無職期間ができてしまうと、正社員として就職できないのではないかと不安を感じている方のために、就職活動を成功させるコツを紹介。さらに、無職から就職しやすい職種や仕事についても紹介します。
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最終更新日:2024年10月2日
目次
無職の期間が長くなると、正社員での就職が難しくなるのではないかと不安を感じる方もいるでしょう。
しかし、無職の方でもポイントを押さえれば正社員としての就職は可能です。
ただし、無職から正社員としての就職を目指すのであれば、自己分析や企業研究、選考対策などの準備が欠かせません。準備を怠ったばかりに就職できなかった、ということがないよう、必要な対策を知っておきましょう。
企業が求める人物像は、業種や職種によって異なります。しかし一方で、ある程度共通して求められる人物像もあります。
マイナビの調査によると、企業が求める人物像は次の通りです。
企業が求める能力として、もっとも多いのがコミュニケーション能力です。周囲の人と、円滑に業務上の意思疎通ができる力が求められています。
また、意欲的な人も、企業に求められる傾向があるといえるでしょう。
無職期間が長いほど、就職が不利になる傾向があります。以下は、フリーター歴と正社員として就職した割合を示したグラフです。
出典:大都市の若者の就業行動と意識の展開「第4 回 若者のワークスタイル調査」|独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)
グラフを見ると、フリーターの期間が長くなればなるほど、就職率が低くなる傾向にあることがわかります。
無職期間が長引くほど就職率が下がってしまう理由のひとつが、ブランク期間が長い人の採用を企業が避ける傾向にあることです。また、無職期間が長くなることで働く意欲が低下してしまうことも、就職率が低くなる理由のひとつと考えられます。
無職期間の長さだけでなく、年齢によっても就職が難しくなる傾向にあります。
年齢が若い場合、その後の成長やポテンシャルに期待して採用してもらえるケースも少なくありません。若い人の場合は比較的仕事を覚えるスピードが早い傾向にあり、持っているスキルや経験が少なくても、熱意をアピールすれば採用してもらいやすいのです。
しかし、年齢が高くなると、それまでの業務で得た経験やスキルを求められるようになります。
そのため、無職のまま年齢を重ねてしまうと、正社員としての就職が難しくなってしまいます。
無職期間がある場合、就職活動では必ずブランクについて問われます。無職期間をどのように説明するかは、就職活動を左右するといっても良いほど重要なポイントです。
無職期間が長い場合には、再就職への意欲を示すとともに、前向きに行動していることをアピールしなければなりません。また、無職になったやむを得ない理由がある場合には、変に隠したりせず素直に事情を説明しましょう。
また、無職期間に何をしていたのかを説明できるようにしておくことも重要です。就職活動で説明しやすい活動には、次のようなものがあります。
目指す職種が決まっている場合には、就職に役立つ資格取得を目指すなどのスキルアップに挑戦するのも良いでしょう。
特に決まっていない場合には、ビジネススキルを学ぶ、読書やセミナーに参加するなどの自己啓発活動を行うのもおすすめです。
また、ボランティアによる地域貢献や社会活動も、就職活動の際にアピールしやすい行動のひとつです。
無職から就職活動を進めるには、次の手順で進めるのがおすすめです。
何から始めれば良いかわからない方向けに、ひとつずつ丁寧に解説します。
就職活動と聞くと「とても大変そう」「やることが多そう」などと身構えてしまう方もいるかもしれません。
また、失敗が不安でなかなか行動できていない方もいるでしょう。
しかし、就職活動は何よりも行動することが重要です。行動せずに時間が過ぎてしまうと、ブランク期間が長くなり年齢も上がるため就職しにくくなります。
就職活動を始める前に、まずは自己分析を行いましょう。自己分析を行うことで、自分の強みや弱みを客観的に把握できます。強みや弱みを把握することで、自分に合った仕事や就職先企業を見つけやすくなるのです。
強みを考えるために、まずはこれまで成果を出してきたことや周囲の人から誉められたこと、好きなことや得意なことを考えてみましょう。出てきた項目が、自分の強みといえる可能性が高いでしょう。
また、弱みを考える際には、苦手なことや改善したい点、過去の失敗などを思い出してみてください。
自己分析の結果を元に、自分のキャリアプランを考えてみましょう。
まずは将来どのような仕事がしたいのかを考え、そこから逆算してどのような仕事を選べば良いかを決めると、目標を達成しやすいでしょう。
例えば最終的にどのようなキャリアを築きたいかを考え、10年後や5年後の長期的な目標を決めます。
さらに、5年後の目標を達成するために半年後、1年後、3年後に何を達成すれば良いかといった短期的な目標を考えると、自分の取るべき行動がわかりやすくなります。
就職活動の際には、できるだけ多くの求人に申し込むことを意識しましょう。
求人情報は、ハローワークや転職サイト、新聞、企業の公式サイトなど、さまざまな媒体に掲載されています。
求人情報を探す際には、興味のある業界や職種で絞り込むと良いでしょう。検索結果の中から、会社の規模や福利厚生などを比較して、自分に合った企業を選びましょう。
応募の際には、未経験者やフリーターの応募を歓迎する求人に申し込むのがおすすめです。
こうした求人を出している企業は人手が不足している可能性が高く、その分採用される可能性も高まるのです。
また、業種や仕事選びによっても、就職の難易度は変わります。無職から正社員就職を目指す際の職業や仕事の選び方は、次の項目で詳しく解説します。
具体的にどのような仕事を選べば良いのか、次の3つの項目に分けて紹介します。
未経験でも始めやすい仕事では、多くの場合研修制度が用意されており教育体制が整っています。また、アルバイトの経験が生かせる仕事も少なくありません。
特に20代の場合には、未経験OKの仕事を探しやすいでしょう。未経験でも始めやすい仕事を、具体的に紹介します。
IT業界は、人手不足が深刻な業界です。そのため、未経験可の求人が多く、研修が充実している企業も少なくありません。
プログラミングスクールに通いプログラミングスキルを身につければ、未経験からでもエンジニアを目指すことも可能です。将来性が期待できる業界であることに加え、キャリアパスの選択肢が豊富な点も魅力です。
営業職は、自社商品を販売するのが主な仕事です。取引先企業との商談など人とコミュニケーションを取る機会が多いため、人と話をすることが好きな人に向いています。
特別なスキルを持っていなくても始められる仕事であるため、未経験OKの求人も多くあります。営業職を経験することで、コミュニケーション能力や交渉力を伸ばすことにもつながるでしょう。
事務職には、一般事務の他にも営業事務や経理事務など幅広い種類があります。一般的なおパソコンスキルがあれば始められる仕事であるため、未経験OKの求人を出している企業も少なくありません。
ただし、事務職は人気の高い仕事でもあります。事務職を目指すのであれば、パソコンスキル以外にも何かアピールできるものを用意しておくと良いでしょう。
サービス業は、接客業や飲食業など、人とのコミュニケーションの機会が多い仕事です。直接顧客に対応するため、人に喜んでもらうことが好きな人に向いています。
人手不足な企業が多く、未経験可の求人が豊富なのもサービス業界の特徴です。学生時代に接客アルバイトの経験がある場合には、特に就職しやすいでしょう。
人材業界は、人材紹介や求人広告などを扱う業界です。人材コンサルタントや、キャリアアドバイザーなどの職種があります。
未経験者を積極的に採用している業界でもあるため、比較的就職しやすい傾向にあります。働きながらキャリアに関するさまざまな選択肢や考え方を知ることができるのも、人材業界の魅力です。
営業職は、未経験者でも積極的に採用していることに加え、ほぼすべての企業で必要とされている職種です。そのため、営業経験があると転職の選択肢が広がりやすい傾向にあります。
営業にも種類があり、企業を相手に行うBtoB営業もあれば、一般消費者を対象に行うBtoC営業もあります。多くの種類の営業を経験しておくと、さらに転職の選択肢を広げられるでしょう。
事務職も、営業職と同じくほとんどすべての企業で必要とされている業種です。また、オフィスソフトなど共通のツールを使っていることも多いため、一度スキルを身につけると転職しやすくなります。
一般事務・営業事務・経理事務など幅広い仕事があるため、転職しながらさまざまな分野を経験してみるのもおすすめです。経験した事務職の範囲が広くなれば、さらに転職の選択肢が広がる可能性もあります。
IT業界は成長が著しいこともあり、キャリアアップのチャンスが多い業界です。働きながら少しずつスキルを身につけていけば、次々に新しいキャリアに挑戦できる可能性があります。
また、キャリアパスの幅広さも魅力のひとつです。目標とするキャリアを考えておくと、さらに目的に沿ったスキルアップをしやすくなるでしょう。
医療業界は、人々の健康に貢献できる仕事です。常に一定の需要があるため、安定した仕事でもあります。
働くためには専門的な資格が必要だと思われがちな業界ですが、中には看護助手や調剤事務のように資格なしでできる仕事もあります。資格がなくてもできる仕事をしながら、資格取得を目指すのもひとつの方法です。
金融業界とは、銀行やクレジットカード会社、証券会社などのお金に関わる仕事をする業界です。生活に密着した立場で社会貢献がしやすい業界でもあります。
さらに、金融業界は高収入であることも魅力です。ただし、専門性が高い業界であるため、高収入を得るためには専門的な知識が欠かせません。
以下の記事では、フリーターから就職しやすい職種について詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
無職期間がある場合、その期間についての質問は面接では避けられないと考えた方が良いでしょう。また、無職期間について明確に答えられないと、不信感を持たれてしまう可能性もあります。
やむを得ない理由で無職になった場合には、その理由をきちんと説明できるようにしておきましょう。無職期間に何をしていたか説明するのも効果的です。
例えば
「体調を崩してしまい、療養のため前職を退職しました。体調の回復に合わせて少しずつスキルアップのための学習を始め、〇〇の資格を取得しました。」
といったような答え方をすると良いでしょう。
企業側は、無職期間がある人に対して「就職してもすぐに辞めてしまうのではないか」という懸念を抱いています。その懸念を払拭するためには、仕事に対する意欲が高いことをアピールしなければなりません。
モチベーションの高さをアピールするためには、まず徹底的に企業分析を行いましょう。その上で、自分の価値観と企業理念や業務内容の共通点を探します。
なぜその企業で働きたいのか、どのようなキャリアを築きたいと考えているのかを、価値観と共に話すことで、熱意が伝わりやすくなります。
例えば
「〇〇という理念に強く共感し、貴社で働きたいと思うようになりました」「〇〇の製品開発に関わり、〇〇の専門性を高めたいと考えています」「自分のスキルを活かして〇〇に貢献したい」
といったような内容を話せると良いでしょう。
面接でよくある質問と、その解答例を集めました。ぜひ以下を参考に、自分ならどのように答えるか考えてみてください。
私の強みは、問題解決能力です。
学生時代のアルバイトでは、夕方の売上が少ないことが課題となっていましたが、時間帯によってポスターやPOPでPRする商品を変えることで、売上を伸ばすことに成功しました。
私の弱みは、完璧主義なところです。しかし、最近では優先順位をつけて効率的にタスクを進める方法を学び、改善に努めています。
貴社の革新的なプロジェクトと企業文化に強く惹かれました。
特に、貴社が推進している○○プロジェクトには魅力を感じております。プロジェクトに参加させていただける機会があれば、自分のスキルを活かして貢献したいと考えています。
学生時代には、○○サークルのリーダーとして活動しました。サークルではイベントの企画・運営を行い、その中でリーダーシップやコミュニケーション能力を磨くことができました。
将来的には、○○分野で専門性を高め、チームリーダーとしてプロジェクトを成功に導くことを目指しています。貴社での経験を通じて、その目標に近づきたいと考えています。
ストレスを感じた時は、まず深呼吸をして冷静になるよう心がけています。また、適度な運動や趣味の時間を持つことでリフレッシュし、ストレスを解消しています。
面接の際には、以下のようなポイントに注意しましょう。
服装は、スーツのような清潔感のある服装にします。また、面接時間に遅刻しないよう、当日は余裕を持って行動してください。
面接の場では、言葉遣いも重要です。丁寧な言葉遣いを心がけると共に、笑顔で対応できるよう意識しましょう。
正しい姿勢を保つことも、好印象に繋がります。
ハローワークでは、求人情報を閲覧できるだけでなく、職業相談や職業訓練などのサービスも受けられます。
個別に就職に関する相談ができるほか、履歴書や職務経歴書などの応募書類作成、模擬面接などの支援を受けられるのが特徴です。
また、合同面接会などのイベントも実施しているため、積極的に活用してみると良いでしょう。
転職エージェントを活用し、就職支援を受けるのもひとつの方法です。
転職エージェントを活用することで、応募書類の添削や面接対策といった支援を受けられるだけでなく、希望に合わせた求人を紹介してもらうこともできます。
さらに、企業との交渉も依頼できるため、面接日程を調整してもらうことも可能です。通常の就職活動では不採用の理由は非公開とされるのが一般的ですが、転職エージェントを経由すれば不採用の理由を教えてもらえることもあります。
おすすめの転職エージェントは、以下の記事で紹介していますのでぜひご覧ください。
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【卒業生の声:松村さん】
大学中退からアルバイトを経て、正社員プログラマーへ転身。学歴を気にせずステップアップできる仕事を考えた結果、IT業界を選びました
無職期間があっても、それだけで就職できなくなってしまうのではないかと心配する必要はありません。ポイントを押さえて就職・転職活動を進めれば、正社員としての就職が可能です。
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