フリーターからそろそろ正社員になりたいけれど、就職活動ってどうすればいいの?と悩んでいる方向けに、自己分析や企業研究など、就職活動を成功させるためにやることを弊社プログラマカレッジキャリアアドバイザーのアドバイスを添えて解説します。さらに、フリーターが就職できない理由も解説。フリーターから正社員として企業への就職を考えている方は参考にしてください。
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最終更新日:2024年10月2日
プログラマカレッジ
キャリアアドバイザー 大井雄介
転職・就職は人生の転機だと捉えています。転職は”失うもの” もあるので、当然不安があると思います。しかし、逆に”得られるもの” もあります。「大井さんに相談してよかった」と納得していただけるよう、受講生の方々の今までの経験や今後の将来像を面談では丁寧にヒアリングし、人生の転機を全力でサポートさせていただきます!ぜひ一緒に内定を勝ち取りましょう!
目次
また、フリーターの場合、就職活動では必ず新卒で就職しなかった理由を聞かれます。それにうまく答えられなければなりません。
以下でフリーターから正社員を目指す就職活動の実状について確認してみましょう。
ディップ総合研究所が9,365人を対象として行った調査を見ると、有期労働契約で就業している人のうち64.1%が正社員として働くことを希望しているとの結果が出ています。
出典:正社員で働きたい人が6割!正社員で働けていない理由は?~9,365人意識調査~|ディップ総合研究所
この結果から、フリーターとして働きながらも「正社員になりたい」と考えている人は非常に多いことがわかります。
一方、フリーターとして働きつつも「正社員になりたいけれどなれない」状況に陥っている方も一定数存在していますが、その原因は一体何なのでしょうか。
出典:正社員で働きたい人が6割!正社員で働けていない理由は?~9,365人意識調査~|ディップ総合研究所
こちらは同じくディップ総合研究所による調査結果ですが、このようにさまざまな声が上がる中、特に若年フリーターが悩む主な理由と原因は以下の4つです。
• 転職活動をしたが、採用されなかった
• 学歴や職歴などに自信がない
• 自分にできる仕事があるかわからない
• 新しい職場になじめるか心配
これらを見ると、自身のポテンシャルや新しい職場に対する不安がネックとなり、積極的に就職活動などを行えていない人が多いことが伺えます。
以下の記事では、フリーターが「就職は難しい」と感じる理由を詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
2022年における株式会社マイナビの調査によると、既卒者に現在の内定状況を尋ねたところ、「内定を保有している」と回答したのは44.8%。そしてこの結果は、2021年の42.4%から2.4%ほど増加していることがわかりました。
既卒者とは、学校を卒業後正社員として働いた経験がない人のことです。つまり、フリーターもこれまで正社員としての就業経験がない場合は既卒者に含まれます。
厚生労働省によると、2023年3月の大学卒業者の就職率は97.3%です。大学卒業者の就職率と比べると、既卒者の内定獲得率は低いといえるでしょう。
フリーターが就職できない原因として、まず挙げられるのが企業側からの懸念が多いことです。
学校を卒業する際に就職せずフリーターになってしまうと、企業からは「目標に対する意識が低いのではないか」「すぐに辞めてしまうのではないか」といったイメージを持たれがちです。
学校を卒業してすぐ正社員として就職する人が多いため、実際の背景はどうあれフリーターをしているだけで「楽な方を選んだ」と思われてしまう傾向があります。
とはいえ、約50%の企業は「正社員経験がないフリーターを積極的に採用したい」と考えているのも事実です。この点について、詳細は以下の記事で解説していますのでぜひ参考にしてください。
もう一点、フリーターが就職できない原因として挙げられるのが、就職活動自体に対する悩みが多いことです。2022年における株式会社マイナビの調査では「卒業後の就職活動で大変だと感じたこと」として次のような内容が挙げられています。
出典:2022年度 マイナビ既卒者の就職活動に関する調査|マイナビキャリアリサーチLab
上記の結果から「既卒として就職活動をしている理由を聞かれる」点で悩んでいる人が多いことがわかります。
次に多いのが「既卒者の募集が少ない」という悩みであることから、新卒でフリーターとして働いたあと就活を始めた場合、面接時の質問に対する受け答えと求人数の量に苦戦している人が多いことが伺えます。
以下の記事では、正社員になりたい20代の種類や取るべき行動についても紹介しています。
▶ 20代で正社員になりたい!今からでも遅くない就職成功術|Liberty Works
フリーターと正社員には、次のような違いがあります。
フリーター | 正社員 | |
---|---|---|
雇用の保証 | ほぼない | あり |
働き方の自由度 | 高い | 低い |
有休の取得 | ほぼない | あり |
社会的な信用 | 低い | 高い |
収入の安定性 | なし | あり |
ボーナスの有無 | なし | あり |
退職金 | なし | あり |
フリーターであっても雇用保険に加入することで離職時にさまざまな手当や給付を受けることができますが、一定の条件に当てはまらない方は加入できません。
また、フリーターの場合は労働時間が拘束されていないため働き方は自由ですが、ほとんどの場合有休の取得が不可であったりボーナスや退職金がもらえないなどのデメリットも。
そして、フリーターと正社員の給料の差は以下のとおりです。
年齢 | フリーター | 正社員 | 差額 |
---|---|---|---|
20-24歳 | 196,200円 | 221,000円 | 24,800円 |
25-29歳 | 212,300円 | 255,900円 | 43,600円 |
30-34歳 | 215,500円 | 288,400円 | 72,900円 |
35-39歳 | 213,300円 | 323,500円 | 110,200円 |
全体※ | 221,300円 | 328,000円 | 106,700円 |
出典:令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況(雇用形態別)|厚生労働省
※全体の年齢は10代~70代
年齢別に比較してみると、20代前半での差は月24,800円、20代後半では43,600円、そして30代前半では72,900円となり、35歳以上になると110,200円もの差が開きます。
そのため、将来的に安定した収入を確保したいのであれば、30代前半までに正社員として就職したほうが賢明である、といえるでしょう。
フリーターが就職しやすいおすすめの職種については、以下の記事を参考にしてみましょう。
■ フリーターとして働くメリット
フリーターは正社員と違い拘束時間が短いため、時間を自由に使える点が大きなメリットと言えるでしょう。働く曜日なども決められるので、趣味や複業に取り組むことも可能です。
■ フリーターとして働くデメリット
フリーターの場合は、アルバイトとして働くことになるためボーナスが支給されませんし、収入が安定していない傾向にあります。また、年齢を重ねるごとに正社員への就職が困難になるケースもあるので、できるだけ若いうちに就職活動を始めたほうがよいでしょう。
一般的に、フリーターでいる期間が長ければ長いほど正社員としての就職は難しくなる傾向があります。次のグラフは、フリーターの継続期間と正社員になれた人の割合を示したものです。
出典:大都市の若者の就業行動と意識の分化|労働政策研究・研修機構(JILPT)
フリーター歴が長くなるほど就職しにくくなる理由として、空白期間が長くなることが挙げられます。フリーター歴が長いと、いくらアルバイトをしていても職務経歴としては空白期間として扱われてしまうのです。空白期間が長いと、正社員として働く意欲が低いのではないかと思われてしまう可能性があります。
また、年齢が上がるほど求職者には高いスキルが求められます。このことも、フリーターの継続期間が長くなると正社員として就職しにくい要因のひとつです。
就職活動の第一歩として、自己分析を行いましょう。経歴やスキルを棚卸しし、自分の強みや弱み、どのような企業に就職したいのかを言語化しておく必要があります。自己分析は、面接などで自分自身をアピールするために必要です。自己分析が不足していると、自分自身を十分にアピールできません。
自分自身の強みがわからない時には、周囲の人に聞いてみるのもひとつの方法です。自分がどのように人から見られているのか、複数の声を集めると自分の強みが見えてくることがあります。
また、フリーターの場合面接時には必ずといってよいほど「フリーターになった理由」や「フリーターの期間にしていたこと」を聞かれます。こちらも、きちんと伝えられるようにしておきましょう。
自己分析を済ませて応募する企業を見つけたら、次に企業研究をしましょう。
「なんとなく良さそうだから」というイメージで応募する企業を選んでしまうと、面接でその企業に合わせたアピールができません。求人情報だけでなく、企業のミッションやビジョン、企業がどのような面に力を入れているのかも確認しておきましょう。
面接でどんなことを聞かれるのか、どう回答したらよいのか知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
就職活動のやり方をよく知らないまま活動を始めてしまい、失敗している人もいます。
上記「フリーターが就職できない原因」の項目で紹介した「卒業後の就職活動で大変だと感じたこと」では「既卒者としての活動の仕方がわからなかった」が上位にランクインしています。
詳しい就職活動の進め方については、後ほど「フリーターが就職するまでの流れ【準備と進め方】」の項目で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
自分の強みや武器を見つけられない場合には、就活に有利な資格を取得するのもひとつの方法です。就職に有利な資格の例は次の通りです。
事務職 | MOS、日商簿記検定3級~2級 |
---|---|
ITエンジニア | ITパスポート、基本情報技術者試験(国家資格) |
不動産業 | 宅地建物取引士(国家資格) |
介護職 | 介護福祉士(国家資格) |
販売職 | 登録販売者 |
とはいえ、闇雲に資格を取得すれば就職できるわけではありません。目指す仕事に合わせて資格を取得しましょう。
就職に役立つ資格について、詳しくは次の記事で解説していますのであわせてご覧ください。
正社員求人の中には、フリーターや未経験者歓迎のものも多くあります。フリーターから正社員を目指すのであれば、そうした企業を選ぶのがよいでしょう。
フリーターや未経験者を歓迎している企業は、入社時に知識がないことを前提として採用しています。そのため、教育を受けながら仕事を進められる可能性が高いのです。
フリーターが就職しやすい職種については「【資格不要】フリーターが就職しやすいおすすめの職種は?」の項目を参考にしてください。
就職活動では、ビジネスマナーを身につけているかどうかもチェックされます。
ビジネスマナーは、正社員として働いていくには必須のスキルです。ある程度ビジネスマナーが身についた人を採用すれば、企業は採用後の研修にかける時間を減らせます。
また、ビジネスマナーを身につけていないと「本気で就職する気がない」と思われてしまう可能性もあるのです。
就職エージェントでは、以下のようなサポートを受けることができます。
✓ キャリアアドバイス、自己分析サポート
✓ 希望に合った求人の紹介、個性に合った適職の紹介
✓ 履歴書や職務経歴書の添削、応募書類の作成代行
✓ 面接時のアドバイス、模擬面接
✓ 面接日や入社日の調整、給与交渉
✓ 入社後の就業サポート
こうした支援を無料で受けられるため、「就職活動の進め方がわからない」「本当に正社員になれるか不安」という方には特におすすめです。
フリーターが転職エージェントを使うメリットはフリーターは就職エージェントを利用すべき?使うべき理由と就活成功法とは|Liberty Works
で紹介していますので是非確認してみましょう。
おすすめの就職支援サービスは、以下の記事で紹介しています。
フリーターの方が未経験から正社員になりたい場合は、どのような職種だと就職に成功しやすいのでしょうか。特別な資格がなくても挑戦できる職種は、次の通りです。
お客様とコミュニケーションをとることが苦にならない方は、営業職や販売員、飲食店員などがおすすめです。
パソコンを使った仕事をしてみたい場合には、事務職やIT職などが向いているでしょう。IT業界は人手不足の業界です。中でもプログラマーやエンジニアは未経験でも採用されやすい職種であるため、IT業界に興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。
職種によって仕事内容やメリット、向いている人、平均給料などが異なるため、自分に合ったものを見つけたい方はそれぞれのリンク先もあわせてご確認ください。
フリーターの一般的な就職活動方法は、主に次の5パターンです。
特に未経験からの就職におすすめなのは、「専門技術が身につく就職支援付きスクールに通う」方法です。
特にここ数年のコロナ禍を経て、IT業界を中心にデジタル技術を活用したリモートワークやテレワークなど今までとは異なる「新しい生活様式」が定着しました。
そんなIT業界では慢性的にエンジニアの人材が不足していることから、プログラミングスキルを身に付けて未経験からプログラマーを目指す方が年々増加しています。プログラミングスクールが就職に強い理由についての詳細は以下の記事を参考にしてください。
就活を始める前には、10万~15万円ほどの資金を用意しておきましょう。というのも、就活ではスーツ・靴・バッグが必要なだけでなく、交通費や証明写真代もかかるからです。
そしてネットや書籍で情報収集をして、自分がやりたい仕事や目指したい業界を見つけましょう。
インターネットや書籍で情報収集をして、目指したい職業などが決まったら求人を探します。求人探しの方法は、主に次の4つ。
• 最寄りのハローワークに相談する
• 求人サイトで検索して自分ひとりで探す
• 就職エージェントで自分に合った企業を紹介してもらう
• スクールや職業訓練で専門スキルを身につけて求人を紹介してもらう
「手に職を付けてIT業界で働いてみたい!」という方は、無料でプログラミングが学べる就職エージェントに相談すると、スキルを身につけながら最短ルートで就活を進めることができます。
就職したい企業が見つかったら、応募するために必要な履歴書や職務経歴書を作成します。
履歴書を作成する際は、氏名や住所など普段書きなれている項目でミスが起こりやすいため、注意しながら記載しましょう。志望動機については、企業研究を行い次のようなポイントを盛り込むのがおすすめです。
• 自分の強みや経験を活かして、企業にどう貢献できるか
• なぜその企業でなければならないのか
• 入社後に実現したいことや、将来的にどんな仕事をしていきたいか
また、職務経歴書を書く際は読みやすい文章で端的にまとめるのがよいでしょう。そのためのコツは、次の3つです。
• 結論から先に書く
• 箇条書きで要点のみを説明する
• 文章の構成を工夫する
ITエンジニアに興味がある方は、以下の記事も参考にしてみてください。
作成した履歴書・職務経歴書で書類選考を通過したら、次は面接の準備です。うまくアピールできるよう、自身の経歴や強み、志望動機などを改めてまとめ直しておきましょう。
また、採用担当者は円滑にコミュニケーションを取りながら仕事をスムーズに進められる人を求めているため、しっかりと挨拶することはもちろん、丁寧な言葉でハキハキと話すことを心掛けましょう。
不安がある方は、面接練習を重ねて緊張しないようにしておくのがおすすめです。
面接の後に内定の通知が来たら、入社の手続きに入ります。
複数の企業から内定を受け取った場合は、それぞれの企業に対してできる限り早く承諾・辞退の連絡をしましょう。スムーズに連絡するためにも、複数の企業に応募している場合は、選考中の段階で優先順位を付けておくことをおすすめします。
【卒業生の声:松村さん】
フリーターから正社員に就職する際の実状や、就職しやすいおすすめの職種、就職するまでの流れについて紹介しました。
フリーターから正社員に就職するにはさまざまな方法がありますが、就職活動に少しでも不安がある方は就職先を紹介してくれるスクールや、転職エージェントを活用しましょう。
特に、就職支援があるスクールでは、実務を身につけられるだけではなく、求人の紹介に加え職務経歴書の添削や面接対策なども行ってもらえるので、就職に成功する可能性をグッと引き上げることができます。
パソコンにはじめて触る高校生や、デスクワーク経験のないフリーターの方でも大丈夫。パソコンに関する基本知識から実務に対応できるITリテラシーまで、まったくの未経験からまるごとマスターできますよ。
また未経験からプログラマーとして働きたい10代~20代の方には、「ITパスポート試験」の取得もおすすめです。
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