキルは身につくのでしょうか?最後は、プログラミングを独学で学んだ場合のメリットとデメリットについて解説します。
■ メリット
• スクールに通うよりも費用を安く抑えられる
• 空いた時間を活用して自分のペースで学習できる
• 一から自力で調べるため問題解決力が身につく
■ デメリット
• つまずいたときに相談できる人が誰もいない
• 学習手順がわからないので途中で挫折しやすい
• 就職活動でどのようにアピールすればいいかもわからない
独学の主なメリットは、費用を抑えられるため節約になることと、自分のペースで学習できることです。自分で学習プランやスケジュールを立てられる人には、独学も向いていると言えるでしょう。
一方で、つまずいたときに相談できる講師やメンターがないため、挫折しやすいというデメリットもあります。
また、就職活動についても自力で進める必要があるため、未経験からプログラミングを学んで就職をゴールにしたい方にとって、独学は現実的な方法ではありません。
とはいえ、筆者のようにあらかじめプログラミングに触れてからスクールに通うとその分理解力が深まるので、初めて学ぶ方は以下の記事を参考にして、無料の学習サイトで予習をしてからプログラミングスクールに通うようにすると良いでしょう。
プログラマーやエンジニアを目指している人の中でも、特に今は「お金をかけずに効率的に学びたい」と思っている人も多いでしょう。そんな方には、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」がおすすめです。
パソコンにはじめて触る高校生や、デスクワーク経験のないフリーターの方でもご安心ください。パソコンに関する基本知識から実務に対応できるITリテラシーまで、まったくの未経験から習得することが可能です。
業界に精通したアドバイザーや経験豊富なプロの講師陣が就職をしっかりとサポートしてくれるので、異業種から転職される方でも安心して就職活動に専念することが可能です。
→ 就職支援付き無料プログラミングスクール「プログラマカレッジ」
さらに面接対策や求人の紹介といった就職支援も受けられるため、未経験からプログラマーやエンジニアに就職するための近道になるでしょう。
この記事を参考に、まずはご自分に合ったプログラミングスクールを見つけて、ぜひあなたもプログラマーやエンジニアとしての第一歩を踏み出してみてください。
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