プログラミング学習を始めたいけれど、何を準備すれば良いのか、何から始めれば良いのかわからず迷っている初心者の方も多いのではないでしょうか。そこで、プログラミングを始めるために準備として必要なものについて解説します。プログラミング学習を始める前に知っておくべき知識や必要なスキルについても紹介しますので、ぜひご覧ください!
なお、未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2024年3月14日
目次
プログラミングを習得することは、手段であり目的ではありません。そのためまずは、プログラミングでやりたいことを決めましょう。
例えば「写真投稿サイトを作りたい」「ニュースアプリを開発したい」といったように、具体的に作りたいものをイメージしてみてください。
作りたいものが見つからない状態でプログラミング学習を始めると、挫折する可能性が高くなってしまいます。
用途 | 向いているプログラミング言語 |
---|---|
Webサイトの作成 | HTML/CSS/Javascript/PHP/Ruby など |
スマホ/Webアプリ開発 | Java/Kotlin/Swift など |
システム開発 | Java/C言語/C#/COBOL/Python/C++ など |
AI(人工知能)・機械学習 | Python/R/Julia/C++ など |
ゲーム開発 | C#/JavaScript など |
高速処理・自動化 | Python/VBA/C# など |
ロボット開発 | C言語/C++/Java/Python など |
IoT | C言語/Java/Python など |
プログラミング言語の種類や特徴については以下の記事で解説しています。
その理由として、難易度が高い言語からはじめてしまうと挫折しやすくなるためです。
また、プログラミングのために必要な環境構築も言語によって難易度に差があります。環境構築も初心者がつまずきやすいポイントなので、難易度が低いものを選ぶのがおすすめです。
言語の難易度も環境構築の難易度も低い言語としては、HTML・CSS・JavaScriptがあります。どれもWebサイトを作るために使う言語で、制作物をまとめたポートフォリオを作るのにも役立ちます。そのため、言語を選ぶのに迷ったときには上記3つの言語から学習をはじめてみてください。
目的別のおすすめ言語については、以下の記事で解説しています。
プログラミングを始めるには、まず開発環境を整えることが重要です。具体的には以下のような準備が必要となります。
それぞれの項目について、詳しく解説します。
まずは、プログラミングをするためのパソコンを用意しましょう。
プログラミングスクールに通うことを検討している方や、勉強会やセミナーに参加する予定の方、また集中して勉強するためにコワーキングスペースの活用を考えているのであれば、ノートパソコンが便利です。
新しいパソコンを用意する場合は、次の4つの項目に留意して選んでみてください。
■ CPU
プログラミング学習をスムーズに進めるなら、Core i5以上のCPUを選ぶとストレスを感じにくいでしょう。
CPUはCore i3→Core i5→Core i7の順で、処理スピードが早くなります。ただし、性能の良いCPUが搭載されているパソコンほど高価になる傾向があるため、予算とのバランスも考えて決めると良いでしょう。
■ ストレージ
ストレージはHDDとSSDの2種類があります。
HDDは記憶容量が大きく価格が安いといったメリットがありますが、PCの起動速度が早いだけでなく作動音も静かで、また消費電力も低いため発熱も少なく、衝撃にも強いSSDがおすすめです。
■ メモリ
メモリは最低でも8GB以上のものを選びましょう。
余裕があれば16GB以上をおすすめしますが、もし迷う場合には後から増設できるタイプのPCを選んでおくと、後から動作に不満を感じた時にメモリを追加することが可能です。
■ OS
OSはMacかWindowsのどちらかを選びましょう。
Macは、同じApple社が開発したSwiftとの相性が良いため、iOSアプリを開発したいならMacがおすすめです。また、Linuxをベースとして作られたOSであるため、慣れておくと将来業務で役立つ可能性もあります。しかし、Windows専用のアプリとは相性が悪い点がデメリットです。
一方、Windowsのパソコンは生産販売する企業が多く量産されているため、Macと比べて低価格で入手できるメリットも。また世界でも圧倒的なシェアを誇るためOSの情報やフリーソフトが手に入りやすい点がメリットです。当然ながら、Windowsアプリの開発にも向いていますが、iOSアプリの開発が難しい点がデメリットと言えるでしょう。
パソコンの用意ができたら、次はインターネット環境の準備です。プログラミングでは学習サイトを利用したり、わからないことを検索したりすることが多いため、インターネット環境が必須です。
インターネット環境で代表的なものは、光回線やモバイルルーターです。光回線は工事が必要となりますが、月額料金が固定で利用し放題なのが特徴。一方でモバイルルーターは工事不要で手軽に利用できますが、使用できるデータ量に制限が設けられている場合があるため注意が必要です。
また、Webアプリを開発したい場合にはブラウザのインストールも必須です。
主流なブラウザとして「GoogleChrome」「Firefox」「Safari(Mac向き)」などがありますが、特にこだわりがないのであれば「GoogleChrome」をおすすめします。
というのも、GoogleChromeでは実行されているプログラムのソースコードや実行結果を確認できる「デベロッパーツール」という機能が利用でき、多くのエンジニアが開発現場で利用しています。よってGoogle Chormeを使いこなしておくと、この先プログラマーとして開発現場に入った時に役に立つためです。
プログラミング学習を行うためには、エディタのダウンロードも必須です!
エディタとは、プログラムのコードを記述・編集するためのアプリケーションであり、中には入力補助機能が備わっているものもあります。
無料で利用できるエディタには「Visual Studio Code」「Sublime Text」などがありますが、初心者の場合は機能が豊富なVisual Studio Codeがおすすめです。
コンパイラ型言語(Java・C言語など)を学ぶ場合や、より効率的にプログラミングを行いたい場合は統合開発環境(IDE)も必要になります。
統合開発環境とは、エディタの機能に加えてコンパイラ機能(Java・C言語などを実行するための機能)やエラーチェック機能などが備わっているソフトウェアです。「Eclipse」「Visual Studio」「Xcode」などが代表的です。
ただし、統合開発環境の構築を行うためには複雑な設定が必要となる場合があり、初心者だと挫折してしまう可能性もあるため注意しましょう。
少しでも「環境の構築が難しい」と感じたら、Progate(プロゲート)やpaizaラーニングなどの学習サイトを利用するという代替方法もあります。これらのサイトではWebブラウザ上でコードを書くことができるため、環境構築をしなくても学習を進められます。
サーバーは、サービスを提供する際に土台となるコンピューターのことです。サービスが動いている場所と言い換えることもできます。
私たちが普段何気なく使っているサービスは、それぞれに専用のサーバーを持っています。サーバーは、基本的には休みなく稼働するよう設定されています。曜日や時間を問わず、いつでもWebサービスを利用できるのはサーバーが休みなく稼働しているためです。
データベースとは、サービス提供に必要なデータが保管されている場所です。ユーザーの登録情報など、大量のデータを格納し、必要なときに必要な情報を取り出せるようにする仕組みです。
例えば、ログインの際にはデータベースに登録されているIDやパスワードと入力されたものが正しいかどうか照合します。
また、ショッピングサイトでは在庫状況を確認し、自動的に商品情報をサイト上に掲載することや、条件に合った商品を絞り込むことにもデータベースが使われています。
フレームワークとは、アプリやサービスを作るための骨組みのようなもの。完全にゼロの状態からサービスを作り上げるのは大変ですが、フレームワークを使うことで工程を省略できます。
有名なフレームワークの例としては、FlaskやDjangoがあります。例えばInstagramやNASAの公式サイトはDjangoを使って作られています。
バージョン管理とは、誰が、いつ、どんな変更を加えたかを記録しておく管理方法のことです。1人での開発でも記録しておくと便利ですが、共同開発を行う際には特に重要です。
バージョン管理を行うことで、更新履歴がわからず混乱することや、余計な情報を書いてしまってソースコードが大きくなってしまうことを避けられます。
コマンドを入力すると、文字でコンピューターに命令を与えられます。コマンドを入力するには、Windowsであればコマンドプロンプト、Macであればターミナルを使います。
例えば「cd」と入力すれば現在表示されているディレクトリがどこなのか示されます。また、「copy」と入力すればファイルのコピーができます。
Progateは、Webでもアプリでも使えるサービスです。スライドを使った学習と、コードを実際に作り上げるパズル形式のパートで構成されています。
Springinは、プログラミング言語を使わずプログラムの基礎を学べるゲームです。子供向けですが大人でも楽しめる内容で、作ったゲームは公開もできます。
独学のメリットは、自分のペースで学習を進められる点です。上記で紹介したようなサービスを使えば、移動中などの隙間時間を使った学習も可能。また、学習にかかる費用が少ないのもメリットです。
一方で、独学の場合困ったときに頼れる場所を見つけにくいのがデメリットです。教材を読んでいてわからないところがあったときや、エラーが出てしまったけれどどこを直せばよいのかわからないときなど、先に進めず挫折してしまうことも少なくありません。
プログラミングスクールを利用して学習するのも、初心者にはおすすめの方法です。プログラミングスクールであれば、講師がいるので学習に困ったときにはすぐに質問できます。
また、プログラミングスクールであれば、目的やスキルに合わせてカリキュラムを組むことも可能。プロが考えるカリキュラムで、必要な項目だけを効率よく学べます。
一方で、独学に比べてかかる費用が高くなりがちなのがデメリット。費用はスクールによって異なりますが、数十万円程度の費用がかかることも珍しくありません。
初心者が効率的に、楽しく簡単にプログラミングを習得したいなら、プログラマカレッジがおすすめです。独学では挫折しがちなプログラミングですが、プログラミングスクールでは楽しく、効率的に学べます。
プログラマカレッジは、講師が常に質問に回答できるよう待機し、理解できるまでマンツーマンで対応しています。定期的な面談を実施し、勉強や就職などさまざまな相談にもお応えしています。
また、チーム演習などのカリキュラムを通じて、同時期に学習を始めた仲間とコミュニケーションを取りながら学ぶことも可能ですよ。以下にもプログラマカレッジ卒業生の声を載せていますので、参考にしてみてくださいね。
プログラマカレッジ卒業生の声
森さん
つまずいた時に相談できる存在がいることがとても心強かったです。気兼ねなく質問できる環境があったことは、プログラミングを学ぶ上でとてもよかったと思っています。
プログラマカレッジ卒業生の声
二瓶さん
一人で勉強していたらモチベーションも下がって、ここまで頑張れなかったと思います。仲間と勉強できたことはすごくよかったですね。
プログラマカレッジ卒業生の声
ツヅクさん
オンラインであっても仲間と協力しあって開発を進めることができ、よかったなと感じています。完成した時は本当に清々しい気持ちでしたね。
プログラミングは誰でも学べる環境が整っています。プログラミング未経験者でも、インターネット環境とパソコンを用意すれば必要なプログラミング言語をインストールするだけでプログラミング学習を始められます。この記事を参考に、プログラミンに必要なものをひとつづつ確認してみてください。
より良い環境でプログラミング学習をスタートしたいのであれば、スクールに通うことも視野に入れてみてくださいね!
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