ネットワークエンジニアへの転職を目指したいけれど、志望動機がうまく書けずに悩んでいる方向けに、キャリアアドバイザーが書き方のポイントを解説。具体的な例文やIT業界の面接でよくある質問・回答例も紹介しているのでぜひご覧ください。
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最終更新日:2023年10月5日
プログラマカレッジ
キャリアアドバイザー 松山 光
キャリアアドバイザーと個別研修担当として、受講生に寄り添った支援を心がけております。はじめてのプログラミング学習に苦手意識をもってしまう方、逆に得意だと感じる方もいます。面接が得意な方もいれば不安な方もいるでしょう。誰一人同じということはなく、様々な受講生がいらっしゃいます。そのようなひとりひとりの個性を大切にしながら、皆様が自信をもって就職活動に臨んでいただけるよう研修と転職のサポートをさせていただきますので安心してご参加ください。
目次
志望動機には、まずネットワークエンジニアを目指す理由を書きましょう。目指す理由には、次のような内容を盛り込みます。
• ネットワークエンジニアに興味を持ったきっかけ
• ネットワークエンジニアでなければならない理由
• ネットワークエンジニアの仕事に活かせる経験
例えば、次のような例文が考えられます。
これまでフリーターとしてさまざまな職場を経験しました。IT業界に興味を持ったのは、コンビニや運送業界、アパレルなど幅広い分野でITが必要とされているのを、魅力的だと感じたのがきっかけです。
誰もがスマートフォンを持つようになったため、今後もインターネットの需要は拡大し続けると考えています。需要が拡大し続ける中、安定してユーザーにサービスを提供する役割に興味があり、ネットワークエンジニアを目指すようになりました。
アルバイトでは、さまざまなトラブルに対応する経験も積んできました。トラブルの原因を突き止めるとともに、適切な対応策を考え、実行する力はネットワークエンジニアの仕事でも活かせると考えています。
なぜネットワークエンジニアを目指すのかだけでなく、なぜその企業を選んだのかも志望動機に記載しておきましょう。ネットワークエンジニアを募集している企業は多くあります。多くの企業の中から、なぜその企業を選んだかを記載することで、熱意を示せるのです。
例えば、次のような例文が考えられます。
貴社を志望した理由は、ネットワークエンジニアとして幅広い業務に関われるチャンスがあるためです。上流工程も担当するチームに参加し、間近で業務を見ながらアシスタントとして働ける環境は魅力的だと感じました。
産休や育休からの復帰後に、スキルを活かして復帰前と同様にさまざまな業務で活躍している社員の方がいる点も、安心して働ける環境だと感じております。
現在は、貴社でより多くの業務をこなせるよう、ネットワークだけでなくIT全般の基礎知識を学習中です。
入社後にどうなりたいか、どのような働き方をしたいのかも志望動機に盛り込んでおきたいポイントです。特に、研修や社員育成に魅力を感じた場合には、その研修を経てどのような仕事をしたいと考えているのか伝えると好印象です。
例えば、次のような例文が考えられます。
貴社を志望した理由は、教育や研修の制度が充実していると感じたためです。現場に出る前にしっかりと研修を受け、自信を持った状態で働けるのではないかと感じました。
これまでIT業界での勤務経験はありませんが、現在は基本情報技術者の資格取得を目指して学習しています。
入社後は、研修の内容を活かすとともに、発展的な内容も自分で学びながらできるだけ早く一人前のネットワークエンジニアとして働けるよう務めます。研修終了後も多くの現場に関わりながら、ネットワークエンジニアに必要なスキルを身につけられる点も、貴社の魅力だと感じました。
さらに将来は、常に最先端の技術を取り入れながら、大規模なネットワークの構築に関わるスペシャリストになりたいと考えています。
志望動機はいきなり書き始めるのではなく、事前に準備をしてから書き始めましょう。事前に書くべき内容を考え、整理してから志望動機を作成すると、読みやすく伝わりやすい文章となります。
志望動機を書く前に準備しておきたいのは次の3点です。各項目についてそれぞれ解説します。
なぜネットワークエンジニアに興味を持ったのか?
したがって、ネットワークエンジニアについてしっかり理解を深めたうえで、具体的な理由も述べられるようにしましょう。もしすぐに理由が浮かばない場合は、実はあなたのやりたいことではないかもしれませんし、もしかしたら他の職種に興味があるのかもしれません。
その場合は、自分の気持ちとしっかり向き合って実現したい目的を明確にしたうえで、再度目指す職種について検討し直す必要があるでしょう。
ネットワークエンジニアを選んだ理由が明確になったら、次は志望する企業を選んだ理由を明確にしましょう。会社のどこに魅力を感じたのか、きっかけとなるエピソードを交えて考えつつ、同時に言語化しておくと良いでしょう。
企業のHP等を見て魅力を探したり、転職エージェントを利用して企業情報を得たりするなど、しっかりと企業研究をしたうえで、「この企業でなければいけない」という確固たる想いが伝わる理由を考えることが大切です。
面接官は、「あなたが同じ目標に向かって共に働ける仲間かどうか」を見ています。したがって、あなたが想い描く将来や目標が、企業の目指す方向性とマッチすればするほど先方からの評価は高くなるでしょう。
そのためには、入社後、あなたがどれくらいその企業に貢献することができるのかを、ありきたりな言葉ではなく自分オリジナルの言葉で採用担当にアピールするつもりで書くと良いでしょう。
そのため、とにかくあなたの前向きな姿勢が伝わる内容を心がけることが大切です。エントリーする企業のサービスや、希望職種の業務内容を理解したうえで、自分の得意分野についてPRすると良いでしょう。
特に文系出身者や業界未経験者の場合、「ネットワークの知識を学ぶために資格取得に挑戦している」「仕組みを理解するために、自宅でネットワークを構築してみた」など、普段から意欲的な行動を起こしているエピソードなどを盛り込む(もちろん、実際に資格取得や勉強に取り組んでいなければなりません)ことをおすすめします。
応募する企業での仕事につながる経験談は、面接官に本気度が伝わります。たとえば「御社のサービスを使ったことで店舗同士をネットワークで繋ぐ便利さを知り、インフラの勉強を始めました」「少しでも早く即戦力として活躍したいので、CCNAの資格を取得しました」など、自分が応募する企業で働くために何らかのアクションを起こしたエピソードは、高評価につながります。
また未経験から転職する場合は、事前に資格を取得しておくと書類選考が有利に進む傾向があります。そのため、ITやネットワークの基礎を学習する過程で、資格を取得しておくのもおすすめです。
志望動機では、企業側が求める能力を持っているとアピールするのも有効です。
そのためにまずは、企業がどんなスキルを求めているのかを知らなければなりません。志望動機を書く前に公式サイトや求人情報などを確認し、どんなスキルが求められているのか調べておきましょう。
そのうえで、自分にどの程度のスキルがあるのかをアピールします。未経験でネットワークエンジニアを目指す場合には、何か資格があるとスキルをアピールしやすくなります。例えば、CCNAやLinuC、基本情報技術者といった資格を取得するなど、スキルをアピールしやすくなるような準備をしておきましょう。
ネットワークエンジニアの仕事を大きく分類すると、「要件定義」「設計」「構築」「運用」「保守」「監視」の6つが挙げられます。
このフェーズの全てを一人が担当することは、あまりありません。多くの場合フェーズごとに担当するエンジニアがわかれています。そのため、一言でネットワークエンジニアといっても、担当するフェーズによって具体的な仕事内容は異なるのです。
未経験の場合は、監視や運用から始めて、構築、設計へと徐々に携わる分野を広げていくのが一般的です。
ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計や構築などを行うのが主な仕事です。それに対して、サーバーの設計や構築などを行うエンジニアをサーバーエンジニアと呼びます。
ネットワークとサーバーは、システムを構築・運用するうえで欠かせない、土台となるものです。そのため、ネットワークとサーバーはまとめて「ITインフラ」と呼ばれます。また、ITインフラを扱うネットワークエンジニアとサーバーエンジニアをまとめて「インフラエンジニア」と呼ぶのです。
また、最近ではクラウドの発展により、クラウドエンジニアもインフラエンジニアの一種として扱われることがあります。
ネットワークエンジニアには、次のようなスキルが求められます。
• ITに関する知識・スキル
• ネットワークに関する知識・スキル
• サーバーに関する知識・スキル
• コミュニケーション能力
また、ネットワークエンジニアに向いている人には、次のような特徴があります。
• ITに関心・興味がある
• コミュニケーション力がある
• 学習意欲がある人
• 地道な作業ができる人
• 論理的思考力がある人
ネットワークエンジニアに必要なスキルや適性については、以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。
IT業界やネットワークエンジニアの仕事に対してどれだけ熱意を持っているか知るため、入社後にやりたいことや気になったニュースなどを質問されることがあります。また、自身が持っているスキルや経歴に関する質問をされるケースも多いでしょう。
自分の経歴やスキルをアピールするのは重要ですが、嘘をついてはいけません。嘘をつくと、ちょっと突っ込んだ質問をされた場合につじつまが合わなくなってしまう可能性があります。
経歴にブランクがある、大学を中退しているなど、ネガティブにとらえられやすい要素があれば、質問されると思っておきましょう。嘘をつかず、しかしポジティブにとらえて話ができるよう準備しておく必要があります。
ネットワークエンジニアをはじめとした、ITエンジニアの面接質問と回答例、回答のポイントアドバイスを以下の記事で解説していますので、興味がある方はぜひ確認してみてください。
志望動機を書く時には、ネットワークエンジニアに興味を持ったきっかけや、入社後どんな仕事をしたいかを盛り込みましょう。いきなり志望動機を書き始めるのではなく、準備をしてから丁寧にまとめることが重要です。
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