厚生労働省の最新データによると、20代フリーターの割合は20~24歳で19.9%です。そして、25~29歳では24.2%でしたが、男女別の割合はいったい何%でしょうか?また、30代になるとその割合はどう変化していくのでしょうか?この記事では「フリーターとして働く理由」を男女別に比較しながら、2024年におけるフリーターと正社員の割合についても紹介します。そのほか、未経験からの就職におすすめな職種や将来性のある仕事や業界についても解説するので、就活の参考にしてください。
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最終更新日:2024年10月28日
目次
広辞苑によると、フリーターとは「フリー・アルバイターの略」で、「定職に就かず、アルバイトなどを続けることで生計を立てる人」とのことです。また、定職とは「臨時ではない定まった職業」を意味します。そのため、正社員として就職せずにアルバイトとして働く人たちを総じて「フリーター」と呼びます。
現在、ポストコロナの社会情勢を考慮すると、就活中の学生や求職中の方にとって、フリーターとして働く同世代がどれくらいいるのかは気になるところです。若年層のフリーターの数は、コロナ禍の影響で一時的に増加しましたが、現在は経済の回復とともに減少傾向にあるようです(*1)。
ここからは、20代のフリーターの割合について詳しく解説します。同時に、30代前半のフリーターの割合についても見ていきましょう。
*1 参照:令和6年版 労働経済の分析|厚生労働省
こちらは厚生労働省が令和6年に発表した「若年者雇用実態調査」(*2)をもとに作成したグラフですが、正社員として働く同世代の割合と比較してみると、このような結果となりました。
年齢/雇用形態 | 正社員 | 正社員以外 | 不明 |
---|---|---|---|
20~24歳 | 79.9% | 19.9% | 0.3% |
25~29歳 | 75.7% | 24.2% | 0.2% |
20代平均 | 77.8% | 22.1% | 0.3% |
※平均値は単純平均にて算出。小数点以下の四捨五入は切り上げ。
先ほど解説したとおり、20代前半におけるフリーターの割合は19.9%、そして20代後半になると24.2%。その結果、20代全体のフリーターの割合は平均で22.1%となりました。
*2:若年者雇用実態調査は、厚生労働省が5年ごとに実施する、15歳から34歳までの労働者を対象とした調査です。今回の令和5年分のデータは、令和6年9月25日に発表された資料を基にしています。
次に、20代のフリーターの割合を男女別に見てみましょう。
このグラフからわかるように、20代男性のフリーターの割合は平均で16.4%です。また、正社員との割合を比較すると、20代前半の男性フリーターの割合は19.1%ですが、20代後半になると13.7%に減少していますが、これはなぜでしょうか?
年齢/雇用形態 | 正社員 | 正社員以外 | 不明 |
---|---|---|---|
20~24歳 | 80.6% | 19.1%0 | 0.3% |
25~29歳 | 86.2% | 13.7% | 0.1% |
20代平均 | 83.4% | 16.4% | 0.2% |
※平均値は単純平均にて算出。小数点以下の四捨五入は切り上げ。
その理由は、20代後半になると将来のキャリアや生活の安定を求める人が増え、正社員としての安定した収入や福利厚生を目指す傾向があるためです。また、結婚や家庭を持つことへの社会的プレッシャーも影響し、未経験からの就職が難しくなるため、20代前半で自由な生活を楽しんだ後、正社員を目指す人が多い傾向にあります。
また、フリーターの収入は正社員に比べて低いため、将来のための貯金や大きな支出を考慮して正社員を目指す人が増えるのも20代後半です。さらに、キャリアアップや専門スキルの習得を目指す人も増えるため、アルバイトから正社員への転職を考える人も多くなります。その結果、20代前半でフリーターを卒業する人が増える傾向にあると言えます。
フリーターと正社員の年収差や正社員になるメリットについては、以下の記事も参考にしてください。
続いては、女性の場合を見てみましょう。
同調査によると、20代女性フリーターの割合は平均で26.9%でした。
こちらも同年代の正社員女性の割合と比較してみると、20代前半における女性フリーターの割合は20.5%であるのに対し、20代後半になると33.3%と12.8%も増加していることがわかります。
年齢/雇用形態 | 正社員 | 正社員以外 | 不明 |
---|---|---|---|
20~24歳 | 79.3% | 20.5% | 0.2% |
25~29歳 | 66.4% | 33.3% | 0.3% |
20代平均 | 72.9% | 26.9% | 0.3% |
※平均値は単純平均にて算出。小数点以下の四捨五入は切り上げ。
女性の場合、20代後半になると結婚や出産といったライフイベントを迎える方が増加します。また、新卒で就職した会社を辞めて転職する際にも、時間に融通の効く派遣社員を選ぶ人も多いことから、正社員の割合が減少することが主な理由と言えるでしょう。
このように男女別にフリーターの割合を比較してみると、男性は20代後半でフリーターを卒業する人が多いのに対し、女性は20代後半になると自らフリーターという働き方を選ぶ人も増加していることが分かりました。では30代に突入すると、その割合はどのように変化していくのでしょうか?
こちらはフリーターとして働く30~34歳の男女の割合を示したグラフですが、30代前半におけるフリーターの割合は男女平均で28.5%という結果でした。
年齢/雇用形態 | 正社員 | 正社員以外 | 不明 |
---|---|---|---|
男 | 84.1% | 15.6% | 0.3% |
女 | 58.0% | 41.4% | 0.6% |
男女平均 | 71.1% | 28.5% | 0.5 |
※平均値は単純平均にて算出。小数点以下の四捨五入は切り上げ。
さらに正社員以外で働く方の割合は、20代後半(25~29歳)からわずか数年で、男女ともその数が増しています。
先ほど解説した、20代(男性)フリーターの割合と20代(女性)フリーターの割合を踏まえながら、これらの割合を具体的な数字で示すと、
■ フリーターとして働く人の増加率(20代後半~30代前半)
• 男性/20代後半:13.7%→30代前半:15.6%(+1.9%)
• 女性/20代後半:33.3%→30代前半:41.4%(+8.1%)
となりますが、こうして比較すると、女性フリーターは20代後半から8.1%も増加していることが分かります。そして男性の場合は20代後半で一度減少したにもかかわらず、30代になると1.9%ほど増加し、全体の約2割にまで及んでいるようです。
ここまでの説明で、性別や年代によってフリーターの割合が異なることがわかりましたが、これらの方々がフリーターとして働く理由は何でしょうか?
2022年3月に公表された独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によると、以下のような結果が示されました。
男性 | 女性 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 自分に合う仕事を見つけるため | 28.8% | 1位 | 自由な働き方をしたかったから | 26.8% | ||||
2位 | なんとなく | 27.7% | 2位 | つきたい仕事のための勉強や準備、修行期間として | 23.8% | ||||
3位 | 学費稼ぎなど、生活のために一時的に働く必要があったから | 25.4% | 3位 | 自分に合う仕事を見つけるため | 22.2% | ||||
4位 | つきたい仕事のための勉強や準備、修行期間として | 22.3% | 4位 | 学費稼ぎなど、生活のために一時的に働く必要があったから | 17.2% | ||||
5位 | 自由な働き方をしたかったから | 16.5% | 5位 | なんとなく | 15.9% | ||||
6位 | ゆっくりしたかったから | 12.8% | 6位 | その他 | 14.8% | ||||
7位 | 仕事以外にしたいことがあるから | 10.6% | 7位 | ゆっくりしたかったから | 13.6% | ||||
その他 | 10.6% | 8位 | 家庭の事情で | 13.2% | |||||
9位 | 新卒時、正社員として採用されなかったから | 9.5% | 9位 | 正社員はいやだったから | 11.7% | ||||
10位 | 家庭の事情で | 6.4% | 10位 | 新卒時、正社員として採用されなかったから | 11.3% | ||||
11位 | 一度は正社員になったが、離職後、正社員として採用されなかったから | 6.1% | 11位 | 仕事以外にしたいことがあるから | 10.7% | ||||
12位 | 正社員はいやだったから | 5.9% | 12位 | 病気・けがのため | 7.7% | ||||
13位 | 病気・けがのため | 5% | 13位 | 一度は正社員になったが、離職後、正社員として採用されなかったから | 4.4% | ||||
14位 | つきたい仕事の就職機会を待つため | 0% | 14位 | つきたい仕事の就職機会を待つため | 0% | ||||
つきたい仕事がアルバイト・パートでできるから | 0% | つきたい仕事がアルバイト・パートでできるから | 0% |
出典:第5回 若者のワークスタイル調査|独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)
フリーターになった理由(複数回答)で最も多かった回答は、男性が「自分に合う仕事を見つけるため」で、女性が「自由な働き方をしたかったから」でした。
男性 | 女性 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | つきたい仕事のための勉強や準備、修行期間として | 17.2% | 1位 | つきたい仕事のための勉強や準備、修行期間として | 16.2% | ||||
2位 | 学費稼ぎなど、生活のために一時的に働く必要があったから | 16.6% | 2位 | 自由な働き方をしたかったから | 13.5% | ||||
3位 | 自分に合う仕事を見つけるため | 15.5% | 3位 | その他 | 11.2% | ||||
4位 | なんとなく | 14.4% | 4位 | 学費稼ぎなど、生活のために一時的に働く必要があったから | 10.8% | ||||
5位 | その他 | 7.9% | 5位 | 家庭の事情で | 9% | ||||
6位 | 仕事以外にしたいことがあるから | 6.2% | 6位 | 自分に合う仕事を見つけるため | 7.4% | ||||
7位 | 新卒時、正社員として採用されなかったから | 5.4% | 7位 | なんとなく | 7.2% | ||||
8位 | 自由な働き方をしたかったから | 3.9% | 8位 | 新卒時、正社員として採用されなかったから | 7% | ||||
9位 | ゆっくりしたかったから | 3.4% | 9位 | 仕事以外にしたいことがあるから | 5.3% | ||||
10位 | 一度は正社員になったが、離職後、正社員として採用されなかったから | 3.1% | 10位 | ゆっくりしたかったから | 3.9% | ||||
家庭の事情で | 3.1% | 11位 | 正社員はいやだったから | 3.5% | |||||
病気・けがのため | 3.1% | 12位 | 病気・けがのため | 2.5% | |||||
13位 | 正社員はいやだったから | 0.3% | 13位 | 一度は正社員になったが、離職後、正社員として採用されなかったから | 2.3% | ||||
14位 | つきたい仕事の就職機会を待つため | 0% | 14位 | つきたい仕事の就職機会を待つため | 0% | ||||
つきたい仕事がアルバイト・パートでできるから | 0% | つきたい仕事がアルバイト・パートでできるから | 0% |
出典:第5回 若者のワークスタイル調査|独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)
そして、フリーターになった最大の理由で最も多かったのが、男女ともに「つきたい仕事のための勉強や準備、修行期間として」という結果でした。
そして、女性の「自由な働き方をしたかったから」という理由は、2016年から減少しているものの、2011年以前と比較すると依然として高い比率を示しているとのことでした。
一方、「新卒時、正社員として採用されなかったから」という理由でフリーターとして働く方の割合は、男性が5.4%(7位)、女性が7%(8位)という結果で、自ら自由な働き方を選ぶ若年層が増加していることが分かります。
また下図のとおり、2016年からの5年間でフリーターから正社員になろうとする人の割合は男女共に減少しています。
出典:第5回 若者のワークスタイル調査|独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)
特に、フリーターから正社員になることを選ばない男性が5年間で9.1%も増えており、この結果からも理由があってフリーターとして働くことを継続している人が一定数を占めていることが推測されています。
また、この調査によって、社会が正社員中心の社会から変化してきていることが示されていることが分かったとのこと。
とは言うものの、下の図のとおり、フリーターの期間が3年以上になると、正社員になれる確率が大幅にダウンし、特に女性の場合、4年以上フリーターを続けると就職できる割合が20%台まで下降しているという現実も示唆されています。
出典:第5回 若者のワークスタイル調査|独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)
さらに、30代に入ると未経験からの就職や転職を歓迎する求人は大幅に減少するため、一般的に「フリーターから正社員になるリミットは35歳」とも言われています。
前述の通り、年齢が上がるにつれて正社員としての就職は難しくなるため、希望する職種で働きたいのであれば、できるだけ早期に就職活動を開始することが賢明です。
とはいえ、一度フリーターになると「正社員になるのはもう無理なのではないか?」と感じる人もいるようです。そのような方々には、以下の記事が参考になるかもしれませんので、ぜひご覧ください。
さて、ここからは、学歴別にみた「若年層フリーター」の割合について見ていきましょう。
若年層フリーターとは、正社員以外として働く15歳~34歳の人たちのことですが、フリーターの割合を最終学歴別にグラフにすると、このような結果となりました。
そして、正社員として働く人の割合と比較した表はこちらです。
最終学歴 | 正社員 | 正社員以外 | 不明 |
---|---|---|---|
中学卒 | 34.0% | 66.0% | 0% |
高校卒 | 63.5% | 35.8% | 0.7% |
専修学校 (専門課程)修了 |
70.8% | 29.1% | 0.1% |
高専・短大卒 | 68.7% | 30.5% | 0.8% |
大学卒 | 87.3% | 12.7% | 0% |
大学院修了 | 81.0% | 19.0% | 0% |
こうして比べてみると、最終学歴が高くなるにつれフリーターの割合が減少していることがわかります。
とは言うものの、労働政策研究・研修機構が25歳から29歳を対象に調査した「フリーター経験者の学歴構成」(下図)をみると、2001年はフリーター経験者の約4割が高卒者でしたが、2016年には約半分まで減り、2021年にはさらに減少しています。
出典:労働政策研究報告書No.213 『大都市の若者の就業行動と意識の変容|独立行政法人労働政策研究・研修機構
また、2016年には大学・大学院卒者のフリーター経験者の割合が40.6%を占めるようになり、2021年には43.5%と2.9%も増加していることから、20年の間に高卒者と大卒者のフリーター経験者の割合が逆転していることが分かりました。
この結果は、年々、学歴だけでは安定した就職が保証されない時代に変化していることを示しているとも言えます。特に大学・大学院卒者のフリーター経験者が増加していることからも、今後は学歴だけに依存しない多様なキャリアパスの模索が求められるかもしれません。
高卒者の就職は今や「売り手市場」とも言われていますが、高卒者の就職率や大卒者のフリーターの実態については、以下の記事も参考にしてみてください。
2024年10月、総務省統計局が発表した「労働力調査(基本集計)」によると、日本全国におけるフリーター(非正規の職員)の割合は全体の36.8%。一方で、正社員として働く人たちの割合は63.2%という結果になりました。
出典:労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)8月分|総務省統計局
2024年8月の調べによると、日本国内における15歳以上の人口は10,992万人です。そのうち、「一国における働く意思と能力を持つ人の総数」を表す労働力人口は6,990万人となっています。
その中で、フリーター(非正規の職員)の数は 2,127万人に達しており、その内訳は以下のとおりです。
・男性:672万人(32%)
・女性:1,454万人(68%)
一方、日本国内において正社員として働く人の数は3,659万人であり、男女別の人数は以下のようになっています。
・男性:2,352万人(64%)
・女性:1,307万人(36%)
これらのデータを比較すると、フリーターとして働く方の約60%が女性で、正社員として働く方の約60%が男性であることがわかります。
また今年8月現在、完全失業者の数は175万人に達しています。
これは5か月ぶりの減少で、前年同月に比べて11万人も減少しています。求職理由別に前年同月と比較すると、「勤め先や事業の都合による離職」が1万人減少し、「自発的な離職(自己都合)」が9万人減少していることが分かりましたが、一方で、「新たに求職」が4万人増加しています。
そのうち、20代を含む若年層(15歳~34歳)の失業者の数は、以下のとおりです。
男 | 女 | 男女合計 | |
---|---|---|---|
15~24歳 | 13万人 | 12万人 | 25万人 |
25~34歳 | 22万人 | 23万人 | 45万人 |
出典:労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)8月分|総務省統計局
これらの内、男性の完全失業者数は全ての年齢階級で前年同月に比べ減少し、女性の完全失業者数は、15~24歳・25~34歳の年齢階級で前年同月に比べ増加しているとのこと。また、完全失業率は男性が2.5%で女性が2.4%と前月に比べ0.2ポイント低下しています。
女性は男性に比べてパートタイムや非正規雇用者の割合が高いため、景気の変動により影響を受けやすい傾向がありますが、コロナの影響による就職難の状況は徐々に改善しつつあると言えるでしょう。
高卒者男女の就職先におすすめな将来性のある業界については、以下の記事を参考にしてください。
「フリーターの期間が長くなるほど、就職が困難になる」
このような見解はつい最近まで一般的に受け入れられており、実際、知恵袋などのQ&Aサイトや5ch(旧:2ch)でも「フリーター期間が長いと、就職活動の末路がやばい…」と不安を抱く人が多く見られました。しかし、コロナ禍以降、「新しい生活様式」が導入され、従来の「普通」がもはや通用しなくなっています。
例えば、リモートワークの普及により、場所にとらわれずに働ける職種が増加し、フリーランスとしての働き方が一般的になりました。また、企業側も柔軟な働き方を受け入れるようになり、フリーター経験者でもスキルや経験を重視して採用するケースが増えています。
さらに、正社員であっても定年まで必ず働ける保証がなくなった現在、「やはりフリーターではなく、今のうちに正社員を目指すべきか」と考える20代も増えているようですが、コロナ以降、就活で重視される条件はどのように変わったのでしょうか?
一般的に、学歴や職歴不問でエントリーできる「未経験者でも就職しやすい職種」といえば次の3つです。
そのほか、生産工程職、販売職、サービス職、建設、採掘、運搬、清掃など、これまでは経験不問・学歴不問で正社員として採用されやすい職種の中から、通勤時間や給与を考慮して求人を探す人がほとんどでしたが、以下のとおり、コロナ以降、就活者が企業に対して重視する条件は変化しています。
順位 | 条件 | 得点 |
---|---|---|
1 | 企業や事業の将来性 | 48 |
2 | 在宅勤務の可否 | 31 |
3 | フレックスタイムの有無や時差通勤の可否 | 29 |
4 | 自身の成長機会があるか | 12 |
5 | 仕事内容 | 10 |
社風、職場のカルチャー | 10 | |
7 | 福利厚生の充実 | 7 |
8 | 給料 | 6 |
勤務地 | 6 | |
10 | 労働時間の長さ、休暇がきちんと取れるか | 3 |
※トップ転職エージェント(マイナビ、メイテックネクスト、パーソルキャリア、クイック、エンワールド・ジャパン、ジェイエイシーリクルートメント、KANAEアソシエイツ、フォルトナ、エン・ジャパン、フューチャーリンク、エリメントHRC、ヒューマンタッチ)31人にアンケート
※ダイヤモンド編集部が挙げた10の条件について、弱まった:-2点、やや弱まった:-1点、変化なし:0点、やや強まった:1点、強まった:2点とし、合計点を得点としてランキングした。62点満点。
出典:週刊ダイヤモンド 2020年8月1日号「今選ぶべき会社・業界・仕事ランキング」|ダイヤモンド社
この集計からもわかるとおり、コロナ禍以降、企業や事業の将来性を見極めたうえで、在宅勤務の可否など「働き方重視」で会社や仕事を選ぶ人たちが急増しているとのこと。
とはいえ在宅勤務で働く場合、オフィスと違って周りに人がいないため、上司や先輩にマンツーマンで仕事を教えてもらうことはできません。そのため、自ら考え主体的に動ける人を重視して採用する傾向にありますが、このような背景から、オンライン講座や本を利用して専門スキルを習得しつつ「自分の市場価値を高める」人々が、現在も増え続けているようです。
参考:勤務スタイル、24年卒は「在宅×出社」のハイブリッド型を希望? 理由は|ITmedia ビジネスオンライン
このように働き手が会社に求める条件は日々変わりつつありますが、一方で、コロナ以降に企業が積極的に採用活動を行っている職種にはどのようなものがあるのでしょうか?
順位 | 条件 | 得点 |
---|---|---|
1 | IT・デジタル関連 | 15 |
2 | 技術・研究職 | 9 |
3 | 営業 | 3 |
経営企画 | 3 | |
マーケティング | 3 | |
コンサルタント | 3 | |
金融専門職 | 3 | |
8 | 人事・総務・経理 | 1 |
事務 | 1 | |
医療専門職 | 1 |
※トップ転職エージェント(マイナビ、メイテックネクスト、パーソルキャリア、クイック、エンワールド・ジャパン、ジェイエイシーリクルートメント、KANAEアソシエイツ、フォルトナ、エン・ジャパン、フューチャーリンク、エリメントHRC、ヒューマンタッチ)31人にアンケート
※複数回答
出典:週刊ダイヤモンド 2020年8月1日号「今選ぶべき会社・業界・仕事ランキング」|ダイヤモンド社
第1位は「IT・デジタル関連」、そして第2位は「技術・研究職」ですが、この2つの職種に関連する職業は主に以下の5つです。
システム開発を行うITエンジニアや、エンジニアの作成した設計書を基にプログラミングを行うプログラマー。そして、Web広告やメディアで商品やサービスの販売を促進するデジタルマーケター、データに基づいた合理的な判断で有益な知見を引き出すデータサイエンティスト。
また、さまざまな製品やWebサービスを使い勝手の良いデザインにするUIデザイナーや、ユーザーが「楽しい、心地良い」と感じるデザインを作るUXデザイナーなども需要が高まっています。
では、どんな業界であればこのような職業に就いて第一線で活躍することができるのでしょうか?続いては、今後も安定して働ける将来性がある業界について見ていきましょう。
注2:UIとは「User Interface(ユーザーインターフェース)」の略で、一般的にユーザーと製品やサービスとの接点のこと。またUXとは「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」の略で、ユーザーが製品やサービスを通じて得られる体験のこと。
▶ 参考:
• フルスタックエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• オープン系SE・プログラマフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• データサイエンティストフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• UI/UXデザイナーフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
パンデミックを契機に、現在最も注目を集めているのが製造業とIT・ソフトウェア業界です。
製造業では、電気機器や自動車メーカーが「モノのインターネット(IoT)」や人工知能(AI)を駆使し、製品やサービスの開発に取り組んでいます。例えば、IoTデバイスの進化やデジタルツイン技術の普及により、製造プロセスの効率化や品質向上が進んでいます。
一方、IT・ソフトウェア業界では、コロナ禍による外出自粛の影響でネットショッピングの利用者が急増したことから、ECサイトのインフラ環境を構築できる技術力の高いエンジニアやプログラマーの需要が高まっています。特に、クラウドコンピューティングやサイバーセキュリティの強化が重要視されており、これらの分野での専門知識を持つ人材が求められています。
同時に、デジタルマーケターやデータサイエンティスト、UIデザイナーやUXデザイナーの求人も増加していますが、未経験から就職する場合、学歴や職歴不問で活躍できるプログラマーやエンジニアが最も採用されやすいと言えるでしょう。
そして、2024年7月現在、売上高が好調な業種の上位5つとその売上高は以下の通りです。
出典:サービス産業動向調査/2024年7月分(速報)|総務省
2024年7月時点で、最も売上が好調だった業種は運輸業、郵便業の5兆6,616億4,200万円。続いて売上が高い業界は、医療、福祉 の5兆4,325億3,900万円、情報通信業 の5兆823億6,500万円でした。
これらを踏まえると、フリーターの方が未経験から将来性のある業界に就職したい場合、ITに関するスキルを身につけ、成長が著しい業種にIT技術者として就職することが現状における最良の選択と言えるでしょう。
また、イギリスのオックスフォード大学で人工知能の研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授によると、今後20年の間に約47%の仕事がオートメーション化される可能性があるとされています。AIでは代わりが効かない仕事と業界選びのポイントについては以下の記事で解説しています。これからの社会人にとってプログラミングスキルが最も重要である理由についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
▶ 参考:
• コーダー/マークアップエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• オープン系SE・プログラマフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• スマホアプリエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
ここまで20代フリーターの割合のほか、35歳以下の若年層フリーターや日本全国におけるフリーターと正社員の割合についても解説しましたが、いかがだったでしょうか?また、製造業やIT・ソフトウェア業界では、コロナ禍以降もIT系の職種を積極的に採用していることがわかりました。
このような状況下でフリーターの方が就職活動を行う際、内定を獲得するためのポイントは次の5つです。
◆ 職歴不問・学歴不問・未経験/ブランクOKの求人を探す
◆ 空白期間を上手にアピールできる履歴書を作成する
◆ 面接対策を万全に行う
◆ ITスキルの習得や応募職種に関連する資格を取得する
◆ フリーターの就職に特化した就職エージェントに相談する
例えば、ITスキルの習得にはオンライン講座や無料の学習サイトの利用が効果的です。また、「プログラマカレッジ」のような就職支援付きのプログラミングスクールを利用すれば、専門的なアドバイスやサポートを受けながら、無料でITスキルを身につけることも可能です。
フリーターの方が内定を獲得するためのポイントや採用されにくい人の特徴については、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
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さらに、履歴書の作成や面接対策をすべて一人で行うのは難しいと感じる方も多いでしょう。特に、以下のように考える人も多いのではないでしょうか?
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