「IT業界への転職に興味があるけど、どんな職種があるの?」という方へ職種を一挙にご紹介! IT業界にはエンジニアやプログラマー以外にも様々な職種があり、活躍できる場がたくさんあります。職種ごとの仕事内容やキャリアパス、必要なスキルと年収についてもご案内しますので、自分はどんな仕事が合っているのかを探すヒントにしてみてください。
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最終更新日:2025年3月6日
目次
IT業界での仕事というとエンジニアやプログラマーが有名ですが、実はさまざまな職種が存在します。以下で8つの分野に分けて27種類の職種をご紹介。各職種ごとの詳細では、仕事内容や必要とされるスキル、持っておくと役立つ資格や年収を紹介しています。職種について理解を深めることは業界研究にもつながりますので、知っておいて損はないですよ。
【IT業界の職種一覧表】
IT系といえばエンジニア、といった印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。主にプログラミングなどの技術を用いて開発の業務に携わる職種です。近頃は文系出身者の活躍も増えており、人気が高まっています。
プログラマーとは、システムエンジニアなどが作成した仕様書(設計書)をもとに、プログラム言語を用いて、さまざまなシステムやソフトウェアをつくるエンジニアのことです。
プログラミング専任のポジションの場合、別名でコーダーと呼ばれる場合もあります。プログラミングスキルは必須となるので、未経験者の場合は自己学習やスクールなどで勉強しておくことがオススメ。プログラマーに資格は必須ではありませんが、IT未経験者であれば「ITパスポート試験」でITに関する基礎知識を固めてから、「基本情報技術者試験」に挑戦したり「応用情報技術者試験」などを取得しておくと役立つでしょう。
就職する企業によって必要とされるプログラミング言語は異なるため、事前にしっかりとリサーチした上で就活や言語学習を進めましょう。
将来的にはシステムエンジニア、プロジェクトリーダーなどといった職種へのキャリアパスが考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約463万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:
• コーダー/マークアップエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• オープン系SE・プログラマフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• スマホアプリエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
システムエンジニアは、クライアントにヒアリングをおこないながら、いただいた案件に対して最適な仕様となるシステムを開発することが主な仕事です。プログラミングの設計士的存在といったところでしょうか。プログラマー同様、プログラミングスキルは必須。プログラマーよりも上流の工程を担当するめ、技術的スキルはもちろん、コミュニケーション能力やドキュメント作成能力などが必要となります。
まずはプログラマーとして働いたのち、ステップアップとして目指すとよいでしょう。必要な資格は特にありませんが、まずは「基本情報技術者試験」にチャレンジしたり、「応用情報技術者」などさまざまな資格に挑戦すると、仕事の幅が広がり、スキルアップや年収アップにつながる可能性があります。
【必要なスキル】
【年収】
約493万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
Webエンジニアとは、Web上で動作するさまざまなシステムやアプリなどの設計・開発・運用・保守を担当するエンジニアです。(webシステムに関わるシステムエンジニアやプログラマーを相称した呼び方となります。)設計したサービスを元にシステム開発をおこなうことが多く、Webディレクター、Webデザイナーなどと同じチームで仕事を進めていきます。「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」に分けて仕事をする場合もありますが、両方のスキルを兼ね備えたマルチプレイヤーな人が多いことも特徴です。「HTML5プロフェッショナル認定試験」などの資格は必須ではありませんが、Webエンジニア未経験者が最初にチャレンジする資格としては、フロントエンドエンジニアに関する知識を深められるためオススメです。
キャリアパスとしては、まずはプロジェクトマネージャーを目指し、その後システム開発の中軸となるITアーキテクトやITスペシャリストへのステップアップが考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約480万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
フロントエンドエンジニアは、私たちがよく目にするWebサービスやアプリケーションにおいて、ユーザーが『目に見える部分』『画面越しに触れる部分』の設計や構築をおこなう職種です。Webエンジニアの役割を細分化した仕事になり、Webデザイナーのデザインをもとにコーディングする作業を担当します。
「Webクリエイター能力認定試験」、「HTML5プロフェッショナル認定試験」などの資格を有するとキャリアアップの際に役立ちますので、挑戦してみても良いでしょう。また、フロントエンドエンジニアのベースラインとなるJavaScriptの知識に特化した資格「CIW JavaScript スペシャリスト」も取得価値が高い資格のひとつと言えるでしょう。
Webクリエイター能力認定試験
HTML5プロフェッショナル認定試験
CIW JavaScript スペシャリスト
【必要なスキル】
【年収】
約560万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:フロントエンドエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
バックエンドエンジニアは、プログラムの開発、データベースやwebサーバーの環境整備など、webサイトにおけるユーザーの目には見えることのない部分を担当するエンジニアです。フロントエンジニアと同じく、Webエンジニアの役割を細分化した仕事になります。
ITに関する基礎知識「基本情報技術者試験」は、浅く広くIT業界に関する知識習得ができるためおすすめです。また、「応用情報技術者試験」でデータベースやアルゴリズムに関する知識を積極的に身に付けたり、「ORACLE MASTER」の資格取得に挑戦すると、スキルの証明が高まるため評価が上がることもあるでしょう。
キャリアパスとしては多くの可能性がひらけている職種でもあり、ITコンサルタントやプロジェクトマネージャー、フルスタックエンジニアなどの道が考えられます。
基本情報技術者試験
応用情報技術者試験
ORACLE MASTER
【必要なスキル】
【年収】
約660万円(出典:マイナビエージェント)
※2025年3月調べ
▶ 参考:
• サーバーサイドエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• フルスタックエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
制御・組み込みエンジニアとは、スマホやAV機器、自動車、家電製品などのハードウェアに使用される制御システムと、その中に組み込まれるソフトウェアを開発するエンジニア。日常生活で実際に使用している身近な製品に携われる仕事です。
「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」といった資格が役立つ資格となりますが、初心者向けの資格ではないため、経験を積んでからチャレンジするとよいでしょう。
AIやIoTなどの急速な発達により、慢性的に人手不足。非常に需要が高い職業です。プログラマーが開発したプログラムをテスト・デバッグする「テスター」や「デバッガー」として働いたのち、設計・開発・評価などの専門性を高めていくことでキャリアアップが可能となります。
【必要なスキル】
【年収】
約495万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:制御・組み込みエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
テストエンジニアとは、ソフトウェアや家電製品、自動車や電子機器、アプリなど、さまざまな製品において、システムが正常に動くかどうか、不具合などないかなどのチェックをおこなうエンジニアです。QAエンジニア・品質管理エンジニアと言われる場合もあります。消費者に安心・安全なサービスや製品をお届けできるよう、商品が世に出る前に設計ミスやエラーを発見することが主な仕事であり、品質向上に欠かせない存在です。
「基本情報技術者試験」にチャレンジしたのち、「JSTQB認定テスト技術者資格」、「IT検証技術者認定試験(IVEC)」などの資格を取得すると、品質を高めるスキルが身につき、キャリアアップの際も有利です。
キャリアパスとしてはプロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャー、品質コンサルタントなどの道が考えられます。
基本情報技術者試験
JSTQB認定テスト技術者資格
IT検証技術者認定試験(IVEC)
【必要なスキル】
【年収】
約444万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:QA/テストエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:テストエンジニアとは?求人から資格、必要なスキル、年収まで調査しました|プロエンジニア
ITシステムを安全&快適に利用するための基盤を作るインフラエンジニアのなかでも、ネットワークの設計、構築、運用保守を担当するエンジニアをネットワークエンジニアと呼びます。私たちが普段パソコンからデータを当たり前のように送受信できているのも、快適な通信環境を構築し、守っているネットワークエンジニアの存在があるからです。
ネットワーク関連の資格ではシスコ技術者認定の「CCNA」などが評価を得やすい資格です。経験を積んだのち、ネットワークエンジニアとしての高い能力を証明できる「CCNP」「CCIE」、また国家資格「ネットワークスペシャリスト試験」を取得すると、昇進などの際に役立つでしょう。
キャリアパスとしては、ネットワークのスペシャリストを目指す、ネットワーク以外のITインフラ全般を対応出来るインフラエンジニアを目指すなどの道が考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約488万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:
• ネットワークエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
• インフラエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
ネットワークエンジニアと同じく、インフラ関連のエンジニアに属しており、システム構築におけるサーバーの設計・構築や運用・保守などを担当しているサーバーエンジニア。インターネット時代に欠かすことのできない職種です。
OS関連の資格では「マイクロソフト認定資格プログラム」、クラウド時代においてLinux技術者に求められる技術力を証明できる「LinuC(リナック)」などが評価を得やすい資格です。
将来的にはAWS、Azure、GCPなどのクラウド系に関わるインフラエンジニア、またメンバーを束ねるマネジメント職への道がキャリアパスとして考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約513万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:クラウドエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
セキュリティエンジニアとは、情報セキュリティに特化した専門のエンジニアです。サイバー攻撃や情報漏えいを防ぐためのシステムを設計・構築・運営します。
必須資格ではありませんが、「CompTIA Security+」や「シスコ技術者認定」などの資格が役立ちます。
セキュリティアナリストやセキュリティコンサルタントとして、将来は専門性をより高めていくキャリアパスが考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約528万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考記事:未経験からセキュリティエンジニアになるには?資格、仕事内容から求人、年収まで|プロエンジニア
データベースエンジニアとは、膨大なデータをうまく管理するためのデータベースを設計・開発・管理・運用する専門職です。企業の情報システムを支えるために必要不可欠なエンジニアであるため、技術者としての市場価値も高い職種です。システムインフラを担うエンジニアのため、データベースの知識はもちろん、周辺領域の知識も必要。
「データベーススペシャリスト試験」や「ORACLE MASTER」などの資格を取得しておくと評価されやすいでしょう。
将来は大規模データを扱うデータベースエンジニアや、コンサルティング業務を目指すことも可能です。
【必要なスキル】
【年収】
約500万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:データベースエンジニアフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:そもそもデータベースとは?基礎から分かるデータベース入門|プロエンジニア
サポートエンジニアとは、システムやIT製品に対する問い合わせ(操作方法、故障についてなど)やトラブルに対して、原因を特定して解決する仕事です。別名ヘルプデスクとも呼ばれます。主に電話やメール、チャットなどで顧客やユーザーに対応するため、IT関連の知識の他に接客スキルが必要とされる点が特徴的です。
「基本情報技術者試験」などの資格の他に、接客マナーに対する知識などを深めておくことをオススメします。
システムエンジニアがステップアップとして目指す職種でもあり、専門知識を必要とする高度なサポートエンジニアを目指すとさらなる高収入を期待できます。
【必要なスキル】
【年収】
約422万円(出典:doda)
※2025年3月調べ
▶ 参考:ヘルプデスクフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:ヘルプデスクの仕事で必要なスキルとは?業務内容から求人まで解説|プロエンジニア
フィールドエンジニアは、ITシステムでトラブルが発生した場合に現場を訪れ、問題を解決することが主な仕事です。別名カスタマーエンジニア。IT業界の場合は製品納入維持に設置や配線、インストール、運転指導などを担当。電子精密機械業界の場合は設置や稼働確認のほか、定期点検や修理までを担当します。問題発生時は昼夜を問わず対応することもあり、会社の顔的役割も担っています。
フィールドエンジニアは基本的に自社製品をサポートする立場なので、自社製品にまつわる資格を取っておくと対応能力が高まります。
未経験スタートも可能なフィールドエンジニアの仕事は、エンジニアの登竜門的な仕事。製品への知識を深めた後は、開発エンジニアやシステムエンジニア、営業職とさまざまなキャリアパスがあります。
【必要なスキル】
【年収】
約389万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:カスタマーサクセス/サポートフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
文字通り、社内の情報システム部で働くシステムエンジニアのこと。主に自社のネットワーク管理、システムやサーバーの運用保守、社員へのサポートなど、自社のビジネスを円滑にするためのあらゆる仕事を担当します。
ITエンジニアの基礎知識を身につけられる「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」などの資格を有していると、業務を効率よくこなすことができるでしょう。
知識量を活かして、転職で会社の規模を大きくしていくことがキャリアアップの道としてオススメです。
【必要なスキル】
【年収】
約585万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:社内SEフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:社内SEとは?仕事内容から必要なスキル、転職活動での志望動機、資格まで解説|プロエンジニア
クリエイティブと聞くと、アイデアやセンスが求められるイメージですが、IT業界のクリエイティブ系職種は、どんなデザインやシステムが見やすく、使いやすいのかをユーザーやクライアント目線で物事を考える力が重視される分野です。
Webデザイナーは、Webサイトにおけるデザイン全般を担当します。デザイン力はもちろん、ユーザーが見やすく、使いやすいサイトを意識してサイトを構成する力が求められます。独学でデザイン技術を身につけることも可能ですが、Webスクールなどに通って基本的なスキルを学習すると、未経験者でも就職しやすい職種です。
資格よりWebそのものに関する知識やデザインセンスなどが重視されますが、厚生労働省が認定する「ウェブデザイン技能検定」や「Webクリエイター能力認定試験」などを有していると、実務的な能力を明らかにすることができるでしょう。
キャリアパスとしては、サイトの制作や進行、運営に関する責任者であるWebディレクターやWebプロデューサー、UIデザイナーなどの道があります。
【必要なスキル】
【年収】
約432万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:Webデザイナーフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
WEBサイトの画面上で見られるデザインを担当するUI(ユーザーインターフェイス)と、商品やサービスに触れて、ユーザーが感じる体験や経験を構築するUX(ユーザーエクスペリエンス)を担当するUI・UXデザイナー。商品の魅せ方から検索ツールまで、ユーザー目線にたったサイト構築能力が求められ、マーケティングやアクセス解析、SEOなどサイトの情報設計の仕事を担当します。
「Adobe認定エキスパート」や「ウェブデザイン技能検定」などの資格が役立つでしょう。
Webデザイナーからのステップアップとして人気の職種です。
【必要なスキル】
【年収】
UXデザイナー:約657万円(出典:求人ボックス 給料ナビ)
UIデザイナー:約645万円(出典:求人ボックス 給料ナビ)
※2025年3月調べ
▶ 参考:UI/UXデザイナーフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
IT業界では、一般的な中間管理職の他に、開発に関わる管理職が存在します。ITに関する専門的な知識と、プロジェクトをまとめる力の両方が求められます。
プロジェクトリーダーは、開発チームのメンバーをリーダーとして率いる現場責任者。プロジェクト全体の工程を把握し、進捗を管理する役目を担います。 プロジェクト全体の進行を管理するプロジェクトマネージャーに次いで、プロジェクトリーダーは現場のリーダーとして開発チームを支えます。チームを取りまとめるリーダーシップと、チームメンバーへの業務指示や技術フォローができるような高いITスキルが必要となります。
システムエンジニアとして、プロジェクトの一員として働いたのち、プロジェクトリーダー、そしてプロジェクトマネージャーへとキャリアアップするケースが一般的です。
応用情報技術者試験
プロジェクトマネージャー試験
PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)
【必要なスキル】
【年収】
約631万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
プロジェクトマネージャーとは、プロジェクト全体の進行を管理し、円滑にプロジェクトを推進させる管理者のことです。開発プロジェクト全体の責任者であり、予算や品質、納期、クオリティに対して全責任を担います。
システム開発プロジェクトのマネジメントスキルを証明する「プロジェクトマネージャー試験」や「ITストラテジスト試験」「PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)」など資格を有していると、プロジェクトを統括する力を証明しやすいです。
プロジェクトリーダー 同様、プロジェクトの一員として働いたのち、プロジェクトリーダー、そしてプロジェクトマネージャーへとキャリアアップするケースが一般的です。
プロジェクトマネージャー試験
ITストラテジスト試験
PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)
【必要なスキル】
【年収】
約520万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:プロジェクトマネージャーフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:プロジェクトマネージャーの役割とは?PMBOKによる定義とプロジェクトリーダーとの違いも解説|プロエンジニア
Webディレクターとは、Webサイトの構築というプロジェクトにおいて編集・デザイン・SEなどの製作スタッフを取りまとめるリーダー的役割を担う職種です。クライアントとの打ち合わせ、企画の取りまとめ、スタッフの選定、ディレクション、品質管理など仕事内容は広範囲に渡ります。
「Webディレクション試験」や「Webリテラシー試験」などの資格が役立つでしょう。育てる意識のある企業と出会えれば、IT未経験でもWebディレクター見習いとして働くことが可能です。
キャリアパスとしてはWebプロデューサー、Webプランナー、Webマーケターの道が考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約568万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:Webディレクターフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
ブリッジシステムエンジニアとは、海外の開発会社や海外子会社にIT開発をアウトソースする際、日本企業と海外企業の開発者を繋ぐ橋渡し的役割を担うコミュニケーターの事を言います。海外で仕事をする場合は管理業務をメインに、国内で仕事をする場合はプロジェクトの進捗管理やメールなどのやりとりが中心となります。実務経験が重要視される職種のため、まずはサポート業務やとプログラマーとしての経験を積むなど下積みが必要となります。
プロジェクトマネジメントに関する国家資格「PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)」を取得しておくと、海外でも知られている資格のため、海外企業から認めてもらいやすくなります。また、外国人とやり取りができる語学力は必須となるので、英語力の資格であればTOEICに挑戦してみるのもオススメです。
【必要なスキル】
【年収】
約558万円(出典:プロエンジニア)
※2025年3月調べ
▶ 参考:ブリッジSEフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:ブリッジエンジニアとは?仕事内容、求められる役割やスキルまで徹底解説!|プロエンジニア
IT系の営業は、営業力はもちろん、IT知識や経験も求められる、やりがいのある分野です。クライアントや社内スタッフとのコミュニケーションを取る機会が多く、人と関わることが好きな人に向いています。
IT営業は、ITビジネスに関連する営業活動を担当する職種です。取扱商品やサービスに対する専門的な知識が求められるので、一般的な営業職に比べ、専門性が求められます。特に自社製品や自社サービスについての専門知識は深めておく必要があるでしょう。
「ITパスポート」、「基本情報技術者」、「ITコーディネータ」の資格にチャレンジすれば、ITの基礎知識を深められたり社内の開発チームとの連携も取りやすくなり、オススメです。外資系IT企業でのキャリアを望む場合、TOEICなどで英語力を高めておくものよいでしょう。
キャリアパスとしてはIT営業の管理職としてステップアップするか、外資IT企業への転職するなどの道が考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約489万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
IT営業とともにクライアントの元へ訪問し、自社が手掛けるITサービスに関しての技術面での説明を担います。システム開発経験のあるエンジニアが、キャリアパスのひとつとして選択することが多い職種でもあります。営業としてのコミュニケーション能力はもちろん、テクニカルスキルやプログラミングに関する知識が必要。そのため、技術的なスキルと営業スキルの証明となる資格を有しておくと役立つでしょう。「セールススキル検定」や「応用情報技術者試験」「ITストラテジスト試験」などがオススメです。
より経営の視点を必要とするITコンサルタントや、開発チームをまとめるプロジェクトマネージャーなどへのキャリアパスが考えられます。
セールススキル検定
応用情報技術者試験
ITストラテジスト試験
【必要なスキル】
【年収】
約431万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:プリセールスフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:プリセールス・セールスエンジニアとは?意味や仕事内容・適性を解説|プロエンジニア
ITを切り口としたコンサルティングサービスで、クライアントの抱える問題を解決するコンサルティング系職種。IT業界ならではの深い専門知識が必要とされます。
ITコンサルタントは、クライアントが抱えているさまざまな課題を、ITを活用して解決する専門家です。IT戦略の策定やシステム開発の提案・最適化を通じて、顧客へコンサルティングサービスを提供します。プロジェクトの進捗管理や運用テストにも関わるなど、仕事内容は多岐にわたり、高いITスキルが必要とされます。
「ITコーディネータ」や「プロジェクトマネージャー」などの資格を持っていると役立つでしょう。
システムエンジニアやプログラマーのステップアップとして考えられる職種で、キャリアパスとしてはフリーのITコンサルタントとして独立するなどの道があります。
【必要なスキル】
【年収】
約709万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:ITコンサルタントフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:ITコンサルタントに役立つ資格と求められるスキルとは?|プロエンジニア
ビジネスにおいて、売り上げアップのための調査や宣伝、分析などをおこなうマーケティングはとても重要な分野です。ここではIT業界ならではのマーケティング系職種をご紹介しましょう。
データアナリストは、大量のデータを収集・分析して、専門的に分析したり調査したりする職種です。別名データサイエンティストとも呼ばれます。主にビッグデータを取り扱っており、売上データや顧客データ、気象データ、SNSの書き込みなど、多様なデータを対象としています。
データベースに関する「ORACLE MASTER」、統計学に関する「統計検定」を持っているとスキルアップにもつながり、役立ちます。
データエンジニアとして働いたのち、キャリアアップとしてデータアナリストを選択することをオススメします。
【必要なスキル】
【年収】
約524万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
▶ 参考:データサイエンティストフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル|プロエンジニア
▶ 参考記事:データサイエンティストが取得したい資格、概要や難易度、必要なスキルが学べる講座まで解説|プロエンジニア
Webマーケターは、Web上で出来るマーケティング業務に携わる職種です。WebサイトのPV数を上げたり、Webサイトのコンテンツ企画、サイトの設計を考えるのもWebマーケターの仕事です。Webの特性への理解を深め、マーケティングの分野に応用してクライアントの利益アップを目指します。
スキルアップに役立つ資格として、情報分析能力を高めるなら「ウェブ解析士」、集客方法についての知識を高めるなら「マーケティング・ビジネス実務検定」などの資格がオススメです。
将来は広告代理店やマーケティング会社、事業会社のマーケティング部門に転職するなどのキャリアパスが考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約457万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
IT業界にも他の業界と同じように事務系職種が存在します。未経験からでもチャレンジしやすい分野ですので、ぜひ検討してみてください。
ITサポート事務は、一般的な事務の仕事をおこないつつ、システム開発の現場で発生する庶務を担当します。現場で働くエンジニアがスムーズに仕事に取り組めるよう、ネットワークの設定やデータ入力、議事録の作成などをサポートします。
未経験からでも挑戦することができ、働きながらITスキルを身につけることが可能。特に資格は必須ではありませんが、WordやExcelなどをマスターしていると証明できる「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」や「ITパスポート」「ビジネス実務マナー検定」などを有していると面接時や就職後に評価してもらいやすいでしょう。
将来のキャリアパスとしては、マネジメント職やインフラ系エンジニアといった道が考えられます。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
ITパスポート
ビジネス実務マナー検定
【必要なスキル】
【年収】
約471万円(出典:Indeed)
※2025年3月調べ
経理や人事、総務などの仕事は、他の業界と同様、それぞれの分野の専門性があればIT未経験者であっても挑戦できる職種です。
ITスキルや知識なども必要ではありませんが、一般的なIT知識があると証明できる「ITパスポート」は持っていて損はない資格でしょう。
キャリアパスについては、それぞれの部署で上位職に就く、企業の規模を広げ転職などが考えられます。
【必要なスキル】
【年収】
約374万円(出典:求人ボックス 給料ナビ)
※2025年3月調べ
IT業界は未経験からの入社の場合、研修システムを儲けている企業もありますが、事前にプログラミングスキルを身につけておくと非常に有利です。IT業界の全ての職種がプログラミングを行うというわけではありませんが、ITへの理解を深めるという意味では、大きなメリットとなります。
慢性的な人手不足から未経験者採用を積極的におこなっていますが、企業側もある程度IT知識を有している人材が欲しいのが本音です。実務経験がなくとも、資格取得や自己学習、スクールに通うなどでプログラミングに関する知識を身につけておくと、知識はもちろん、前向きな意欲も評価され、内定を獲得しやすくなるでしょう。
転職に向け、プログラミングに関する知識を身につけたいなら、ぜひプログラマカレッジのプログラミングスクールを利用してみてください。完全無料で、あなたの就職をサポートいたします。プログラミングに関する知識はもちろん、実際の開発現場で使える知識なども学べ、アドバイザーがマンツーマンで就職活動を徹底的にサポートいたします。
現在は新型コロナウィルス感染拡大を予防する取り組みの一環として、オンラインでの受講も可能となっています。まずは無料相談であなたのお悩みをご相談ください。
→ 就職支援付き無料プログラミングスクール「プログラマカレッジ」
IT業界には未経験でも目指せる職種が存在しています。職種毎の紹介では持っていると有利な資格をご紹介しましたが、IT業界において、資格取得は決してマストではないことを知っておいてください。
業界全体としては、今後も成長が見込まれる業界でありながら人材が慢性的に不足しており、未経験者を積極的採用に取り組む傾向にあります。また、キャリアアップのために転職する人も多いことから、転職に対してネガティブなイメージがなく、チャレンジしやすい環境が整っています。
20代であれば、今後の成長を期待してポテンシャル採用をしてくれる企業もあり、採用の可能性はさらに高まるでしょう。
IT業界は採用において、柔軟性のある業界であると言えるのではないでしょうか。
未経験からIT業界を目指すのであれば、まずはIT業界についてしっかり理解を深めましょう。その上で転職に対する意気込みや、前職での経験をどのように活かせるかなどをアピールできれば、高く評価してもらえるでしょう。
IT業界における職種多くのお仕事をご紹介してきましたが、あなたが働きたいと思うお仕事はありましたか?
IT業界は専門的な知識が必要とされながらも、未経験者採用に前向きな業界です。挑戦したみたい! と思った職種があれば、ぜひチャレンジしてみることをオススメいたします。
自分のやってみたい分野で内定を獲得できるよう、オススメの資格やプログラミング言語の習得など、就職活動と並行してチャレンジしてみましょう。
あなたにとって最良の転職先が見つかるよう、応援しています!
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