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ITコラム

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プログラミングノウハウ

2019.01.21

PHP【 演算子 】色々な演算子の使い方

「 2 + 3 = 5 」の「 + 」 や「 = 」のように、演算に使用する記号を演算子といいます。
プログラミング言語 では、計算以外にも様々な演算子を使用します。
今回は、PHP の演算子の使用方法について紹介したいと思います。

本サイトでは XAMPP( ザンプ )という開発環境を使用しています。
XAMPP のインストール方法や起動方法については以下の記事をご参照下さい。
PHP【 開発環境 】XAMPP インストール
PHP【 開発環境 】XAMPP の使い方

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最終更新日:2019年1月21日

1. 演算子とは

 
四則演算のような計算処理を行う際に使用する記号( + や = など )を演算子といいます。

PHP では、四則演算で使用する演算子の他にも様々な演算子があります。
中でも使用頻度の高い演算子は以下の通りです。

代数演算子 計算をするための演算子
代入演算子 値を代入するための演算子
文字列演算子 文字列を連結するための演算子
比較演算子 値を比較するための演算子
論理演算子 条件の評価をするための演算子

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2. 代数演算子

 
代数演算子とは、「 + 」や「 – 」など 計算をする際に使用する演算子です。

加算は「 + 」、減算は「 – 」、乗算は「 * 」、除算は「 / 」を使用します。
 
 
下記のようなソースファイルを作成して ブラウザからアクセスすると、次のような表示になります。
( ソースファイルの作成方法についてはソースファイルを作成を、サーバの起動方法等についてはサーバを起動を、それぞれご参照下さい。)

<?php
  $num1 = 6 + 2;
  $num2 = 6 - 2;
  $num3 = 6 * 2;
  $num4 = 6 / 2;
  echo $num1;
  echo $num2;
  echo $num3;
  echo $num4;
?>

PHP 演算子 プログラマカレッジ

「 echo 」は、データを出力するために使用する PHP の命令です。
echo で出力された値は スペースや改行無しで右側に追加表示されます。

出力された「 84123 」は、ソース内の計算結果である「 8 」「 4 」「 12 」「 3 」です。

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3. 代入演算子

 
代入演算子は「 = 」のことです。

計算ではイコールの意味で使用しますが、プログラム言語では 左辺の変数や定数に右辺の値を「 代入する 」という意味で使用します。
 
 
下記のようなソースファイルを作成して ブラウザからアクセスすると、次のような表示になります。
( ソースファイルの作成方法についてはソースファイルを作成を、サーバの起動方法等についてはサーバを起動を、それぞれご参照下さい。)

<?php
  $num = 2019;
  $str = "年";
  echo $num;
  echo $str;
?>

PHP 演算子 プログラマカレッジ

「 echo 」は、データを出力するために使用する PHP の命令です。
echo で出力された値は スペースや改行無しで右側に追加表示されます。

変数 $num に 数値「 2019 」を代入し、変数 $str に 文字「 年 」を代入して、変数 $num と 変数 $str を出力すると、各変数に代入した値が表示されます。

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4. 文字列演算子

 
文字列演算子とは、文字列を連結するための演算子で「 . 」と「 .= 」を使用します。
 
 
「 . 」は、文字列を単純に結合する際に使用します。

$str1 = "みなさん"."こんにちは"

上記のサンプルでは、変数 $str1 に文字列「 みなさんこんにちは 」が格納されています。
 
 
「 .= 」は、文字列を結合して代入する際に使用します。

$str2 = "みなさん";
$str2 .= "こんにちは";

上記のサンプルでは、文字列「 みなさん 」が格納されている 変数 $str2 に、文字列「 こんにちは 」を結合した上で代入しています。
その結果、変数 $str2 には 文字列「 みなさんこんにちは 」が格納されています。

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5. 比較演算子

 
比較演算子は、値を比較して その結果を「 true 」又は「 false 」で評価する演算子です。

比較演算子には、次のようなものがあります。

== 等しい
=== 等しい( データ型も比較 )
!= 等しくない
!== 等しくない( データ型も比較 )
> 左辺が右辺より大きい
>= 左辺が右辺と等しい又はそれ以上

 
下記のようなソースファイルを作成して ブラウザからアクセスすると、次のような表示になります。
( ソースファイルの作成方法についてはソースファイルを作成を、サーバの起動方法等についてはサーバを起動を、それぞれご参照下さい。)

<?php
  $num = 2019;
  $str = "2019";
  echo $num == $str;
  echo $num === $str;
?>

PHP 演算子 プログラマカレッジ

「 echo 」は、データを出力するために使用する PHP の命令です。

変数 $num には 数値「 2019 」が、変数 $str には 文字列「 2019 」が、それぞれ格納されています。

比較演算子「 == 」はデータ型の比較を行わない( 自動的にデータ型を揃えて値の比較を行う )ため、「 $num == $str 」は true と評価されます。

比較演算子「 === 」はデータ型の比較まで行うため、「 $num === $str 」は false と評価されます。

比較演算子を使用した式の結果を出力すると、true の評価の場合は「 1 」が出力され、false の評価の場合は何も出力されないため、上のような表示になります。

比較演算子は、条件分岐をする際の条件式で使用されることが多く、上のサンプルのように 比較結果を直接出力するようなことは通常ありません。

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6. 論理演算子

 
論理演算子は、条件式の評価をする演算子です。

論理演算子には、次のようなものがあります。

&&
且つ
(式1) && (式2)  (式1)及び(式2)が共に true の場合に「(式1)&&(式2)」が true と評価される
and
且つ
(式1) and (式2)  (式1)及び(式2)が共に true の場合に「(式1)and(式2)」が true と評価される
||
又は
(式1) || (式2)  (式1)又は(式2)が true の場合に「(式1)||(式2)」が true と評価される
or
又は
(式1) or (式2)  (式1)又は(式2)が true の場合に「(式1)or(式2)」が true と評価される
!
否定
!(式1)  (式1)が false の場合に「 !(式1)」が true と評価される

 
「 && 」と「 and 」は どちらも同じ意味を表す演算子で、「 || 」と「 or 」も同様ですが、これらの演算子には 評価の優先順位に違いがあります。

上記演算子の評価の優先順位は、高い方から「 ! 」「 && 」「 || 」「 and 」「 or 」となります。
 
  
下記のようなソースファイルを作成して ブラウザからアクセスすると、次のような表示になります。
( ソースファイルの作成方法についてはソースファイルを作成を、サーバの起動方法等についてはサーバを起動を、それぞれご参照下さい。)

<?php
  $num = 7;
  if(0 < $num && $num < 10) echo "0より大きくて10より小さい数です!";
?>

PHP 演算子 プログラマカレッジ

「 if ・・・ 」は、if 文とよばれる条件分岐の構文で、( ) 内の評価が true であればその先の処理を行います。

論理演算子「 && 」は、前後の式がどちらも true の場合に全体が true と評価されます。

「 echo 」は データを出力するために使用する PHP の命令なので、上記の if 文は 変数 $num に格納されている数値が 0 よりも大きくて 10 よりも小さい数であれば文字列を出力するプログラムです。

上のサンプルでは、変数 $num に 7 を代入しており「 0 < $num && $num < 10 」が true と評価されるため、設定された文字列が出力されます。

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