SNSや口コミ上には「プログラミングスクールは意味ないからやめとけ」という声が散見されますが、費用の高さと就職サポートの質の低さがその主な理由です。一方、「結局無駄になったし、通う必要がなかった」という意見も見られますが、果たして本当でしょうか?本記事では、「プログラミングスクールは無駄」と言われる主な原因とその真実について、弊社のキャリアアドバイザーの回答を交えながら詳しく解説します。
なお、未経験からITエンジニアへの就職に興味がある方や未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2024年4月4日
プログラマカレッジ
キャリアアドバイザー 加藤憲康
キャリアアドバイザーとしてIT経験・未経験問わずに求職者様の転職活動をご支援をさせていただいております。
私自身、大学で情報工学を専攻後、メーカー系の大手Sierに就職し、SEとして働いていた経験があります。業界経験者であるという強みを活かし、求職者様に寄り添った面談を心がけております。
目次
✔「スクール卒業生は書類選考で落とされる」という投稿を見たため
✔ 途中で挫折をしてしまい通い切ることができなかった人もいるため
✔ うっかり悪質なスクールに通ってしまい後悔した人も一部にはいるため
いいえ、本当ではないです。
プログラミングスクールに通っていたからといって、書類選考で落ちるということはまずありません。
いいえ、プログラミングスクールに通ったからといって書類選考に必ず通るということでもありません。
そもそも書類選考において重要視されているのは、年齢、学歴、職歴の3点であることがほとんどです。したがって、プログラミングスクールに通ったか通わなかったかで書類選考の合否が決まることはない、と考えておけば間違いないでしょう。
【失敗談】高額を投資する前に、Youtubeなどの動画や書籍を参考に学んだ方がいいと感じた
HTMLやCSS、PHPなどの基礎はとても良く学ぶことができます。
しかし、教科書の内容が薄いわりに単元ごとにある課題が難しすぎて一人では到底クリアできません。その時のためにレッスンがありますが講師も「どうしたらいい?w」とかいって自分で考ろって言われてしまうので40分のレッスン時間がずっと劣等感を感じるままで終わります。なので、本当にすべての課題をクリアするためには自分で個別に本で調べたり、ユーチューブ動画を見たりして学習を進める必要があります。
「プログラミングは自分で学ばないといけないから」確かにそのとおりだと思いますが、だとしたら20万以上もの大金を払う意味がありません。20万円分の専門書を買って読み漁ったほうがマシです。
ビジネスとしてはすごく上手なので、良い口コミも多いですね。まぁ、40万や50万ではなく、20万ぐらいの痛手なので幅広い意味で良い授業料でした。
出典:みん評
厳しい言い方かもしれませんが、プログラミングスクールである以上、質問はできて当たり前です。
相手の取り方によっては「質問されなければ教えません」と聞こえてしまう場合もあるので、あくまで僕の個人的な意見ではありますが、この文言があったら少々注意が必要かもしれません。
目的のスキルを身につけることができれば、その人にとっては優良スクールだと思うので、「ちゃんと講師がついてくれて教えてもらえるスクールかどうか?」が最も重要なポイントだと思います。
もっと言うと、スクール生のためにちゃんと時間を作って丁寧に対応してくれるところですね。
あとは事前に講師の経歴も聞いてみて、エンジニア経験がある講師の方だと尚良いと思います。
【失敗談】講師が不親切で質問もしづらく、不安な気持ちのまま受講した
2日間お世話になりました。初日の講師の方は分からないところがあると親身になって教えてくれたりしましたが、2日目の講師の方は、質問をして間違ってると「え?違うでしょ?」「テキストに書いてあるでしょ」と威圧的な態度で対応され、その後も質問しづらかったです。ほとんどパソコン経験もなく不安な中での対応だったので2日目はとにかく苦痛の時間でした。
出典:みん評
良質な講師を見分けるコツは、主に次の3点です。
・講師はエンジニア経験者か
・講師に質問はしやすいか
・質問への回答は迅速で丁寧か
オンライン・オフラインに限らず、スクールを活用するメリットは、「講師に教えてもらえる」ことにあります。
それに、エンジニア経験のない講師の場合だと、教材ベースの基礎は教えてもらえても、「現場で役立つ技術」という観点では教えることができません。
また、わからないことを朝のうちに質問したにもかかわらず、返信が次の日になってしまうような講師に当たってしまうと勉強が進まず、モチベーションの維持も難しくなりますし、教材だけ渡されて一人で勉強するのであれば、プログラミングスクールを活用する意味はありません。
したがって、講師の質と質問へのレスポンスの速さを重要視しておくと、入校後のミスマッチも起きにくくなるでしょう。
【失敗談】入校してみたら事前に受けた説明とは異なり、転職サポートが受けられなかった
サポートに期限があることが事前に説明されず、期限当日になって、今日までにポートフォリオ作成しないと転職サービス受けられませんという連絡が来た。
それからの対応も遅く、転職に関しての面談でもこちらの話をちゃんと聞いている印象は持てなかった。
希望通りの転職は難しいと感じた。
学習に関しても、結局は講師陣に相談しても、自分で調べて解決しなければならないと痛感した。
何十万円をドブに捨てた気持ち。
出典:みん評
弊社が提供する主な就職サポート内容は、次の5つです。
✔ 履歴書・職務経歴書の作成支援
✔ 企業面接対策
✔ 適性審査対策
✔ 面接時のプログラミングテスト対策
✔ 企業紹介と当日の面談サポート
キャリアアドバイザーが自己PRのポイントをきれいにまとめてくれたり、ご自分一人では気付きにくいような長所をアドバイスしてもらえることではないでしょうか。
また、応募にあたっての面倒な手続きもスクール側がすべて行ってくれるので、そういった意味でも就職支援の付いたプログラミングスクールを活用した就活はオススメです。
信頼のおけるキャリアアドバイザーと一緒に就活対策をおこなえば、就職する際の後押しの一言などで「頑張ろう」と思える気持ちにもなりますので、共に信頼関係を築けるスクールを見極めて選ぶことは最も重要なポイントと言えるでしょう。
ここからは、実際にスクールに通って未経験から就職することができた元エンジニアライターの実体験をもとに、プログラミングスクールのメリットを5つ解説します。
プログラマカレッジを卒業してエンジニアに転職に成功したのですが、以前は接客業界で働いており、IT業界は全くの未経験でした。
スクールに通う前に、一度Javaを独学したこともあるのですが、とにかく複雑でわからないことが多く、途中で挫折した経験もあります。
そんな自分でも、プログラミングスクールに通ったことで、未経験からエンジニアへの転職を実現できたことを踏まえつつ解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
プログラミングスクールでは、実務でも通用するレベルのプログラミングスキルが短期間で身につきます。
その理由は、多くのプログラミングスクールが、現役エンジニアや元エンジニアを講師として採用しているからです。
筆者がプログラミングスクールを受講した際も、現役エンジニアと元エンジニアの講師から指導を受けたのですが、開発現場で経験を積んだ講師から直に教わったことにより、プログラミングのコツやバグの解決方法、環境構築の方法といった実務に活かせるスキルを無駄なく習得することができました。
その結果、実際に、筆者がエンジニアとして初めて担当した業務では、プログラミングスクールで学んだJavaやデータベース(SQL)などのスキルを活かせたという経験があります。
プログラミングスクールでは、同期となる受講生たちと一緒に学べるため、独学よりもモチベーションを保ちやすいというのも、特筆すべきメリットのひとつです。
プログラミングスクールを受講する人は、未経験からスタートしている人がほとんどでしょう。ですから、同じレベルの仲間と一緒に学習することで、ときに励まし合ったり、また競争相手として切磋琢磨できるという楽しみもあるのです。
独学でプログラミングを学ぶとつい孤独を感じたり、「まだ初歩の段階なのにつまずいてしまった」と感じ、モチベーションが下がってしまうこともありますが、スクールの受講生同士で情報交換を行うと、同じようなポイントで行き詰まっている人が意外と多いこともわかります。
そういった時に、同じ悩みを持った受講生同士で教え合えるのも、プログラミングスクールならではのメリットです。
プログラミングスクールは、受講時間や期間があらかじめ決まっています。
また、IT業界は技術の変化が早いため、エンジニアとして成長し続けるためには、プログラミングを継続的に学習することが必須です。そのため、プログラミングを学習するクセやその方法が基礎から体得できるというのは、何よりも大きなメリットと言えるでしょう。
多くのプログラミングスクールでは、カリキュラムの中に「ポートフォリオ(成果物)の作成」が含まれています。ポートフォリオとは、簡単に言うと「自身のプログラミングスキルを証明するための作品」のことです。
プログラマーやエンジニアの就職においては、学歴や年齢よりもスキルや実績を重視される傾向が強いため、未経験からエンジニアになるためにはポートフォリオの制作は必須であると言えるでしょう。
その点プログラミングスクールでは、就活でアピールしやすいポートフォリオを課題として作成できるだけでなく、プロの講師がアイデアを出すためのサポートをしてくれるので、業界未経験から就職を目指す方にとっては何よりも心強いメリットです。
正しい学習方法でプログラミングを学ぶことによって論理的思考力が磨けるという点も、プログラミングスクールで学ぶ大きなメリットと言えるでしょう。
論理的思考力とは、「ある目的を達成するための方法を順序立てて考えられる」または「筋道を立てて物事を説明する」スキルのこと。
「ロジカルシンキング」とも呼ばれるこの思考法は、物事の原因や問題点を突き止めるためには欠かせません。プログラミングにおいては、ロジカルな思考を軸としてコーディング作業を進める必要があるため、自ずと論理的思考力が磨かれていくのです。
たとえば、ログイン機能を持ったWebページを作成する場合。命令文に「入力されたログイン情報が正しければログインを実行して」とプログラミングしただけでは、コンピューターは処理を実行できません。
ではどうするのかと言うと、具体的に「ユーザー名に○○が入力されてパスワードに△△が入力された場合にログインを実行して」とプログラミングをしないと、コンピューターは理解してくれないのです。
このように、物事を筋道を立てながら考えてアウトプットする論理的思考力は、プログラマーやエンジニア以外のあらゆる職種で働く際にも役立つスキルのため、ぜひ今のうちに身につけておきましょう。
無料のプログラミングスクールに通うなら心配はありませんが、有料のスクールに通うのであれば、受講費用が高額であることから、毎月の支払いが負担になることも。たとえ分割払いや教育ローンを選択したとしても、支払回数によっては所定の手数料で元金が膨れ上がる場合もあるでしょう。
「エンジニアになれば受講費用の元が取れる」といった意見もありますが、予算に余裕が無い方やアルバイトを掛け持ちする学生にとって、高額な受講費用をローンで支払う場合、当面の生活費に大きな負荷をかけてしまう可能性もあるかもしれないため細心の注意が必要です。
残念ながら、プログラミングスクールを卒業したからといって、必ずしも誰もが希望の就職に成功するというわけではありません。それは個人の努力量によるプログラミングの習得レベルや、スクールの営業力によっても就職成功率は変わってくるからです。
また、プログラミングスクールは受講者の学習や就職をサポートするものであり、就職を100%確約するものではありません。
とはいえ、自ら積極的にプログラミング学習に取り組み、面接対策にも力を入れてくれる就職成功率の高いプログラミングスクールに通いさえすれば、就職に成功する確率は限りなく100%に近づくでしょう。
その具体的な方法は、次のとおりです。
❶ ご自身の目的を達成できそうなスクールを比較検討し、SNSやネットで口コミを検索する
❷ 気になったスクールをすべてピックアップし、無料体験や無料相談に申し込む
❸ ご自身が実際に体験してみた感想をもとに、通ってみたい思ったスクールをさらに絞り込む
❹ 卒業生の体験などを再確認したうえでさらに不明点があればそのスクールに問い合わせをおこない、最終的に通う1校を決める
また、プログラミングスクールを賢く選ぶなら、主に次の5つのポイントに着目しましょう。
失敗しないプログラミングスクールの選び方については、以下の記事も参考にしてください。
このように業界や業種、職種によってさまざまな就職先があるものの、プログラミングスクール卒業後にプロのエンジニアとして稼げるようになるには、今後どのようなキャリアマップを描いていけば良いのでしょうか。
プログラミングスクール卒業後は、基本的にプログラマーとして就職するのが一般的で、最初は単体テストや結合テストといった「下流工程」と呼ばれる業務を担います。
そして、3年~5年ほどの経験を積むとSE(システムエンジニア)にキャリアアップし、主にシステムの基本設計や詳細設計といった「上流工程」の業務を担当することになります。
さらにSEとして実務経験を積み重ねるうちに、最終的に要件定義やコンサルティングなどの、ハイレベルな業務を任されるようになりますが、ほとんどの場合、レベルの高いエンジニアにキャリアアップすることで、給与・年収の金額も上昇していく傾向にあります。
プログラミングスクール卒業後の初任給と平均年収については、こちらの記事も参考にしてみましょう。
とはいえ、自分に最適なプログラミングスクールを比較検討しようと思っても、スクールの選び方やスキルの習得方法に不安を感じて、最初の一歩が踏み出せない方も意外と多いのではないでしょうか。
プログラミングスクールの選び方や学び方に関するよくある疑問や質問は、次のとおりです。
Q1. 初心者がプログラミングスクールを選ぶときの注意点は?
Q2. プログラミングスクールで効率よくスキルを身につけるコツは?
Q5. 自分の目的に合った言語は、どうやって見つければいいの?
各リンク先では、弊社のキャリアアドバイザーがプログラミングスクールの選び方や学び方について、Q&A形式で詳しく回答していますので、ぜひチェックしてみましょう。
詳細については各リンク先で解説していますが、詳しい内容については以下の記事を参考にしてください。
プログラミング学習サイトとは、Web上で手軽にプログラミングを学習できるサイトのこと。
ほとんどのサイトが動画やスライドを活用して無料でプログラミングを学べるだけでなく、ユーザー登録のみを行えば環境構築も不要で始められるので、プログラミング未経験者の方でも安心して学ぶことが可能です。
無料で学べるおすすめのプログラミング学習サイトについては、こちらの記事も参考にしてください。
プログラミング学習時間の目安は、一般的に「基礎を理解するまでに300時間程度、実務レベルになるまでには1000時間程度ほど必要」である、と言われていますが、プログラミングの初心者が挫折しやすい理由とその解決方法については、以下の記事も参考にしてみましょう。
今回は、「プログラミングスクールは無駄だし必要ない」と言われる理由とその解決策、プログラミングスクールのメリット・デメリット、プログラミングスクールを賢く利用する方法などについて詳しくお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
そのため、たとえ受講料金が高額でも、目的が明確な方にとっては卒業まで安心して通えるプログラミングスクールで学ぶことは投資する価値があるので、ご自身にとって最適な一校を見極めさえすれば「プログラミングスクールは無駄」になる、ということは決してないでしょう。
これまでデスクワーク経験がまったくない方や、IT業界の未経者の方でも、業界に精通したアドバイザーや経験豊富なプロの講師陣が就職を徹底的にサポートします。
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ぜひ、この記事を参考にご自分に合ったプログラミングスクールで、未経験からの就職・転職を成功させてください。
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