就活に失敗したと感じて悩んでいる方や、これからの就活に失敗するのでは?と不安を感じている方向けに、失敗から逆転のチャンスをつかむ方法や、就活で失敗しやすい人の特徴を紹介。さらに、就活に失敗したと感じた時の心構えも紹介します。
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最終更新日:2024年10月2日
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キャリアアドバイザー 加藤憲康
キャリアアドバイザーとしてIT経験・未経験問わずに求職者様の転職活動をご支援をさせていただいております。
私自身、大学で情報工学を専攻後、メーカー系の大手Sierに就職し、SEとして働いていた経験があります。業界経験者であるという強みを活かし、求職者様に寄り添った面談を心がけております。
目次
就活失敗とは、単に内定を得られない場合にだけ使われる言葉ではありません。自分が考えるキャリアに沿った結果が得られない場合にも「失敗」と考えられる場合があります。
一度失敗してしまうと終わりだと誤解する方は多いのですが、実際は失敗が自己反省や成長の機会となり、新たなきっかけをつかむことも少なくありません。
失敗したからといってそこで活動をやめてしまうのではなく、失敗を活かして次の就職活動に向けて改善点を見つけることが重要です。
目標に沿った結果を得られなかったのであれば、目標を見直し再設定してみるのもよいでしょう。ひとつの業界や職種にこだわらず、幅を広げて就職活動を進めてみるのもひとつの方法です。
「成功」とは何かを考え直し、前向きに活動することが重要です。
次のようなときに、就活に失敗してしまったと感じる人が多いようです。
なぜこのような時に就職に失敗してしまったと感じるのか、理由を以下で詳しく解説します。
新卒の際には「卒業」という明確な学生時代の終わりが見えた状態で就職活動を進めます。そのため、就職活動を続けていても内定がもらえないと、卒業後どのように生活すれば良いのかと不安を感じやすくなってしまうのです。
卒業の時期が近づくにつれて気持ちが追い込まれ、不安が大きくなってしまうケースもあるでしょう。生活に必要なだけの収入を得られる目処が立たないことから「失敗した」「終わった」と感じてしまいやすくなります。
内定は獲得できていても、希望する企業から内定をもらえないと「失敗した」と感じてしまう人もいます。就職する必要性はわかっていても「就職できるならどんな企業でも良い」と考えている人は少ないでしょう。
そのため、希望の企業から内定をもらえないと「失敗した」と感じてしまいやすいのです。特に、第一希望の企業から内定がもらえないだけでなく、第二・第三と志望順位の低い企業からも内定が出ない場合には、失敗したと考える人が多い傾向にあります。
希望の企業に入社できたものの、実は入ってみたらブラック企業だったということが判明した場合にも、失敗したと感じる人は多くいます。
長時間労働や過度なストレスがかかる中で仕事をしていると、身体的・精神的な健康を害してしまう可能性があります。
「やめたら次の仕事が見つからないのではないか」「仕事を続けられない人だと思われてしまうのではないか」と不安に思うこともあるかもしれません。「仕事をやめてはいけない」と思っていると、辛い状況で働き続けなければならず「失敗した」と感じてしまうのです。
しかし、このような場合には企業で働き続けることを考えるよりも、適切な支援を受けて早期に対処するのが重要です。
入社はしたものの、すぐに離職してしまった場合にも、就活に失敗したと感じる人は多くいます。
実は、短期間で離職してしまう人は少なくありません。令和2年3月に卒業した大卒者の場合、卒業後3年目までに離職した人の割合は32.3%と、実に3割以上が短期間で離職しています。
短期間で離職する原因としては、期待と現実のギャップや、職場になじめなかった、自分の理想とするキャリアを歩める可能性が低いなどが考えられます。
しかし「短期間で離職してしまったから失敗」と単純に考えるのではなく「次の仕事選びで重視すべき項目がわかった」と考えると、前向きに次に進めるでしょう。
就活に失敗する原因としては、次のような項目が挙げられます。
それぞれの項目について、以下で詳しく解説します。
自己分析が十分でないと、就活に失敗してしまう可能性が高まります。
「マイナビ2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(12月)」によると、「年内にやっておけばよかった、もっと時間をかければよかったと思う就活準備」の項目では「自己分析」が57.9%で1位となっています。
出典:マイナビ2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(12月)
この結果から、実に半数以上が自己分析が不足していると感じていたことがわかるでしょう。
自己分析を行うことで、自分の価値観が明確になります。さらに、自分の強みや特徴を把握し、アピールにも活用できるのです。
しかし、自己分析が不足したままでは自分の価値観や将来の目標が不明確なままとなってしまい、就職後のミスマッチにつながります。また、強みが明確になっていないと面接で適切なアピールができず、内定を獲得しにくくなってしまうでしょう。
そのため、自己分析が不足していると就活に失敗してしまいやすいのです。
就職活動の際には、企業・業界研究が欠かせません。企業や業界の研究を行うことで、就職後に自分の強みをどのように活かせるか、わかりやすく説明できるようになります。
また、企業や業界の研究をしておくことで、自分の価値観に合う企業や業界なのかがわかりミスマッチを避けることにもつながります。
しかし、企業・業界研究が不足していると、就職後にどのような活躍ができるのかをうまくアピールできません。そのため、面接の過程で良い人材だと思ってもらいにくくなってしまうのです。
また、調査不足のまま入社してしまうと「思っていたのと違った」と感じやすく、早期離職の原因にもなります。
就活を始めるタイミングが遅かったことが原因で、失敗してしまう人もいます。
エントリーシートや必要書類の作成がギリギリになると、慌ててしまい十分なアピールができないまま書類を提出しなければならないケースもあるでしょう。
また、企業によっては、エントリーや応募受け付けを早めに締め切る場合もあります。就活を始めるタイミングが遅いと、希望の企業に応募すらできなくなってしまう可能性もあるのです。
就活を始めるタイミングが遅い場合、時間的な余裕がないまま対応しなければならない場面も増えてしまいます。
そのため、就活に失敗してしまう可能性が高まります。
受ける企業を絞りすぎていると、内定をもらいにくく就活の失敗につながる可能性が高まります。
特に、大手企業のみに絞って選考を受けている人は失敗の確率が高まってしまうでしょう。大手企業は就活生からの人気が高く、その分選考で落ちる可能性も高いのです。
また、大手企業がよいという理由だけで就職先企業を選ぶと、ミスマッチの可能性も高まります。
なぜその企業に就職したいのか、その企業で何を成し遂げ、どのようなやりがいを得たいのかといったポイントが曖昧なままとなってしまうため、就職後に「思っていたのと違った」と思ってしまいやすくなるのです。
面接では、限られた時間で自分をアピールしなければなりません。そのため、準備が足りていないと自分の魅力や強みを十分に伝えられず、就活の失敗につながってしまうのです。
マイナビの「2023年卒企業新卒採用活動調査」によると、企業が面接時に特に注視するポイントとして、コミュニケーション能力や熱意、明るさ・笑顔・人当たりの良さ、職場の雰囲気に合うかといった項目を挙げています。
つまり、質問への回答内容ももちろんですが、人当たりの良さや雰囲気といった、言語で表現する以外の部分も面接では見られていると考えた方が良いでしょう。
準備時間を十分に確保し、余裕を持って面接にのぞむことで、成功の確率を高められます。
就活の過程で、不採用になってしまうこともあるでしょう。それ自体は、珍しいことではありませんし、落ち込みすぎることもありません。
しかし、不採用になった原因を追求しないまま就活を続けていると、いつまで経っても同じ失敗を繰り返すことになりかねません。
なぜ不採用になったのか、自己分析や業界・企業研究は十分だったか、面接で自分をアピールできたかなどのポイントを振り返ってみましょう。
不足していると感じた部分があれば、次回に活かすことで成功に近付けます。
内定を得ることが就活のゴールになってしまっていると、入社してからのミスマッチに繋がりやすくなります。
多くの企業の選考を受ければ、内定をもらえる確率は高まります。しかし、内定をゴールと考えて何十社も選考を申し込んでしまうと、一つひとつの企業にかけられる時間が減ってしまいます。
企業調査が不足していると「思っていたのと違った」と感じる可能性が高まりますし、自分の魅力を的確にアピールすることもできません。
また、企業の担当者は就活の面接において候補者の熱意も見ています。闇雲に多くの企業の選考を受けていると熱意が伝わりにくく、選考通過の可能性を下げてしまうことにもつながります。
就活に失敗してしまったと感じたら、その後は以下のステップで行動するのがおすすめです。
それぞれの項目について、以下で詳しく解説します。
自分の就職活動を振り返り、どの部分が不足していたのか考えてみてください。さらに、改善のためにはどのような行動を取ったら良いのかも考えてみましょう。
失敗を次に活かすために、まずは原因の追求から始めてみてください。
自己分析にはさまざまな手法がありますが、代表的なのが「なぜ」を繰り返して自分に対する認識を深堀する手法です。
まずは、自分がなぜ就活に失敗したと感じるのかについて深掘りしてみると、自分の価値観を確認できます。
以下のように「なぜ」を繰り返すことでだんだんと物事が明確になります。
自分の得意分野や好きなこと、どんな企業に就職したいと考えているのかなどさまざまな項目を起点に「なぜ」を繰り返して深掘りすることで、自分の価値観が明確になり、自分に合う企業を見つけやすくなるでしょう。
以下の記事では、自分の納得する内定を獲得するためには、自己分析が非常に重要だということが書かれています。自己分析を徹底することで、職種決めや就活の軸を決めるのにも役立ったといいます。
▶ 参考記事:不安でしかたなかった私が納得内定する話|note
最初の就職活動で自己分析を進めていたとしても、失敗をふまえて改めて自己分析をしてみることで、新たな自分の側面が見えてくる可能性もあるため、ぜひ試してみてください。
就活を成功させるためには、業界・企業分析も欠かせません。
求人情報にも、ある程度の情報は掲載されています。しかし、求人情報は掲載枠の制限が設けられている場合も多く、企業が伝えたいすべての情報を掲載できているわけではありません。
また、業界の情報についてはほとんど触れられていないケースも多いでしょう。そのため、より多くの情報を得て自分の強みをアピールするためには、業界・企業研究が欠かせないのです。
新卒や第二新卒の場合、資格やスキルは必須ではありません。研修が充実していて、入社後にスキルを身につけられる企業も多くあります。
しかし、資格やスキルを持っていると、他の学生との差別化ができます。入社後の活躍を期待してもらえるだけでなく、業務に対する熱意のアピールとしても活用できるのです。
また、資格の取得やスキルの習得は、自分の市場価値を高めることにもつながります。興味のある資格やスキルを習得しておけば、今後の仕事の幅を広げることにもなるでしょう。さらに、学習の中で自分の関心や適性の再確認もできます。
なかなか内定を獲得できない場合には、職種や業界にこだわりすぎずに視野を広げてみることも重要です。
人手不足で内定を獲得しやすい業界に目を向け、自分がやりがいを感じられそうな仕事を探してみるのも良いでしょう。
例えば、次のような業界は人手不足で内定が獲得しやすい傾向にあります。
さらに、上記の業界の中にもさまざまな企業や職種があります。まずは興味のある業界を調査してみて、自分に合いそうな仕事がないかチェックしてみましょう。
就活の際には、さまざまなイベントが実施されます。興味のあるイベントがあれば、積極的に参加してみましょう。
就活イベントでは、企業の担当者と話をする機会も多くあります。また、公式サイトや資料を見るだけの場合と比べて得られる情報量が多いため、志望企業を決めるためにも役立ちます。
自分一人ですべて対応しようと考えるのではなく、周囲の人に話を聞くだけでも就活を成功に近付けられる可能性があります。
友人や知人に相談するのも良いのですが、就職活動に関する相談であれば就職エージェントを活用するのがおすすめです。
就職エージェントとは、求人の紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、自己分析のサポートといった支援を行うサービスです。無料で利用できるため、ぜひ活用してみましょう。
ただし、一度入社してからの転職活動の場合には、中途入社とみなされある程度のスキルが求められる可能性もあります。
転職にどの程度のスキルが必要か調査し、身につけるための方法も考えておかなければなりません。
失敗は、次の成功に向けた教訓となります。なぜ失敗したのかを考え、次に同じような失敗を繰り返さないように行動することで、教訓として活かせるのです。失敗と感じたまま終わらずに、失敗を糧として成功に向けた行動をすることが重要だといえるでしょう。
また、就活に失敗したことで、自信を失ってしまう人もいます。しかし、自分をアピールする方法を学ぶだけで、良い結果を得られるケースもあるのです。
自分だけで考えてもなかなか失敗の理由が見つからない場合には、周囲の人の客観的な意見も聞いてみてください。
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このことから、大学卒業後でもスキルを身につけられれば就職できることがわかるでしょう。
瀬崎さんへのインタビューは、以下の記事に掲載しています。
大学中退からの就職活動、しかも塚越さんは在学中から就職活動に苦手意識を持っている状況でした。しかし、最終的には3社の内定を獲得しています。就活への苦手意識や不利な状況があっても、適切なサポートを受けられれば就職につなげられることがわかるでしょう。
塚越さんへのインタビューは、以下の記事に掲載しています。
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就活に失敗したと感じている人にITエンジニアをおすすめするのには、次のような理由があります。
プログラミングスクールを活用するメリットについては、次の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
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就活に失敗したと感じると、追い詰められてしまう人も多くいます。
しかし、就活に失敗したからといってすべてが終わったと考えてしまうのは間違いです。失敗を活かしてその後の行動につなげることで、成功といえる結果を得られる可能性は十分にあります。
就活に失敗したと感じたら、まずはなぜ失敗したのか原因を突き止め、今後の行動を考えてみましょう。
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