「フリーターやニートの生活から脱却したい」と思って就活をはじめても、社会人経験ゼロから就職するのはやっぱり難しいかも…と諦めそうになっている人も多いのでは?そんな方たちに向けて、本記事ではフリーターやニートが「就職は難しい」と感じてしまう理由とその解決方法を6つ紹介。フリーターと正社員の違いや給料の差、未経験から正社員になる方法についても解説します。
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最終更新日:2024年10月2日
目次
「フリーターやニートの生活から一転して、人生を変えたい」
そう思って正社員を目指そうとしても、「就活っていったい何からはじめればいいのだろう?」と悩んでいる方もきっと多いことでしょう。
就職活動のやり方を簡単に説明すると
…というのが主な流れですが、「なんだか就活って面倒そうだし難しそう」「自分一人の力では到底転職なんてできそうにない」と思っている方も意外と多いのではないでしょうか?
そこでまずは、みなさんが「就職が難しい」と感じてしまう主な理由とその解決方法を6つ紹介します。
フリーターの方が正社員を目指すにあたって最も多い悩みは、「そもそも就活のやり方がぜんぜんわからない」ということ。
就職活動の主な流れは前述とおりですが、さらに具体的な流れをご説明するとこんな感じです。
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どの企業に応募する際も、だいたいの流れはほぼ同じ。
全体の流れが漠然としていると誰しも不安に感じるものですが、こうして見ると、就活の流れは意外とシンプルですが、各フェーズのくわしい内容を知りたい方はぜひ以下の記事を参考にしていただくとして、ここからはSTEP1~5の手順をスムーズに進められない原因についてさらに深堀していきましょう。
また、「やりたいことがない、どんな仕事に興味があるのかもわからない」という方も多いでしょう。
簡単に言うと、「自分がやりたいこと」とは「自分が興味があること」。
そのためやりたいことを見つけるには、自分が興味があることをはっきりさせる必要がありますが、このとき注意しなくてはならないのは、以下2つです。
• 「自分は何がしたいのか」と「どんな自分になりたいか」を混同しない
自分は何がしたいのか?というのは、あくまで自分の内側から湧き出る興味が主体。でもなりたい自分になるというのは、他人と比較したときによりよく見える自分や理想が含まれている場合があるため、自分が本当にやりたいことではない可能性があるので注意が必要です。
• 「自分は何をすべきか?」ではなく「自分は何をしたいのか?」と考えてみる
自分が本当にやりたいことというのは、日々やらなくていけない多くのタスクの下に埋もれています。生活のお金を稼ぐことはもちろん大切ですが、やりたいことを探すのなら一旦頭の中を空っぽにして、自分が幸せを感じられるような「やりたいことリスト」を作ってみましょう。
またやりたい仕事がないという人は、世の中にどんな仕事があるのかを知らない場合も多い傾向にあるようです。
そういう場合は、やりたいことリストを書き出したら、本を読んだり、人と会って話したり、SNSやYouTubeでいろんな人の体験談や経験者の話をチェックしてみましょう。すると今以上に見識が広がり、これまでになかった選択肢が見えてくるかもしれません。
就職活動においては、「自己分析」が必須。自己分析とは、これまでの過去を振り返り、自分の性格や長所・短所、価値観などを客観的に分析して明確な文章にまとめることです。
就活マニュアルをめくると、どの本にも一通りのやり方が書いてありますが、きっとみなさんは本に書いてある”ひな形” にまとめる前の段階で「難しい」と感じているのかもしれません。
現在の不満や不安、過去に嬉しかったことや楽しかったこと、ワクワクしたこと。
まずはエクササイズとして、あなたの中にある気持ちとそれに関連する出来事を、とりあえずノートにたくさん書き出してみましょう。
書くこととは、自分と向き合うこと。これには正解も不正解もないので、あなたが思ったとおりのことをただ書き綴りましょう。すると書けば書くだけ頭の中の考えやもやもやしていた気持ちが整理され、自分のいろんな側面に気づくはずです。
面接において、たとえその人の本質がどうであれ、物おじせずハキハキと話す人は有能そうに見られ、小声でつぶやくように話す人はただそれだけで「コミュニケーション力が低い暗い人」とすら思われてしまいがちです。
そのためフリーターやニートのみなさんが就活するにあたっては、普段とは違う「就活者」としての自分を少しだけ「演じる」必要があります。
特に就活で求められるのはありのままの自分ではなく、「社会」に適合できる自分のパーツを短時間でいかにうまく面接官にアピールできるかどうか。
また、企業で価値があると認められる人のほとんどは、職場で求められる任務や役割をまっとうしている人や、仕事の結果を出せる人です。そういった意味合いからも、面接ではマニュアルをベースにした受け答えができる人ほど採用されやすくなります。
ではどうすればいいのかというと、内定の確率を上げたいのであれば、まずは就活マニュアルの回答パターンを丸暗記し、受け答えの基本をマスターしましょう。
とはいえ完全にマニュアルどおりではオリジナリティに欠けてしまい、自分をアピールすることができません。回答例をベースにほんの少しだけあなたらしさをプラスし、自分の言葉で説明できるようにしておくと好印象に映りますが、プロからのアドバイスが欲しい方は、一度就職エージェントに相談してみると良いでしょう。
フリーターが面接でよく聞かれる質問と回答例については、以下の記事も参考にしてください。
書類選考にパスすると、いよいよ面接。当日の会場となる企業の場所をマップで調べてみると、TVドラマに出てくるような都心の高層ビルだったりすることもあるでしょう。
それに企業で働く人たちはバイトの仲間とは違って、ビシッとスーツを着こなしていたり、キレイ目なオフィスファッションに身を包んでいたり。何もかもがいつもの環境とは違うため、会社のあるビルに入るだけで緊張してしまう…という方も多いようです。
でも「緊張する」ということは、本気度が高い証拠なので決して悪いことではありません。また、心身が緊張状態になると、呼吸が浅く短くなるので自律神経が乱れがちに。そんな時は意識的に息を深く吸って呼吸を整え、リラックス状態を取り戻し、面接に挑むと良いでしょう。
何らかの目的や働き方の自由度に魅力を感じてフリーターとして働いている方以外は、一度就職したあとに何らかの事情で退職し、止むなくアルバイトで生計を立てている方もいるかもしれません。
そんな方たちや現在やむを得ず失業している方たちの中には、自分に自信をなくしてしまっている人も大勢います。
ではなぜフリーターの方々が自信を失ってしまっているのかと言うと、それは世間から「正規の社員として働いていない人」という偏見の目で見られてしまうと思っているから。
「”普通” の人生を歩むのなら、新卒で正社員になるのが当たり前」ーコロナ以前は、これが「世間一般の考え」として広く浸透していました。
この資本主義社会において、利益を生み出さない、つまり働いてお金を稼ぐことができない人間は非生産的であるとこれまではみなされがちでしたが、総務省統計局の労働力調査(2022年)によると、日本のフリーター人口は137万人にも及び、また日本における完全失業者の数は178万人にも達しています。
さらに新型コロナウィルスによりフリーターも高齢化していることから、今やこれまでの「普通」は普通でなくなってきているにもかかわらず、さまざまな理由や事情により働けないたくさんの人たちが、旧来からの社会的なレッテルによって自信を失ってしまっている傾向にありますが、世の中に無益な人など誰一人として存在しません。
また、正社員でないことを理由に、働いてお金を稼いだり幸せな人生を送ること自体を諦めてしまっている方も中にはいるようですが、生き方は人それぞれですし、何歳になってもやり直しをすることは可能です。
もし一人で悩んでいるのなら、以下のような公共機関を活用するなどして、誰かに相談するのも解決策のひとつ。そうすれば、どんな人にも一人ひとりに合った仕事が必ず見つかるでしょう。
20代フリーターの割合やリアルな実情については、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
続いては、フリーターと正社員の違いを比較してみましょう。
フリーター | 正社員 | |
---|---|---|
雇用の保証 | ほぼない | あり |
働き方の自由度 | 高い | 低い |
有休の取得 | ほぼない | あり |
社会的な信用 | 低い | 高い |
収入の安定性 | なし | あり |
ボーナスの有無 | なし | あり |
退職金 | なし | あり |
フリーターであっても雇用保険に加入することで離職時にさまざまな手当や給付を受けることができますが、一定の条件に当てはまらない方は加入できません。
また、フリーターの場合は労働時間が拘束されていないため働き方は自由ですが、ほとんどの場合有休の取得が不可であったりボーナスや退職金がもらえないなどのデメリットも。
そして、フリーターと正社員の給料の差は以下のとおりです。
年齢 | フリーター | 正社員 | 差額 |
---|---|---|---|
20-24歳 | 183,000円 | 216,600円 | 33,600円 |
225-29歳 | 204,900円 | 250,900円 | 46,000円 |
30-34歳 | 207,600円 | 283,700円 | 76,100円 |
35-39歳 | 208,300円 | 315,900円 | 107,600円 |
全体※ | 216,700円 | 323,400円 | 106,700円 |
出典:令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況(雇用形態別)|厚生労働省
※全体の年齢は10代~70代
年齢別に比較してみると、20代前半での差は月33,600円、20代後半では46,000円、そして30代前半では76,100円となり、35歳以上になると106,700円もの差が開きます。
そのため、将来的に安定した収入を確保したいのであれば、30代前半までに正社員として就職したほうが賢明である、といえるでしょう。
フリーターが就職しやすいおすすめの職種については、以下の記事を参考にしてみましょう。
ではフリーターやニートが未経験から正社員になるためにはどうしたらいいでしょうか?その主な方法を3つ紹介しましょう。
1つめは、今のアルバイト先にそのまま就職する方法です。
アルバイト求人の中には、「正社員登用制度」といったキーワードを見たことがあるのではないでしょうか。これは、学生ではないフリーターの方が一定の勤続年数を働くと、アルバイトやパートなどの非正規雇用から正社員へ引き上げてもらえる制度で、現在幅広い業種が採用しています。
この方法は、改めて就活をしなくても正社員になれるだけでなく、今と変わらない環境で働けるので入社後にギャップを感じにくいというメリットもあります。
ただし普通の働き方ではそうそう登用されることはなく、バイト先の企業から見て「とびぬけて優秀」と判断されないとチャンスは薄いため、確実に正社員になりたいのであれば通常どおりの就活をした方が確実だと言えるでしょう。
2つめは、無料で就活をサポートしてくれる就職エージェントに相談する方法です。
就職エージェントとは、就職専門のキャリアコンサルタントが、未経験からの就職を一からサポートしてくれる無料の就活支援サービスのこと。
「正社員になりたいけど、どんな仕事に向いてるかわからない」
「ブラック企業を避けながら、自分の希望にマッチした企業に就職したい」
そう考える学生や社会人の間でも人気がある就活方法で、応募書類の作成から面接対策までサポートしてくれるため、未経験から正社員になりたい方に最もおすすめな方法です。
また、無料でプログラミングを学びながらIT業界への就職を叶えたいのであれば、正社員の就職実績が98.3%の「プログラマカレッジ」に一度相談してみても良いでしょう。
▶ 参考:
• コーダー/マークアップエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• オープン系SE・プログラマフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• スマホアプリエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
3つめは、ハローワークを利用する方法です。
ハローワーク(公共職業安定所)とは、民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者を中心に支援してくれる国の機関のこと。通称「職安」とも呼ばれ、年齢や性別を問わず誰でも利用できる厚生労働省が運営する施設です。
最近では、新卒向けの「新卒応援ハローワーク」や、既卒・第二新卒向けの「わかものハローワーク」など、学生や20代の男女が気軽に利用できる施設が多数あり、若者向けハローワークは、就職に役立つ各種セミナーが無料で受講可能であったり、就職後でも職場に関する相談が可能であるというメリットも。
ブラック企業に関する相談も受け付けてくれるので、気になる方はお近くのハローワークで相談してみましょう。
▶ 参考:ハローワーク|厚生労働省
では、フリーターの方が正社員になりたい場合は、どのような職種に応募すれば就職に成功しやすいのでしょうか。資格不要でも未経験からチャレンジできる職種は、次のとおり。
職種の詳細については、各リンク先を参照してください。未経験からIT業界へ転職したい方は、以下の記事も参考にしてみましょう。
とはいえ、晴れて書類選考に通過したとしても、面接時に「私はフリーターです」と正直に話したら、企業側はどのように評価するのでしょうか?
プラスに評価する | 評価にほとんど影響しない | マイナスに評価する | 不明 | |
---|---|---|---|---|
15~34歳 | 3.1% | 68.1% | 13.5% | 15.2% |
35~44歳 | 1.5% | 54.9% | 26.0% | 17.6% |
「これまでフリーターであった求職者をどのように評価するか?」
厚生労働省が全国の企業に対してこのような質問を投げかけたところ、15歳~34歳の就活者に対し、68.1%の企業が「フリーターであることは評価にほとんど影響しない」と回答しています。
プラスに評価する企業は少ないものの、マイナスに評価する企業は全体の10%程度とごくわずか。
さらに「30歳を過ぎたらフリーターから正社員へ就職することは難しくなる」とさえ言われている35歳~44歳の就活者であっても、半数以上の企業が評価に影響しないと回答していることから、面接でフリーターであることを正直に話したところで何の問題もないと言えるでしょう。
今回は、フリーターの方が「就職は難しい」と感じる理由について主に解説してきましたが、もしあなたがこれから「未経験からIT業界に就職したい」と考えているのなら、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」で、私たちと一緒にプログラミングを学んでみませんか?
パソコンにはじめて触る高校生や、デスクワーク経験のないフリーターの方でも大丈夫。パソコンに関する基本知識から実務に対応できるITリテラシーまで、まったくの未経験からマスターすることが可能です。
また未経験からIT業界で働きたい10代~20代の方には、日本のIT業界に関する基礎知識を体系的に学べる「ITパスポート試験」の取得もおすすめです。
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