【プロ解説】まったくの未経験者や初心者がプログラミングの勉強を始めようと思っても「何から学べば良いのかわからない…」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?そこで本記事では、プログラミング学習を始める8つの手順を3段階にわけて解説。自分に合ったプログラミング言語の選び方や学習の途中で挫折しないためのコツについても解説します。これからプログラマーを目指す第一歩を踏み出したい方は、ぜひご覧ください。
なお、未経験からプログラマーをはじめITエンジニアへの就職に興味がある方や未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2023年3月24日
目次
プログラミングを学び始めようと思ってはみたものの、「そもそも、初心者が独学でプログラミングを習得できるのだろうか?」と思っている人も多いかもしれませんが、結論から言うと、初心者でも独学でプログラミングを始めることは可能です。
とは言うものの、どの言語が自分にマッチしているかを見極めるとなると悩んでしまいますよね。
そんなみなさんのために、弊社に在籍するIT業界専門のキャリアアドバイザーにプログラミング言語の選び方について聞いてみました。
Javaと、次いでPHPです。
Javaは特に需要と汎用性が高く、未経験者向けの求人数も多いことが主な理由で、PHPは全世界のWeb系の70%で使用されているのがおすすめな理由です。
(プログラマカレッジキャリアアドバイザー 藤岡 弘大)
反対に、RubyやPythonはあまりおすすめできません。なぜなら求人数が限られていて、更にこの言語を必要とする会社の場合、採用ハードルが高い傾向にあるからです。
またRubyを求めているのは勢いのあるWebベンチャー、Pythonを求めているのは、数学もできるAI開発集団のようなイメージなので、未経験からエンジニア転職を目指すのならJavaとPHPをマスターしておけば間違いないでしょう。
(プログラマカレッジキャリアアドバイザー 藤岡 弘大)
• エンジニアとして就職したい:
→トレンドより市場でシェアの大きい言語を学ぶと良い(Java、PHP等)
• とりあえずプログラミングを学びたい:
→比較的簡単な言語から学ぶと良い(Ruby等)
• 趣味でHPやブログページを作ってみたい:
→HTML・CSS等がおすすめ
という様に、「プログラミングを学んでどうなりたいか?」というゴールを明確にした上で、目的に合った言語の習得に励むのがベストな方法です。
これから転職や就職を目標にしている方は、他の候補者との差を付けるため、基本情報技術者試験やJava silverなどの資格取得もしておくと、就活でも有利に選考が進むでしょう。
(プログラマカレッジキャリアアドバイザー 藤岡 弘大)
とはいえ、プログラミングを独学するには何から始めたら良いのでしょうか。ここでは、プログラミング学習を始めるための3ステップを紹介します。さらに、① から⑧ の具体的な手順に沿って解説していきましょう。
まずは、プログラミングを学ぶ目的を決めましょう。プログラミングを習得することは目的ではなく、何かを達成するための手段でしかありません。
目標を持たずにただなんとなくプログラミングの学習を始めると挫折する可能性が高くなり、また目的によって学習すべき言語や学習の方向性に違いが出ることも。
そのため、例えば「エンジニアになるために学習をしたい」「就職のために学習したいのであれば資格取得も同時に目指したい」など、何のためにプログラミングを学習するのかを考えてみましょう。
プログラミングを学ぶ目的が決まったら、「何を作りたいのか」や「どんな言語を学ぶか」についても検討しましょう。
プログラミングで作れるものと主な使用言語は、以下のとおりです。
たとえば「Webサービスを作りたい」と思っているのであれば、HTML/CSSやJava、PHPなどの言語を選ぶと良いでしょう。
目的の言語が決まったら、さっそくプログラミング学習を始めていきましょう。続いては、プログラミング学習をスタートするにあたって準備すべきものを3つ紹介します。
まずは、プログラミングをするためのパソコンを用意しましょう。
プログラミングスクールに通うことを検討している方や、勉強会やセミナーに参加する予定の方、また集中して勉強するためにコワーキングスペースの活用を考えているのであれば、ノートパソコンが便利です。
新しいパソコンを用意する場合は、次の4つの項目に留意して選ぶと良いでしょう。
■ CPU
プログラミング学習をスムーズに進めるなら、Core i5以上のCPUを選ぶとストレスを感じにくいでしょう。
CPUはCore i3→Core i5→Core i7の順で、処理スピードが早くなります。ただし、性能の良いCPUが搭載されているパソコンほど高価になる傾向があるため、予算とのバランスも考えて決めると良いでしょう。
■ ストレージ
ストレージはHDDとSSDの2種類があります。
HDDは記憶容量が大きく価格が安いといったメリットがありますが、PCの起動速度が早いだけでなく作動音も静かで、また消費電力も低いため発熱も少なく、衝撃にも強いSSDがおすすめです。
■ メモリ
メモリは最低でも8GB以上のものを選びましょう。
余裕があれば16GB以上をおすすめしますが、もし迷う場合には後から増設できるタイプのPCを選んでおくと、後から動作に不満を感じた時にメモリを追加することが可能です。
■ OS
OSはMacかWindowsのどちらかを選びましょう。
Macは、同じApple社が開発したSwiftとの相性が良いため、iOSアプリを開発したいならMacがおすすめです。また、Linuxをベースとして作られたOSであるため、慣れておくと将来業務で役立つ可能性もあります。しかし、Windows専用のアプリとは相性が悪い点がデメリットです。
一方、Windowsのパソコンは生産販売する企業が多く量産されているため、Macと比べて低価格で入手できるメリットも。また世界でも圧倒的なシェアを誇るためOSの情報やフリーソフトが手に入りやすい点がメリットです。当然ながら、Windowsアプリの開発にも向いていますが、iOSアプリの開発が難しい点がデメリットと言えるでしょう。
プログラミング学習のための回線は、光回線またはモバイルルーターを用意しましょう。
光回線は接続が安定しやすく、高速な通信が可能です。大容量データのやり取りに最適なだけでなく月額料金が固定で利用し放題なので、データ通信量を気にせず使いたい人や、家族とシェアして使いたい人は光回線を選びましょう。
モバイルルーターは、工事が不要で手軽に使えるのがメリット。賃宅住宅にお住まいの方や回線費用を抑えたい人、また外出先でも手軽に使いたい人にはモバイルルーターがおすすめです。
プログラミングを行うには、各言語の実行環境やコンパイラをインストールする必要があります。とはいえ、慣れていないと環境構築に時間がかかってしまい、なかなか言語の勉強を始めることができなくなってしまうことも。
さらに自分のPCの環境とチュートリアルサイトや書籍の環境が異なると、書かれている通りにセットアップを行っても環境構築ができず、言語が実行できないケースもあります。
もし環境構築がどうしてもうまくいかない場合は、クラウドソーシングサイトなどを利用して有償でエンジニアにサポートしてもらうという方法も選択肢のひとつです。
また、クラウド上の実行環境を使うというのもひとつのやり方です。例えば「PaizaCloud」のように、最近はWebサイト上でソースコードを入力して実行できるサービスがいくつも登場しています。
したがって、お試しで簡単にトライしてみたいと考えている初心者の方は、Webブラウザを使ってチャレンジしてみても良いですし、環境構築が不要な無料のプログラミング学習サイトを活用するのもおすすめです。
パソコンの準備ができたら、いよいよプログラミング学習をはじめましょう。
はじめてプログラミングに触れる人は、HTMLとCSSを学ぶのがおすすめです。
HTMLとは、Webページを作成するための言語。HTMLでマークアップすることで、そこに書いてある文章が見出し、段落、タイトルのどれに該当するのかをコンピューターに伝えることができます。また、文字の大きさや色を変えるなどの簡単なレイアウトも可能です。
CSSは、HTMLで書かれたファイルをブラウザでどのように表示するか設定するための言語で、別名「スタイルシート」とも呼ばれます。見出しデザインやフォント、画像など、HTMLより複雑なレイアウトを作ることができ、Webページのデザインやレイアウトといった「見た目」を作るのが主な役割です。
またHTMLやCSSは、書いてすぐにブラウザ上で確認できるためビギナーの方でも挑戦しやすく、最初に習得しておくと作成したオリジナルアプリをWeb上で公開する際にも役立つでしょう。
プログラミングでは、言語ごとに異なる文法や特徴があります。
何をどのように書くとどういう動きをするのか、学習サイトや書籍などを読みながら実際に手を動かして学習しましょう。
また、慣れてきたらフレームワークを学んでみるのもおすすめです。フレームワークとは、アプリなどを開発する際の土台として機能させるソフトウェアのこと。言わば、システム開発を楽に行うプログラムの「ひな形」です。
アプリを開発する際には自由にプログラムを組むこともできますが、あまりにも自由すぎると特に初心者の場合はどのように進めて良いのかわからなくなってしまうことも。
そんなとき、フレームワークを活用すると、あらかじめ必要な機能が備わっているので、オリジナルの要素を組み込むだけで完成するためスムーズに開発を進められるでしょう。
また模写コーディングは、プログラミングを始めたばかりの人にも効果的な学習方法です。詳細は以下の記事を参考にしてみましょう。
ある程度学習が進んだら、Webサイトやアプリなどオリジナルのサービスを作ってみましょう。
初心者の場合、最初から1人で全て作るのは難しいので、まずはサンプルアプリをコーディングし、動かしながらカスタマイズするのがおすすめです。
もし今後プログラマーとして働きたいのであれば、よくある機能をただ作るだけでなく、オリジナリティのあるサービスを提供するところまで実践できるとベターです。
自分自身のサービスについてユーザー目線で客観的に考え、なおかつサービスを改善するという経験は、就職活動の際にも大きなアピールポイントとなるでしょう。
とはいえ、中には独学では難しいと感じる人も多いかもしれません。そんなときは、プログラミングを基礎から学んでポートフォリオまで作成できる無料のプログラミングスクールに相談してみると、あらゆる悩みもスムーズに解決するでしょう。
とは言うものの、ようやくプログラミング学習をスタートできたとしても、途中で挫折してしまう人も意外と多いものです。
さいごは、初心者が失敗や挫折をせずにプログラミングを学ぶコツを5つ解説します。日々の学習を継続して確かな成果を出すためにも、ぜひチェックしておきましょう。
最初に設定するハードルが高すぎると、挫折の原因になります。その理由は、なかなか目標にたどり着けないことに加えて、目標が遠すぎると進む方向が漠然としてしまい、自分が正しく努力しているかわかりにくくなるためです。
また、高い目標を設定することで、自分の実力に合わない難易度の高い教材を選んでしまうと、難しくて理解できず、挫折してしまう可能性が高まります。最初の一歩となるハードルを低く設定することで、挫折せず、着実に成長できる可能性が上がります。
毎日の目標とゴールを細かく設定することで、達成感が得られやすく、挫折が起こりにくくなります。また、毎日目標を設定しながら学習することで、どれだけ進んだのかわかりやすい点もメリットです。
細かい目標を設定するためには、まずいつまでに何を達成するかという大きな目標を定めることが挫折しないためのコツです。
そしてそれを分割することで月単位、週単位、日単位の目標を決めると迷わずに目標を定めましょう。また、毎日学習のあとにその日の状況に応じて目標の見直しを行うと、ゴールと現状のずれがおきにくくなるので、達成感も得やすくなるでしょう。
勉強をするときには、参考書を読んで知識を頭に入れるというイメージを持っている方もいるでしょう。しかし、プログラミング学習の場合には、参考書を読むだけではプログラムを書けるようにはなりません。
また、参考書を読んでいるだけでは日々のモチベーションを保つことが難しくなる可能性も。
そうならないためにも、参考書を読んでひとつ知識を得たら、すぐに手を動かして実際にプログラムを作ってみるようにしましょう。
すると、ただ本を読んでいるだけの時よりも格段に知識が定着しやすくなるので、ぜひ試してみてください。
プログラミングを含めて、IT関連の技術はアップデートが早いため、覚えた知識がすぐに役に立たなくなってしまうことも多い傾向に。
このような理由からも、テキストの内容をそのまま丸暗記してインプットするような勉強方法はプログラミングには向いていません。
したがってプログラミングを学習するときには、言語をそのまま暗記するのではなく、「このコードはどのような動きをするのか?」という視点で考えるクセを付けましょう。
また既に別の言語を習得している場合には、「以前学習した言語とは、どのような点が違うのか?」といった特徴を覚えるようにすると応用力も身につきますので、ぜひ実際にプログラムを組み、その都度動き方をチェックしながらアウトプットすることも忘れずに勉強を進めていきましょう。
プログラムを組む時には、エラーが出て当然です。
エラーを修正しながら成長するものであり、経験豊富なエンジニアであっても、一度もエラーを出さずにプログラムを完成させることはほとんどありませんし、「頭の中で描いていたプログラムが思っていたとおりに動かない」というケースもよくあることです。
とはいえ、エラーが出た際に上手く対処できなければ、挫折の原因に直結する場合もあるでしょう。そんな時に大切なのは、決して諦めることなくトライアル・アンド・エラーを繰り返すこと。
エラーが出たら、まずは何が原因でエラーが出ているのか、どのように修正すれば良いのかを自分なりに考えて答えを導き出し、実践してみましょう。それでもなかなか解決できない場合には、teratailやQiita(キータ)、Stackoverflowといった質問サイトを利用するのもおすすめです。
初心者がプログラミング学習が難しいと感じる理由やプログラミング学習に挫折する原因については、以下の記事も参考にしてみましょう。
では初心者が挫折することなく無料でプログラミングを学んで、希望の就職を叶えるにはどんな選択がベストなのでしょうか?
その答えは、就職支援付きの無料プログラミングスクール「プログラマカレッジ」に通うことです。
パソコンにはじめて触る高校生や、デスクワーク経験のないフリーターの方でも大丈夫。パソコンに関する基本知識から実務に対応できるITリテラシーまで、まったくの未経験からまるごとマスターできますよ。
実際に通って希望の就職を叶えた卒業生のインタビューでは、
独自の動画教材がありましたので、わからないことがあった時はそれを繰り返しみることができ、その都度理解を深めることができたので、効率的に勉強することができました。
▸卒業生の声:サクライさん(男性)/卒業生インタビュー|プログラマカレッジ
プログラマカレッジを選んだ理由は、無料で通える点とスケジュールを自身で決められる夜間コースが用意されていた点です。
▸卒業生の声:山崎さん(女性)/卒業生インタビュー|プログラマカレッジ
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▸卒業生の声:渡邉さん(女性)/卒業生インタビュー|プログラマカレッジ
という喜びの声が、多数寄せられています。
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