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基本をおさえて勉強効率UP!初心者向けプログラミング用語一覧

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プログラマカレッジ編集部

未経験からプログラマーになりたいと考えてる皆さまに、プログラミング言語の基礎知識や、プログラマーとしての転職ノウハウ、転職に役立つ資格、IT業界情報など、お役立ちコラムを配信しています。

プログラミングを始めたいけど「専門用語だらけで意味が分からない」ことや、「英語の読み方が分からない」ことなど、引っかかりを感じることはありませんか?
今回は、これだけ先に知っておけばプログラミングがはかどる用語45選を、一覧で解説します。これからプログラミングを学びたいと考えている初心者の方は、ぜひご覧ください。

なお、未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。

最終更新日:2022年12月22日

目次

1. プログラミングを始める前に知りたい用語

まずはプログラミングの勉強自体を始める前に、知っておきたい用語をご紹介します。

1-1. プログラミング

そもそもプログラミングとは、プログラムを組む(プログラムを作る)こと全体を指す言葉です。プログラムとは、コンピューターに「こんな動きをして」と頼むための一連の命令です。

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1-2. コンパイラ言語(コンパイラ型言語)

コンパイラ言語とは、人間が書いたプログラムをそのままでは機械が読むことができず、一度まとめて機械の言葉に翻訳(コンパイル)しなければ実行できない言語のことです。自由度が高くほぼ何でもできる一方、自動でやってくれる部分が少ないことが多く、習得難度が高めの言語が多いという特徴があります。また平均的にスクリプト言語より動作が速いと言われていますが、近年では差が縮まりつつあります。
有名なコンパイラ言語として、C言語系やJava、それらと関係の強いSwift(スウィフト)やKotlin(コートリン)などが挙げられます。

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1-3. スクリプト言語(インタプリタ型言語)

スクリプト言語には、翻訳(コンパイル)の処理を行わなくても実行できるという特徴があります。習得難度も低く初心者におすすめですが、言語によって得意分野が分かれているため、何を作りたいかを最初に見極めてから学ぶ言語を決めることがおすすめです。
有名なスクリプト言語として、RubyやPHP、Python、JavaScriptなどが挙げられます。

これから学ぶ言語をどれにしようか迷っている方には、次の記事もおすすめです。各言語の特徴や必要な学習時間、何ができるかなどを、まとめて紹介しています。

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1-4. テキストエディタ

テキストエディタとは、プログラムを実際に書くときに使用するツールです。文字を入力するだけでなく、言語ごとにお決まりのフレーズの入力補助機能や、文章の編集機能が充実しているエディタも数多く登場しています。

どのテキストエディタを使えばいいのか迷っているという方は、次の記事を参考にしてみてください。

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1-5. 開発環境

開発環境とは、プログラミングを行うための環境のことです。この開発環境を整えることで、作業の効率が飛躍的にアップします。開発に必要な道具であるエディタやコンパイラのほか、バージョン管理ツールなども含まれます。
例えばJavaの場合は、開発に必要なツールをワンセットにした「統合開発環境(IDE)」である、Eclipse(エクリプス)が有名です。

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1-6. バージョン管理

バージョン管理とは、そのファイルに何時、誰が、どんな変更を加えたかをこまめに記録し、変更履歴を残しておく管理方法です。複数人で開発をしているときはほぼ必須ですが、1人で開発する場合も「やっぱり古いバージョンに戻したい」という時などに便利です。
有名なバージョン管理システムには、GitやSVNなどがあります。

開発環境やバージョン管理についての詳細は、次の記事も参考にしてみてください。

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1-7. チェックアウト

チェックアウトとは、バージョン管理システムから「今からこのファイルに変更を加えますよ」と宣言して、最新のファイルを取り出すことです。

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1-8. コミット

コミットとは、ファイルに加えた変更を確定して、バージョン管理システムに「最新のファイルはこれですよ」と登録することです。

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1-9. ロールバック

ロールバックとは、加えた変更を破棄して「やっぱり変更するのやめます」とバージョン管理システムに伝えることです。

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1-10. ファイル形式(ファイルフォーマット)

ファイル形式とは、ファイルを保存する際の共通する条件を決めたものです。ファイル形式は、ファイル名の後についている拡張子を見れば判別することができます。
例えば画像ファイルであればjpeg形式やpng形式、音楽ファイルであればmp3、テキストファイルであればtxtなど、用途によって様々なファイル形式があります。
プログラムはテキストデータですが、ファイル形式には共通で使われているsrcのほかに、Ruby専用であるrbなどがあります。
ファイル形式が一致していないと中身が合っていても読み込むことができない場合が多いので、拡張子には注意してください。

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1-11. 文字コード

文字コードとは、コンピューターが文字を認識する際に割り振っているコードです。文字コードには複数の種類があり、指定を間違えていると文字化けが起こる場合があります。
よく使う日本語の文字コードには、Shift_JIS(シフト_ジス)やUTF-8(ユーティーエフエイト)、Unicode(ユニコード)などがあります。

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1-12. パス(ファイルパス)

パスとは、そのファイルがPCやサーバー上のどこに置かれているのかを示すもので、ファイルの住所のようなものです。今いる場所から見て表した「相対パス」と、どこから見ても同じになる「絶対パス」があります。

パスについて詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてみてください。

プログラミング 用語 プログラマカレッジ

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2. プログラミングの基本用語

プログラミングを始めたときに、各言語共通でよく使う用語をご紹介します。

2-1. ソースコード(コード)

ソースコードとは、コンピューターにどんな処理や動作をさせたいか、一連の命令を書いたものです。多くはテキストデータで作成されます。省略して「コード」や「ソース」と呼ばれることもあります。

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2-2. コーディング

コーディングとは、プログラミングの一連の作業のうち、実際にプログラミング言語を使ってテキストデータで処理を記述していくことです。

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2-3. コマンド

コマンドとは、コンピューターへ送る命令のことです。コンピューターに命令を送る方法として、マウスで操作するGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)と呼ばれる方法と、キーボードで操作するCUI(キャラクターユーザーインターフェース)と呼ばれる方法の、2種類があります。キーボードで操作する場合、コンソールという入力欄に文字を入力して操作します。ここでコンソールに入力する命令を、コマンドと呼びます。

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2-4. コンパイル

コンパイルとは、人間が分かりやすいプログラミング言語から、機械が分かりやすい機械語(バイナリコード)に変換することです。

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2-5. 実行形式(実行ファイル)

実行形式とは、コンパイルが完了し、実行可能になった状態のプログラムのことです。

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2-6. ビルド

ビルドとは、プログラムをコンパイルして実行可能なファイルに変換し、かつ配布に便利なパッケージを作るための、一連の工程のことです。

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2-7. 例外(Exception:エクセプション)

例外とは、プログラムが通常の処理では想定していない事態や事象のことです。この例外が発生した時への対策を、例外処理といいます。

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2-8. エラー(Error)

エラーとは、例外とは異なり、プログラムの処理が終了や中断してしまうほどの深刻な問題のことです。

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2-9. バグ(bug)

バグとは、プログラムの記述の誤りのことです。エラー発生の原因になります。

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2-10. デバッグ(debug)

デバッグとは、プログラムの記述の誤りを見つけ出し、修正することです。

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3. プログラムの処理や機能に関する用語

プログラミングの処理を書くときに、各言語に共通してよく使う用語をご紹介します。

3-1.定数

定数とは、ある固定の値を保管する入れもの(領域)に名前を付けたものです。一度宣言すると、実行の途中で値を変えることはできません。
例えば円周率など、絶対に変わることのない値に利用されています。

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3-2. 変数

変数とは、一時的な値を保管する領域に名前を付けたものです。変数に付けた名前のことを、変数名と呼びます。計算などの処理によって、保管されている値は変化します。

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3-3. 代入演算子

代入演算子とは、左の変数に右の値を代入するための演算子のことです。多くの言語で「=」が使用されていますが、左右の値が等しいことを表す数学とは意味が異なっています。(左右の値が等しいことを示す場合は「==」などを使用します)
例えば「x = 1」と書いた場合、「x と 1 が等しい」という意味ではなく、「x に 1 を代入する」という意味で使われるので、間違えないよう注意しましょう。

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3-4. 算術演算子

算術演算子とは、「+」「-」「×」「÷」など、四則演算に使う演算子のことです。ただし「×」や「÷」については半角文字が用意されていないので「×」は「*」、「÷」は「/」で代用されています。

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3-5. 比較演算子

比較演算子とは、二つの式や値の比較を行って、結果を真(TRUE)または偽(FALSE)で返すもののことです。値の一致「==」や不一致「!=」「<>」、大小の比較「<」「>」「=>」「=<」などがあります。比較演算子の書き方はプログラミング言語によって少し異なる場合があるので、注意が必要です。

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3-6. 真(TRUE:トゥルー)

比較の結果が真(TRUE)とは、式が正しいということです。

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3-7. 偽(FALSE:フォールス)

比較の結果が偽(FALSE)とは、式が間違いということです。

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3-8. 論理演算子

論理演算子とは、否定(NOT)、論理和(OR)、論理積(AND)、排他的論理和(XOR)、否定論理積(NAND)、否定論理和(NOR)などの、論理演算を行うための演算子です。
プログラミング言語により書き方が異なり、「not」や「and」とそのまま書くほか、「!=」「&&」などの記号を演算子として使います。

論理演算子やその他の演算子について詳しく知りたい方には、次の記事もおすすめです。
言語により仕様は異なりますが、基本的な考え方は共通しています。

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3-9. NULL(ヌル)

NULLとは、データ表現の一種で、何のデータも登録されていないという状態のことです。数字の「0(ゼロ)」や長さのない文字列である「””(空文字)」とは違うものなので、使い分けに注意してください。

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3-10. ループ

ループとは、プログラムの処理の一部分を、指定した条件の回数分反復して実行することです。

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3-11. 条件分岐

条件分岐とは、指定した条件に一致するかしないかで、次に行う処理の内容が変わることです。

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3-12. コメント

プログラム内に記載されるコメントとは、プログラムの処理には影響しない、メモ書きのようなものです。「この部分で何を行っているのか」や「なぜこの処理を選んだのか」などをコメントに残しておくと、後で見直しが必要になった際に便利です。

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3-13. 関数・メソッド

関数(ファンクション)やメソッドとは、引数などの情報を渡されて、そこに計算などの処理を加えて結果を返すもののことです。関数とメソッドとの違いは、簡単に言うとオブジェクト指向の場合はメソッド、それ以外では関数と呼びます。

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4. プログラミングと関係の深いその他の用語

プログラミングと密接な関係にある、その他のIT用語をご紹介します。

4-1.インフラ(ITインフラストラクチャ)

IT業界におけるインフラとは、情報システムを動かすために必要な、コンピューターやネットワークなどの、IT基盤のことです。多くの場合はサーバーや通信機器などの物理的構成要素(ハードウェア)を指しますが、ソフトウェアも含むITの総体を指している場合もあります。

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4-2.サーバー

サーバーとは、他のコンピューターに対して自分の持っているデータやサービスなどの機能を提供するコンピューターのことです。データを提供する「データベースサーバー」や、Webを通してサービスを提供する「Webサーバー」などがあります。

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4-3.クライアント

クライアントとは、他のコンピューターからデータやサービスを受け取って使うコンピューターのことです。データを提供するサーバーとセットにしたシステムを、「クライアントサーバーシステム」と呼びます。

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4-4.ネットワーク(コンピューターネットワーク)

ネットワークとは、コンピューターなどのIT機器を複数つなぎ、データをやりとりする網状の構造のことです。

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4-5.データベース(DB)

データベースとは、ある決まった形式で大量のデータを保存し、複数のシステムやユーザーが共通して同じデータを使用できるように管理したもののことです。有名なデータベース管理システムとして、「Oracle」や「MySQL」などが挙げられます。

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4-6.SQL

SQLとは、データベースに保管している大量のデータを効率よく取り出したり計算したりするための、命令文です。コマンドのように一行で簡単に実行する方法のほか、条件分岐などを使って複数のSQLを組み合わせてプログラムのように複雑なSQL文を作ることも可能です。
有名なSQLには、値を参照する「SELECT」や、値を登録する「INSERT」などがあります。

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4-7.クラウド

クラウドとは、IT基盤などのサービスをインターネットなどのネットワークを通して利用者に提供するサービスのことです。従来通り手元に置くことを、オンプレミスと呼びます。

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4-8.バックエンド

バックエンドとは、ソフトウェアやWebサービスなどのプログラムのうち、ユーザーの目に直接触れない内部処理などを行う部分のことを指します。クライアントサーバーシステムではサーバー側の処理を担当するため、「サーバーサイド」とも呼ばれています。

▶ 参考:サーバーサイドエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア

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4-9.フロントエンド

フロントエンドとは、ソフトウェアやWebサービスなどのプログラムのうち、ユーザーの目に直接触れるインターフェースの表示などを行う部分のことを指します。クライアントサーバーシステムでは、クライアント側に表示するWebページの部分がフロントエンドです。

▶ 参考:フロントエンドエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア

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4-10.フレームワーク

フレームワークとは、特定の目的を持ったアプリケーションを簡単に作れるように、基本的な処理やよく使う機能をセットにした半完成品のことです。フレームワークをテンプレートのように活用することで、アプリケーション開発を効率化することができます。

プログラミング 用語 プログラマカレッジ

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5. プログラミングを実践的に勉強したいならプログラマカレッジがおすすめ

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6. まとめ

この記事にある用語を一通り知っておけば、プログラミング学習がかなり進めやすくなるかと思います。プログラミングは最初の引っかかりさえ乗り越えてしまえば、パズルのピースがどんどんはまるように楽しくなっていきます。この機会に、ぜひ始めてみてくださいね。

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