プログラミングスクールに通おうと思っても、SNSやネット上での「無駄」「意味ない」「必要ない」「やめとけ」という声が気になって、受講に踏み切れない方も多いのではないでしょうか?本記事では、「プログラミングスクールは必要ないし意味がない」と言われている理由と「通っても無駄だった」と後悔しないための解決策を、元エンジニアが徹底解説。おすすめできないプログラミングスクールの特徴や失敗しないスクールの選び方もぜひ参考にしてください。
なお、未経験からITエンジニアへの就職に興味がある方や未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2024年4月11日
目次
SNSやブログ記事では、「プログラミングスクールなんて、無駄だし通っても意味がないからやめておいたほうがいい」という意見をよく目にしますが、「未経験からスクールに通ってエンジニアに転職できた」という成功の声もある一方で、なぜ一部では「無駄」と言われているのでしょうか。
【理由】
無料のプログラミングスクールなら毎月の支払いについての心配はありませんが、有料スクールに通った人の中には「高い受講料に見合った結果が得られなかった」と感じて卒業する人も多いようです。なぜなら、プログラミングが学べるスクールは数多く存在していますが、中には「カリキュラムが古い」「講師の質が低い」などの理由から、満足のいく結果が得られない場合もあるからです。
【解決策】
「せっかくお金を払ってプログラミングスクールに通ったのに、思っていたような学習効果を得られなかった」と後悔しないためには、事前にスクールのカリキュラムやサポート内容を確認しておきましょう。たとえば、Javaのスキルを身につけたいなら「Java言語やフレームワークが学べるスクールであるか」、またエンジニアに転職したいなら「就活支援サービスが付帯するスクールであるか」などを確認しておくことをおすすめします。
また、スクールによっては無料体験レッスンや無料の説明会を実施している場合もあります。そのため、WebサイトやSNSなどの情報だけで判断せずに、不安に思うことや疑問点をまとめたうえで積極的に参加し、スタッフの方の対応や教室の雰囲気などをその目で確認しておくと安心です。
【理由】
以前は、書籍で勉強する方法しかなかったプログラミングも、今やスマホアプリやパソコンでも簡単に学べるようになりました。そのため、わざわざプログラミングスクールに通わなくてもYouTubeや無料アプリ、プログラミングの学習サイトでも独学できるため、一部では「高額な料金のローンを組んでまで、プログラミングを学ぶのは無駄」と考える人も中にはいるようです。
【解決策】
趣味や教養などの目的でプログラミングを習得するのであれば、オンラインの学習サイトや無料アプリを活用すれば基本的な内容を学ぶことが可能ですが、プロの現場でも通用する実践的なスキルを身につけたい方や、未経験からエンジニアへの転職を目指している方であれば、プログラミングスクールに通ったほうが効率よく学習できるでしょう。
就職支援付きのプログラミングスクールでは、わからないことはその都度講師に直接質問できますし、就活時に持参できるポートフォリオの作成を支援してくれます。また、未経験可の求人紹介や面接対策など、就活面での手厚いサポートも受けられるのも、独学にはない大きなメリットでしょう。
【理由】
残念ながら、プログラミングスクールで数ヶ月学んだだけでは、どんな案件にも対応できる即戦力のエンジニアとなるのは不可能です。なぜなら、スクールで学べるのはプログラミングの基礎であって、実務に関しては未経験者であることには変わりないからです。そのため、スクールで学んでも実務経験は積めないことから「プログラミングスクールは必要ないし、通っても無駄である」と考える人も少なからずいるようです。
【解決策】
実務に活かせるスキルを身につけたいなら、現場経験の豊富な講師が在籍しているスクールを選びましょう。そうすれば、プロの現場でも通用する技術やスキルを惜しみなくレクチャーしてもらえるため、「スクールを卒業しただけで実務経験がない」という弱点をカバーできるからです。
こうした理由から、未経験者がプログラミングスクールを選ぶ際には、現役・元エンジニアの講師が在籍しているスクールで、なおかつ実務に活かせるスキルをレクチャーしてくれるスクールを選んでおくと、たとえ実務経験がなくとも自信を持って業務に挑めるでしょう。
【理由】
プログラミングスクールに通ったからといって、エンジニア転職への成功が確約されるわけではありませんし、必ずしもキラキラしたWeb系の自社サービス企業に就職できるわけではありません。また「システムエンジニアを目指している」という場合も同じく、卒業してすぐにSEとして働けることはまず不可能である、と言って良いでしょう。なぜなら、エンジニアへの転職を成功させるためには、スクールのサポートだけに頼らず自身で努力することも重要ですし、プログラマーとしての下積み経験も必須だからです。
【解決策】
転職成功率を上げるためには、スクール以外での自主学習や就職支援サポートをフル活用して面接対策にも力をいれましょう。また将来的にWeb系自社サービス企業のWebエンジニアになりたい方や、大手SIerのシステムエンジニアとして働きたい方は、まずはプログラマーからエンジニアとしての第一歩を踏み出して技術を磨き、徐々にステップアップしていくことをおすすめします。
そのため未経験からシステムエンジニアや自社サービス企業のエンジニアになるためには、まずはプログラマーとしての実務経験を積んで、それからキャリアアップを目指していくのが最も現実的な方法であると言えるでしょう。
【理由】
近年、世界ではノーコードやローコードなどの「RAD」と呼ばれる高速開発の市場が拡大し、プログラミング不要で「誰でも開発者」になれる時代が訪れつつあります。
ノーコード(no-code)とは、ソースコードをいっさい書かなくてもシステムを開発できるツールのこと。一方でローコード(low-code)は、最小限のコードを記述するだけで、システムを開発できるツールのことを指します。そのため、「今後はシステム開場にプログラマーは不要になるのではないか」という噂が流れたり、「AIの時代が訪れつつあるのに、これからスクールに通ってプログラミングを学んでも無駄」と考える人も中には増えているようです。
【解決策】
とはいえ、これらの技術が現在完全に普及しているわけではなく、すべてのコーディングが不要になるのは今のところありえないといえるでしょう。たとえコーディングが不要になったとしてもプログラミングする必要がありますし、ノーコード/ローコードのツールを開発するのはやはりエンジニアです。
それに、解決できない課題やトラブルが発生した場合には必ずエンジニアが対応することになりますし、AIを開発するのもやはりエンジニアです。
こうした背景から、決まった業務を繰り返すだけの技術力がそう高くないプログラマーの仕事は今後徐々に減っていくかもしれませんが、コロナ禍をきっかけにテレワークや在宅勤務など、柔軟な働き方に対応する企業が増えたことに伴い、DX*1 化や積極的にAIを導入する企業も日増しに増えているため、今後も高い人材需要が予想されるITエンジニアの将来性は、ほかの職種と比べても非常に明るい、といえるでしょう。
*1:DXとは「デジタルトランスフォーメーション」の略。企業がビッグデータなどのデータとAIやIoTを始めとするデジタル技術を活用することで、競争力の優位性を高めていくことを指す。
とは言うものの、SNSや口コミサイトに掲載されている書き込みや評判を見ていると、「未経験からエンジニアになれた」「未経験者でもIT企業に就職できた」という意見がある一方で、「プログラミングスクールに通っても就職できなかった」という意見も見受けられます。
✔ 具体的な目標を持たず何となくプログラミングスクールに通っていた
✔ うっかり就職サポートが万全でないプログラミングスクールに通ってしまった
✔ 営業力がなく求人案件も少ない「就職成功率」が低いプログラミングスクールだった
さらにくわしい内容については、以下の記事を参考にしてみましょう。
結論から言うと、未経験からIT業界に転職するには、プログラミングスクールに通う方法が最も効率的です。
各項目の具体的な内容については、リンク先でチェックしてみましょう。社会人におすすめなプログラミングスクールの条件を知りたい方は、この記事も参考にしてください。
プログラミングスクールの選び方や未経験者におすすめのプログラミングスクールについて知りたい方には、以下の記事もおすすめです。
転職に強く受講料金の安いオンラインプログラミングスクールについて知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみましょう。
プログラミングスクール経由でエンジニアに転職する以前、筆者は接客業界で働いており、IT業界は全くの未経験でした。プログラミングスクールに通う前に一度Javaを独学した経験はあるのですが、とにかく複雑でわからないことが多く、途中で挫折した経験もあります。
その後、無料のプログラミングスクールに通って無事就職に成功した経験があるのですが、そんな元エンジニアである筆者が考えるプログラミングスクールのメリットは、以下の5つです。
それぞれのリンク先では、実体験をもとに詳細を語っているので、未経験からプログラミングスクールに通うことを検討している方はぜひ読んでみてください。
ここまで解説したように、プログラミングスクールには多くのメリットがあるものの、「もし合わないスクールに通ってしまって、お金も時間も無駄にしたうえに、就職もできなかったらどうしよう…」と不安に思う方もいることでしょう。
ですが、スクールを賢く利用すれば目的のスキルを効率よく習得することが可能ですし、活かし方次第では得られるメリットもたくさんあるのです。
スクールに通う前には、無料体験や無料説明会に必ず参加することが必須です。ですが、その機会を有効活用するには、入校前には少しでも良いのでプログラミングを独学しておくことを強くおすすめします。
なぜなら、予習しないまま入校すると、もしプログラミングに馴染めなかった場合、「受講費用を無駄にした」と後悔してしまう可能性が高いからです。
理解度の目安としては「プログラミングの基礎や概念を理解し、自分で簡単なホームページを作り始められる」くらいを目標として学習を進めると良いでしょう。
これらの基本を理解したうえで、「どんなアプリを開発しようか悩んでいる」「自分で解決できないエラーが増えてきた」といった状態でスクールに通ったほうが的確に質問もしやすくなるため、目的のスキルをスムーズに習得しやすくなります。
短期間で効率的にスキルを身につけたいのなら、わからないことは積極的に講師へ質問しましょう。なぜなら、悩むことばかりに時間を取られてしまうと、学習を先に進められないためスキルを習得できず「スクールに通ったのは無駄だった」と後悔する可能性が高いからです。
せっかくスクールに通っても、講師に質問せず自分だけの力で解決しようとしてしまっては、独学とほぼ同じ学習効率になってしまいます。そのため、「こんな初歩的なことを聞いていいのだろうか」という遠慮はせず、どんどん質問してスキルを身につけるようにしましょう。
せっかくプログラミングスクールに通うのであれば、メンターやスクールの生徒たちとの交流は積極的に行うと良いでしょう。
なぜなら、メンターや講師とコミュニケーションをとることで、実務に活かせる技術やエンジニア経験者ならではのノウハウが学べる可能性があるからです。
また、他の受講生と交流を深めるとモチベーションの維持につながったり、わからない点を教え合ったりといったことも可能になるだけでなく、エンジニアやプログラマーに不可欠なコミュニケーションスキルを磨く絶好のチャンスにもなるでしょう。
スクールでは豊富な教材が用意されているため、インプット学習に多くの時間を割いてしまう方もいます。しかし、効率的にプログラミングスキルを身につけるためには、積極的にコードを書いてアウトプット学習を行うことのほうが重要です。
スクールならつまずいても講師にすぐ質問できるので、「テキストを完全に理解してからコードを書こう」というスタンスよりも、「とりあえず書いてみよう」という姿勢で学習したほうが、効率的かつスピーディーにスキルを身につけられるでしょう。
就職・転職サポートがあるスクールに通うなら、自分が希望する求人の条件や就業条件などは就活前にしっかりと伝えるようにしましょう。
また、数ある求人情報から自分に合った企業を選択したうえで就活を成功に導くためには、カウンセリングサービスを上手く活用し、担当のキャリアアドバイザーに相談することも重要です。
ただし、スクールによっては紹介された求人を断ることができないケースもありますので、入校前にはそのスクールが展開する就活サポートの内容を入念に確認しましょう。
プログラミングスクール卒業後の就職先は、主に次の8つ。
各企業の詳細については、ぜひ以下の記事も参考にしてください。
プログラミングスクールを卒業したあとの初任給や年収、また将来的に稼げるようになるためのロードマップについては、こちらの記事もチェックしてみてください。
同じスキルを習得できるのであれば、できるだけお金をかけずに学べるプログラミングスクールを選びたいですよね。
とはいえ、「でも、通常であれば数十万円かかる費用がなぜ無料なのだろうか?」「受講生からお金をもらわないのに、なぜ無料でスクールを運営できるのか?」と不安に思う方もきっと多いでしょう。
プログラミングスクールが無料で運営できる仕組みは、次のとおりです。
上のイラストを見るとわかるように、無料のプログラミングスクールは「スクールから企業に人材を紹介する=企業からの紹介手数料が発生する=スクールに紹介料が入る」という、三者にとってメリットが成立する仕組みで運営されています。
そのため、就職する意思のない方の場合は、事前の面談にパスすることが難しい可能性が高いですが、未経験からプログラミングを学んでIT企業に入社したい方にとって、無料のプログラミングスクールは最適な選択肢であると言えるでしょう。
✔ 完全無料
✔ 条件付きで無料
✔ 実質無料
1つめは、対象年齢に該当する方であれば入校することが可能な「完全無料のプログラミングスクール」、2つめは、入試に合格した方、卒業後は指定の企業に就職できる方など、規定の要件を満たすと受講料金が無料になる「条件付きで無料になるプログラミングスクール」です。
そして、3つめは、最初に「一時金」として保証金や受講料金を預け入れ、受講終了後に運営側が定めた条件を達成した場合に限って、受講費用が全額キャッシュバックとなる「実質無料のプログラミングスクール」です。
実質無料のスクールのほとんどは「スクールが紹介した企業に100%就職すること」を前提条件としていますが、プログラミングを学んで確実に就職したい方は、デポジット方式の無料スクールも選択肢に入れてみるとより安心かもしれません。
無料のプログラミングスクールと有料のプログラミングスクールのメリット・デメリットや、就職支援・転職サポートと就職保証・転職保証の違いについては、こちらの記事も参考にしてください。
プログラミングスクールを賢く利用する方法と基本知識を身につけたら、自分にとって最適なプログラミングスクールのを選ぶためのポイントについても確認しておきましょう。
具体的なチェック項目は、次の8つです。
また、失敗しないプログラミングスクールの選び方について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
各項目のくわしい内容ついては、各リンク先でご確認ください。
以下の記事では、社会人が短期間で効率よくプログラミングを学ぶ方法を解説しているので、あわせて参考にしてください。
現役の大学生がプログラミングスクールを選ぶ際は、次の7つのポイントに着目して比較検討してみると良いでしょう。
大学生のうちからプログラミング学習を始めるメリットや、大学生におすすめのプログラミング言語については、こちらの記事も参考にしてください。
自分に合ったスクールを見つけて、確実にエンジニアとして働くためには、スキルを習得した先のゴールをイメージし、就職を最終目標としたスクールを選ぶようにしましょう。
そのうえで、以下2つのポイントに留意することがスクール選びに失敗しない秘訣です。
• 理想の就職先を具体的にイメージする
• どんな職種のエンジニアになりたいのかを明確にする
また、不安を払拭しながら無駄なく通いきりたい方は、次のリンク先をチェックしてみましょう。
就職支援付きのプログラミングスクールに通うと、独学では叶わないような企業に入社できる可能性も高まります。
プログラミングスクールで学ぶと最短ルートで就職することができる理由については、こちらの記事も参考にしてください。
今回は、「プログラミングスクールは必要ないし、通っても意味がない」と言われる理由やそうならないための解決策について、元エンジニア目線で徹底解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
プログラミングスクール選びに後悔しないためには、事前にカリキュラムやサポート内容を確認し、自分に合ったスクールを選ぶことが大切です。
そして、スクールに通い始めたら、講師や他の受講生たちと積極的に交流を深め、わからないことはとことん質問して、現場に対応できるだけの一流のスキルを身に付けておくと、就職した後も決して後悔しないで済むでしょう。
また、「未経験からエンジニアに就職したい」「就職支援のあるスクールに通いたい」と考えている方には、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」がおすすめです。
パソコンに関する基本知識から実務に対応できるITリテラシーまで学べるので、パソコンにはじめて触る高校生や、デスクワーク経験のないフリーターの方でも安心して受講することが可能です。
さらに、業界に精通したアドバイザーや経験豊富なプロの講師陣が、未経験からの就職を二人三脚でサポート。また、上京就活生にはホテルの宿泊費も負担してくれるので、地元から離れても安心して就職活動に専念することが可能です。
→ 就職支援付き無料プログラミングスクール「プログラマカレッジ」
プログラミングスクールで学ぶことは決して無駄ではないので、この記事を参考に自分に合ったプログラミングスクールを見極めつつ効率よく利用して、エンジニアへの就職を成功させてくださいね。
INTERNOUS,inc. All rights reserved.