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プログラマーの仕事

2024.03.29

プログラマーの仕事は本当にきついの?未経験者が知っておくべきこと

この記事を書いた人
プログラマカレッジ編集部

未経験からプログラマーになりたいと考えてる皆さまに、プログラミング言語の基礎知識や、プログラマーとしての転職ノウハウ、転職に役立つ資格、IT業界情報など、お役立ちコラムを配信しています。

プログラマーの仕事はきついと噂されますが、それは本当でしょうか。この記事では、プログラマーの仕事がきついといわれる理由と実態を詳しく解説。さらに、プログラマーに向いている人・向いていない人の特徴や未経験からプログラマーになるためのコツを紹介します。プログラマーを目指したい未経験者の方必見です。プログラマカレッジキャリアアドバイザーのアドバイス付きです!

なお、未経験からプログラマーを目指すなら、就職率98.3%無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。

最終更新日:2024年4月19日

プログラマー 未経験 きつい プログラマカレッジ

プログラマカレッジ
キャリアアドバイザー 大井雄介


転職・就職は人生の転機だと捉えています。転職は”失うもの” もあるので、当然不安があると思います。しかし、逆に”得られるもの” もあります。「大井さんに相談してよかった」と納得していただけるよう、受講生の方々の今までの経験や今後の将来像を面談では丁寧にヒアリングし、人生の転機を全力でサポートさせていただきます!ぜひ一緒に内定を勝ち取りましょう!

目次

1. プログラマーとは

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プログラマーとは、プログラミング言語を用いてユーザーが意図した通りに動くシステムやソフトウェアを構築する仕事です。プログラムを組み立てるだけでなく、問題なく動くかテストし、エラーをなくすところまで担当します。

プログラマーの仕事について、詳しくは以下の記事で解説していますのでぜひご覧ください。

プログラマー 未経験 きつい プログラマカレッジ

プログラマーには、Webシステム開発を行うWebプログラマーやスマホアプリを開発するアプリプログラマー、ゲームを作るゲームプログラマーなど、さまざまな種類があります。
ひとことで「プログラマー」といっても、その中にはさまざまな種類の仕事があり、業務内容も異なるのです。

プログラマーの種類について、詳しくは以下の記事で解説しています。

プログラマー 未経験 きつい プログラマカレッジ

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2. プログラマーの仕事がきついと言われる理由と実態

プログラマーの仕事がきついと言われる理由として、次のようなことが挙げられます。

離職率が高い

労働時間が長い

給与が低い

客先常駐にストレスを感じる

人手不足による負担が大きい

何回もテストを繰り返すことがある

新しい技術への対応が必要

急な対応を求められることがある

実際、これらのイメージは本当なのでしょうか?
ここでは、プログラマーがなぜきついといわれているのか、その理由と実態を確認してみましょう!

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2-1. そもそもプログラマーの離職率は高いの?低いの?

プログラマーの仕事がきついと言われる理由と実態をお伝えする前に、まずはプログラマーの離職率が高いのか、低いのかを確認しておきましょう。

厚生労働省の「雇用動向調査」によると、プログラマーやITエンジニアを含む情報通信業全体の離職率は11.9%です。全体の離職率の平均が15.0%であることを考えると、決して高い数値ではありません。

ただし、企業によってはプログラマーの離職率が50%を超える場合もあるようです。また、35歳までに80%が離職するといわれる場合もあります。

ただし、プログラマカレッジのようにスクール経由で未経験者向けの企業に紹介してもらえるパターンの場合、離職率は低めです。例えばプログラマカレッジの場合、3ヶ月以内に退職される方の割合は5%台にとどまっています。1年以内の離職率については正確なデータがないものの10%未満に収まっているでしょう。

事前に基礎的な知識を勉強してから入社していることに加え、紹介された企業ではすでに卒業生が働いているケースも多く、1人で就職・転職活動を進めた場合よりも安心感が高いと考えられます。

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2-2. 労働時間が長い

システムのバグが発生したり、顧客から急な仕様変更があったりと、プログラマーは残業が発生しやすい仕事です。しかし、毎日遅くまで残業というのは過去の話で、現在は繁忙期だけバタバタするという会社がほとんどです。
所属するプロジェクトや会社にもよりますが、残業が発生しがちなのは次の時期。

• 納期前

• 年末

• 四半期末

• 月末

常に残業があって帰れないということは少なくなりましたが、時期によっては休日出勤・深夜残業を行うケースもありますので、きついと感じることもあるかもしれません。

実際にSNS上には、残業しているプログラマーの声も見られます。

出典:X

出典:X

出典:X

【業種別の平均残業時間】

プログラマー やめとけ プログラマカレッジ

出典:日本の残業時間 定点観測|働きがい研究所

上のグラフを見て分かる通り、IT業界の残業時間は減少傾向にあり、他業種の残業時間と比較しても大差ないことが見てとれます。

そう考えるとプログラマーの残業は他の職種と大差はなさそうですが、下の例のように会社によって業務時間に幅があることがあるので、その点は要注意です。

・金融システムや学校関連のシステムを作っている会社は、連休前に勤務時間が増える

・インフラ系のシステム会社は不具合発生時に対応が終わるまで残業となる

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2-3. 給与が低い

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IT業界でのシステム開発の構造は、大手SIerなど元請の企業から下請けの企業に外注を行うのが一般的です。そのため、案件数も二次請け、三次請けの数が多く、下請けになればなるほど給料は低くなっていくため、プログラマーは給料が低くきついといわれています。

しかし実際は、他の業種と平均年収を比較すると決して低い額ではありません。

 
SE/プログラマの平均年収は422万円。未経験からでも始めやすい事務/アシスタント系(343万円)、営業系(456万円)、販売/サービス系(334万円)と比較すると、SE/プログラマの平均年収は高水準に位置していることがわかりま

出典:平均年収ランキング(職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】|doda

また、同じプログラマーでも企業の規模や扱う言語によっても給与は異なってきますので、プログラマーの年収についてより詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてみてください。

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2-4. 客先常駐にストレスを感じる

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客席常駐は、プロジェクトが変われば、常駐先も変わっていくため、人間関係が変わることや通勤時間が変わることにストレスを感じることも少なくないでしょう。また、下流工程の仕事が中心となるため、スキルアップしづらいと感じることなどからきついと感じる方もいます。

実際にSNSでも、客先常駐がきついと感じているプログラマーの声がありました。

出典:X

出典:X

一方で、客先常駐のプログラマーには次のようなメリットもあります。

• 様々な開発現場を経験できる

• 客先が変われば、煩わしい人間関係をリセットできる

• 大手企業で働けることもある

未経験の方で、プログラマーとしての経験を積みたいという方には、むしろメリットとなる働き方と考えることも出来るのです。
プログラマカレッジの卒業生の中には、充実した研修を受けたことでステップアップできたと実感している人もいます。
カリキュラムも私に向いていたと思います。実際に就職した後も、3か月ほど勤務先の研修期間があったんです。具体的にはサーブレット(Java Servlet)や、SQLを学びました。この研修は、プログラマカレッジで学んだものよりも一歩進んだものだという感触がありました。
そして、仮に自分が独学でプログラミングを学んだ上で就職活動を独自に進めて、就職していたらきっと内容についていけなかっただろうと思ったんです。エンジニアの入口に立てている感覚があります。
そうしたスキルまで、自分を無料で育て上げてくれたのがプログラマカレッジです。すごくいい感じに、学習のステップを踏めたなって思ってます。
実務未経験からだと、働き方が客先常駐のことが多いことに加え、そもそも高度な内容だと不明点が多くきついと感じることもあるでしょう。けれど、適切なカリキュラムで段階を踏んで学び、研修が充実した企業に入社できればステップアップできます。

インタビューの全文は、以下に掲載されていますのでぜひご覧ください。

▶ 参考記事:

客先常駐が辛い理由とは?環境改善やフリーランス転身で道は開ける!|プロエンジニア

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2-5. 人手不足による負担が大きい

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IT業界は慢性的な人材不足が深刻化しています。特に中小企業では、基本的にどのプロジェクトでも人が足りず、テスター要員や、仕様書・ドキュメントの作成などプログラミング以外の作業を担うケースもしばしば。必然的に仕事量が増えるためきついと感じることも。

もし、将来的にSE(システムエンジニア)へとステップアップしたいと考えている人は、自らの経験値アップに繋がっていると思い、前向きに捉えると少しは気持ちが楽になるかもしれません。

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2-6. 何回もテストを繰り返すことがある

組み立てたプログラムが正しく動作するか確認するとともに、不具合が見つかった時には修正するのもプログラマーの仕事です。

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数値や条件を変更しながら繰り返し動作させ、不具合が発生しないか確認するのが「テスト」です。テストで不具合が見つかったときには、エラーが発生した原因を追求し、修正を行います。この原因追求から修正、さらに正常な動作を確認するまでの作業をデバッグと呼びます。

修正が完了したら、再度テストを行い不具合が発生しないか確認します。修正後のテストでも不具合が発生し、何度もテストを繰り返すことも珍しくありません。

また、テストには単体テストと結合テストの2種類があります。多くのシステムは、複数のプログラムの部品を組み合わせて作られています。単体テストとは、そのプログラムの部品が単独で動くか確認するものです。結合テストでは、複数のプログラムの部品を組み合わせた状態で、正常に作動するか確認します。

一般的には、単体テストの後に結合テストを実施します。

単体テストで修正を繰り返し、やっとエラーが出なくなった後に、結合テストで再度テストと修正を繰り返さなければならないケースも少なくありません。人によっては、その繰り返しがきついと感じることもあるようです。

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2-7. 新しい技術への対応が必要

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プログラミングの技術は日々進歩するので、プログラマーは常に新しい情報をキャッチして自分のスキルをアップデートする必要があります。同じ作業を毎日繰り返しているようでは、スキルアップを望めません。そのためプライベートの時間が削られたり、オンとオフとの切り替えがうまくいかなかったりしてきついと感じる人もいるようです。

経験の浅いうちは、仕事をこなすのに精一杯で学習する余裕がなく、きついと感じるかもしれません。ですが、経験を積み、余裕が出てくれば、新しい情報を日々キャッチアップできるようになるはず。
最先端のプログラミング技術をマスターすることがモチベーションや自信につながると良いですね。

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2-8. 急な対応を求められることがある

プログラマ きつい プログラマカレッジ

プログラマーは、稼働中のシステムに不具合が生じた場合は即座に対応を求められます。
インフラ系のように瞬時の対応が必要不可欠なシステムもあり、不具合対応はプログラマーとして大事な任務のひとつですが、人によっては「急な対応」がきついと感じてしまうようです。

ただ、プレッシャーを感じながらも原因を探って無事に不具合を解消する経験を重ねると、次第に不具合対応にも慣れてくるはず。「急な対応」を楽しめるようになればしめたものです。

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3. プログラマー未経験者が抱える不安やストレスとは?

「未経験でプログラマーになるともっときついのでは?」
未経験からプログラマーを目指している人ならこんな不安もあるのではないでしょうか?

ここからは、プログラマー未経験者が抱える不安やストレスを確認してみましょう。また、不安やストレスを抱えないようにするためにはどうしたら良いのか?弊社プログラマカレッジのキャリアアドバイザーが回避策を教えます!

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3-1. プログラミングが「わからないこと」がきつい

経験が浅いうちは分からないのが当たり前。プログラミングに限らず、どの業種においても最初は「分からないこと」がきついと感じるはずです。

未経験の場合、言語の概念や言葉の意味も理解できず負担に感じるかもしれませんが、プログラミングは学習を続けていればほとんどの場合、知識は身についていきます。継続は力なりです!
また、関数や文法などは一つの言語を覚えてしまえば大体似たような書き方をしますので、最初はきついと感じるかもしれませんが、最初の壁を乗り越えることが出来れば、「きつい」から「楽しい」と思える日が来るかもしれません。

 

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3-2. 研修や勉強についていくことがきつい

未経験の場合、覚えなければいけないのはプログラミングの知識だけではありません。基本的なIT用語であったり、インフラ周りの知識、データベースの知識など覚えることがたくさんあります。
また、IT業界は技術の進歩も速いため、一度覚えたら終わりというわけではなく、日々勉強し続ける必要があります。学習し続けることが苦手な方はきついと感じるかもしれません。

きついと感じる方は、社内の有識者の方に教えてもらったり、プログラミングスクールで体系的に学んだりすると良いかもしれません。
学んだ知識の点と点が線でつながることで学ぶことが面白くなってくるはずです。

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3-3. 現場で孤立することがあってきつい

未経験であっても、プロジェクトチームの一員として仕事に取り組まなければならず、経験や知識が未熟ゆえに、他のメンバーとの差を感じ孤独感を味わうこともあります。

そんな時は、遠慮せずに分からないことをどんどん他のメンバーに聞いていきましょう!聞くことで学びもありますし、それ自体がメンバーとのコミュニケーションにも繋がります。

「20分悩んで解決できなかったら質問する」などの自分のルールを決めておくのも良いかもしれません。
ただし、質問時に気を付けることもあります。

“現在〇〇な状態で、✕✕が原因と考えています。結果として△△にの状態にしたいのですが・・・”

というように予め調べた結果を伝えたうえで質問するようにしましょう。他のメンバーの時間を奪うことになるため、全く自分で何も努力していない段階で質問をするのは、良く思われないので注意が必要です。

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4. プログラマーに向いている人・向いていない人の特徴

プログラマーの仕事がきついと思うか否かは、プログラマーの適性があるか無いかでも感じ方が違うということも考えられます。ここでは、プログラマーの向き不向きについて詳しく見てみましょう。

4-1. プログラマーに向いている人の特徴

プログラマーに向いているのはどのような人なのでしょうか。向いている人であれば、他の人が辛いと感じることも面白いと感じられる可能性があります。

プログラマーに向いている人の特徴は次の通りです。

最先端の技術が好きな人

論理的思考力がある人

コミュニケーション能力や協調性がある人

それぞれ、詳しく解説します。

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✔ 最先端の技術が好きな人


プログラマーやエンジニアは、情報に敏感なことが求められる仕事です。プログラマカレッジの卒業生は、インタビューで次のように語っています。

エンジニアになった後は、色んなことを調べるということが大事になってくると思います。働き始めて気づいたんですが、エンジニアの方々って情報通の方がすごく多いんですよね。サービスとか技術とかに敏感で、でも敏感じゃないと逆にやっていけないんだと思いました。仕事をする上では、広い視野を持って、常に学び続けることが大事だと思います。その姿勢が後々のエンジニアとしての成長に生きてくるはずです。

最先端の技術が好きな人であれば、技術のキャッチアップや新言語の学習も苦に感じないでしょう。むしろ「面白さ」を感じながら取り組むことが出来るのではないでしょうか。

インタビューの全文は、以下の記事でご覧いただけます。

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✔ 論理的思考力がある人


論理的思考力とは、筋道を立てて物事を考える力のことです。効率よくプログラムを組むためには、論理的思考力が欠かせません。

論理的思考力とプログラミングの関係については、以下の記事で詳しく解説しています。

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✔ コミュニケーション能力や協調性がある人


システム開発をはじめとしたプログラマーの仕事は、基本的にチームで行うため、チームメンバーをはじめとした周囲の人との協調は欠かせません。また、顧客とのコミュニケーションも必要です。

そのため、コミュニケーション能力や協調性がある人はプログラマーに向いています。

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4-2. プログラマーに向いていない人の特徴

未経験でもプログラマーになることは可能ですが、プログラマーというイメージや響きだけでプログラマーを目指し、向いていない人がプログラマーになると、きついと感じることが多いかもしれません。
では一体どんな人が向いていないのでしょうか?

✔ 残業をしたくない人

日常的に残業がなかったとしても、納期前や、システムのバグが起こった際には残業を強いられることがあります。常に定時で帰りたいと考える人は向いていないでしょう。

✔ コミュニケーションを取るのが嫌いな人

プログラマーといえど、黙々とプログラムを組むだけが仕事ではありません。
他のプロジェクトメンバーやSE(システムエンジニア)などと関わる機会もあるため、あまりコミュニケーションを取らなくても良いと勘違いされている方は危険です。

✔ IT技術に興味のない人

そもそもIT技術に興味がない人は難しいかもしれません。
日々新しい技術をキャッチアップすることが求められるプログラマーにとって、興味ない技術を追いかけていくのはストレスになることでしょう。勉強を続けるのが辛いという理由で転職される方も少なくありません。

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5. 未経験からプログラマーになるためのコツ

未経験からプログラマーを目指したいと考えている方も多いでしょう。そんな方のために、未経験からプログラマーになるためのコツをご紹介します。

5-1.【前提】未経験からプログラマーになることは可能

IT業界 今後 プログラマカレッジ

参照:IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果|経済産業省

経済産業省のIT人材の最新動向と将来推計に関する調査によると、2030年には約79万人の人材が不足すると予測されています。今後も人材需要は増えると予測されているので、未経験でプログラマーを目指すハードルは低いといえるでしょう。

ただし、何の情報も得ずに未経験可のプログラマー求人に応募すると、結果的に「きつい」と感じる職場や仕事、自身の希望に見合わない企業にあたる可能性もあります。

そうならないためにも、次の4つのコツを押さえて自分にあった仕事を探すことが重要です。

自己分析をしてどんなプログラマーを目指したいか決める

IT業界について理解を深める

意欲を伝えるためのポートフォリオの作成

転職エージェントを利用する

4つのコツについて、プログラマカレッジキャリアアドバイザーのコメント付きで詳しく解説します。

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5-2. 自己分析をしてどんなプログラマーを目指したいか決める

プログラマーにもさまざまな種類があります。どのプログラマーを目指すのがよいか選ぶ前に、まずは自己分析をしてみましょう。

自己分析をすることで、自分の強みがわかります。さらに、どのような仕事が自分にあっているのかも把握できます。

自分の強みや適性を把握したうえで、プログラマーの種類を調べてみましょう。各プログラマーがどのような仕事をしているのか、どのようなスキルが求められるのかを知ることで、自分に合ったプログラマーの仕事が見えてくるはずです。

自分の興味がある分野を選ぶことももちろん重要ですが、適性を知っておくことでより自分に合った仕事選びができます。

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5-3. IT業界について理解を深める

業界についての理解も深めておきましょう。プログラマーになりたいけど、IT業界のことを何も知らないという状態だと「本当にIT業界に就職する気があるのかな?」と熱意を疑われてしまいます。面接においてもIT業界について聞かれることもありますので、業界研究はしておきたいところです。

プログラマーはプログラミングスキルだけがあれば良いというものでもありません。他のメンバーとコミュニケーションを取ったり、段取りを組んでプロジェクトを進めていったりと、人間力やビジネス力が求められることも心得ておきましょう。


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5-4. 意欲を伝えるためのポートフォリオの作成

未経験からの採用の場合には、プログラマーとして仕事を長く続けられるかが注目されます。

プログラマーの仕事に対する意欲と、身につけたスキルを示せるのがポートフォリオです。ポートフォリオとは、自分が作った成果物をまとめた作品集のようなものです。

ポートフォリオを作成するためには、ある程度のまとまった時間がなければなりません。そのため、ポートフォリオを作成することで、スキルだけでなくプログラマーの仕事に対する意欲を示せるのです。

実際に、ポートフォリオが就職の役に立ったとの声もあります。

出典:X

未経験者を採用する企業は研修が充実しているため、スキルよりも熱意を重視する傾向があります。ただ制作物を掲載するだけでなく、自分自身のオリジナリティを加えた部分や、苦労した部分などを記載しておくとさらによいでしょう。


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5-5. 転職エージェントを利用する

プログラマー 未経験 きつい プログラマカレッジ

参照:就活サポート(企業面接の練習風景)|プログラマカレッジ

転職活動では、書類選考のための履歴書・職務経歴書の作成や面接対策など、さまざまな作業が必要です。より良い企業を選ぶためには、企業研究や業界研究も欠かせません。こうした作業を、1人ですべて行うのは大変です。

転職エージェントに登録すると、下記のようなサポートを受けられます。

• カウンセリングによる希望の確認やアドバイス

• 履歴書・職務経歴書の添削

• 模擬面接をはじめとした面接対策

• 面接日程の調整

• 求人の紹介

転職エージェントを利用すると効率的に転職活動を進められるだけでなく、選考選考通過率を上げられる点もメリットです。プログラマカレッジは転職エージェントのサービスが付いているプログラミングスクールです


プログラマー 未経験 きつい プログラマカレッジ

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6. プログラマーは本当に「きつい」だけ?仕事のやりがいやメリット

プログラマーの仕事に「きつい」側面があるのは事実ですが、それだけでなく次のようなやりがいやメリットもあります。

モノづくりというやりがいを感じられる

スキルや経験に応じて収入やキャリアが上がる

経験を積めば在宅勤務など柔軟な働き方ができる

それぞれ、詳しく解説します。

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6-1. モノづくりというやりがいを感じられる

自分の組んだプログラムが形となり、動いたときには他の職種では感じることのできない達成感を得られます
医療現場の機器などの開発であれば、社会貢献に繋がっていると感じるかもしれません。
また、「メルカリ」などのサービスのように、自分の開発したアプリが多くの人に使用されたときには何にも代えがたい遣りがいを得ることでしょう。

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6-2. スキルや経験に応じて収入やキャリアが上がる

プログラマーの主な仕事はプログラミングです。仕事をこなすことが、そのままスキルアップにつながります

IT業界は人材不足が深刻なため、一度スキルを身につけさえすれば、様々な会社・職種に挑戦可能です。

プログラマーから目指せるキャリアパスは多く存在します。

プログラミングを極めるもよし、SE(システムエンジニア)にキャリアアップして上流工程に携わるのもよし。様々なシステム開発を経験すればその分スキルも身について、将来的に給与アップもねらえるでしょう。

以下は、プログラマーから目指せるキャリアパスの一例です。

ITエンジニアの職種 20代の平均年収 全体の平均年収
運用/監視/保守 336万円 373万円
テクニカルサポート 358万円 415万円
SE/プログラマ 375万円 422万円
スマホアプリ/ネイティブアプリ系エンジニア 401万円 461万円
システム開発/運用 386万円 472万円
Webサービスエンジニア 377万円 424万円
ネットワークエンジニア 376万円 446万円
サーバーエンジニア 393万円 454万円
研究開発(AIエンジニア) 456万円 562万円
ITコンサルタント 474万円 602万円
プロジェクトマネージャー 507万円 691万円

出典:技術系(IT/通信)職種の平均年収|doda

プログラマーの種類や会社の規模によっても年収に違いが出てきますので、年収データを参考にしつつ自分がどのキャリアパスを描きたいのか考えておくとよいでしょう。フリーランスになり高収入を目指すというのもひとつの選択肢です。

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6-3. 経験を積めば在宅勤務など柔軟な働き方ができる

プログラマーは、客先常駐やフレックスタイム制、リモート勤務など、他の職種と比較しても、いろんな働き方で対応しやすい仕事です。現在は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、リモート勤務をしている方が多いことでしょう。
まずは経験を積むことが先決ですが、将来的には上司に交渉したり、転職したりして自分に合う働き方を自由に選べるといった選択肢も広がるでしょう。

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7. 未経験からプログラマーになるための学習方法

未経験からプログラマーになるための、主な学習方法は次の3つです。

独学でプログラマーになる方法

プログラミングスクールでプログラマーになる方法

未経験者には資格取得もおすすめ

それぞれ、詳しく解説します。

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7-1. 独学でプログラマーになる方法

プログラマ きつい プログラマカレッジ

未経験で応募可能なプログラマー求人があるとはいえ、全くプログラミングを経験したことないでは、採用してもらえる可能性は低くなってしまいます。
企業が求める「未経験」というのは「実務未経験」を意味していることがほとんどで、ある程度プログラミングを勉強するのはマスト

独学で学べる書籍や無料で学べる学習サイトも充実していますので、まずは少しでもプログラミングに触れてみましょう。未経験者の場合、学習に取り組んだ姿勢もプラスに評価されることもあるでしょう。

プログラミングの学習サイトについては、下記の記事もご参照ください。

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7-2. プログラミングスクールでプログラマーになる方法

独学では不安という方には、プログラミングスクールの利用をおすすめします
プログラミングスクールに通うメリットは大きく2つ。

✔ プログラマーを目指すのに必要なスキルを体系的に効率良く学べる

プログラミングの学習を独学で始めてみたものの、「何を学習してよいのか分からない」「学習の方向性が正しいのか分からない」なんてことがありませんか?
プログラミングスクールに通えば、エンジニア経験のある講師などが、効率よく実践で使えるスキルを教えてくれます。

✔ 就職支援付きのスクールを選ぶと安心して就活できる

就職に不安があるという方はぜひ就職支援付きのプログラミングスクールをご利用ください。専属のキャリアアドバイザーが就く場合が多く、就職先を紹介してくれるのはもちろん、履歴書・職務経歴書の添削、面接練習など就職まで丁寧にサポートをしてくれます。

プログラマー 未経験 きつい プログラマカレッジ

参照:プログラマーコース授業風景|プログラマカレッジ

プログラミングスクールは通常20~30万円ほど費用がかかりますが、中にはプログラマカレッジのように、無料で学べるプログラミングスクールもあります。
違約金などの縛りもなく、正社員就業率98.3%の実績を持つ就職サポートも受けられるので、是非ご検討してみてはいかがでしょうか。
「自分でもできるかな?」と不安に思う方は、プログラマカレッジの卒業生インタビューを参考にしてみてください。
プログラマー 未経験 きつい プログラマカレッジ

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7-3. 未経験者には資格取得もおすすめ

未経験者には、資格の取得もおすすめです。資格の取得が有効な理由は次の3つです。

エンジニアとしての適性を知ることができる

ITに関するスキルの基礎を体系的に身につけられる

知識や技術の証明、熱意を企業側にアピールできる

プログラマーになりたいと考えて転職したものの、いざ仕事を始めてみたらつらくて挫折してしまう可能性もあります。しかし資格を取得していれば、ある程度の適性があることを示せるのです。

また、資格取得の過程で知識やスキルを体系的に身につけられる点もメリットといえるでしょう。資格取得には時間や費用が必要なため、熱意のアピールにもつながります。

未経験者におすすめの資格は「ITパスポート」と「基本情報技術者」の2つです。

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7-3-1. ITパスポート

プログラマー 未経験 きつい プログラマカレッジ

■ ITパスポートとは?

ITパスポートとは、経済産業省認定の国家資格。IT系の国家試験の中では一番簡単なレベル1に該当する資格試験で、高難易度のIT資格に挑戦するための土台を固める入門資格としても知られています。

■ どんな人におすすめの資格?

この試験は、IT業界未経験者や初心者向けの試験なので、プログラマーに限らず、IT業界で働きたい人や、ITに関する一般的な知識を身につけたいと考えている人にもおすすめです。

■ 取得するメリットとは?

ITに関する幅広い分野の基礎知識を身につけられるだけでなく、事務系職種に応募する方にとってもパソコンの基本スキルを証明できるので、ITリテラシーを高めたい学生やすべての社会人にとって取得するメリットがあるでしょう。

合格率

社会人(IT系):53.6%
社会人(非IT系):52.6%
大学生:52.0%
高校生:22.2%

※上記は令和6年2月度の合格率

出典:ITパスポート試験 試験結果|独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

出題形式 CBT(選択問題)
試験時間 120分
試験日 随時実施
受験料 7,500円(税込)
公式サイトURL https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html

この試験は、コンピューターを利用する「CBT」という方式で行われます。出題分野はストラテジ系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)、テクノロジ系(IT技術)の3分野に分かれ、いずれも基礎的な内容を理解しているかが問われます。

なお、合格までの勉強時間は50〜100時間程度が目安です。ITエンジニアを目指す場合、ITパスポートは就職活動においてそれほど有利になる資格ではありませんが、現代の社会人にとって欠かせない「IT力」が証明できるので、取得しておいて損はないでしょう。

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7-3-2. 基本情報技術者試験

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■ 基本情報技術者試験とは?

情報処理技術者試験は、ITパスポートと同じく、経済産業省認定のIT系国家資格です。ITパスポートの次に難易度が高い資格ですが、その名のとおり「ITエンジニアの基本」知識が問われる試験なので、これからITエンジニアとして働きたい方は、積極的に取得してみましょう。

■ どんな人におすすめの資格?

ITパスポートがITを利活用する人向けの資格であるのに対して、基本情報技術者試験はIT業界で働くための基礎知識を問う資格なので、ITエンジニアをはじめとした高度IT人材になるための基礎知識を身につけたい方におすすめです。

■ 取得するメリットとは?

基本情報技術者試験は「ITエンジニアへの登竜門」ともいわれている資格なので、ITエンジニアの就職・転職時のアピールにも十分な効力を発揮します。

合格率

経験なし:40.0%
1年未満:51.0%
2年未満:47.4%

※勤務経験年数別の合格率/上記は令和6年2月度の合格率

出典:情報処理技術者試験統計資料 令和6年2月分|独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

出題形式 多肢選択式
試験時間 科目A試験:90分
科目B試験:100分
受験日程

通年

※2023年4月5日より年間を通じて試験が実施され、随時受験が可能

受験料 7,500円(税込)
公式サイトURL https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/fe.html


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8. まとめ

プログラマーは、労働時間が長いイメージがあり「きつい」といわれやすい仕事です。特に、客先常駐でストレスを感じる人は多いようです。一方で、プログラマーの仕事は、スキルや経験に応じてキャリアアップでき、在宅勤務などの柔軟な働き方をしやすいといったメリットもあります。
未経験からプログラマーを目指すなら、まずはプログラミングのスキルを身につけましょう。資格の取得もおすすめです。

資格取得を目指しつつ、未経験からプログラマーを目指したい方には、システム開発の現場で役に立つスキルを効率的に学べて、就活の際にも安心な就職支援付き無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。興味のある方は、是非チェックしてみてくださいね。

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