「自分は文系だから、プログラミングを習得するのは無理?」と考えている高校生や大学生のみなさん。残念ながらその答えはNoです。本記事では、これからプログラミングを学びたいと考えている文系出身者の疑問をQ&A形式で解決。また大学生のうちにプログラミングを学ぶメリットやプログラミングに向いている人&向いてない人の特徴のほか、文系大学生におすすめの言語からプログラミングスクールの選び方まで徹底解説します!
なお、未経験からITエンジニアへの就職に興味がある方や未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2023年8月3日
目次
Q&AサイトやSNSではこんなふうに悩む高校生や大学生を数多く見かけますが、結論から言うと文系出身者でもプログラミングをマスターすることは十分に可能です。
プログラマーに最も必要とされる主なスキルは、論理的思考力・継続学習力・コミュニケーション力の3つ。
論理的思考力は「ロジカルシンキング」とも呼ばれ、ひとつの物事を体系的に理解し、矛盾や飛躍のない筋道を立てる思考法のこと。
また「プログラミング的思考」とは、プログラムを書くとき、すなわちプログラミングをする際に必要とされる思考法のこと。ゴールに至るまでの過程を考えて、最適な答えを導き出す必要があるため、自ずと論理的な思考力が求められます。
そしてプログラミングを習得するためには、学習の習慣化も必須。そのうえ、日進月歩のIT業界では、常にトレンドをキャッチして新しい技術を学び続けていく継続学習力も必要不可欠です。
さらにプログラマーは設計書などの詳細資料を読み解いたりチームで開発行う機会も多いため、国語力やコミュニケーション力もなくてはならないですし、プログラマカレッジに通う約8割が文系出身者であることから、文系の方こそプログラマーとしての適性があるとも言えるでしょう。
また、このように考えている文系の方もいるようですが、プログラマーの実務において、専門的な数学知識を求められるケースはほぼないのです。
基本的には四則演算ができれば十分なので、たとえ理系科目が苦手でもまったく問題はありません。
もちろんアルゴリズムを理解するためには多少の数学的思考を使用しますが、数値の計算や算出といった作業は、プログラムやツールに任せることがほとんどでしょう。
これは文系の女性によくある悩みですが、2020年のIT人材白書によると、半数以上のIT企業で、正社員として働く女性プログラマーの割合は20%以下。
数字だけ見ると「とても少ないのでは?」という印象を受けますが、社内のIT部門で働く正社員女性が10%以上いる企業の割合は54.9%。つまり「日本の約6割近い企業において、ITに関する業務を担う正社員の女性が活躍している」ということに。
それに世界初のプログラマーもIT起業家も、実はみな女性だったことからも「女性はプログラミングに不向き」と諦める必要は決してありません。
それに「文系」「理系」などというカテゴリに就活者を分類しているのは、日本だけとも言われています。
したがって「自分は文系だからプログラマーに不向きなのでは?」と悩む必要はそもそもないのですが、あえてプログラマーに向いている文系と向いていない文系の特徴を挙げるとするならば、以下のとおりです。
■ プログラミングが向いている文系の特徴
■ プログラミングが向いていない文系の特徴
あなたに当てはまる項目はいくつありましたか?もしも「向いていない」に該当した場合は、それぞれのリンク先で、その解決方法について解説しているのでぜひチェックしてみましょう。
プログラミングの適性を無料でチェックしてみたい方は、以下の記事も参考にしてください。
ところで、大学生のうちからプログラミング学習を始めると、いったいどんなメリットがあるのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、大学生のうちからプログラミングを学び始めるメリットを7つ紹介します。
社会人になると仕事での拘束時間が長くなりがちで、どうしても自分のための時間が限られてしまいます。一方で、大学生は社会人にはない長期休みなどもあり、自分の時間を確保しやすいでしょう。
また、授業と授業の間の空き時間などを活用しながら学べるのも、大学生だからこそできる学習方法です。
プログラミングスキルを活かしたアルバイトやインターンは時給が高く、スキルによっては2000円を超える時給になることも。
大学生に人気のカフェやイベントスタッフでのアルバイトでは、時給1000円前後での募集が多いことを考えると、その差は約2倍にもなります。
それにアルバイトをしながらプログラミングスキルを磨ける職場を選べば、プログラミング学習と収入の確保が同時にできて一石二鳥。
さらに、クラウドソーシングサイトを活用して在宅でも働ける案件を獲得すれば、普通のアルバイトでは難しい1時間程度のスキマ時間にも働けますし、アルバイト先までの通勤時間も不要のため、授業や課題で忙しいときでも効率よくしっかり稼ぐことが可能です。
このように、プログラミングスキルがあると高単価のアルバイトに応募できるだけでなく、学生のうちからプログラマーとしての実務経験も積めるため、就活でのアピール材料も蓄積可能。
また近年は働き方改革やコロナ禍によるテレワークの拡大により、就活前に基本的なプログラミングスキルが身についていると、あらゆる業界でのニーズも高まりつつあります。
それに各業界でプログラミングスキルのある人材の価値が急激に上がっているため、IT業界以外にエントリーする場合にも非常に有利となるでしょう。
プログラミングスクールの中には、学割価格を設定しているスクールも多くあります。同じ内容を学べるなら、できるだけ費用は安い方がうれしいですよね。
特に学生のうちは、社会人と比べて平日日中の学習時間を確保しやすいだけでなく、年齢制限を設けている無料のプログラミングスクールに入校できるチャンスも広がります。
したがって、将来的にプログラミングスクールへの通学を検討しているのであれば、できるだけ大学生のうちに通っておくと、格安で学べる環境を選択しやすいでしょう。
インターン先の企業やアルバイト先の職場、また単発のプログラミングセミナーなどに参加すると、現役のエンジニアたちと人脈を作れる可能性も。
プロのエンジニアと直接やりとりすることで、実際に働かなければわからないことを直に質問できるのは、これから就職先を決める大学生にとっては貴重な体験です。
また相性が良ければそのまま入社できるチャンスにもつながりますし、場合によっては新卒を募集している知り合いの企業を紹介してもらえる可能性もあるでしょう。
そのため、将来エンジニアとしての就職を考えている人は、現役エンジニアとの人脈が作れる機会を見つけたら積極的に参加してみましょう。
またプログラミングスキルを身につけている人材は、IT業界全体だけではなく企業からの需要も高いことも理由のひとつ。
なぜかと言うと、あらかじめプログラミングの基礎を習得していれる人材を採用すれば、企業側は入社後に一から教育する必要がないため、教育の時間やコストを節約できるからです。
企業が全くの未経験者を採用する場合は、パソコンの使い方や基本的なITリテラシーに関する教育を行ってから実務を任せるケースが多いので、どうしても時間もコストもかかります。さらに教育に必要な教材を用意したり、教育係の社員を任命する必要もあるので、さらなる人材の獲得も必須です。
その点、プログラミング教育が不要な人材は即戦力として活躍できる可能性もあるため、自ずと企業からの需要も高くなり、就職や転職の際にも有利になりやすいのです。
前述のとおり、プログラミングスキルが身についていると異業種でのニーズも高まるため、エントリーする企業の選択肢も広がります。
コロナ禍によるリモートワークの普及もその裏付けとなる事象のひとつで、ITエンジニアやプログラマーに限らず、各業界でプログラミングスキルのある人材の価値が急激に上がっている傾向にあるからです。
たとえば営業職として働く場合、顧客情報を自動で管理し、必要な情報を自動で抽出できるツールを作成できれば、今以上に業務の効率化を図ることができますよね。
これは営業職に限らず、業務上でExcelやGoogleスプレッドシートなどを使っている場合でも同じです。マクロやVBA、Google Apps Script(GAS)といったプログラミング言語を使用することで、その日のタスクや作業完了日を見える化できる「ガントチャート」を作成したり、メールを自動配信・返信することも可能になるのです。
このように、さまざまな業種や職業に必要不可欠なプログラミングスキルは、あらゆる業界でのニーズも高く、就活の際に最も役立つスキルであることには間違いはありません。
では、プログラミング未経験の文系大学生がゼロから学ぶのなら、どんな言語がおすすめなのでしょうか?
プログラミング言語は、「どんなものを作るのか?」によっても使用する言語が異なります。例えばこちら。
▪ Webプログラミング :HTML/CSS、JavaScript、Java、PHP、Ruby、MySQLなど
▪ Webデザイン : HTML/CSS、JavaScriptなど
▪ スマホアプリの開発 : Java、Kotlin、Swift、Flutter、ReactNativeなど
▪ データ解析やAI(機械学習の基礎)の開発 : Python、R、Juliaなど
▪ 2D/3Dゲームの制作 : Unity(C#、JavaScript)など
そして、各言語の特徴や難易度、平均年収を比較した一覧表は以下のとおりです。
※スマホからは横スクロールしてご覧下さい。
環境構築とは、システムやソフトウェアの実行環境やプログラミングの開発環境を整えること。
言語習得の難易度と同じく、環境構築の難しさは選ぶ言語によっても異なりますが、上記の表では各項目とも、比較的簡単な順番に○・△・×で示しています。
また20代で年収が高い言語の第一位はCOBOL(406万円)ですが、30代ではPython(546万円)が最も高年収を稼げることがわかるでしょう。
さらに、IT系に特化した転職エージェントである「レバテックキャリア」が2020年7月に発表した「2019年度プログラミング言語別新規求人案件割合ランキングTOP5」では、Javaが1位にランクイン。
先ほどの一覧表をみると、20代におけるJavaの平均年収は380万円ですが、30代では505万円もの年収が見込めることからも、未経験からプログラミング学んでエンジニアへの就職を目指す方には、中難易度ではあるもののキャリアを積むほど年収がアップする可能性も高まり、なおかつ世界的にも需要と人気が高く、国内の求人数も最多である「Java」の習得がおすすめです。
とはいえ、途中で挫折しないためには、自分の目的に合った言語を選ぶことが重要です。ここからは、おすすめのプログラミング言語を目的別に見ていきましょう。
HTML・CSS・PHPは、いずれもWebサイトを作るための言語です。
HTMLはハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ(Hyper Text Markup Language)の略で、ウェブページを作成するために開発された言語です。
そしてCSSは、Webページの見た目を整える言語で、最低限この2つの言語を覚えれば簡単なWebサイトが制作できるでしょう。
またPHPは、Web系のプログラミング言語の中で最も使われている言語で、HTMLに埋め込んで検索機能やログイン機能を作ることが可能。シンプルなコーディングで手軽に動的なサイトを作れるので、初心者でもとっつきやすい言語のひとつです。
特にHTMLやCSSは、プログラムを書いたらすぐにブラウザでどこがどのように変わったかすぐに確認できるため、はじめてプログラミングを学ぶ方には非常におすすめです。
Rubyは、主にWebシステムやWebアプリケーション開発の現場で使われる国産のプログラミング言語です。
またRubyは比較的難易度が低めの言語でもあり、開発者が日本人ということもあり、日本語の良質な情報や参考書が入手しやすいという点も学習しやすいポイントです。
Rubyはスタートアップやベンチャー企業など、スピード感のある企業でよく採用される言語のひとつ。そのため、ベンチャー企業での長期インターンシップを希望する方や新規参入企業への就職を希望する方には特におすすめです。
iOSアプリの開発に使われる主な言語はSwiftで、またAndroidアプリの開発に使われる主な言語はJavaです。
SwiftはAppleが独自に開発した言語で、iOSアプリの開発のほかApple製品の開発にも使われています。
一方、Javaは汎用性が高い言語で、Androidアプリの開発以外にも、Webアプリケーション制作やゲーム開発、組み込みシステムなど幅広い分野でも使われているので、今後描いていきたいキャリアに合わせて習得する言語を選んでみても良いでしょう。
▶ 参考:スマホアプリエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
これからITエンジニアとして就職を目指すなら、求人数の多いJavaとPHPを学んでおくと就職活動が有利に進みます。
その証拠に、プロエンジニアに掲載されている言語別・正社員求人数のベスト10を見ると、求人数の第1位はJava、第2位はPHP。ということからも、この2つの言語は正社員のITエンジニアを目指すうえで非常に有利な言語であることには間違いありません。
一方で、RubyやPythonなどの言語は、求人数が限られているうえにスタートアップなどの企業にのみ採用されやすい傾向に。そのため就職のハードルも高いので、一般的な就職活動のために習得する言語としてはあまりおすすめできません。
もし未経験からJavaやPHPを身につけて正社員就職を目標とするならば、実務レベルに対応したスキルの習得から資格取得まで一度に目指せる無料のプログラミングスクールを利用するのもおすすめですよ。
初心者におすすめのプログラミング言語については、こちらの記事でも解説しています。
本音を言うと、プログラミング自体は独学でも習得可能です。単純に趣味や教養として学びたいだけであれば、文系理系問わず、必ずしもスクールに通う必要はありません。
ただし独学は、相当難易度が高め。それに実務に通用するスキルまでは身につかないため、今後プログラマーとしてのキャリアパスを考えるのなら、プログラミングスクールに通ったほうが効率的に学習できるでしょう。
でもひとつ注意しておきたいのが、プログラミングスクールは学習スピードの効率を上げるための場所であり、スキルの習得や就職の成功を100%保証する手段ではないという点です。
そのため、もし「未経験からプログラミングを身につけて、IT企業のエンジニアとして働きたい」といった夢を実現したいなら、スクールのサポートに頼るだけではなく、自身の努力も必要だということを最初に覚えておいてください。
無料や有料、通信型のオンラインや通学型のオフライン…などなど、プログラミングスクールにはさまざまな種類がありますが、文系大学生のみなさんが、自分に合った1校を決めるにあたって最初に知っておくべきプログラミングスクールの選び方は、次の7つ。
スクールの受講費用を安く抑えたいなら、学割を行っているスクールや、無料で受講できるスクールがおすすめです。そして本格的にエンジニアへの就職を目指しているのなら、就職サポートが受けられるスクールを選ぶことで、最短ルートでの就職が可能となります。
各項目の詳細については、それぞれのリンク先で確認してみましょう。
大学生におすすめのプログラミングスクールについては、ぜひ以下の記事も参考にしてください。
では、文系大学生が挫折することなくお金をかけずにプログラミングを学んで、希望の就職を叶えるためにはどんな選択がベストなのでしょうか?
その答えは、就職支援付きの無料プログラミングスクール「プログラマカレッジ」に通うことです。
パソコンにはじめて触る方でも大丈夫。PC操作に関する基本知識から実務に対応できるITリテラシーまで、まったくの未経験からまるごとマスターできますよ。
実際に通って希望の就職を叶えた卒業生のインタビューでは、
独自の動画教材がありましたので、わからないことがあった時はそれを繰り返しみることができ、その都度理解を深めることができたので、効率的に勉強することができました。
プログラマカレッジを選んだ理由は、無料で通える点とスケジュールを自身で決められる夜間コースが用意されていた点です。
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→ 就職支援付き無料プログラミングスクール「プログラマカレッジ」
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