未経験からプログラマーを目指しているけれど、プログラマーへの転職の面接ではどんなことを聞かれるのかわからなくて不安と感じている人向けに、よくある質問と回答例を紹介。さらに、プログラマカレッジのキャリアアドバイザーが回答のポイントを解説します。IT企業やIT業界などへプログラマーとして転職を考えている方はぜひご覧ください。
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最終更新日:2023年6月1日
目次
詳しくはリンク先の記事で解説しているので、興味がある方はご覧ください。
プログラマカレッジ
キャリアアドバイザー 加藤憲康
キャリアアドバイザーとしてIT経験・未経験問わずに求職者様の転職活動をご支援をさせていただいております。私自身、大学で情報工学を専攻後、メーカー系の大手Sierに就職し、SEとして働いていた経験があります。業界経験者であるという強みを活かし、求職者様に寄り添った面談を心がけております。
🆗 回答例
○○○○(フルネーム)と申します。本日はよろしくお願いいたします。
私は大学で日本の金融を中心に勉強しておりました。元々、世の中のお金の流れに興味があったこともあり、金融業界で働きたいと考えておりました。ですが、周りが就職が決まっていくのに焦りを感じ、どこか就職をしなければいけないという焦りから、その他の小売業や接客業など幅広く受けておりました。しかしそのような中途半端な活動が原因で内定を取ることができませんでした。この仕事に就いて、どういう風に成長したいという明確な理由がなく行動していたことを本当に反省しました。
私には親戚にプログラマーとして働いている人がいるのですが、私が悩んでいるときに会うことができ、就職活動の相談をしました。その際に親戚が携わっているプログラマーの仕事について話を聞くことができました。聞いたときは大変そうな仕事だなと思っていましたが、それと同時に大変興味を持ったこともあり、自分で調べました。その中で、システムを通じて顧客に価値を提供する仕事をやっていきたいと強く思いました。そこで、プログラマーとして東京という第一線で働くと決め、上京しました。
以上となります。
🆗 回答例
卒業後は就職したいと考えていました。
まだ漠然としていましたが、元々インターネットにも興味を持っていたこともありまして、IT業界に入りたいと思っていました。IT業界の中から就職したい会社を選ぼう、という考えだけがあり、具体的なことは全く考えていませんでした。
合計で40社ほど受けたのですが、内定には至りませんでした。
今思えば、具体的な志望理由を話せなかったために、良い結果に結びつけることができなかったのではないかと思っております。
🆗 回答例
大学時代に所属していた陸上部での活動です。
全国大会出場を目指して練習に取り組み、走り込みの合宿なども行って、体力強化に努めたりと、厳しいながらも充実した日々を送ることができました。
そこで培ってきた目標に向かって頑張る力は、今後プログラマーとなった際にも生かしていくことができると考えております。
🆗 回答例
チームや組織で働くことの、メリットとデメリットを学びました。チーム内で目標を共有し、メンバー同士でサポートし合いながら仕事ができるチームは、個の力を集めた時よりも大きな成果を出せます。しかし、一人でも目標を共有できないメンバーがいると、チーム全体が力を発揮できなくなってしまいます。
また、リーダーという立場を務めたことで、いかにチームの意識をまとめるか、やる気のないメンバーをいかにに奮い立たせるか、という事を学びました。
🆗 回答例
自分で簡単なゲームを作って公開してみたことがあるのですが、自分1人だけで作る小規模なものだけでなく、もっと多くの人が関わって作る大規模なゲームの開発にも関わってみたいと感じるようになりました。
個人で開発するサービスでは、機能が少ないこともありユーザー数が限られますが、大規模なサービスで多くのユーザーのフィードバックを受けながら開発を進めるのは、さらにやりがいがあるのではないかと感じました。
また、ITはすでに日常生活で欠かせないものになっているため、そういった業界で活躍したいと考え、プログラマーを志望しています。
🆗 回答例
実際の業務としてシステム開発に携わりたいです。プログラマカレッジではECサイトの開発を経験したので、業務としてやってみたい気持ちもありますが、プログラマーの仕事は幅が広いと思っていますので、任された仕事は何でも挑戦していきたいと考えております。
🆗 回答例
プロジェクトリーダーとして、プロジェクトを引っ張っていくことのできるエンジニアになる。
その時には、JavaやPHP、RubyやPythonなど、主流な言語を一通り習得し、技術的にも頼られる存在になっている。
🆗 回答例
■ IT業界の情報収集手段
ITmediaやIotニュースをよく見て情報収集をしています。
※他にも次のようなメディアがあります。
■ 最近気になったニュース
※実際に最近あったニュースを調査し、そのニュースのどのようなところに興味をひかれたのか、どのように感じたかを話せるようにしておきましょう。
🆗 回答例
長所:
自分の長所は、何事にもまじめに取り組めることだと考えています。
理由:
結果から逆算し、計画を立ててコツコツと取り組むのが得意です。学生時代のレポートは、締め切りの前に自分で提出目標日を設定し、目標日までの日数から逆算して1日の作業量を決め、毎日少しずつ進めていました。時には体調不良などで予定通りに進められないこともありましたが、提出目標日を本来の締め切りより前に設定していたおかげで、毎回締め切りには遅れずレポートを提出できました。このまじめさを、御社での仕事にも活かしたいと考えています。
短所:
心配性で、確認に時間をかけてしまうことが短所です。
改善策:
書類などを提出する前に、心配で何度も確認するため作業に時間がかかってしまうことがあります。繰り返しの作業ではチェックリストを作ったり、すべてを何度も確認するのではなく、特に重要な部分を見極めて重点的に確認したりするなど、ミスをせずに確認の時間を減らせるよう工夫しています。
🆗 回答例
これまでに1番苦労したのは、大学受験です。高校2年生までは部活に熱中するあまり勉強がおろそかになってしまっていたので、受験の際に大変苦労しました。
受験勉強を始めた時には、基本的な知識が不足しているにもかかわらず問題演習にばかり挑戦していたため、なかなか手応えを得られませんでした。しかし、勉強が得意な友達に相談し、問題演習で間違えた点を参考書などで確認し、どこが分かっていないかを明確にしてから、自分の苦手な部分だけに集中して勉強する方法を教えてもらいました。
3年生の夏までは部活を続けていたため、勉強する時間は短かったのですが、最終的に高校2年終了時の面談では「高望み」と言われていた大学に合格できました。
苦労したことや頑張ったことを質問するのは、困難なことに直面したときでも逃げずに乗り越えられる人物かを見極めるためです。こうした質問への回答は、次のポイントを抑えるよう意識しましょう。
• 当時の環境
• 具体的に取った行動とその理由
• 行動の結果実現したこと
具体的な数字などを入れながら話すと、面接官がより状況をイメージしやすくなります。
🆗 回答例
■ ストレス耐性は強いほうですか
強いほうだと思います。学生時代は水泳部に所属しており、とても厳しい練習を経験してきました。また、アルバイトでも接客業をしており厳しいクレーム対応を経験してきました。なので、ストレス耐性は強いほうだと思います。
■ ストレスの解消方法
本を読むことが好きなので、近所の図書館まで歩いて行き、読書の時間を作っています。
🆗 回答例
現在は、基本情報技術者試験に向けて勉強をしています。
🆗 回答例
現在の仕事でも、業務が忙しい場合には残業をすることがあります。エンジニアの仕事に波があることは承知しておりますので、必要に応じて残業は可能です。
エンジニアの業務では、やむを得ず残業が発生してしまうこともあります。「残業は一切不可能」という回答をすると、企業側は「少しでも残業の可能性がある仕事は任せられない」と判断せざるをえません。残業に対して必要以上に前向きな回答をするのは危険ですが、ある程度は柔軟に対応可能としておくのが無難です。「必要であれば貢献できる」という姿勢を見せられるとベスト。
ただし、家庭の事情などやむを得ない理由がある場合には、あいまいな回答をせず必ず面接官に伝えてください。面接で残業可能と言ったにも関わらず、仕事をスタートしてから「夜間は働けない」となると、トラブルにつながります。
🆗 回答例
これまで学んできたプログラミングのスキルを活かすことができ、さらに成長できそうな企業だと感じたからです。
また、御社では大手企業とお取引があり、上流工程から担当されているプロジェクトが豊富にあるとホームぺージで拝見させて頂きましたので、私もプログラマーとして成長していくことができるのではないかと感じ、志望させて頂きました。
🆗 回答例
プログラマーとして成長ができそうかどうかです。
🆗 回答例(離職中)
すぐにでも可能です。
🆗 回答例(在職中)
内定を頂いてから1ヵ月~2ヵ月程頂ければと考えています。
前任者の退職に伴う採用の場合、入社可能時期によって採用の可否が左右されることもあります。とはいえ、内定が決まってから入社日を大幅に調整するのは難しい場合もあるため、無理な日程を回答するのはやめましょう。
すでに退職が決まっている場合には、勤務を開始できる時期を回答します。すでに離職している場合には、具体的な日付を回答するのが一般的です。すでに離職しているにもかかわらず、勤務可能な日まで期間が空く場合には、理由も添えておきましょう。最終的には内定を承諾した後で、正式に入社日を調整する流れとなるのが一般的です。
🆗 回答例
特に希望はありませんので、御社の規定に従わせて頂きます。
🆗 回答例
私は試行錯誤しながら結果を出す事に喜びを感じる事ができる人間です。
飲食店のアルバイトで時間帯責任者を任せていただき、その時間にいるスタッフが働きやすいよう環境を整えながら、同時により多くの売上を上げられるよう工夫を重ねました。その結果、不満や不公平感を感じさせない仕事の依頼の仕方や、忙しいときでも複数の仕事をうまく平行しながら時間内でこなしていく方法を学びました。
このような試行錯誤の経験は、これからプログラマーになっても生かしていくことができると思っております。また、今後プログラマーとしては、毎日多くのことを覚える必要があると予想しておりますが、積極的に知識を吸収し、1日も早く戦力になれるよう頑張っていきたいと思いますので、宜しくお願いします。
未経験者は、経験者と比べてスキルが未熟なのは当然です。しかし、自分自身のスキルを未熟だと認識し、経験者との差を埋めるためにどのような行動をしているかをアピールする必要があります。
学習内容や技術に関する質問には、次のようなポイントを押さえて回答しましょう。
また、面接前には今までの学習内容を復習し、質問に答えられるようにしておくことも重要です。
🆗 回答例
汎用的な機能がまとまっているので、開発効率がいいことや、保守性に優れたシステムを作れることです。
🆗 回答例
createやinsert、update、deleteなどの基本構文は書く事ができます。
🆗 回答例
まだ使ったことはありませんが、PlayFrameworkやJSF、ApacheStrutsといったものは聞いたことがあります。
🆗 回答例
できる限りスッキリとしたソースコードになるように心がけていたことと、if文などで、インデントなどもきちんと揃えて書く事に気を付けておりました。
🆗 回答例
プログラマカレッジではJavaをメインにPHPも学んだので、自宅ではRubyの勉強を進めていて、今はTwitterボットの開発に着手しているところです。
🆗 回答例
OSがWindows10、CPUがIntelCorei7、メモリは8G、SSDは256GBです。
■ Javaの資格
Oracle Certified Java Programmer、Silver(Bronz)SE 11
■ PHPの資格
PHP技術者認定試験(初級)
■ OracleDBの資格
Oracle Master Silver Oracle PL/SQL Developer
■ MySQLの資格
Oracle Certified Professional、MySQL 5.6 Developer
■ 国家試験
基本情報技術者試験
ITパスポート
🆗 回答例
はい。ブラインドタッチ(タッチタイピング)には自信があります。
or
はい。ただ、まだあまりスピードには自信がありませんので、もっと練習したいと思っています。
• Git
プログラムのソースコードの変更履歴を記録したり、チームで共有するためのシステム
• MVCモデル
Model・view・Controller(モデル・ビュー・コントローラー)の略です。
3つの機能を分離した開発手法で、Modelはメインの処理を行い、viewでは処理結果を表示し、Controllerがユーザーからの入力情報を受け取り、必要に応じてModelとviewに処理の命令を出します。
• オブジェクト指向
プログラムをオブジェクトという部品にして、それぞれの部品を組み合わせることによって開発を行う考え方です。オブジェクト指向のメリットは、部品毎にプログラムを管理することができ、部品同士は干渉しないため、保守性に優れていて、かつ、効率的に開発できる点にあります。
• SQLインジェクション
データベースに不正な操作を加える、Webサイトへの攻撃方法の一つです。
不正にDBのデータが読み取られたり、データが改ざんまたは削除されたりといった被害が発生する可能性があります。
• Tomcat
Javaをサーバー上で動かすときに必要なソフトです。
Apacheと呼ばれるWebサーバーを動かすソフトが有名ですが、Javaを動かすときはTomcatを使用するという認識を持っています。
• JSPとServletの違い(どちらもサーバー上で動作させるものです。)
JSP:基本的にHTMLファイルであり、その中にJavaのコードを埋め込むことができます。 実行される時はServlet(サーブレット)に変換されます。
Servlet:Javaの中にHTMLを埋め込むことができます。コンパイルをしてクラスファイルを生成する必要があります。
「逆質問」とは、志望者から応募企業に対する質問のことです。面接の後半で聞かれることが多く、志望者側から見れば、最後のアピールとして活用できる場です。逆質問で好印象を与えられれば、面接全体の印象を高めることもできます。
しかし、しっかり準備しておかなければ、逆質問を活用するのが難しいのも事実です。「何か質問はありますか?」と問われたときに、どんな質問をすれば良いのか、あらかじめ確認しておきましょう。
企業が未経験者に逆質問をする一番の意図は「志望者に企業理解を深めてもらう場を用意したい」ということが挙げられます。さらに、逆質問をすることで、志望者が何を大事にしているか、どんなことを優先的に考えているかといった価値観も見えてきます。
とはいえ、企業側のメリットのためだけに用意されている場ではありません。未経験業界に応募する際には気になることも多くあるでしょう。素朴な疑問などがあれば、抱え込まずに質問してみてください。
質問は何かしらあった方が好印象です。最低でも2つ、多くても4つ程度までで準備しましょう。基本的には、仕事内容やキャリアプランなど「仕事」に焦点をあてた質問をするのが無難です。仕事に焦点をあてた質問をすることで、やる気をアピールできます。逆に、福利厚生や給与などは、そこを優先して考えているという印象を与えがちなので、避けた方が良いでしょう。また、研修に関する質問も、受け身な印象を与えるためできれば避けるべきです。
ただし、上記はあくまでも一般論です。面接官の中には「福利厚生については気になりませんか?」などといった声かけをしてくれるタイプの方もいます。そうした面接官の場合には、質問しても問題ありません。
🆗 回答例
• ご縁を頂けた場合、入社後はどのような業務を任せて頂けそうでしょうか。
• 未経験の方が、入社後にどのようにステップアップされているのか教えて頂けないでしょうか。
• 社員にはどういった方が多いでしょうか。
• カレッジ卒業生は入社されてますでしょうか。現在どんな業務に携わっているのでしょうか。
• 入社までに資格取得の勉強を進めたいと考えていますが、御社が推奨する資格はありますか。
自分自身の経歴についてどう回答すれば良いか迷ってしまう人は、転職エージェントなどを利用し、担当者とよく打ち合わせをしておきましょう。
🆗 回答例
父が大病をし、入院や療養に伴う環境を整えるために大きな出費がありました。また、実家の収入が大きく減ったために1人暮らしを続けるのが難しくなったことや、私自身も働いて実家の家計を助けたいと考えたこともあり、大学を辞めて実家に戻り、就職しました。
🆗 回答例
今は飲食店で働いていますが、お客様や取引先と電話やFAXを使ってやりとりをすることが多く、システムを利用すればもっと効率良く働けるのではないかと感じます。また、アルバイトとして働いている学生に、店で社員にならないか声をかけてみることもあるのですが「仕事は楽しいけれど、労働時間が長いので社員にはなりたくない」と言われることも多くあります。そのため、飲食店向けのシステム作りに携わり、飲食店で働くことに魅力を感じてもらえるような職場にしたいと考え、転職を決意しました。
🆗 回答例
前職では長時間労働が常態化していたこともあり、時間を取って自分の今後のキャリアを熟考することができませんでした。そのため、退職してから自分のキャリアを考え、勉強をしていたため、転職活動を開始するまでに半年の時間がかかってしまいました。しかし、半年間でプログラミングを学習し、基本情報技術者試験に合格できました。
健康上の理由や特別な事情があったかどうか確認するための質問です。無理に理由を作らず、素直に伝えましょう。
病気や介護などが理由でブランクが空いた場合には、そのまま説明しましょう。資格取得などをしていた場合には、その経緯や成果を説明します。
仮に何もやる気が起きず、家でゴロゴロしていた、ゲームばかりしていたというような場合でも、その旨を素直に伝えても大丈夫です。嘘をついても、深く掘り下げられた場合に答えるのが難しくなってしまいます。
ブランクの間に取っていた行動が良くなかったと考えているなら「今までダメだった分、これから頑張りたいと思っている」と素直に伝えましょう。大事なのは過去よりも現在です。未来を見据えてどれだけ頑張っているかをアピールできれば、内定が見えてきます。
この記事では、さまざまな質問に対してまとめて例を紹介しましたが、実際の面接では1次面接、2次面接それぞれに合わせた対策を行うことも重要です。特に未経験の業界ではどのように面接対策をすればよいか迷うことも多いかと思いますが、プログラマカレッジのような就活サポートを利用すると適切に対策可能です。福利厚生や残業の実状など面接では質問しづらい事柄も、キャリアアドバイザーを通せば質問できることもあります。
また、就職活動では面接対策だけでなく、職務経歴書や履歴書の作成も必要です。こちらも、プロの添削を受ければ、必要なことを端的に伝え、上手にアピールできる書類に仕上がります。不安なことがあればどんなことでも聞いてください。
未経験者のプログラマーの面接では、スキルよりも「コミュニケーション力」や「やる気」が問われる傾向があります。さまざまな質問の意図を捉えて的確に答えるだけでなく、アピールを織り込んだ回答にすることも重要です。
どのように答えれば良いか分からない場合には、プログラマカレッジのような就活サポートを利用して相談するのもひとつの方法です。この記事を参考に、プログラマーの面接対策を考えてみてください。
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