プログラミングが上達しないと悩んでいる初心者の人向けに、プログラミングスクールの講師が学習のコツを解説します。「プログラミングが上達しないのはなぜ?」「プログラミングを上達させるにはどんな勉強法がいいの?」と疑問を感じている方はぜひご覧ください。
なお、未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2023年3月24日
アドバイザー
プログラマカレッジ講師 河村 佳奈
これまでSESのエンジニアとして様々なプロジェクトに携わってきました。私自身も、エンジニアになる前はわからないことだらけで、試行錯誤しながらプログラミングを学んできました。技術面だけではなく、プログラミングを使ってモノづくりをしていく楽しさ、IT業界の話についてもお伝えしながらサポートさせていただきます。
目次
プログラミングが上達しない原因として、考えられるのは次の3つです。
なぜこれらのポイントに着目すべきなのか、詳しく解説します。
プログラミング学習の目的が曖昧だと、何をどのように勉強するかの道筋を立てるのが難しくなります。そのため学習効率が悪くなり、プログラミングの上達に時間がかかってしまいがちです。目的を明確に決めておけば、学習途中の寄り道を減らして効率よく目標に近づけます。
また、学習の期限を決めず「いつかできるようになりたい」と考えている場合にも、プログラミングの上達は遅れがちです。期限が決まっていないと「今日は疲れているからいいや」と休んでしまう日が増えますし、無意識にペースがスローダウンしてしまいます。
逆に「1年後の転職を目指す」といったように、具体的な目標と期限が決まっていれば、そこから逆算して、半年後・3ヶ月後に達成すべき目標を決められます。期限を決めることで、より学習に集中することが可能です。
多くのプログラミングスクールでは、学習時間の目安を200〜400時間程度と設定しています。つまり、未経験からプログラミングを習得するためには、だいたい300時間程度の学習が必要だと考えられます。
300時間というと、毎日2時間学習時間を確保した場合5ヶ月程度の期間が必要です。300時間はプログラミングスクールに通った場合の学習時間の目安なので、独学の場合にはさらに時間がかかる可能性もあります。
プログラミングが上達しないと感じているのであれば、まずは300時間を目安として学習を進めてみてください。
プログラミングの学習時間については、次の記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。
特に、わからないことがある場合や作ったプログラムがうまく動かない場合、自分ひとりの力で解決しようとすると何日も悩んでしまうこともあります。悩んでいる間は学習が先に進まないので、時間をかけてもなかなかプログラミングが上達しません。
わからないことを質問・相談できる環境があれば、悩む時間が少なくなるので学習が進みやすくなります。プログラミングが上達しないと感じているのであれば、困った時に相談できる場所を探してみてください。
【卒業生の声:森さん】
つまずいた時に相談できる存在がいることがとても心強かったです。気兼ねなく質問できる環境があったことは、プログラミングを学ぶ上でとてもよかったと思っています。
プログラミングが上達するコツとして、次の10個のポイントが挙げられます。
それぞれの項目について、プログラミングが上達する理由と具体的な内容を解説します。
学習の目標は、明確にさらに適切に設定しましょう。なんのためにプログラミングを学ぶのか、そのためにどんなスキルが必要なのかを考えてみましょう。さらに、その目標をいつまでにどんな方法で達成するのかも考えます。
この時重要なのは、身の丈にあった目標設定にすることです。身近で使われているFacebookやTwitterのようなサービスを作りたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、プログラミング学習を始めたばかりの初心者にとってはかなりハードルの高い目標です。
「プログラミング的思考」とは、コンピューターやプログラミングの概念にもとづいた問題解決型の思考。そして「論理的思考」とは、目的達成のために物事の筋道を考えて段階的に判断していく思考です。これらの思考を身につけることが、プログラミング学習には非常に大切です。
プログラミングの基礎とも言えるこの2つの思考を事前に身につけておくと、後の学習でのつまづきを防ぐことができます。何より楽しみながらプログラミングを学ぶことができるでしょう。
プログラミング学習の際に、ネットを活用すると非常に便利です。無料で情報が得られますし、アプリの作り方などが具体的に紹介されている記事もあり、真似をすればすぐに動くプログラムを作れます。
しかし、ネットの情報だけを集めて学習を進めると、基礎部分の知識が不足しがちです。そのため、ある程度学習が進んだときに壁にぶつかりやすくなります。
よいコードとはどんなものかを知り、スムーズにプログラミングができるようになるための練習法としては写経がおすすめです。
写経とは技術書や各種チュートリアルサイト、公開されているコードなどを自分の手ですべて打ち直すものです。サンプルコードを「この箇所はどういう意味だろうか」と考えながら書き写し、実行結果を確認します。
似た練習方法として、模写があります。模写とは、完成物のサイトを見ながらレイアウトや構造を読み解き、答えを見ずに同じような仕上がりのサイト作成を目指す練習法です。
1行ごとに考えこまず、自然にコードを書けるようになると、プログラミングがかなり上達していると言えます。サクサクとコードを書くためには、ひとつひとつを暗記するのではなく、考えなくても指が動くくらいまで練習を重ねるのがおすすめです。
コードを書くスピードを上げるためには、反復練習が有効です。同じコードを繰り返し写経する、似たような練習問題をいくつも解いてみるなどの方法で反復練習を行ってみてください。
検索力を高めることも、プログラミングを上達させるコツのひとつです。自分で調べて試行錯誤しながらコードを書くことや、エラーを解決することで、知識が身につきやすい傾向があります。
例えばなんらかのエラーが出たとき、わかる人にすぐ質問して、エラーの意味や解決する方法を教えてもらうのは簡単です。しかし、自分自身でエラーの意味を調べ、解決方法を探し、それを自分が書いているコードに反映させると、時間をかけた分記憶に残りやすくなります。
時間をかけて勉強しているのになかなか理解できない場合、難易度が高すぎる学習を進めている可能性があります。例えば英語を学習する場合、まずは単語を覚え、子供向けの絵本などが読めるようになり、そのあとにビジネス向けなどの難しい文章を読めるようになりますよね。いきなりビジネス向けの文章を読むところから学習をはじめると、時間がかかってしまうばかりでなかなか上達した実感は得られません。
プログラミング学習でも同様で、いきなり難しい部分に挑戦すると、上達が感じられません。そのため、自分のスキルと学習難易度があっているかを確認することは重要です。
もちろん、なんでもかんでもすぐに質問すればよいというわけではありません。上記の通り、自分で調べることも大切です。
しかし、1つの問題で何日も悩み続けていると、学習が進められず時間ばかりがすぎてしまいます。例えば、たったひとつのスペルミスでプログラムが動かなくなったとき、初心者ではなかなかミスを見つけられなくても、普段コードを見慣れているエンジニアならすぐに気づくこともあります。
また、知識がある人に質問することで、自分が思ってもいなかったところに問題が見つかることもあります。いくらネット検索が便利とはいえ、疑問に思わない点は調べられません。人に質問することは、自分の知識を広げることにもつながります。
TO DOリストや掲示板は比較的簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてみてください。
モチベーションが上がって楽しく学習するのと、義務感で学習するのとではスキルの身につき方に差が出ます。1つアプリができたら、次は別のアプリを作成したり、作ったアプリに機能を追加するなどして、楽しみながら学習できるよう工夫してみるとよいでしょう。
ひとりで学習していると、孤独を感じて学習が進まなくなってしまうことがあります。孤独を感じるひとつの原因が、自分の努力が正しいのかわからず、このまま続けてよいのかと悩んでしまうこと。そんなとき、メンターや一緒に学習する仲間がいれば刺激やアドバイスをもらえます。
プログラマカレッジではチーム開発もあり仲間と協力しあって学習を進められます。プログラミング学習の質問は講師に、就職についての相談はキャリアアドバイザーにとメンター同様の手厚いサポートが無料で受けられますよ!
リアルなカレッジライフがわかる体験レポ記事も是非ご覧くださいね!
■ 自分で物事を考えられる力がある
■ 物事をロジカルに考えることができる
■ 検索力が高い
【卒業生の声:荒山さん】
■ 周りと比べてしまう
周りと自分を比べ、周りに追い付くために学習をスピード重視で進めてしまう人がいるのですが、それはとても良くない傾向です。せっかく学んでいても、基礎をしっかり理解できないまま勉強を進めていっては、結局プログラミングを習得できないからです。
プログラミングは誰かと競って優劣を決めるものではありません。まずはしっかり理解を深め、納得がいくまでトライ&エラーを繰り返すことで、自分のものにしていくことが大切です。つい周りと自分を比べがちな人は、意識的に「自分は自分」と注意するようにしましょう。
■ わからないことを調べずになんでも聞いてしまう
■ 質問できずに問題を抱え込んでしまう
【卒業生の声:太田さん】
「プログラミングがなかなか上達しない」、「効率よくプログラミングスキルを上達させるためにはどうしたらいいの?」そんな人はプログラミングスクールに通うという方法もあります。プログラミングスクールでは、分からないことは講師に聞いて解決できますし、同じ志を持ってプログラミングを学ぶ仲間にも出会えます。
プログラマカレッジでは、生徒一人ひとりとの距離を縮め、モチベーションを維持させるために、定期的に面談も実施しています。日々の勉強で不安に感じていること、就職のことなどさまざまな相談にものっています。
興味を持った方は、ぜひ下記の先輩方の声を参考に、入校を考えてみてください。楽しく、効率的にプログラミングを学べることをお約束します!
以下ではプログラマカレッジで学んだ卒業生の声を載せていますので、参考にしてみてくださいね。
【卒業生の声:ツヅクさん】
オンラインであっても仲間と協力しあって開発を進めることができ、よかったなと感じています。完成した時は本当に清々しい気持ちでしたね。
【卒業生の声:菊地さん】
最初は不安だらけだったコロナ禍の受講スタイル。先生やチームメイトのおかげで、最後には楽しみながら開発できるように。
【卒業生の声:太田さん】
プログラミングの上達には時間が必要です。まずは、しっかり時間を確保し学習を継続しましょう。上達を実感するためには、明確な目標を設定し、簡単なアプリを作るなど達成感を得られる方法で学習を進めてみてください。
プログラミングが上達しなくて悩んでいる、早く上達したいと考えているなら、プログラミングスクールの利用がおすすめです。この記事を参考に、プログラミング学習の進め方を考えてみてくださいね。
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