初心者がプログラミング学習が難しいと感じるのには理由があります。本記事では、プログラミングが難しいと感じる7つの理由を解説。さらに、プログラミングが全くわからない方向けの学習方法やひとりで問題を解決するのは無理と感じたときの対処法も紹介。プログラミング学習は難しいと感じている方はぜひご覧ください。
なお、未経験からITエンジニアへの就職に興味がある方や未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2025年8月7日
目次

以下で詳しく解説します。
プログラミング言語の初心者向けサイトを見ると、学習すべき言語としてHTML、CSS、JavaScript、jQuery、React、Ruby、PHP、Pythonなど多くの言語が並んでいます。言語にはそれぞれに役割があるのですが、初心者にはそれがわかりにくいためどの言語を学べば良いかわからなくなってしまいます。
プログラミングを始める前には、パソコンでプログラミングができるようにするために自分のパソコンに開発環境を作るための「環境構築」という準備が必要です。環境構築の際にエラーが出てしまうと、解決策を調べても専門用語が多用されたわかりにくい解説しか見つからないことがあります。


Rubyやなでしこなど、日本発の一部のプログラミング言語を除き、多くのプログラミング言語は海外発祥です。そのため、最新のアップデートやチュートリアルを読み解くには英語力が必要です。

プログラミングでは、専門用語や独特の考え方が用いられます。プログラミング初心者の方が特に難しいと考える概念としてオブジェクト指向があります。
オブジェクト指向は以下のように解説されます。
基本的な考え方は、プログラムの中で扱いたい、現実世界の事物を模るためにオブジェクトを使用すること、またはそうしなければ使うことが難しいあるいは不可能だった機能にアクセスするための、シンプルな方法を提供することです。
オブジェクトは、モデル化しようとしている事物に関する情報および、持たせたい機能や動作を表現する、関連したデータとコードを持つことができます。オブジェクトのデータ (しばしば関数も含む) はオブジェクトのパッケージの中 (名前空間と呼ばれることがある) に適切に格納されます (カプセル化)。
つまり、オブジェクト指向とは、現実の世界でものを組み立てる時のようにプログラムを作る考え方です。オブジェクトにはさまざまなデータや機能、動作を与え、パッケージの中に格納しておくことが可能です。こうしたオブジェクトを複数用意し、それらを組み合わせながらプログラム全体を作るのがオブジェクト指向の考え方です。
オブジェクト指向についてより詳しく知りたい方は出典元の記事をご覧ください。
実体のないものを物のように扱うというのが抽象的でわかりにくいことに加えて、オブジェクト指向というのはあくまでも考え方であるため、人によって解説の仕方が違うこともわかりにくい点です。

プログラミング学習は、簡単な算数の問題を解くようなプログラムを作ることや、決まった言葉を画面上に出力するなど非常に単純な部分から始まります。かつ、それがどんな風に役に立つのかよくわからない状態で学習が進みます。
製品化されて世の中に出ているアプリや、プログラミング経験者が自分で作ったとして公開しているアプリを作るまでには、こうした基礎練習を積み重ねる必要があります。

コンピューターは、感覚的な処理ができません。例えば人間であれば、多少のスペルミスがあったとしても、それをミスだと判断し文章を読み進めることができますが、プログラミングの場合には1文字間違っていただけでもエラーの原因となります。
さらにプログラミングでは、普段あまり使わないような単語や記号を使うため、ミスが多くなりがちです。ソースコードをじっくり見てもなかなかミスに気付けない場合も多く、なぜエラーが出ているのか解明するのに時間がかかることが、プログラミングの難易度が上がり難しいと感じられる一因です。
感覚的な処理ができないという点は、数字を扱うときにも当てはまります。コンピューターには「だいたいこのくらい」という指示が理解できないため、「だいたい」の範囲を人間が決定してからプログラミングします。

プログラミングの際には、関数やオブジェクトなど実体のないものを取り扱わなければいけません。実体のない抽象的なものを取り扱うのは苦手という方は、特にプログラミングが難しいと感じやすいようです。



プログラミングでは、1つ1つの動作や数値の許容範囲などを明確にコンピューターに指示する必要があります。プログラミング学習を始める前に、こうした解決型の思考に慣れておくとその後の学習もスムーズに進みやすくなります。
小学校でのプログラミング必修化によって、近年は小学生にプログラミング思考を教えるための教材が充実しています。プログラミング思考に馴染みがない方であれば、子供向け教材からスタートしてプログラミング思考に慣れていくことをおすすめいたします。

プログラミングの学習サイトを利用すれば、環境構築不要で学習を始められます。初心者向けのプログラミングサイトとして有名なのがProgateです。
Progateは、HTMLやCSS、Java、PHP、Python、SQLなど他にもさまざまな言語を基礎から学べる学習に特化したサイトです。講義型の解説の後に演習問題を解いて進むような形式のサイトで、1歩1歩理解しながら学習を進められます。
また、自分のPCに開発環境をセットアップせず、クラウド上の開発環境をブラウザ経由で利用するという手もあります。
Cloud 9は、クラウド上にある開発環境を利用できるサイトです。実際の開発の現場でも、開発環境として採用されることも多くあります。ブラウザから利用できるサービスで、ソフトのダウンロードやインストールが不要である点も魅力です。

出典:AWS Cloud9
プログラミング学習では、特に初期には非常に単純な学習が続きます。自分はなぜプログラミングを学びたいのか、学んだ結果どんなスキルを身に付けたいのかという学習の目的や目標を明確にし、言語化します。
これを行うことで、まず何から学び始めてどう学習を進めれば良いのかというステップが見えやすくなると共に、学習の途中で挫折しにくくなります。


スキルが身に付いてきた時の学習として「模写」という方法があります。模写とは、お手本となるサイトやアプリなどを見ながら、ソースコードを見ずに同様のサイトを作り上げていく学習法です。
目標となるサイトやアプリがあれば、積極的に模写をしながらスキルを身に付けてみてください。特に思い入れのある目標が見つからないという場合には、iSaraのサイトが模写の対象として有名なので、ぜひチャレンジしてみると良いでしょう。

出典:iSara
独学で一人で部屋で勉強することにこだわっていると、スキルの習得に時間がかかってしまうことがあります。IT勉強会に出席する、有償でエンジニアにサポートを頼む、メンターをつける、スクールに行くなど、プログラミングを学習する方法はいろいろあります。その中から、自分に向いている学習手段を見つけてみてください。
初心者の独学では、30分以上悩むのは時間の無駄です。エラーを潰してもまた次のエラーが出てしまうということも少なくありません。エラーメッセージについて調べてみても、明確な解決策が見つからないのはよくあることです。
時間をかけて学習し、調べているのに問題が解決できず、学習意欲が失われてしまうことも起きやすくなります。メンターをつけている場合やプログラミングスクールに通っている場合は、こうしたエラーが出た際にすぐに質問できます。

プログラマカレッジ卒業生の声
森さん
つまずいた時に相談できる存在がいることがとても心強かったです。気兼ねなく質問できる環境があったことは、プログラミングを学ぶ上でとてもよかったと思っています。
プログラマカレッジ卒業生の声
二瓶さん
一人で勉強していたらモチベーションも下がって、ここまで頑張れなかったと思います。仲間と勉強できたことはすごくよかったですね。


出典:Why!?プログラミング
Why!?プログラミングは、NHKのEテレで放送されている子供向けのプログラミング学習番組です。コミカルなストーリーを見ながらプログラミング思考に慣れ親しむことができます。プログラミングってどんなことをするの?と感じている方はまずこの番組からチェックしてみてください。
対象年齢は小学3年生から6年生となっていますが、大人でも充実した学びを得られます。テレビでの放送だけでなく、公式サイトでは動画による配信も行われています。移動中などの隙間時間に動画で学習するのもおすすめです。

出典:テクノロジア魔法学校
■ 学習内容
「Webデザイン」「ゲーム」「メディアアート」などのデジタル作品を実際に作成しながら全てのプログラミングの基礎となる力を身に付けます。
ディズニーのキャラクターが登場する物語形式で学習を進められるので、特にディズニーが好きな方にとっては難易度を感じることなく楽しく学習できる教材です。
■ 学べる言語
HTML/CSS、JavaScript、Processing、Shader
■ 対象年齢
12歳以上
■ 開発者
ライフイズテック株式会社
総監督/クリエイティブ・謎制作責任者:小森勇太
ゲームデザイン・システム開発・カリキュラム開発責任者:橋本善久
■ 購入リンク
https://www.technologia-schoolofmagic.jp/purchase/

出典:Progate
■ 学習内容
幅広い言語を、教材学習→演習問題の繰り返しで学習できるサイトです。スライド形式で学べるので、自分のペースで学習を進められます。
プログラミングの基礎を学ぶコースは無料で利用可能。「応用」や「実践」まで学びたい場合には、月額980円のプラス会員として登録する必要があります。
■ 学べる言語(フレームワーク)
HTML&CSS、JavaScript、jQuery、Ruby、Ruby on Rails5、PHP、Java、Python、Command Line、Git、SQL、Sass、Go、React、Node.js
■ 対象年齢
小学生以上
■ 開発者
株式会社Progate
■ リンク
https://prog-8.com/
プログラミングの考え方がわかってきたら、実践により近いかたちでプログラミング学習を進めてみるのも良いでしょう。
ここではプログラミングがまったくわからないという段階を脱した人のための、おすすめ教材・学習サイトをご紹介します。


出典:ドットインストール
■ 学習内容
3分の動画を利用してプログラミングを学習できるサイトです。開発環境を整えるところからレッスンを開始できます。パソコンはもちろん、スマホでも動画を閲覧可能なので、隙間時間にプログラミング学習をしたい方にもおすすめです。
レッスン一覧から気になる動画だけを見るのはもちろん、目的に合わせた内容を1から学習することも可能です。無料でもある程度の内容を学習可能ですが、プレミアムサービスに登録すると中上級者向けの動画を閲覧できると共に、質問が可能になります。
■ 学べる言語
HTML/CSS、JavaScript、Ruby、Python、Java、Go、PHP、SQL
上記には、プレミアムサービスのみで学べる言語も含みます。
最近更新されておらず、アーカイブされたレッスンを含むとさらに多くのプログラミング言語を学習可能です(BASIC・C言語・Rなど)。
■ 開発者
株式会社ドットインストール
■ ダウンロードリンク
https://dotinstall.com/lessons

■ 学習内容
「プロダクト開発の0→1を学ぼう」という言葉の通り、Webサービス開発で必要になる知識を学習できるサイトです。Webサービスの開発者になりたい、フリーランスになりたいという方にも役立つほどレベルの高い学習内容です。
実際に動くサンプルアプリケーションを構築しながら学習を進めるのが特徴です。ただ動くアプリを作るだけでなく、セキュリティ対策やバージョン管理など実際にアプリを開発する際に必要となる知識も同時に学べます。
■ 学べるフレームワーク
Ruby on Rails
■ 開発者(作者)
マイケル・ハートル(Michael Hartl)
■ ダウンロードリンク
https://railstutorial.jp/webtext

プログラマカレッジ
キャリアアドバイザー 松山 光
キャリアアドバイザーと個別研修担当として、受講生に寄り添った支援を心がけております。はじめてのプログラミング学習に苦手意識をもってしまう方、逆に得意だと感じる方もいます。面接が得意な方もいれば不安な方もいるでしょう。誰一人同じということはなく、様々な受講生がいらっしゃいます。そのようなひとりひとりの個性を大切にしながら、皆様が自信をもって就職活動に臨んでいただけるよう研修と転職のサポートをさせていただきますので安心してご参加ください。
エラーメッセージの内容をそのままGoogleで検索し、各言語やフレームワークの公式ドキュメント、Qiita、エンジニアの個人ブログの投稿などを参考に解決策を探します。
30分以上検索し、コードの修正やコマンドなどを試してもエラーを解決できない場合はITエンジニア特化型Q&Aサイトであるteratailに質問を投稿することがおすすめです。同時に、teratailで過去のQ&Aを検索してみてください。
それでも解決できない場合は、何らかの形でメンターをつける、もしくはスクールでの学習を検討することをおすすめいたします。


周囲に先輩エンジニアがいない場合には、IT勉強会に出席し、他の出席者にメンターをつけているか聞いてみてください。メンターをつけているという人がいれば、どのようにメンターを探したのか教えてもらいましょう。
他に、スキルシェアサービスやクラウドソーシングサイトで有償サポートを募るという方法や、スクールに通うなどの方法があります。

プログラマカレッジ卒業生の声
森さん
つまずいた時に相談できる存在がいることがとても心強かったです。気兼ねなく質問できる環境があったことは、プログラミングを学ぶ上でとてもよかったと思っています。
独学でプログラミングを学習する場合、悩む時間が長いと効率が悪くなってしまいます。独学でつまづいてしまったのであれば、スクールに通って学習することをおすすめいたします。
スクールであれば、プログラミングの知識がゼロの状態からでもサポートを受けて学習を進めることが可能です。Progateやドットインストールの初心者向けカリキュラムでつまづいてしまったという方でも効率よく学習を進められるでしょう。


プログラミングの適性は以下の要素と関係があります。
・論理的思考力がある
・粘り強く取り組める
・新しいことを学ぶことに興味がある
ただし、これらは努力で身につけられる能力なので、「向き不向き」にとらわれすぎる必要はありません。大切なのは、「プログラミングを学びたい」という強い気持ちを持つことです。

優秀なプログラマは、「論理的思考力」「問題解決力」「新しい知識を吸収する柔軟さ」「コミュニケーション力」を持っています。
また、失敗やエラーを成長の機会に変え、継続して学ぶ姿勢があることも大切です。

公的な統計データはありませんが、一般的に独学でのプログラミング学習の挫折率は約90%と言われています。「エラーが解決できない」「モチベーションが続かない」といった理由で、多くの方が学習を断念してしまいます。
しかし、これはあくまで一人で学習した場合の数字です。信頼できる教材を選び、質問できる環境を整え、共に学ぶ仲間を見つけることで、挫折のリスクは大幅に下げることが可能です。

■ プログラマカレッジのサポート体制
プログラマカレッジでは、不明点をZoomで個別に講師に質問できます。わからないことを放置せずすぐに解決できるため、挫折の可能性を下げられます。
また、チャットやQ&A掲示板を利用しての質問も可能です。

気になること、解決できないことがあればzoomの個別ルームにて講師と1対1でのやり取りができます
プログラマカレッジ プログラマーコース受講風景

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はい、全く問題ありません。
プログラミングには論理的思考力が求められますが、これは理系出身者だけの特権ではありません。文章の構成を考えたり、複雑な情報を整理したりする力は、文系の方も得意とするところです。
実際にIT業界では、文系出身のエンジニアが数多く活躍しています。大切なのは出身学部や経歴ではなく、「新しいことを学ぶ意欲」と「粘り強さ」です。

Webページの見た目を作るHTML/CSSは、結果がすぐに目に見えるため、最初のステップとして最適です。
本格的なプログラミング言語では、文法がシンプルで読みやすい「Python」や、Webサービス開発で世界的に人気の「Ruby」がおすすめです。どちらも日本語の学習教材やコミュニティが充実しており、初学者がつまずきにくい環境が整っています。


・簡単なWebサイト制作(副業レベル)
200〜300時間
・ITエンジニアとして就職・転職できるレベル
1,000時間以上
これはあくまで目安であり、学習の質や効率によって期間は大きく変動します。
一人で学習計画を立てるのが難しい場合は、プログラミングスクールなどを活用し、体系的なカリキュラムに沿って効率的に学ぶことをおすすめします。

■ プログラマカレッジの学習時間と期間
プログラマカレッジは、受講料完全無料で受講できるプログラミングスクールです。2〜3ヶ月後の研修終了後に就職活動を行います。

研修時間は平日5日間コースの場合420時間、個別フリーコースの場合は200時間です。じっくり研修を受けてスキルを身につけてから、就職活動を進められます。

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プログラミングでは、厳密な理論や抽象性の高い思考が求められることに加えて、専門用語や英語のドキュメントが多いことも難しいと感じられやすい理由です。効率的に、そして簡単に学習するためには、プログラミング学習向けサービスを利用するのがおすすめです。
独学でつまづいてしまった時、長時間悩むのは時間の無駄です。調べてみてもわからないことはQ&Aサイトで質問し、それでも解決しない時にはプログラミングスクールの利用を検討してみてください。あなたのプログラミング学習を応援しています!
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