❶ 学歴にコンプレックスを感じていた自分を変えてくれたのは、学歴を捨ててエンジニアとしての道を切り開いた友人でした
【Q】プログラマーを目指す前のご経歴を教えていただけますか?
高校卒業後飲料メーカーに就職し、オペレーターとして工場勤務をしていました。4年ほど働き、新人現場教育を担当したり、ラインリーダーになるための勉強をしたりと順調にステップアップを重ねていたのですが、友人のある行動をきっかけに、プログラマーを目指すようになりました。
【Q】お仕事も順調だった太田さんの気持ちに変化をもたらしたご友人の行動とは何だったのでしょう?
ITエンジニア目指し、大学を辞めてプログラミングの勉強をスタートさせたんです。高卒で学歴にコンプレックスを感じていた僕にとってはすごく衝撃で…。学歴を捨ててまで夢に挑戦しようとする彼の行動に心を動かされ、同時にそんなにまで彼を魅了するIT業界の仕事に興味を抱くようになりました。
【Q】高校で情報系の分野を勉強していたとお聞きしましたが、その時点ではプログラミングに興味は抱いていなかったのですか?
高校で教わったプログラミングは楽しかったですし、好きな授業でしたが、高卒の自分がIT業界で働くことは難しいんじゃないかなと勝手に自分で決めつけていたんです。でも、友人が大学を辞めてまでチャレンジしようとする姿を見て、僕も頑張ればIT業界で働くことができるんじゃないかなと思い、プログラミングの学習を始めました。
【Q】ご友人の決断に、心を揺さぶられたのですね
そうですね。心にしまいこんでいた気持ちを奮い立たせてくれた友人には本当に感謝しています。友人の勧めもあって、プログラマカレッジで勉強をスタートさせました。プログラミングの勉強を一人で全てやることは難しいだろうと思っていたので、無料で受講できるプログラマカレッジの存在はありがたかったですね。
❷ 工場で勤務し続けながら、プログラミング学習をスタート。自分なりのペースを大切に勉強し、 Java Silverの資格取得にも挑戦しました
【Q】お仕事と並行されながらスクールに通われていたとお聞きしました
勤めていた工場がシフト勤務だったので、時間の融通が利く夜間コースを受講し、勤務の合間をぬって勉強をしていました。
受講する前に自分の勉強できる時間などをあらかじめ講師の方に相談し、スケジュールを立てて勉強を進めました。
仕事とプログラミング学習の両立は、正直かなり大変でしたね。基本夜間コースは週3ペースで学習を進めていきましょうという流れなのですが、全然追いつかなくて。それでも仕事以外の時間はなるべくプログラミング学習に費やそうと、自分なりに努力しました。特に休日は腰を据えて勉強できるので、しっかり勉強を進めましたね。他のみなさんに比べたらペースは遅かったかもしれませんが、焦らず、僕なりのペースを大切に勉強していくことを心がけました。
【Q】講師のサポートはいかがでしたか?
受講する前に、僕の生活リズムにあった学習スケジュールを一緒に考えてくださいました。生徒一人ひとりのことを考えてカリキュラムを組んでくださることがうれしかったですね。仕事が忙しく、ついつい遅れがちな時などは声をかけてくださり、アドバイスをくださった。きっと一人では仕事との両立は難しかったと思います。講師の方々のサポートがあったからこそ自分のペースで学べたのではないかと感じていますね。
学習面では、質問に対してすぐに答えを言うのではなく、まずはヒントを出して自分で答えに辿り着けるようなアドバイスをしてくださったことがすごく印象に残っています。プログラミング知識だけでなく、考える力を養う勉強法を教えていただきました。
【Q】太田さんは受講中、Java Silverの資格も取得されたんですよね?
高卒だったこともあり、資格を取得してから就活するといいよ、とキャリアアドバイザーさんがアドバイスしてくださったんです。僕自身も資格取得には興味があったので、チャレンジすることに。プログラマカレッジでの勉強と並行して資格勉強を進めることで、Javaについての知識はかなり深められたのではないかと思います。
【Q】お仕事との両立もあるなか、資格まで取得されたのはとても大変だったのではないでしょうか
受講中は仕事にプログラミング学習、資格勉強と、それはもう忙しすぎたという印象です。残業の日もありましたし、辛くなかったと言えば嘘になります。それでも自分がやりたいと思って挑戦していることなので、最後まで心折れずに頑張ることができました。
【Q】就活中のキャリアアドバイザーの対応はいかがでしたか?
資格取得の段階から就職を見据え、的確なアドバイスをしてくださいました。僕自身の勉強の進み具合などを確認しながら、資格取得や就活スタートのタイミングを一緒に考えてくださった。面接時に提出する書類なども丁寧に添削していただきましたね。おかげさまで無事内定をいただくことができ、本当に感謝しています。
【Q】内定先の企業を選んだ決め手は何だったのでしょう
未経験であっても活躍できる企業で、100人以上の社員を抱える大きな企業であることが決め手となりました。さまざまな人と仕事をし、意見交換することで成長していきたいと考えているので、たくさん社員がいる企業に勤めたかったんです。
❸ プログラミングをやりたいという強い気持ちを持つこと。得意か不得意かじゃない、やりたいかどうかが夢を叶えるためには大切です
【Q】これからプログラミングを学んでみようと思っているみなさんへメッセージをお願いします
まずは勉強を始める前に、自分がどれくらいプログラマーになりたいのかを考えてみてください。
僕は「仕事と両立して勉強するなんて本当にできるの?」「大丈夫?」と周りから言われました。でも、自分自身でやると決めていたから、最後まで諦めず勉強することができた。もちろん、他の人よりペースは遅かったと思います。それでも僕はプログラマーになりたい、挑戦してみたいという気持ちを強く持って勉強に取り組みました。勉強も得意じゃないし、高卒であることにも自信を持てずにいた。忙しすぎて心が折れかけた時期もあった。それでも続けてこられたのは「プログラミングをやりたい」という強い気持ちがあったからです。
まずは、自分がどれくらいプログラミングをやりたいと思っているか、自問自答してみてください。今まで積み上げてきたキャリアなどを捨ててでもやりたいと思えるかどうか。得意か不得意かじゃなく、自分が挑戦してみたいかどうか。「やってみたい」と思う気持ちこそが、学びの原動力になります。夢に向かってみなさんもぜひ頑張ってください。