「プログラミングスクールはやめとけ」と言われる理由は、主に受講料金や講師の質に関する不満からくる場合が多い傾向にありますが、他にはプログラミングスクールで紹介される企業が合わなかったために「きついからやめとけ」と思う方もいるようです。本記事では、「プログラミングスクールはやめとけ」と言われる具体的な理由とその対策方法、プログラミングスクールに行くのはやめたほうがいい人の特徴や「こんなプログラミングスクールはやめとけ」と言われるスクールの特徴についても紹介します。
なお、未経験からITエンジニアへの就職に興味がある方や未経験からプログラミングを効率よく学びたいと考えている方は、就職率98.3%で受講料無料のプログラミングスクールプログラマカレッジもおすすめです。
最終更新日:2024年5月15日
目次
✔「スクール卒業生は書類選考で落とされる」という投稿を見たため
✔ 途中で挫折をしてしまい通い切ることができなかった人もいるため
✔ うっかり悪質なスクールに通ってしまい後悔した人も一部にはいるため
たとえ受講料金が高額でも、学びたいスキルを必ず習得できるのであれば投資する価値がありますが、中には広告で謳っている内容どおりのサービスが提供されず、料金体系が不透明であるスクールも少なくありません。
また、入学金が別途で発生したり、場合によっては、必要なサービスを受けるためには追加料金が発生することが後になって判るというケースや、場合によっては返金保証の条件が非常に厳しく、実質的に保証が適用されず返金がなされない場合もあるようです。
プログラミングスクールの料金相場や費用を安く抑える方法については、こちらの記事を参考にしてください。
スクールを卒業したばかりの経験の浅い方が講師を勤めていたり、現場経験のない講師がメインで教えているプログラミングスクールであれば、当然ながらプログラマーとして現場で求められるスキルを的確に指導することはできないでしょう。
これらの知識・スキルは、数々の現場をくぐり抜けた経験のあるエンジニア講師からでしか学ぶことができないため、IT業界への転職を目指しているなら、現役または元エンジニアの講師が在籍しているスクールを選ぶようにしましょう。
プログラミング技術は、トレンドの移り変わりが激しいため、プログラマーは時代に合わせて技術をブラッシュアップしていく必要のある職種です。
したがって、就職先でも即戦力となるような技術を習得できることはもちろん、最新の技術を習得できる新しいカリキュラムを使って基礎から学べるコースを設けているスクールを選ぶことをおすすめします。
履歴書を添削してもらえない、面接対策が一切ないなど、就職・転職サポートが不十分なスクールもできるだけ避けましょう。なぜなら、たとえプログラミングスキルが身についたとしても、実際に内定を獲得し企業に入社できなければ意味がないからです。
そのため、もしプログラミングを学ぶ目的がIT業界への転職であるのなら、応募書類の添削や面接対策などのサポートが充実しているスクールを選び、そのうえで求人案件数も多く、営業力のあるキャリアアドバイザーが在籍するプログラミングスクールを選んでおけば、希望する企業へ就職できる確率が格段と上がるでしょう。
その他にも、「プログラミングスクールは闇」「きついからやめとけ」と言われている理由の多くは、
・誇大広告を打ち出している割に、実際は公表しているような企業に就職できなかった
・プログラミングスクールで紹介される企業はSESが多く、安定して働ける環境ではなかった
・就職保証が付いているとの説明を受けたので入校したら、紹介される企業が限定されていた
というように、プログラミングスクールで紹介される企業に対するネガティブな書き込みも多く見受けられますが、実際にプログラミングスクール経由で就職してみると、プログラマーやITエンジニアの仕事に対して次のような不満を抱く人も多いようです。
ここからは、各項目についてくわしく見ていきましょう。
プログラマーは、働き方によっては残業が多くなる場合があり、それが原因で「きつい」と感じる人も多いようです。
また、働いている会社が「みなし残業」という制度を適用している場合、残業をしても追加の手当てが出ないこともあります。みなし残業とは、給与の中に一定時間分の残業代をあらかじめ含ませておく制度のこと。つまり月25時間分のみなし残業が適用されている場合は、25時間を超えないと追加の残業代は支給されません。
とはいえ、近年は働き方改革などにより、プログラマーの労働環境は徐々に改善されてきてはいる、とのこと。それに常に忙しいというわけではなく、無事に納期を迎えプロジェクトが終了すると、業務量も落ち着くことがほとんどですので過剰な心配は無用です。
客先常駐とは、就職した会社ではなく所属会社のクライアント先の企業に常駐して業務を行う働き方のこと。客先常駐ではプロジェクトが終了したり、数か月・数年など一定の期間が経ったりすると勤務先が変更となるケースが多く、その働き方にストレスを感じる人もいるようです。
勤務先が変わると人間関係はもちろん、通勤ルートや職場のルールなども異なってくるため、人によっては精神的な負担となるでしょう。
プログラマーは突然の障害や想定外の事態にも柔軟に対応する必要があります。場合によっては定時後や平日以外に障害が発生することもあり、その際には残業や休日出勤が発生してしまうでしょう。
プログラマーの仕事は、基本的に納期ありきで進めていくため、常に納期に追われる職種です。そのため、締め切りに厳格なクライアントワークに慣れていない人は、「業務がきつい」と感じるかもしれません。
たとえ納期が短くスケジュールが過密であったり、チームメンバーに欠員が出たりしても期日には間に合わせる必要があるため、「間に合わなかったらどうしよう」というプレッシャーを感じる人も多いようです。
プログラマーの仕事は、主に上流工程であるSEが作成した設計書や仕様書に沿ってプログラミングを行いますが、仕様が急に変わることもよくあります。
とはいえ、上の図にもあるように、下流工程で働く期間の目安は3年ほどで、5年程度の経験を積めば上流工程にステップアップすることも可能なため、「今は下積みのとき」と先を見据えて業務に励むことで、モチベーションをキープすることが重要です。
実際のところ、未経験からIT企業へ就職した人の中には、「自分はプログラマーに向いていない」と感じてしまう人も少なくないようですが、プログラマーは向き・不向きが問われる職業であるため、適性がないと仕事をつらいと感じる確率が高くなる傾向にあります。
それに、プログラマーは万人に向いている仕事ではないため、仮に適正のない方がプログラマーになってしまった場合、「こんなにきついならやめとけばよかった」と思ってしまう場合もあるでしょう。
また、「プログラミングを辛い」と感じる文系出身者が多い理由については、以下の記事も参考にしてください。
ここまでお伝えしたとおり、プログラマーやエンジニアは向き不向きがある職種ですが、実務に通用するだけの基本的なスキルを短期間で身につけるなら、確実にスクールに通うべきです。
ここでは、プログラミングスクールに行くのはやめたほうがいい人の特徴を5つ紹介しましょう。
プログラミングスクールでエンジニアの基礎となるスキルを身につけさえすれば、卒業したあとすぐに大金を稼げると思っている人は、最初からやめておいた方がいいかもしれません。
というのも、近年はIT人材が不足しておりエンジニアの需要が高まってはいるものの、未経験から就職・転職した場合の初任給はそう高くはないからです。
とはいえ、いつまでも稼げないというわけではなく、将来的には500万円以上の年収を目指すことも可能ですが、そのためにはスキルを磨き実績を積み重ねなければなりません。
したがって、プログラミングで稼げるようになるにはある程度の期間が必要となるため「すぐに大金を稼げる」と思っている人はスクールを卒業しても理想とのギャップを感じてしまい、後悔する可能性があるでしょう。
残念ながら、プログラミングスクールに通ったからといって、実務経験者と同じだけの技術が即座に身につくわけではありません。なぜなら、プログラミングをはじめとするITスキルを習得するためには、スクールのサポートだけに頼らず、自力で独学する努力も必須だからです。
スクールにはカリキュラムが用意されており、元エンジニアや現役エンジニアの講師に質問もできるため、独学よりも効率的に学べる環境が整っています。
しかし、これらはあくまで学習をサポートするためのものであり、日々の学習や新しい技術に関する勉強は自分自身で習得していかなければなりません。
そのため、スクールに通う場合は予習も行い「自身の学習をスクールに支援してもらう」というスタンスで受講しておくことをおすすめします。すると、同時に自己学習する習慣も身につくので、プロのエンジニアになったあと、スキルアップのための学習を日々続けることも苦になりにくいでしょう。
プログラミングスクールに通っても就職できない人については、こちらの記事も参考にしてください。。
「常に人から教えてもらわないと勉強を進められない」「1から10まで手取り足取りで指導してほしい」という人は、せっかくプログラミングスクールに通っても満足感は得られにくいかもしれません。
というのも、多くのプログラミングスクールは教材をもとに自習するという学習スタイルを採用しているため、講師やメンターなどに依存しすぎるとスムーズに勉強を進められず、挫折する可能性があるからです。
また、スクールのレッスンで理解しきれなかった内容があった場合は、自主的に時間を確保して積極的に復習したり、自分なりに調べて講師に確認したり質問する必要も出てきます。
わからないことがあった場合に「まずは自分で調べて解決しよう」というスタンスでない人は、スクールを受講しても後悔してしまうかもしれません。
なぜなら、プログラミングスクールではわからないことを講師になんでも質問できますが、必ずしもすぐに回答がくるとは限らないからです。
それに、オンライン型のスクール場合は、講師も複数の受講生から質問を受け付けているため、回答に多少時間がかかることもあり、スクールによっては回答が次の日となる場合もあるからです。
そのため、エラーやバグが出たときに「なぜこうなったのか?」と考えて調べようともせず、最初から人に聞いてばかりの人はスクールを受講したとしても学習をスムーズに進められない可能性があるでしょう。
「自分で調べてみる」という習慣は、プログラマーやエンジニアとして働くうえで最も必要なので、「わからないから誰かに解決してもらおう」と諦める前に、まずは自ら考える習慣を身につけておくことをおすすめします。
プログラミングスクールに通うべき人については、こちらの記事を参考にしてください。
また、時間をかけてじっくりとプログラミングを学びたい方は、スクールに向いていない可能性があります。
また「時間をかけてでも独学で習得したい」という人も、必ずしもプログラミングスクールに通う必要はないかもしれません。そのため、まずは自力で学習してみて、限界を感じた段階で初めてスクールの受講を検討すると、無駄なく学べるでしょう。
とはいえ、「でも、通常であれば数十万円かかる費用がなぜ無料なのだろうか?」「受講生からお金をもらわないのに、なぜ無料でスクールを運営できるのか?」と不安に思い、「無料のプログラミングスクールは怪しいし、実は闇深いのかもしれない」と考えている方も一部にはいるようですが、実際はどうなのでしょうか?
無料のプログラミングスクールは、次のような仕組みで成立しています。
このイラストを見るとわかるように、無料のプログラミングスクールは「スクールから企業に人材を紹介する=企業からの紹介手数料が発生する=スクールに紹介料が入る」という、三者にとってメリットが成立する仕組みで運営されています。
筆者もプログラミングスクールに通い、接客業界からエンジニアへ転身したのですが、異業種からエンジニアへの転職を実現するためには、プログラミングスクールに通うのが最も有効な手段であることに間違いありません。
「未経験からエンジニアになりたいが、プログラミングスクールに行くべきかを悩んでいる」という方は、こちらの記事も参考にしてみましょう。
プログラミングスクールを選ぶ前にチェックすべきポイントは、次のとおりです。
Q1. 初心者がプログラミングスクールを選ぶときの注意点は?
Q2. プログラミングスクールで効率よくスキルを身につけるコツは?
Q5. 自分の目的に合った言語は、どうやって見つければいいの?
各リンク先では、弊社のキャリアアドバイザーがプログラミングスクールの選び方や学び方について、Q&A形式で詳しく回答していますので、ぜひ確認してみましょう。
その具体的な方法は、次のとおりです。
❶ ご自身の目的を達成できそうなスクールを比較検討し、SNSやネットで口コミを検索する
❷ 気になったスクールをすべてピックアップし、無料体験や無料相談に申し込む
❸ ご自身が実際に体験してみた感想をもとに、通ってみたい思ったスクールをさらに絞り込む
❹ 卒業生の体験などを再確認したうえでさらに不明点があればそのスクールに問い合わせをおこない、最終的に通う1校を決める
また、実際にスクールへ通い始めたら、以下の点に留意して受講すると、プログラミングスクールを最大限に有効活用しながら目的の就職を果たすことができるでしょう。
また、なるべくお金をかけることなく未経験からエンジニアとして就職したい方には、無料のプログラミングスクール「プログラマカレッジ」がおすすめです。
業界に精通したアドバイザーや経験豊富なプロの講師陣が就職を徹底的にサポートするので、これまでデスクワーク経験がまったくない方や、IT業界の未経験者の方でも安心して通いきることができるでしょう。
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