タイピングができないとプログラミングはできないの?と疑問を感じている方向けに、プログラマカレッジ講師がアドバイス。プログラミングで必要なタイピングのスキルを解説します。さらに、タイピング練習サイトの紹介や速度や正確性を高めるための練習方法についても紹介します。スムーズに文字入力ができるようになりたいと考えている方は、ぜひご覧ください。
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最終更新日:2023年3月9日
目次
プログラマーにとって、タイピングは速度よりも正確性が重要です。タイピングの速度については、一般的なスピードがあれば問題ありません。
タイピング練習サイトの「e-typing」では、209程度のスコアがあれば一般的なオフィスワークで困ることがないスピードとされています。タイピング練習をしたいのであれば、このスコアを目安としてみてください。
ある程度の速度があれば仕事で困ることはありません。しかし、スピードを追求する意味がないわけではありません。
タイピングの速度が上がると、学習効率が上がります。プログラミングは、実際に手を動かしてプログラムを書きながら学習することも少なくありません。タイピングスピードが速ければ、限られた時間の中でより多くのことを学べます。
初心者の場合には、タイピングのスピードが遅いことでプログラミング学習が面倒だと感じ、挫折してしまうこともあります。そのため、ある程度自由に文章を打てる程度には、練習しておくのがおすすめです。
以下で、プログラマカレッジ講師が解説します。
プログラミング学習と同時に、タイピングの練習を進めれば効率が良いと考える方もいるでしょう。しかし、実際には、新しいことを同時に進めると結局どちらも身につかないこともあります。そのため、プログラミング学習とタイピング練習は別物と考えて進めた方が良いでしょう。
プログラミングでは、コマンドを覚えることはそれほど重要ではありません。タイピングに慣れるためには、使い慣れていて意味がわかる母国語(日本語)をベースとして学習を進めるのがおすすめです。タイピングがままならない状態で、プログラミング言語を使ったタイピング練習をすると、難しく感じてしまって挫折の原因となることもあります。
同時に学習を進めようとするのではなく、それぞれ別々に学習時間を確保した方が、結果的に効率良く習得できるでしょう。
タイピングを始めるときには日本語から練習した方が効率が良いのですが、プログラミングを本格的に習得するなら、日本語のタイピングでは出てこないキーにも慣れなければなりません。例えばプログラミングでは「{} <> % && || 」などのキーをよく使うため、ある程度タイピングができるようになったら、これらのキーも打てるようにしておくと良いでしょう。
とはいえ、プログラミングの速度を上げるためには、こうしたキーを練習するより基本的なポイントを押さえて練習を進めるのが優先です。日本語とプログラミングのタイピングには違いがあることを頭に入れたうえで、まずは日本語でのタイピングから練習してみてください。
それぞれ、詳しく解説します。
タイピングには、ホームポジションと呼ばれる正しいポジションがあります。また、どのキーをどの指で打つかも決まっています。
ホームポジションは、キーボードの「F」のキーと「J」のキーに指を乗せて構えた状態です。標準的なキーボードであれば、「F」と「J」のキーボードには触れただけでわかるような突起などがついていて、キーボードを見なくてもホームポジションに戻れます。
各キーと、タイピングに使う指の関係は、以下の画像の通りです。
出典:マイタイピング
自己流でタイピングの練習を進めてしまうと、なかなかスピードは上がりません。まずは、ホームポジションを覚えて、正しい指でキーをタイプできるように練習しましょう。
自己流でクセがついてしまうと、後から修正するのは大変です。最初は大変だと思うかもしれませんが、ホームポジションを意識してタイピングできるよう、注意しながら練習を進めてみてください。
タイピングの練習サイトやソフトなどを使うと、間違える頻度が高いキーを確認できます。毎回の練習後には、間違えた単語やキーを確認して、自分がどの文字を間違えやすいのか把握しておきましょう。
さらに、自分が間違えやすいキーを集中的に練習できるとさらによいでしょう。タイピングの練習サイトなどに、練習したいキーを設定する機能があれば、ぜひ活用してみてください。
タイピングは、数回の練習だけですぐに身につけられるものではありません。また、一度に何時間もまとめて練習するよりも、毎日少しずつでも練習を積み重ねた方が身につきやすいスキルです。
ちょっとした隙間時間でも良いので、毎日キーボードに触れる習慣をつけると、だんだんと速く正確なタイピングができるようになります。
e-typingと寿司打は初心者向けのタイピング練習サイト、PTYPINGとCodedrillはプログラミング向けのタイピング練習サイトです。それぞれ、以下で詳しく解説します。
出典:e-typing
e-typingは「ローマ字」「英語」「かな」のタイピング練習ができるサイトです。テーマを選んで練習もできるため、気になるテーマから練習を始めてみるのも良いでしょう。
無料のユーザー登録をすれば、指を1本ずつ使った基礎練習など、会員向けの練習が利用できるようになります。また、カルテが作成されるため、自分自身の成長が分かります。まずは腕試しチェックを実施し、自分の今の状態を確認してみてください。
出典:寿司打
寿司打は、回転寿司をモチーフとしたタイピング練習サイトです。どれだけタイピングできたかは、金額に例えて表示されるため、ゲーム感覚で楽しくスコアを伸ばせます。
ローマ字にはさまざまな入力方法がありますが、どんな入力方法にも対応しているので、自分の使いやすい入力方法で練習を進められます。楽しみながらストレスなくタイピング練習を進めたい方におすすめのサイトです。
出典:PTYPING
PTYPINGは、プログラミング系の学習サイトです。日本語はある程度タイピングできるようになったものの、記号などが苦手という方におすすめです。
PTYPINGでは、プログラミング言語別に練習モードが用意されているため、学習しているプログラミング言語を選んでタイピング練習をすると、効率良くタイピングを習得できるでしょう。
プログラミングで使うコマンドがあいまいな人も、タイピング練習をしながらコマンドを覚えられる点がメリットです。
出典:コードドリル
Codedrillは、実際のソースコードを使ってタイピング練習ができるサイトです。ソースコードを書き写して比較する練習や、タイマーなしで正確性を追求しながら練習するモードがあり、じっくり正確性を追求しながらタイピングを学べます。
プレミアムサービスを利用すると、ソースコードの自由なアップロードや、打ち間違いをボタン1つでチェックする機能も利用可能。エディタ設定もできるため、自分の気に入った環境で練習ができます。
就職支援も充実しており、模擬面接や履歴書作成支援などのサポートを行っています。就職率は98.3%の実績があり、IT業界未経験で転職活動に迷っている方にもおすすめです。
実際に受講した卒業生の声を紹介しますので、参考にしてくださいね。
プログラマカレッジ卒業生の声
二瓶さん
プログラマカレッジ卒業生の声
太田さん
プログラマカレッジ卒業生の声
川崎さん
プログラマーを目指すなら、タイピングは身につけておきたいスキルのひとつです。スピードよりも、正確性を重視して練習を積み重ねていきましょう。
プログラミングとタイピングは一度に練習するのではなく、それぞれ別に練習するのがおすすめです。この記事を参考に、タイピング練習を始めてみてください。
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