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大学中退者におすすめの資格は?就職に役立つ9つの資格を紹介

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プログラマカレッジ編集部

未経験からプログラマーになりたいと考えてる皆さまに、プログラミング言語の基礎知識や、プログラマーとしての転職ノウハウ、転職に役立つ資格、IT業界情報など、お役立ちコラムを配信しています。

大学中退後の就職活動には資格が有効です。この記事では、就職に役立つ9つの資格を紹介します。さらに、大学中退者が資格を取得するメリットや注意点も解説。就職のために資格を取得したい方はぜひご覧ください。

なお、IT系の資格を取得したいと考えていてITエンジニアへの就職を目指している方は、就職率98.3%無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。

最終更新日:2023年11月8日

1. 大学中退者には資格取得が有効

大学中退で、資格もないと就職は厳しいでしょうか?やはり、資格があった方が有利ですか?
資格を持っているからといって、必ずしも就職できるとはかぎりません。しかし、資格があれば大学中退の経歴を補える可能性があります。

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1-1. 資格取得が大学中退者の就活に有利な可能性がある

大前提として「大学中退」というだけで、大卒者に比べて就職活動では不利になります。不利になる理由のひとつが、応募できる求人の選択肢が少ないことです。ですが、資格を取得することで、応募できる求人の選択肢が広がります。資格を持っていないと応募できない求人を見つけられれば、ライバルも減らせます。

また「入社してもすぐにやめてしまうのではないか」と不信感を持たれやすいことも、大学中退者が不利になりやすい理由のひとつです。しかし、資格を取得していれば知識やスキルがあることだけでなく、資格取得に向けてコツコツと努力できる人物であることも同時に示せます。

資格の中には、大卒より有利になるものもあります。需要のある資格を見つけて取得すれば、特定の職種では非常に採用されやすくなる可能性もあるのです。

資格を取得しておけば、資格がない人より年収が高くなる可能性があるのも、有利な点といえます。

大学中退 資格 プログラマカレッジ

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2. 大学中退者の就職に役立つ資格

就職活動を有利に進めたい場合、目指す職種への就職に役立つ資格を取得しましょう。ここでは、大学中退者が特定の職種で就職活動をすすめるのに有効な資格を紹介します。難易度は高いものばかりですが、持っていることで差をつけられるため、ぜひチャレンジしてください。

 

2-1. 基本情報技術者試験(国家資格)

基本情報技術者試験とは「ITエンジニアの登竜門」とも呼ばれている試験です。「基本」とある通り基礎的な知識を問われる試験ではありますが、あくまでもエンジニアとしての基礎を確認するための資格です。

先でご紹介しますが、すべての社会人を対象とした「ITパスポート」という資格もあります。基本情報技術者は、ITパスポートよりは一段難易度が上です。

■ この資格が役立つ職種

• プログラマー
• システムエンジニア
• Webデザイナー

■ 概要

対象者(受験資格) ITを活用した製品やサービスなどを作る為の基礎知識を持つ人
合格率 37.4%(令和4年度)
試験日 随時
受験会場 全国のCBTテストセンター
受験料 7,500円
資格を取得するための勉強時間の目安 情報処理の知識がある場合、50時間程度(1日3~4時間で2週間程度)
情報処理の知識がない場合、100~200時間程度(1日5~6時間を週3~4日で2ヶ月程度)
申し込み方法 公式サイトから申し込み
主催団体HP 独立行政法人情報処理推進機構

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2-2. 宅地建物取引士(国家資格)

宅地建物取引士とは、不動産取引の専門家であることを示す資格です。登記や不動産の広さなど、契約に関する「重要事項の説明」ができるのは、宅地建物取引士の資格を持った人だけです。

不動産業界では欠かせない資格のため、持っていれば大学中退者でも就職活動に有利になります。また、宅地建物取引士の資格を持っている人に対して資格手当を出す企業もあるため、収入アップにも役立ちます。

■ この資格が役立つ職種

• 不動産関連企業の営業
• 不動産関連企業の事務
• 住宅ローンを扱う金融会社の窓口

■ 概要

対象者(受験資格) 日本国内に居住する方であれば、年齢、学歴等に関係なく、誰でも受験可能
合格率 17.0%(令和4年度)
試験日 10月の第3日曜日
受験会場 各都道府県の指定会場
受験料 8,200円
資格を取得するための勉強時間の目安 200~300時間
申し込み方法 インターネットまたは郵送
主催団体HP 一般財団法人 不動産適正取引推進機構

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2-3. 介護福祉士(国家資格)

介護福祉士とは、介護が必要な方の生活行為や生活動作を支援するための仕事です。実際に介護を行うだけでなく、ご家族に対して介護方法の説明を行ったり、介護の相談に対応するのも介護福祉士の資格です。

介護施設の場合には無資格者でも直接身体に触れる介護ができますが、訪問介護の場合には介護福祉士などの資格がなければできません。これは、介護施設では無資格者は有資格者の指導を仰ぐことが前提となっているためです。

つまり介護福祉士は、介護職の中で仕事の幅を広げられる資格です。

■ この資格が役立つ職種

• 訪問介護員
• 介護職員
• 介護系研修の講師

■ 概要

対象者(受験資格) ・福祉系高校の卒業者
・実務経験3年に加えて所定の研修を受けた人 など
合格率 84.3%(第35回)
試験日 筆記試験:1月
実技試験:3月
受験会場 筆記試験:全国各地の大学など
実技試験:東京・大阪
受験料 18,380円
資格を取得するための勉強時間の目安 約250時間
申し込み方法 インターネットなど
主催団体HP 公益財団法人 社会福祉振興・試験センター

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2-4. 登録販売者

登録販売者とは、スーパーやコンビニエンスストアなどの店舗で市販の医薬品を販売するために必要な資格です。従来は、薬剤師がいなければ薬の販売はできませんでしたが、現在は登録販売者がいれば第2類・第3類の医薬品であれば販売できます。

試験を実施するのは各都道府県であり、国に認められた公的な資格です。セルフメディケーションの考え方が浸透しつつあることから、注目が高まっている資格でもあります。

■ この資格が役立つ職種

• スーパーやコンビニの販売員
• 調剤薬局やドラッグストアの職員
• 医薬品配置販売

■ 概要

対象者(受験資格) 誰でも受験可能
合格率 44.4%(令和4年度・全国平均)
試験日 都道府県ごとに異なる
受験会場 都道府県ごとに異なる
受験料 12,800~18,100円(都道府県ごとに異なる)
資格を取得するための勉強時間の目安 約400時間
申し込み方法 郵送または持ち込み(都道府県ごとに異なる)
主催団体HP 登録販売者試験について(東京都)

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2-5. 中小企業診断士(国家資格)

中小企業診断士は、企業の経営状態などを診断し、アドバイスができる資格です。コンサルタント系の資格の中で、唯一の国家資格でもあります。

経営に関してさまざまなアドバイスができる人材は、多くの企業で重宝されます。難易度が高く合格率が低い資格のため、持っていればスキルや知識のアピールに有効です。

■ この資格が役立つ職種

• 経営コンサルタント
• 中小企業支援機関職員
• プロダクトマネージャー

■ 概要

対象者(受験資格) 誰でも受験可能
合格率 4~7%
試験日 毎年8月
受験会場 全国各地の主要都市
受験料 第1次試験:14,500円
第2次試験:17,800円
資格を取得するための勉強時間の目安 約1,000時間
申し込み方法 郵送または窓口
主催団体HP 中小企業診断協会

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3. 大学中退者におすすめの仕事に活かせる資格

もしもあなたがどんな職種を目指すかまだ決めていないのであれば、幅広い仕事に役立つ資格を取得するのもおすすめです。先に紹介した資格に比べるとアピール力には欠けますが、その分比較的取得しやすい資格ばかりです。持っていればライバルに差をつけられる資格でもあるため、チャレンジしてみましょう。

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3-1. 簿記

簿記とは、企業が行った取引などを帳簿に記録する業務のことです。企業では、財務状況を明確にするため「貸借対照表」や「損益計算書」といった資料を作成します。こうした資料を作るスキルが簿記です。

簿記検定では、上記のような資料を作るために必要な知識がどれだけあるかが問われます。基本を問われる3級から、合格すれば税理士試験の受験資格が得られる1級まで、難易度別に3段階に分かれています。

■ この資格が役立つ職種

• 経理・財務
• 会計
• コンサルタント

■ 概要(日商簿記検定)

対象者(受験資格) 誰でも受験可能
合格率 1級:約10%
2級:約20%
3級:30~50%
試験日 2月・6月・11月(1級は6月・11月のみ)
2級・3級はインターネットでの随時受験も可能
受験会場 統一試験:全国各地の大学など
ネット試験:日本全国のテストセンター
受験料 1級:7,850円(税込)
2級:4,720円(税込)
3級:2,850円(税込)
資格を取得するための勉強時間の目安 1級:約600時間
2級:約300時間
3級:約100時間
申し込み方法 インターネット・電話・窓口
主催団体HP 日本商工会議所

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3-2. MOS

MOSとは、エクセルやワードなど、マイクロソフト製品の利用スキルを示す資格です。マイクロソフト製品は、多くの企業で幅広く使われているため、資格を取得しておけばさまざまな企業への就職に役立ちます。

筆記試験ではなく実技試験であるため、資格取得までの勉強の間にスキルの向上が見込めるのもメリット。世界中で活用できる国際資格であるため、海外の企業に就職したい人にもおすすめです。

■ この資格が役立つ職種

• 事務職
• 営業職
• 管理職

■ 概要

対象者(受験資格) 特になし(未成年者は保護者の同意が必要)
合格率 一般レベル:約80%
エキスパート:約60%
試験日 全国一斉試験:毎月1~2回
随時試験:各試験会場が設定した日程
受験会場 全国各地の指定会場
受験料 10,780円~12,980円(税込)
資格を取得するための勉強時間の目安 パソコン経験がある人:約40時間
パソコン経験が無い人:約80時間
申し込み方法 全国一斉試験:インターネット
随時試験:会場に直接申し込み
主催団体HP 株式会社オデッセイコミュニケーションズ

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3-3. TOEIC

TOEICとは、英語でのコミュニケーション能力を判定するテストです。世界の160カ国で、共通で実施されています。

合格・不合格の判定はなく、テストの点数のみが示されます。自分の英語力がどの程度なのか、客観的に知るための指標としても便利です。

■ この資格が役立つ職種

• 空港スタッフ
• システムエンジニア
• 英語講師

■ 概要

対象者(受験資格) 誰でも受験可能
合格率
試験日 毎月1~2回
受験会場 全国各地の大学など
受験料 7,810円(税込)
資格を取得するための勉強時間の目安 100点アップさせるために約200~300時間
申し込み方法 インターネット
主催団体HP IIBC

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3-4. ITパスポート

ITパスポートとは、ITの基礎知識を持つことを示す資格です。全ての社会人が持っておくべき基礎知識を問うものであるため、IT業界以外の企業を目指す場合にも役立ちます。

幅広い知識が問われるため、試験勉強の中で自分に不足している知識を補える点もメリットです。採用の際、ITパスポートの有無に注目している企業や省庁も多くあります。

■ この資格が役立つ職種

• 事務職
• 営業職
• 公務員

■ 概要

対象者(受験資格) 社会人とこれから社会人になる学生
合格率 約50%
試験日 随時
受験会場 全国各地の指定会場
受験料 7,500円(税込)
資格を取得するための勉強時間の目安 約150時間
申し込み方法 インターネット
主催団体HP 情報処理推進機構

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4. 大学中退者が資格取得するメリット

大学中退者が資格を取得すると、主に次の3つのメリットがあります。
スキルの証明ができる
資格取得の努力が評価される
中退後の空白期間が無駄にならない

それぞれ、詳しく解説します。

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4-1. スキルの証明ができる

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資格を取得すると、自分が持っているスキルを証明できます。資格を取得するためには、ある程度専門的な知識やスキルを持っていなければなりません。スキルは面接の場でアピールしにくいものですが、資格があれば客観的に自分の知識やスキルを示す指標として使えます。

面接官の立場から見れば、スキルや知識のレベルがまったく不明な人とある程度のスキルを持っていることが分かっている人であれば、後者を採用したいものです。そのため、資格を持っていると就職に役立ちます。

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4-2. 資格取得の努力が評価される

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資格を取得するためには、目標に向かって継続的に学習する必要があります。そのため、資格を持っていればある程度計画的に、目標に向かって努力できる人間であることを示せます。

スキル自体は就職先の企業でそれほど必要とされないものであったとしても、努力が評価される可能性は十分にあるのです。特に難易度が高い資格であれば、評価してもらえる可能性も高まるでしょう。

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4-3. 中退後の空白期間が無駄にならない

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大学中退後は、職歴としては空白期間となってしまいます。アルバイトは職歴にカウントされないため、就職活動の際には空白期間に何をしていたか質問される可能性は高いでしょう。

資格を取得していれば、空白期間を資格取得のための時間として活用していたことを話せます。また、中退後にアルバイトだけをして過ごすよりも、資格取得に向けた勉強をする方がメリハリのある生活になりやすい点もメリットです。

大学中退 資格 プログラマカレッジ

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5. 大学中退者が資格取得する際の注意点

大学中退者が資格を取得する際には、次のような注意点がありますので確認しておきましょう。
目指す分野の資格を取得する
中退後の空白期間を長引かせない
資格取得だけを第一優先にしない

それぞれ、詳しく解説します。

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5-1. 目指す分野の資格を取得する

資格取得のために勉強をする前に、まずは自分が目指す分野を決めましょう。資格があると就職に有利になることは間違いありませんが、ただ闇雲にどんな資格でも取得すればよいというわけではありません。「とりあえず何か資格を取得する」という気持ちでは、時間やお金が無駄になってしまうこともあります。

まずは自分が目指す分野を決めて、その分野で求められているスキルを証明するための資格を取得すると、就職活動でアピールしやすくなります。また、資格を取得した目的や、その資格をどのように活かすかを面接で話せれば、好印象に繋がるでしょう。

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5-2. 中退後の空白期間を長引かせない

企業は、履歴書の空白期間を嫌う傾向があります。そのため、資格取得のために空白期間が長引いてしまうことがないように注意しましょう。

自分の目指す分野のために、どうしても資格が必要なのであれば、ある程度の空白期間は仕方ない場合もあります。しかし、必ずしも資格が必要でない仕事を目指す場合には、就職活動と並行して資格取得のための勉強をするのがおすすめです。

空白期間を作って勉強したとしても、必ず資格を取得できるとは限りません。資格の勉強を始める前に、その資格はどの程度の難易度で、どの位の勉強時間が必要なのか、試験はどの程度の頻度で行われているのかを確認しておきましょう。

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5-3. 資格取得だけを第一優先にしない

多くの場合、企業への就職に資格は必須ではありません。特に年齢が若いうちは、未経験であってもその後の成長に期待して採用してくれる企業も多くあります。

資格を取得するのは、就職してからでも遅くありません。例えば、プログラマーとして実務経験を積みながらIT系の資格を取得し、活躍の幅を広げることも可能です。実際に現場で実務を経験しながら勉強をすすめた方が、効率良く短時間で資格を取得できる場合もあります。

資格取得を最優先にするのではなく、あくまでも手段のひとつとして、活用を考えてください。

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6. 大学中退からITエンジニアへの就職を目指すなら無料のプログラマカレッジへ

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7. まとめ

この記事では、大学中退の人におすすめの資格を紹介しました。

資格があると、就職活動を有利に進められます。しかし、だからといって闇雲に資格を取得するのでは時間やお金が無駄になる可能性があります。まずは自分が目指す職種を決め、それに役立つ資格を取得しましょう。

資格にこだわりすぎるあまり、取得に時間がかかると履歴書の空白期間が大きくなります。年齢が若いうちであれば今後の成長に期待して採用してもらえるケースもあるため、就職活動と併行して資格の勉強をするのがおすすめです。

この記事を参考に、どんな資格が自分に合っているか考えてみてください。

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