ITエンジニアがどんな理由で転職をしているか知りたい方向けに、よくある転職理由を紹介。さらに、企業にネガティブさを感じさせない、面接での伝え方を転職のプロが解説します。ITエンジニアの転職理由を知りたい方、ITエンジニアやプログラマーへの転職を考えている方はぜひご覧ください。
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最終更新日:2023年6月8日
目次
順位 | 転職を決めた理由 | 割合 |
---|---|---|
1 | 収入アップのため | 42.4% |
2 | 会社や業界の将来性に不安を感じて | 22.4% |
3 | キャリアアップのため | 16.5% |
4 | 技術スキルが伸ばせないと感じたから | 14.7% |
5 | 休日出勤や残業が多い | 13.5% |
6 | 他にやりたい仕事がみつかった | 12.9% |
7 | 職場の人間関係トラブル | 12.4% |
8 | 評価制度への不満 | 11.2% |
9 | 会社都合 | 10.6% |
10 | 友人・知人に誘われた | 9.4% |
出典:エンジニアが転職を決めた理由、第1位は「収入アップのため」|PRTIMES
参照:約4人に1人のエンジニアが、入社してから3年を目処に転職を検討|PRTIMES
エンジニアが転職を考える理由の1位は、給与面・待遇面の不満です。例えば、次のような不満があると、転職につながりやすいでしょう。
• 社歴で給与額のベースが決まっていて、スキルが評価されにくい
• キャリアアップしても給与がほとんど上がらない
• 勉強会などで知り合った他のエンジニアと比べて給与が低い
株式会社パーソル総合研究所の調査によると、ITエンジニアは年収が低いほど転職意向が高い傾向があります。ITエンジニア以外の職種と比べると、その傾向は非常に顕著です。このデータからも、ITエンジニアは、給与や待遇面に不満を抱えて転職する割合が高いことがうかがえます。
出典:ITエンジニアの就業意識に関する調査|パーソル総合研究所
エンジニアが転職を考える理由の2位は、会社の将来性への不安です。例えば次のように感じてしまった場合、転職を考える可能性があります。
• 自社が技術の進歩に追いつけていない
• 事業成長の戦略が明確でない
• 新しい事業にチャレンジする様子がない
株式会社パーソル総合研究所の調査によると、ITエンジニアの入社理由1位は「安定して働けそうな環境だと感じたから」で、そのように回答した人の割合は53.8%と半数を超えています。
出典:ITエンジニアの就業意識に関する調査|パーソル総合研究所
ITエンジニアが転職を考える理由の3位はキャリアアップのため、4位は技術スキルが伸ばせないから、となっています。例えば次のような希望を持ちつつ、今の職場のままでは難しいとなると、転職を考えるITエンジニアが増えるでしょう。
• 今までの開発経験を活かしてディレクターになりたい
• Web業界で働いていたがシステム開発に挑戦したい
• より多くの言語で開発を経験してフルスタックエンジニアを目指したい
株式会社パーソル総合研究所の調査によると、ITエンジニアは他の職種と比べてキャリアに対する不安を抱えている人が多い傾向があります。
出典:ITエンジニアの就業意識に関する調査|パーソル総合研究所
不安の内容は、1位が「自分の技術やスキルがいつまで通用するか不安だ」3位が「いつまで新しい技術やスキルを習得できるか不安だ」となっていて、ITエンジニアは成長志向が高く、自身の市場価値に敏感であることがわかります。
また、レバテック株式会社の調査では、3人に1人がフリーランスへの転身に興味があると回答しています。
出典:レバテックキャリアによるエンジニア転職意識調査|PRTIMES
プログラマカレッジ
キャリアアドバイザー 加藤憲康
キャリアアドバイザーとしてIT経験・未経験問わずに求職者様の転職活動をご支援をさせていただいております。私自身、大学で情報工学を専攻後、メーカー系の大手Sierに就職し、SEとして働いていた経験があります。業界経験者であるという強みを活かし、求職者様に寄り添った面談を心がけております。
退職理由は、ポジティブな表現に言い換えて伝えましょう。ネガティブな理由で転職を決意したとしても、転職先を探す中で「こんなことをしてみたい」「こんな環境で働きたい」といったポジティブな理由も出てくるはずです。そのような、ポジティブな表現を使って、転職理由を説明してみてください。
例えば「長時間労働が辛かった」という転職理由であれば「効率的に仕事を進める人が高い評価を得られる方針に共感した」と言い換えができます。また「給料が安かった」という理由であれば「年功序列でなくスキルを評価してもらえる環境で働きたかった」と言い換えが可能です。
志望動機と一貫性のある転職理由を考えることも重要です。例えば転職理由を「もっと成長できる環境で働きたかった」とした場合、応募先企業に成長出来る環境があると感じた理由を説明し、魅力に感じていることを志望動機として伝えましょう。
転職理由と志望動機にズレがあると、数多くの企業に応募している中で付け焼き刃的に考えた印象が出てしまいます。逆に、一貫性のある理由を伝えられれば、それぞれの説得力が増します。
▶ 転職理由の例1
▶ 転職理由の例2
エンジニアが転職する理由はさまざまです。面接では、できる限りポジティブな転職理由を伝えましょう。ポイントは「なぜ前職を辞めたか」ではなく「これから何をしたいか」を考えることです。志望動機と一貫性のある転職理由にすることも重要です。
未経験者の場合には、なぜエンジニアになりたいか、その理由を話します。この記事を参考に、エンジニアの転職理由を考えてみてください。
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